スーパーサブ・大野の2発で富山が逆転勝ち!八戸は3連敗を喫する【明治安田J3第17節】
2022.07.15 21:18 Fri
明治安田生命J3リーグ第17節、カターレ富山vsヴァンラーレ八戸が17日に富山県総合運動公園陸上競技場で行われ、2-1でホームの富山が逆転勝ちを収めた。
6月の4連勝を含む6連勝から、7月は1分け1敗と足踏み中の5位・富山。一方の16位・八戸も、志垣良監督体制となってからも1勝3敗で、現在も2連敗と停滞中だ。
浮上のきっかけを掴みたい両チームの一戦は、前半は八戸が数多くのチャンスを作る。18分にグラウンダークロスから島田拓海が決定機を迎えると、丹羽一陽のスルーパスからも左足のフィニッシュ。攻勢そのままに、42分に先制点を挙げる。
左サイドの深くでスローインを得ると、素早いリスタートから佐藤碧がボックス左へ侵入し、右足を強振。強烈な一撃はGKに阻まれたものの、山田尚幸がセカンドボールに反応し、ペナルティアーク内左から右隅へコントロールショットを沈めた。
ビハインドを負った富山はハーフタイムに2枚替えを決行。それでも、主導権を奪い切るまでには至らず、自陣ゴール前でのシーンが続く。
右サイドから松岡が左足で上げたピンポイントのクロスに、大野が頭で合わせて試合を振り出しに戻すと、その後もアルトゥール・シルバや安藤由翔のヘッドが八戸ゴールに襲い掛かる。
そして迎えた78分。相手ゴールキックを中盤でコントロールした今瀬淳也が持ち運んで川西翔太へ預けると、大野が中央から右へのダイアゴナルの動きで呼び込む。スルーパスに反応したストライカーは、後方から難しいボールに対し、腰をひねり切って対角の左隅へ流し込んだ。
終盤には押し込まれる時間が続いたものの、八戸の反撃をしのぎ切ってタイムアップ。富山が3試合ぶりの白星を手にしている。
カターレ富山 2-1 ヴァンラーレ八戸
【富山】
大野耀平(後21、後33)
【八戸】
山田尚幸(前42)
◆J3第17節
▽7月15日(金)
カターレ富山 2-1 ヴァンラーレ八戸
▽7月16日(土)
いわきFC vs アスルクラロ沼津
ガイナーレ鳥取 vs AC長野パルセイロ
▽7月17日(日)
テゲバジャーロ宮崎 vs 藤枝MYFC
FC今治 vs Y.S.C.C横浜
松本山雅FC vs 福島ユナイテッドFC
カマタマーレ讃岐 vs 愛媛FC
ギラヴァンツ北九州 vs FC岐阜
鹿児島ユナイテッドFC vs SC相模原
6月の4連勝を含む6連勝から、7月は1分け1敗と足踏み中の5位・富山。一方の16位・八戸も、志垣良監督体制となってからも1勝3敗で、現在も2連敗と停滞中だ。
浮上のきっかけを掴みたい両チームの一戦は、前半は八戸が数多くのチャンスを作る。18分にグラウンダークロスから島田拓海が決定機を迎えると、丹羽一陽のスルーパスからも左足のフィニッシュ。攻勢そのままに、42分に先制点を挙げる。
ビハインドを負った富山はハーフタイムに2枚替えを決行。それでも、主導権を奪い切るまでには至らず、自陣ゴール前でのシーンが続く。
状況を打開すべく58分にはスーパーサブ・大野耀平を投入すると、これが奏功し、ここからペースは一気にホームチームへ。松岡の左足ミドルできっかけを作り、66分についにゴールをこじ開ける。
右サイドから松岡が左足で上げたピンポイントのクロスに、大野が頭で合わせて試合を振り出しに戻すと、その後もアルトゥール・シルバや安藤由翔のヘッドが八戸ゴールに襲い掛かる。
そして迎えた78分。相手ゴールキックを中盤でコントロールした今瀬淳也が持ち運んで川西翔太へ預けると、大野が中央から右へのダイアゴナルの動きで呼び込む。スルーパスに反応したストライカーは、後方から難しいボールに対し、腰をひねり切って対角の左隅へ流し込んだ。
終盤には押し込まれる時間が続いたものの、八戸の反撃をしのぎ切ってタイムアップ。富山が3試合ぶりの白星を手にしている。
カターレ富山 2-1 ヴァンラーレ八戸
【富山】
大野耀平(後21、後33)
【八戸】
山田尚幸(前42)
◆J3第17節
▽7月15日(金)
カターレ富山 2-1 ヴァンラーレ八戸
▽7月16日(土)
いわきFC vs アスルクラロ沼津
ガイナーレ鳥取 vs AC長野パルセイロ
▽7月17日(日)
テゲバジャーロ宮崎 vs 藤枝MYFC
FC今治 vs Y.S.C.C横浜
松本山雅FC vs 福島ユナイテッドFC
カマタマーレ讃岐 vs 愛媛FC
ギラヴァンツ北九州 vs FC岐阜
鹿児島ユナイテッドFC vs SC相模原
志垣良の関連記事
カターレ富山の関連記事
J3の関連記事

記事をさがす
|
カターレ富山の人気記事ランキング
1
「命を最優先することを決めました」富山DF鹿山拓真が26歳で現役引退…理由は度重なるケガや病気「決して簡単な決断では」
カターレ富山は28日、DF鹿山拓真(26)の現役引退を発表した。 鹿山は長崎県出身で、190cmの長身DF。東海学園大学から2018年にV・ファーレン長崎へと入団。2021年途中に富山へと期限付き移籍すると、今シーズンから完全移籍に切り替わっていた。 今シーズンは明治安田生命J3リーグで7試合に出場し1得点。天皇杯で2試合の出場に終わっていた。 Jリーグ通算ではJ2で15試合、J3で12試合1得点、リーグカップで10試合1得点、天皇杯で9試合出場だった。 鹿山はクラブを通じてコメント。ケガや病気を理由に引退することを決断したことを明かした。 「いつも応援ありがとうございます。突然の発表ではございますが、今シーズンをもちまして引退することを決めました」 「理由といたしましては、プロ一年目からの度重なる脳震盪。何度も繰り返しており、プレーもなかなか思いっ切りできなくなってきていること。そして、今年は自然気胸という病気になり、術後の神経痛などの痛みもなかなか良くならず、痛みと怖さを抱えながらプレーをしてきました」 「あらためて、自分自身のプロサッカー選手としての価値そして、自分の人生を見つめ直し、命を最優先することを決めました。決して簡単な決断ではありませんでしたが、この決断に至りました。たくさんの方に支えられ短いプロ生活ではありましたが本当に楽しく、素晴らしい時間を過ごすことができました」 「V・ファーレン長崎、カターレ富山で一緒にプレーしてくれた選手の皆様。支えてくださったフロントスタッフの皆様。ファンサポーターの皆様。そしてスポンサーの皆様。短い間ではありましたが、皆様と共に闘えたことをとても誇りに思います。本当にありがとうございました」 「いつも夢を応援してくれた家族。みんなが居てくれたから、とても苦しい時も頑張って立ち上がることができました。感謝してもしきれません。本当にありがとう」 「先日のボランティア&シーズンパス感謝の集いで、たくさんの方に「最終戦、復帰されてて、すごく感動しました!涙が出ました。」と仰っていただきました。本当に嬉しかったですし、サッカーというものは本当に素晴らしいもので、今まで頑張ってきてよかったと心から思えました。温かい言葉をいただき本当にありがとうございました」 「最終戦、終了の笛が鳴ったと同時に、もっとピッチに立ちたい。その想いでピッチを去ることができませんでした。そして、涙が止まりませんでした」 「たくさんの方に応援していただき、支えていただきました。なかなか活躍という形での恩返しはできませんでしたが、皆さんの応援のおかげで最終戦のピッチに戻ってくることができましたし、ここまでプレーすることができました。本当に感謝の気持ちで胸がいっぱいです。本当にありがとうございました」 「最後になりますが、人生は挑戦の連続だと思っています。命ある限り、一度きりの人生をこれからもたくさんのことにチャレンジし続けていきたいと思います!変わらず応援していただけたら幸いです。とても幸せでした。本当にありがとうございました!」 2022.11.28 13:18 Mon2
【明治安田J2第15節まとめ】首位・千葉がOGで4試合ぶり白星、今治は「13」で無敗ストップ…RB大宮は仙台に快勝し2位浮上、水戸が3連勝で4位浮上
明治安田J2リーグ第15節の10試合が10日、11日に行われた。 <h3>【RB大宮vs仙台】2位・3位の上位対決はRB大宮が快勝</h3> 前節は首位のジェフユナイテッド千葉を国立競技場で下した3位のRB大宮アルディージャと、藤枝MYFCを下して2位をキープしたベガルタ仙台の一戦。仙台は8試合無敗の中で迎えた一戦だったが、RB大宮が主導権を握った。 16分にファビアン・ゴンザレスが今季初ゴールを決めて先制すると、31分には豊川雄太が2戦連発でリードを広げることに。仙台の攻撃を堅い守備で封じると、76分には谷内田哲平にもゴールが生まれ、3-0でRB大宮が快勝し、2位に浮上した。 <h3>【今治vs千葉】互いに決定力を欠いた中でOGで千葉が4試合ぶり勝利</h3> 4位のFC今治と首位の千葉の一戦。国立競技場でRB大宮に敗れ7試合ぶりの黒星となった千葉だったが、この試合も苦戦が続いていく。 ホームの今治はマルクス・ヴィニシウスを中心にゴールに迫っていくも、なかなかフィニッシュの精度が上がらない。 対する千葉は3試合勝利がない状況を示すかのように、フィニッシュの精度が低く、ゴールが遠い展開に。ゴールレスドローに終わるかと思われたた、86分に右サイドからの髙橋壱晟のクロスをニアサイドでクリアしようとした新井光のヘディングが見事なシュートになってしまいオウンゴール。千葉がなんとか勝利を収めた。なお今治は無敗が「13」でストップした。 <h3>【水戸vs山口】水戸が後半AT弾で3連勝</h3> 5位の水戸ホーリーホックと18位のブラウブリッツ秋田の対戦。連勝中の水戸だったが苦しい戦いに。攻め込んでいくものの、なかなかゴールを決められない展開となる。 それでも43分、ロングフィードに抜けた飯田貴敬の折り返しを寺沼星文が決めて水戸が先制。調子の良さを見せたが、47分に秋田は右CKの流れから、最後は石田凌太郎のミドルシュートが突き刺さり同点に追いつく。 その後は水戸もなかなかゴールを奪えない中で61分に右CKから鷹啄トラビスがヘッドで合わせるも秋田が防ぐ。このままドローかと思われたが、後半AT2分に左CKの流れから最後は鷹啄が蹴り込み水戸が勝ち越しに成功。3連勝を収めて4位に浮上した。 その他、ジュビロ磐田と藤枝MYFの“蒼藤決戦”は互いにゴールが遠い中、後半アディショナルタイム5分にマテウス・ペイショットがPKを決めて1-0で勝利を収めた。上位陣では徳島ヴォルティスがレノファ山口FCに勝利し喰らいつく展開となっている。 <h3>◆明治安田J2リーグ第15節</h3> ▽5/10(土) RB大宮アルディージャ 3-0 ベガルタ仙台 【RB大宮】 ファビアン・ゴンザレス(前16) 豊川雄太(前31) 谷内田哲平(後31) ▽5/11(日) いわきFC 1-1 北海道コンサドーレ札幌 【いわき】 熊田直紀(後29) 【札幌】 家泉怜依(前34) ジュビロ磐田 1-0 藤枝MYFC 【磐田】 マテウス・ペイショット(後45+5) 水戸ホーリーホック 2-1 ブラウブリッツ秋田 【水戸】 寺沼星文(前43) 鷹啄トラビス(後47) 【秋田】 石田凌太郎(後2) 徳島ヴォルティス 2-0 レノファ山口FC 【徳島】 高木友也(前15) ルーカス・バルセロス(前32) FC今治 0-1 ジェフユナイテッド千葉 【千葉】 オウンゴール(後41) サガン鳥栖 0-0 ヴァンフォーレ甲府 V・ファーレン長崎 1-1 モンテディオ山形 【長崎】 山﨑凌吾(後45+9) 【山形】 ディサロ燦シルヴァーノ(前3) カターレ富山 1-1 大分トリニータ 【富山】 松岡大智(前24) 【大分】 有馬幸太郎(前15) ロアッソ熊本 2-2 愛媛FC 【熊本】 塩浜遼(前30、後25) 【愛媛】 村上悠緋(前6) 佐藤亮(前18) <span class="paragraph-title">【動画】波状攻撃を仕留める豊川雄太の2戦連続弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1921099037610049690?ref_src=twsrc%5Etfw">May 10, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.11 17:40 Sun3
大崎淳矢が富山を退団…地元でプレーできなかった悔しさ滲ませる「毎日が辛かった」
カターレ富山は4日、MF大崎淳矢(30)が今季限りで退団することを発表した。 サンフレッチェ広島ユース出身の大崎は、2種登録だった2009年にトップチームデビューを果たし、翌年から正式にプロキャリアをスタート。しかし、出場機会に恵まれなかったこともあり、2013年に期限付き移籍で当時J2の徳島に加入すると、主力としてJ1昇格に貢献した。 その後、期限付き移籍期間を含めて5年過ごした徳島を退団し、レノファ山口FCと栃木SCに加入。今季から地元クラブのカターレ富山に加わった。 だが、退団発表の4日現在で一度も出場しておらず、活躍を誓った地元でまさかの境遇に置かれてしまった。大崎はクラブ公式サイトを通じて、その悔しさをあらわにした。 「この度カターレ富山を退団することになりました。地元という事もあり、富山に移籍する事が決まったときは、僕の全てをかけて戦うことを心に誓った日のことは今でも覚えてます」 「少しだけ僕の思いをきいてください」 「正直この1年苦しい事が多かったです。なかなか変わらない状況をどうにかしようと必死にもがき、突破口を必死にさがしました。それでも現状はかえられず正直毎日が辛かったです」 「それでも富山を盛り上げたい。富山を元気にしたいという思いでどうにか1年間やりきることができました」 「僕の大好きだった草島のグランド。その地で初めてプロサッカー選手に本気でなりたいと思いました。そしてこうして同じ場所にプロサッカー選手として戻ってこれて本当に幸せでした」 「僕のこれからはどうなるかわかりませんが、今やってる活動は続けてやっていきたいと思っています。自分が小さい頃にアローズ北陸の選手を見て夢を抱いたように、富山の子供たち、未来のカターレ戦士たちに夢を見させてあげたいからです。そして、愛する地元の為に」 「最後に、家族、両親、兄、そして今年亡くなったじいちゃん、ばあちゃんに地元でプレーする姿を見せてあげれなくて本当にごめん。だけど、本当に感謝しています。貴方達がいたからなんとか頑張れました。ありがとう」 「そして僕にかかわってくださった全ての方に心から感謝を伝えます。ありがとうございました」 2021.12.04 17:15 Sat4
Jリーグが警告人違いを発表…富山DF大畑隆也への警告が間違い、大畑はこの試合2度の警告で退場しチームも敗戦
Jリーグは5日、警告者の間違いがあったことを発表。訂正したことを報告した。 対象となったのは、1日に開催された明治安田生命J3リーグ第16節のカターレ富山vs鹿児島ユナイテッドFCの一戦。36分に富山のDF大畑隆也に対し、ラフプレーがあったとしてイエローカードが提示されていた。 このシーンではハーフウェイライン付近でバウンドしたボールを処理した際、鹿児島のFW藤本憲明に対して大畑とMF脇本晃成が競り合いに行った。このシーンで大畑は藤本に触れていなかったが、長峯滉希主審は大畑にイエローカード。主審からは選手が重なり見えておらず、見間違えていた。 Jリーグは、「大畑選手の警告累積には算入しないものとし、本来の警告対象選手であった脇本晃成選手(カターレ富山)に警告を付け替え、脇本選手の警告累積に算入する」と発表。ただ、「サッカー競技規則第5条〔主審〕」により、「主審の決定「プレーに関する事実についての主審の決定は最終である」により、公式記録は変更しない」とされ、公式記録の変更は行われないとした。 今回の判定変更の理由については、「Jリーグ規律委員会にて、同事象について映像等を用いて検証し、事実関係を確認した結果、警告処分の対象となる選手が「人違い」であることが確認されたため」としている。 なお、この試合で大畑は82分にもイエローカードを受けて退場処分に。人間違いがなければ退場処分にはならず、大きな判定間違いとなってしまった。試合は、富山が0-2で鹿児島に敗れている。 2023.07.05 10:57 Wed5