ヴォルフスブルク、ボローニャMFスヴァンベリ獲得に成功! コバチ監督が近日中の加入認める

2022.07.15 15:40 Fri
Getty Images
ヴォルフスブルクがスウェーデン代表MFマティアス・スヴァンベリ(23)の獲得に成功したようだ。ドイツ『キッカー』が報じている。

今夏の移籍市場でナポリやインテル、アーセナルといったクラブからの関心も伝えられるスヴァンベリだが、その新天地はドイツの強豪となる模様だ。

報道によると、オーストリア代表MFザヴェル・シュラーガーをRBライプツィヒに引き抜かれたヴォルフスブルクは、移籍金900万ユーロ(約12億5000万円)でスウェーデン代表MFを獲得することになる模様。すでに選手はメディカルチェックを受診するためにドイツ入りしているようだ。
さらに、新シーズンからチームを率いるニコ・コバチ監督は、「(交渉は)とても順調だ。数日中には終わると思う。来週ここで彼を迎えられることを願っている」と、スヴァンベリ加入を認めている。

母国屈指の名門マルメでプロキャリアをスタートしたスヴァンベリは、2018年にボローニャに完全移籍。加入1年目から定期的にプレー機会を得ると、昨シーズンはセリエA36試合3ゴール3アシストを記録するなど、主力に君臨。また、2019年に初選出されたスウェーデン代表でも存在感を示し、ここまで21キャップを刻む。
守備的MFやセントラルMFを主戦場とする185cmのMFは、恵まれた体躯を生かした攻守両面におけるダイナミズムに加え、強烈なミドルシュートを最大の特長としている伸び盛りの若手だ。

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【シーズン総括】 ★順当にペップ・バイエルンが3連覇 ▽グアルディオラ体制2季目のバイエルンが順当にリーグ3連覇を達成した。ロッベンやリベリを筆頭に数多くのケガ人を出しながらも、補強したシャビ・アロンソやレヴァンドフスキ、ベルナトといった新戦力がすんなりとチームにフィットし、2位以下のチームの追随を許さなかった。 ▽CL出場権争いではデ・ブライネの大車輪の活躍によってヴォルフスブルクが躍進を見せ、2位でフィニッシュ。そして、3位にはファブレ監督の下でカウンターとムービングフットボールを柔軟に使い分けたボルシアMGが滑り込み、4位にはR・シュミット新監督の下、徹底したハイプレスからショートカウンターを繰り出し続けたレバークーゼンがランクインした。 ▽そんな中、バイエルンのライバルになるはずだったドルトムントは、新戦力が軒並みフィットせず、降格の危機に瀕した。4月にはクロップ監督が責任を取って退任を表明するなど、激動のシーズンとなってしまった。それでも、シーズン後半は盛り返し、DFBポカール準優勝とEL出場権獲得で、名将に花道を飾っている。 ▽最終節まで降格チームの決まらなかった史上最大の大混戦となった残留争いでは、清武&酒井宏のハノーファーや酒井高のシュツットガルトがぎりぎりで残留を果たした一方、フライブルクが7年ぶりに降格し、前半戦で奮闘していたパーダーボルンが1年での降格となってしまった。そして、2年連続残留プレーオフに回ったハンブルガーSVは山田のカールスルーエ相手に劇的残留を果たした。 ▽日本人選手で最も活躍したのは今季もマインツの岡崎だった。2年連続2桁ゴールを達成し、昨季の活躍がフロックでないことを証明。また、フランクフルトの長谷部もキャプテンシーを前面に押し出してチームの残留に貢献している。そして、ブンデス初挑戦となったケルンの大迫や長澤、ヘルタ・ベルリンの原口はシーズン終盤にレギュラーの座を掴み、来季の飛躍に期待を抱かせている。 【最優秀選手&監督】 ★最優秀選手 ◆ケビン・デ・ブライネ(ヴォルフスブルク)<div style="text-align:center;"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150527_16_480_000.jpg" width="290px"></div><div style="font-size:x-small; text-align:right;">Getty Images</div>▽優勝したバイエルン勢からではなく、全試合に先発し、10ゴール22アシストという圧巻のスタッツを残したデ・ブライネを選出。ヘッキング監督が嗜好するカウンタースタイルに自らのプレースタイルが完全にマッチし、多くの得点機に絡んだ。圧巻だったのは2ゴール1アシストの活躍を見せたシーズン後半戦の開幕となったバイエルン戦。カウンターの起点となり続け、王者を手玉に取った。今季の活躍によってマンチェスター・シティやバイエルン、パリ・サンジェルマンといったメガクラブが獲得に興味を持っているようだが、移籍金はゆうに80億円を超える見込みだ。 ★最優秀監督 ◆ロジャー・シュミット(レバークーゼン) ▽ザルツブルクで旋風を巻き起こしたドイツ人指揮官は、そのスタイルをレバークーゼンに持ち込んだ。圧倒的な運動量を要するハイプレス戦術を見事に機能させ、走力に長けたベララビやソン・フンミンの長所を存分に引き出した。絶好調時のドルトムントを彷彿とさせるショートカウンターは、爽快さを感じる程だった。ブンデスリーガでこそ4位に終わったものの、CLでは昨季王者アトレティコ・マドリーをあと一歩まで追い詰めるなど、欧州でも存在感を示した。 【期待以上】 ★チーム ◆アウグスブルク ▽残留争いが濃厚と見られていたチームが5位でフィニッシュし、来季のEL出場権を手にした。大半の選手が30歳を超えるベテラン揃いのチームを、ヴァインツール監督がまとめあげ、闘う集団に仕立て上げた。その筆頭が今季10ゴールを挙げ、3月にパラグアイ代表に初選出されたボバディージャだ。前線で身体を張り、泥臭くゴールを目指す27歳は技術面でこそ見劣りするものの、屈強な相手センターバックとの競り合いを制し続けた。そのボバディージャに牽引されたチームは突出した個がいない中、組織力を武器に戦力に勝るチームと対抗して見せた。 ★選手 ◆バス・ドスト(ヴォルフスブルク)<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150527_18_480_000.jpg" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right;">Getty Images</div>▽2012年6月にエールディビジ得点王としてヴォルフスブルクに加入したオランダ人FWがついに覚醒した。1月の移籍市場でエースストライカーのオリッチがクラブを離れた中、シーズン後半戦だけで13ゴールを挙げ、2位と躍進したチームを牽引した。長身を生かしてサイドから上がってくる良質なクロスボールに合わせる得意の形や、ボックス内でのポジショニングの良さを生かしたワンタッチでのシュートでゴールを重ねた。3月にはオランダ代表にも初選出されている。 【期待外れ】 ★チーム ◆ハンブルガーSV ▽昨季、残留プレーオフに回った名門が今季も苦しんだ。ホルトビーやN・ミュラー、ベーラミといった実力者を補強したにも関わらず、スロムカ監督を9月の段階で早々に解任。歯車の噛み合わないチームは深刻な得点力不足に陥り、第29節終了時には最下位に位置し、クラブ史上初となる降格が現実味を帯びていた。結局、今季4人目の指揮官となるラッバディア監督の下、残り5試合で3勝し、辛くも残留プレーオフ進出。そして、カールスルーエに追い詰められながらも劇的な残留を果たした。 ★選手 ◆チーロ・インモービレ(ドルトムント)<div style="text-align:center;" class="yui-wk-div"><img src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/get20150527_20_480_000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div><div style="font-size : x-small; text-align : right;">Getty Images</div>▽クロップ監督が辛抱強く起用し続けたものの、期待に応えることはできなかった。レヴァンドフスキの後釜としてトリノから移籍金1850万ユーロ(当時のレートで約26億円)で獲得したセリエA得点王だが、リーグ戦ではわずか3ゴールに留まった。ボールスキルの稚拙さが顕著でポストプレーに難があり、周囲と連動することができなかった。クロップ監督が辞任するに至った原因になったと言っても過言ではない。 【ベストイレブン】<div style="text-align:center;"><img class="yui-img" src="http://ultra-soccer.jp/division_image/FREE/fom20150532bun_480000.jpg" alt="" class="yui-img" width="290px"></div> ◆短評 GK マヌエル・ノイアー(バイエルン) ▽優秀なGKを数多く揃えるブンデスリーガだが、やはりドイツ代表正GKのパフォーマンスは出色だった。仕事の機会自体は少ないものの、際立った集中力の高さで時おり訪れるピンチを防ぎ、流れを引き寄せた。また、持ち味の抜群の身体能力を駆使したセービングと、果敢な飛び出しもしばしば見せ、勝利に直結する活躍を披露した。 32試合(先発31)、2866分 DF ジェローム・ボアテング(バイエルン) ▽ベナティアやハビ・マルティネス、バトシュトゥバーらがケガで戦列を離れ、ダンテが不調を引きずる中、バイエルンのバックラインをシーズンを通して支えた。屈強なフィジカルを武器に相手のカウンターに対応し、クロスボールを跳ね返し続けた。守護神ノイアーと共にバイエルンのディフェンスを支えた立役者となった。 27試合(先発25)、2139分 DF ナウド(ヴォルフスブルク) ▽自身シーズン最多の7ゴールをマーク。空中戦の強さと強烈なキックを武器に、攻撃時のセットプレーで相手に脅威を与えた。また、2位と躍進したチームのディフェンスリーダーとしても君臨。相棒の若手DFクノッヘやT・クローゼをうまくリードしていた。 32試合(先発32)、2879分 7得点 DF フアン・ベルナト(バイエルン) ▽バレンシアから移籍した22歳のスペイン人DFは、臆することなくドイツ王者にすんなりと順応した。アラバがケガでチームを離れる期間が多かった中、左サイドバックのポジションを奪取。豊富な運動量を武器にアップダウンを繰り返し、攻守に関わるプレースタイルで左サイドを制圧した。10月にはスペイン代表デビューも果たしている。 31試合(先発28)、2555分 1得点 MF カリム・ベララビ(レバークーゼン) ▽レンタル先のブラウンシュヴァイクから復帰した25歳は、衝撃のシーズンスタートを切った。ドルトムントとの開幕戦で開始9秒にゴールを挙げ、ブンデス史上最速ゴールをマーク。10月にはドイツ代表デビューを果たすと、勢いに乗ったベララビは一気にブレイクし、12ゴール10アシストを記録した。ショートカウンターを標榜するR・シュミット監督の戦術を体現する存在だった。 33試合(先発32)、2720分 11得点 MF トーマス・ミュラー(バイエルン) ▽ロッベンとリベリの2枚看板をケガで欠く中、レヴァンドフスキやゲッツェと共に攻撃陣を牽引した。ワールドカップの疲労を感じさせずにフル稼働し、13ゴール16アシストをマーク。コンスタントな活躍を見せてチームを3連覇に導いた。 32試合(先発28)、2372分 13得点 MF シャビ・アロンソ(バイエルン) ▽シーズン後半こそ集中を欠く場面も散見されたが、前半戦はMVP級の活躍を披露した。ハビ・マルティネスの長期離脱によって緊急的に補強された元スペイン代表MFは即座にチームにフィット。ロングレンジの正確無比なフィードで攻撃陣を自在に操った。 26試合(先発24)、1973分 2得点 MF ケビン・デ・ブライネ(ヴォルフスブルク) ▽スピードとテクニックを高いレベルで擁するベルギー代表MFがヴォルフスブルクの攻撃を牽引し、チームを2位に押し上げた。チェルシーではモウリーニョ監督に評価されなかったが、ヴォルフスブルクでは唯一無二の存在となった。 34試合(先発34)、3052分 10得点 MF パトリック・ヘアマン(ボルシアMG) ▽スピード感溢れるボルシアMGを象徴する、右サイドを主戦場とするアタッカー。これまではスピードに頼った縦への単調な仕掛けが目立っていたが、今季はアタッキングサードでのプレー精度が格段に増し、11ゴール7アシストと得点に絡むプレーを連発した。とりわけCLストレートインを懸けた第32節レバークーゼン戦では、カウンターの起点となり続けて1ゴール1アシストの大活躍を見せ、チームの3位躍進に貢献した。 32試合(先発26)、2202分 11得点 FW アリエン・ロッベン(バイエルン) ▽ワールドカップの疲労の影響もあり、ケガに苦しめられたシーズンとなったが、出場した試合では大きなインパクトを残した。21試合の出場でキャリアハイとなる17ゴール8アシストと大暴れし、バイエルンの独走を演出。自陣に引く相手が大半な中、彼の仕掛けでゴールを強引にこじ開けた試合は数知れない。 21試合(先発20)、1678分 17得点 FW アレクサンダー・マイアー(フランクフルト) ▽遅咲きの32歳が自身初の得点王に輝いた。シーズン開幕当初はシャーフ監督の信頼を得られずに控え扱いだったが、ゴールでレギュラーの座を取り戻すと、非凡な得点感覚の鋭さを生かしてゴールを量産。ワンタッチでゴールを奪う得意の形でコンスタントに得点を重ねた。シーズン終盤の7試合はケガで離脱してしまったが、逃げ切ってタイトル獲得を果たした。 26試合(先発24)、2209分 19得点 2015.06.06 01:00 Sat
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【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.38“鬼軍曹マガト”日本人選手の活躍も/ヴォルフスブルク[2008-09]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.38</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2008-2009シーズン/ヴォルフスブルク 〜鬼軍曹の下で初戴冠〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2008-09wolfsblug.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:フェリックス・マガト(56) 獲得タイトル:ブンデスリーガ 攻撃力9:★★★★★★★★★☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係7:★★★★★★★☆☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">鬼軍曹マガト</div> 世界的な自動車メーカーであるフォルクスワーゲンを親会社に持ちながら、ドイツの中で中堅クラブという地位に過ぎなかったヴォルフスブルク。しかし、バイエルンで2連覇を達成したマガト監督を2007年に招へいしたチームは、初年度こそ11位に終わったものの、続く2008-09シーズンにクラブ史上初となるリーグ制覇を成し遂げる。 シーズン序盤は不安定な戦いが続き、前半戦を9位で終えた。しかし、ウィンターブレイクを挟んで後半戦に入ると一変。19節から連勝街道を走り(結果的に10連勝)、第26節でバイエルンを5-1で下してついに首位に躍り出た。 その後、ヴォルフスブルクは首位の座を明け渡すことなく、本拠地フォルクスワーゲン・アレーナでの最終節を迎える。そして、ブレーメンに5-1で勝利を収めて優勝決定。悲願となるクラブ史上初のマイスターシャーレを掲げた。 この当時のヴォルフスブルクは、長谷部と大久保の日本人2選手が在籍していた。2007-08シーズンの冬に移籍した長谷部は、厳しい練習を課すマガト監督の信頼を勝ち取り、ポジションを奪取。シーズン終盤こそケガで戦列を離れたが、チームの優勝に大きく貢献した。一方の大久保は2008-09シーズンの冬に移籍したが、ジェコとグラフィッチの強力2トップの存在もあり、あまり出場機会を得ることができず。大きなインパクトを残せなかった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">2トップの威力</div> 鬼軍曹・マガト監督の下、厳しいトレーニングを乗り越えたチームの特徴は、破壊力のある2トップ。得点王のタイトルを獲得したグラフィッチが28得点、得点ランク2位のジェコが26得点と2人でゴールを荒稼ぎした(チームの総得点は80得点)。 この強力2トップに良質なボールを供給したのがトップ下のミシモビッチ。正確なパスで攻撃を司り、7ゴール20アシストという素晴らしい成績を残した。脇を固めた長谷部、ゲントナー、リーターらは豊富な運動量で攻守に奔走。中盤の底に位置したジョズエが守備に徹してチームを支えた。 最終ラインは、このシーズンにイタリアからやってきたバルザーリを中心に安定した守備を披露。最後尾に位置した守護神のベナーリオは抜群のショットストップを見せた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWエディン・ジェコ(23)&FWグラフィッチ(30)</span> 合わせて54得点を叩き出した強力2トップ。大型ストライカー2人は、足元のうまさも兼備し、抜群の破壊力を見せた。特に、このシーズンで評価を大きく高めたジェコは、ビッグクラブから狙われる移籍市場の大目玉となり、2011年にはマンチェスター・シティへ移籍を果たした。その後はローマでプレーしている。 2019.04.22 12:00 Mon

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