エバートンがハマーズとの争奪戦制してベルギー代表MFオナナ確保へ!

2022.08.05 19:12 Fri
Getty Images
エバートンが、リールのベルギー代表MFアマドゥ・オナナ(20)の獲得に迫っているようだ。イギリス『テレグラフ』など複数メディアが報じている。

今夏の移籍市場でプレミアリーグを中心に多くのクラブの関心を集めていたオナナ。直近ではウェストハムが3350万ポンド(約54億円)での金額でクラブ間合意に至ったとの報道も出ていたが、土壇場で横やりを入れたエバートンが新天地になる可能性が高いようだ。

一連の報道によると、ウェストハムと個人間で合意に至っていなかったオナナは、フランク・ランパード監督からの直接の説得もあり、エバートン行きを決断。リールもトフィーズが同条件の3350万ポンドを支払うことを申し出たため移籍を了承したという。そして、同選手はすでにメディカルチェックを受けるため、マージーサイドへ向かう準備を進めているようだ。
セネガル出身でベルギーで生まれ育ったオナナは、ホッフェンハイムのリザーブチームでプロキャリアをスタート。その後、2020年夏にブンデスリーガ2部のハンブルガーSV(HSV)にフリートランスファーで加入していた。

195cmの屈強なフィジカルを生かしたボール奪取能力、ダイナミズムを最大の特徴とする守備的MFは、その翌年にレスター・シティへ旅立ったフランス人MFブバカリ・スマレの後釜としてリールへ完全移籍。
その新天地では公式戦41試合3ゴール1アシストの数字を残すなど、加入1年目から主力として活躍し、チャンピオンリーグデビューも経験。また、リールでの活躍が評価され、今年6月にはベルギーのフル代表デビューも飾っていた。

なお、パリ・サンジェルマンのセネガル代表MFイドリサ・グイエ獲得にも動いているエバートンだが、オナナの獲得が同選手のオペレーションに影響することはないという。

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無冠煽り、相手選手の模倣…プレミアリーグでは批判的・嘲笑的なゴールセレブレーションへの処罰が厳格に?

プレミアリーグでは今後、ゴールセレブレーションをする際に注意が必要となるかもしれない。 今シーズン、いくつかのゴールセレブレーションが物議を醸しているプレミアリーグ。得点を記録した選手がチームメイトやファンと祝うのはサッカーの醍醐味の一つであり、試合の盛り上げに大きく貢献しているが、一方で相手を嘲笑するようなセレブレーション対しては批判も少なくない。 例えば、1月26日に行われたプレミアリーグ第23節トッテナムvsレスター・シティでは、レスターのFWジェイミー・ヴァーディが同点弾を決めた際のゴールセレブレーションが話題に。ヴァーディはユニ右袖の「プレミアリーグのエンブレム」を指差した上で、トッテナムファンに向けて指で「0」の形を作り、無冠の続くクラブを煽った。 また、2日に行われたプレミアリーグ第24節アーセナルvsマンチェスター・シティ戦では、アーセナルの若手DFマイルズ・ルイス=スケリーがゴールを決めた際に、シティのFWアーリング・ハーランドがよく見せるあぐらをかいて目をつぶるセレブレーションを披露。これについても物議を醸すこととなった。 この2つのセレブレーションについては、いずれもお咎めなし。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今後は警告の対象になる可能性があるようだ。 プレミアリーグの最高責任者であるプレミアリーグの最高責任者トニー・スコールズ氏は、「バランスの問題だ。我々は皆、セレブレーションを見るのが好きだとは思う。中にはとても面白いものもあるが、限度はある。それが嘲笑や批判に及ぶのなら、我々は対処する必要があるだろう」と語っている。 実際、今シーズンもエバートンのFWイリマン・エンディアイエがブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でゴールを決め、ブライトンのエンブレムにも描かれるカモメのポーズをとったところ、イエローカードを提示される事態に。今後はより厳しい目が向けられる可能性があり、選手たちはセレブレーション時に慎重となる必要があるだろう。 2025.02.06 15:10 Thu
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エバートンが新スタジアム移転を後ろ倒し、2025-26シーズンから使用…130年使用したスタジアムとの時間は残り1年半

エバートンは15日、2025-26シーズンより新スタジアムを使用することを発表した。 現在はグディソン・パークを使用しているエバートン。1892年に建設された歴史あるスタジアムとは、2024-25シーズンでお別れになることが決定した。 今シーズンのエバートンは、2021-22シーズンまでの損失が1億2450万ポンド(約224億5000万円)に達したことを受け、勝ち点10剥奪という処分を下されている状況。現在控訴中となっている。 この中には、7億6000万ポンド(約1370億5000万円)の新スタジアム建設費用も含まれており、支払う利息分が上乗せされている状態のようだ。 ブラムリー・ムーア・ドックに建設中の新たなスタジアムは5万2888人収容で、2024年末までに完成予定。しかし、エバートンは、シーズン途中の移転を望まず、2024-25シーズンをグディソン・パークのラストシーズンにすることにしたという。 理由については「商業的、物流的、スポーツ的、ファン関連のさまざまな要素を考慮した結果」とのこと。また、ラストシーズンを1年間用意したことで、グディソンパークに「相応しい見送り」の期間を設けることにしたようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】エバートンが2025-26シーズンから使用する新スタジアム</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">We can confirm our Men’s Senior Team will play competitive fixtures at <a href="https://twitter.com/EvertonStadium?ref_src=twsrc%5Etfw">@EvertonStadium</a> at the start of the 2025/26 season. </p>&mdash; Everton (@Everton) <a href="https://twitter.com/Everton/status/1735691251213627498?ref_src=twsrc%5Etfw">December 15, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.12.16 20:40 Sat
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「完全に明白であれば…」後半ATのPK判定を巡りモイーズ監督が怒り…PKで喜んだのも束の間、一転して取り消しに「シャツを引っ張っただけで十分」

エバートンのデイビッド・モイーズ監督が、覆されたPKの判定に怒りを露わにしている。 22日、プレミアリーグ第26節でエバートンはホームにマンチェスター・ユナイテッドを迎えた。 下位で苦しむ両チームの対戦。それでもエバートンはベト、アブドゥライエ・ドゥクレのゴールで前半のうちに2点のリードを手にする。 しかし、ユナイテッドも後半反撃。ブルーノ・フェルナンデスのゴールで1点を返すと、マヌエル・ウガルテのゴールで同点に追いつき、2-2となった。 そのまま引き分けに終わるかと思われた中、後半アディショナルタイムにドラマが。93分、イドリサ・グイエのシュートをGKアンドレ・オナナが弾くと、跳ね返りに反応したエバートンのアシュリー・ヤングが倒され、アンドリュー・マドリー主審はPKを宣告した。 エバートンが劇的な勝利を手にするかと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)チェックが入り、オンフィールド・レビューに。その結果、PKが取り消され、ドロップボールでの再開に。そのまま2-2のドローに終わった。 ヤングが倒れたシーンは、マタイス・デ・リフトとハリー・マグワイアに挟まれており、デ・リフトがユニフォームを引っ張ったようにも見えており、マグワイアもヤングの腰の辺りに手を当てていた。 しかし、PKの判定が覆される結果に。引き分けに終わったモイーズ監督は、PKのシーンでのVAR介入について言及。完全に明白な間違いでない限りは介入すべきではないとした。 「もし完全に明白であれば、彼はモニターのところに行くべきだが、私はそれを見ていなかった。彼はジャージを引っ張っていた」 「審判は当時正しい判断を下したと思うし、それを貫くべきだった」 「サッカーを観戦する人であれば誰でも、審判が『いや、私は自分の決断したことを貫く』と言うことを待ち望んでいると思う。審判は完全に間違っていると言われている」 「『それがPKだ』と言う人はほとんどいない。もし完全に明白で、間違いだった場合にVARがある」 そもそもVARの判定は、主審のジャッジが明白に間違っていた場合に介入され、そのほかは、得点シーンやPKに関わるシーンに介入する。 モイーズ監督は、一体モニターで何を確認したのかと疑問を投げかけ、自分の目からはユニフォームが引っ張られていると主張。PKが妥当だという意見を貫いた。 「彼らはシャツを引っ張ったことについて調べたのか?では、彼はシャツの引っ張ったことには言及せず、必要な部分だけに触れたのか?私にとっては、シャツを引っ張っただけで十分なように見えた」 「私はVARの専門家ではないので、見たことしか言えない。ユニフォームを引っ張って逃げ果せるべきではない。タッチラインから見て、彼は誰かの足の上を通ったと思った」 なお、ユナイテッドのルベン・アモリム監督は「私が見た限りでは、ソフトタッチだったと思う。ソフトなペナルティだった。明らかだった」とコメント。接触は認めたが、PKになる程ではないと主張した。 主審の目にはPKに映ったシーン。ただ、VARに異議を唱えられてモニターを見るように促されれば、自分の判定が間違っていたと言う疑念は間違いなく生じる。判定が変わることが多い傾向だが、モイーズ監督の言いたいことは多くの人も感じる部分ではないだろうか。 <span class="paragraph-title">【動画】土壇場のPK獲得に沸くも、判定覆り取り消しに…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="aNO_MfoPgTM";var video_start = 199;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.23 23:20 Sun

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