マルセイユ電撃退任のサンパオリが沈黙破る 「私のリズムや目標は、経営陣のそれと同じではない」
2022.07.02 15:19 Sat
マルセイユの指揮官を電撃退任したホルヘ・サンパオリ監督(62)が自身の公式インスタグラムを通じて、退団の経緯を説明した。
マルセイユは1日、サンパオリ監督との契約を双方合意の下で解消したことを発表した。
フランス『レキップ』などの報道によると、サンパオリ監督は休暇前にクラブ首脳陣とチャンピオンズリーグ(CL)参戦に向け、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルら経験豊富な実力者の補強をリクエスト。だが、財政的に問題を抱えるクラブは、これまで獲得リストに挙がっていた選手の獲得に難航。
ここまで獲得した選手は今冬の段階で獲得を決めていたフランス人DFサミュエル・ジゴ、直近に獲得を発表していたル・アーヴルのU-19フランス代表DFイザーク・トゥーレの2選手のみ。
自身のリクエストを反故にした首脳陣に大きな不満を抱くアルゼンチン人指揮官は、2023年までとなっている現行契約を全うすることなく、今夏のタイミングでの退団を決断したようだ。
「マルセイユに到着したときから、ずっとそこに住んでいるかのようにくつろぐことができた。OMは情熱の塊だ。ヴェロドロームに足を踏み入れるたびに、胸がはちきれそうだった。昨シーズンは信じられないほど素晴らしいシーズンだった。このクラブの監督であることは、私にとって喜びであり、とても幸せだった」
「私のリズムや目標は、経営陣のそれと同じではない。異なることを望むのは決して悪いことではない。重要なのは、卓越したものを探し、OMにとってベストなものを望むことだ」
「私を信頼してくれたパブロ・ロンゴリア(会長)と彼のチームに感謝したい。フットボールをこのように美しいスポーツにしてくれたプレーヤーたち、チームのために全力を尽くしてくれるクラブのスタッフにも感謝する。最後に、サポーターの皆さん、あなた方なしには、このようなことは何一つ意味を持たない。また会う日まで、ホルヘ・サンパオリ」
サンパオリ監督は電撃退任という驚きの決断のわりに、円満退団に近いトーンで今回の経緯を説明したが、「リズムや目標」という部分が、おそらく補強に対する意見の食い違いだったようだ。
マルセイユは1日、サンパオリ監督との契約を双方合意の下で解消したことを発表した。
フランス『レキップ』などの報道によると、サンパオリ監督は休暇前にクラブ首脳陣とチャンピオンズリーグ(CL)参戦に向け、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルら経験豊富な実力者の補強をリクエスト。だが、財政的に問題を抱えるクラブは、これまで獲得リストに挙がっていた選手の獲得に難航。
自身のリクエストを反故にした首脳陣に大きな不満を抱くアルゼンチン人指揮官は、2023年までとなっている現行契約を全うすることなく、今夏のタイミングでの退団を決断したようだ。
そういった中、渦中のアルゼンチン人指揮官は契約解消発表後、自身のインスタグラムで、約1年半仕事を共にしたマルセイユへの感謝を伝えると共に、電撃退任の経緯を明かした。
「マルセイユに到着したときから、ずっとそこに住んでいるかのようにくつろぐことができた。OMは情熱の塊だ。ヴェロドロームに足を踏み入れるたびに、胸がはちきれそうだった。昨シーズンは信じられないほど素晴らしいシーズンだった。このクラブの監督であることは、私にとって喜びであり、とても幸せだった」
「私のリズムや目標は、経営陣のそれと同じではない。異なることを望むのは決して悪いことではない。重要なのは、卓越したものを探し、OMにとってベストなものを望むことだ」
「私を信頼してくれたパブロ・ロンゴリア(会長)と彼のチームに感謝したい。フットボールをこのように美しいスポーツにしてくれたプレーヤーたち、チームのために全力を尽くしてくれるクラブのスタッフにも感謝する。最後に、サポーターの皆さん、あなた方なしには、このようなことは何一つ意味を持たない。また会う日まで、ホルヘ・サンパオリ」
サンパオリ監督は電撃退任という驚きの決断のわりに、円満退団に近いトーンで今回の経緯を説明したが、「リズムや目標」という部分が、おそらく補強に対する意見の食い違いだったようだ。
ホルヘ・サンパオリの関連記事
マルセイユの関連記事
リーグ・アンの関連記事
記事をさがす
|
ホルヘ・サンパオリの人気記事ランキング
1
古橋亨梧の獲得に乗り気ではなかったスタッド・レンヌのSDが1年で退任決定、かつてはローマやミランでSDを務める
スタッド・レンヌは15日、スポーツディレクター(SD)を務めていたフレデリック・マッサーラ氏の退任を発表した。 マッサーラ氏は、現役時代はトリノやペスカーラ、パレルモなどイタリアのクラブでプレー。引退後はベネヴェント、ペスカーラでアシスタントコーチを務めるなどした中、2008年7月にはパレルモで監督に就任。2011年5月にはローマでマネージャーに就任すると、SDも務め、2019年7月から2023年6月まではミランでSDを務めていた。 2024年7月にレンヌのSDに就任。ホルヘ・サンパオリ監督とともにチームを作り上げたが、今季は苦戦して残留争いに巻き込まれる事態に。それでもハビブ・ベイェ監督就任後は勝ち点を積み上げ、残留を確定させていた。 冬にはクラブ主導で選手の補強を進め、セルティックから日本代表FW古橋亨梧も獲得。ただ、その古橋は出番がほとんど与えてもらえない状態となっている中、マッサーラ氏は当初から乗り気ではなかったとされていた。 2025.05.16 14:20 Fri2
マラドーナ「サンパオリは私を裏切った」
▽アルゼンチンのレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏が、またしても同国代表のホルヘ・サンパオリ監督を批判した。スペイン『マルカ』が伝えている。 ▽昨年6月の初めからアルゼンチン代表指揮官を務めるサンパオリ監督は、これまでにも度々マラドーナ氏からの批判に晒されている。就任当初、初陣となったブラジル代表との国際親善試合で勝利した直後にも、「売国奴について語ることはない」と毛嫌いしていることを隠さない厳しい“口撃”を浴びていた。 ▽マラドーナ氏は、アメリカ『CNN』によるインタビューの中で、現在の態度の契機になったであろうエピソードを語った。 「私たちの誰も彼(サンパオリ監督)のゴールを見たことがないし、聞いたこともない。私たちの足跡や(アルゼンチン)代表でやってきたことに対して、彼は大きな敬意を払うべきなんだ」 「サンパオリは私を裏切った」 「アルゼンチンが(テニスの国別対抗戦である)デビスカップで優勝した頃、彼は敬意を示すために私とセビージャで話がしたいと言ってきた。後でフットボールについて語りたいとね」 「『イエス』と答えたよ。だが、あの男は既に他のグループに手を広げていた。彼は私と話がしたかったわけではなく、代表チームに近づきたかったんだ」 ▽代表監督を目指す中での、政治的な闘争に巻き込まれたとほのめかすマラドーナ氏。サンパオリ監督は熱望していたアルゼンチンの指揮官に就くことができたが、母国の英雄に嫌われてしまうというショッキングな立場に置かれることは想定外だったに違いない。 2018.04.07 18:35 Sat3
名将・サンパオリもオファー拒否…政治介入で監督辞任のベネズエラ代表が苦境
監督探しが難航しているようだ。ベネズエラサッカー連盟(FVF)は、ベネズエラ代表の監督を探している中、ホルヘ・サンパオリ氏(59)にも断られたようだ。スペイン『アス』が報じた。 強豪ひしめく南米の中でも最弱国とされていたベネズエラ代表。近年は、ワールドカップこそ出場できていないものの、コパ・アメリカでは結果を残しつつあり、2019年大会でもベスト8に勝ち残っていた。 11月には日本代表とも対戦し、1-4で快勝するなど、元代表OBでもあるラファエル・ドゥダメル監督の下でチームを強化中だったが、今年に入りサッカー連盟との意見の相違や、政治介入の影響で辞任。それ以降、ベネズエラ代表は監督不在となっている。 元スペイン代表監督のロベルト・モレーノ氏(現モナコ監督)など、フリーの監督にオファーを出し続けている中でも招へいできない中、チリ代表やアルゼンチン代表を率いていたサンパオリ氏にもオファー。数週間にわたって交渉を続けてきたが、破談となったようだ。 サンパオリ監督に近い人物は「彼は、ベネズエラサッカー連盟のオファーを断るとにした。経済的な合意、両者の良いタレント、そして良いプロジェクトがあったが、ホルヘ(・サンパオリ)は待つことを選んだ」とコメント。細部を詰める段階で決裂となったようだ。 サンパオリ氏は、チリ代表を率いてコパ・アメリカを連覇。その後、セビージャ、アルゼンチン代表と指揮を執り、2018年12月からはサントスで指揮。しかし、2019年12月に退任し、フリーとなっていた。 今年3月からはカタール・ワールドカップに向けた南米予選が開幕。一刻も早く監督を決めたいところだが、オファーを受ける人物は誰になるだろうか。 2020.02.04 11:25 Tue4
DF長友佑都が今節欠場決定、今季限りでマルセイユ退団の可能性
マルセイユに所属する日本代表DF長友佑都(34)だが、再びフリーになる可能性があるようだ。フランス『レキップ』が報じた。 昨シーズンはガラタサライでプレーしていた長友。しかし、2020年1月にチームの登録メンバーから外されると半年以上試合に絡まない時期を過ごした。 その長友だが、2020-21シーズンからはマルセイユへと完全移籍。左サイドバックのバックアッパーとして期待されると、シーズン当初は半年以上のブランクからパフォーマンスが上がらずに酷評される事態となった。 それでも、DFジョルダン・アマヴィのパフォーマンスが上がらないこともあり、長友が徐々にポジションを掴んでいき、ここまでリーグ・アンで21試合に出場し1アシストを記録していた。 その長友だが、マルセイユとの契約は1年間となり、今シーズン限りで満了を迎える。 『レキップ』によると、マルセイユは今夏12人の選手と契約が満了するが、3名とは契約延長を延長すべきではないと報道。その中に長友が入っている状況だ。 その長友だが、4日に控えるリーグ・アン第31節のディジョン戦は欠場することが確定。ホルヘ・サンパオリ監督が試合に向けた会見で明かし、現在は負傷しているとのことだ。 「アマヴィは痛みを感じた。この問題を解決する必要がある。長友は来週の終わりに戻ってくるだろう。ロニエは再び負傷したが、来週はまた戻ってくるだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】長友佑都がマルセイユで決めた唯一のアシスト!</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJVNUNhWGRFRyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.04.02 23:05 Fri5
ストラスブール、マルセイユからレンタル中のDFペランを買取! 5位躍進の堅守支える
ストラスブールは18日、マルセイユからレンタル中のフランス人DFリュカ・ペラン(23)を買い取りオプション行使を発表した。契約期間は2025年6月30日までの3年となる。 地元出身で幼少期からマルセイユの下部組織に在籍していたペランは、2019年9月に行われたディジョン戦でトップチームデビュー。ここまでトップチームで公式戦13試合に出場していた。 しかし、昨夏ホルヘ・サンパオリ監督の下でディフェンスラインを刷新したクラブに居場所はなく、出場機会を求めてストラスブールに移籍。すると、この選択が功を奏し、今シーズンはリーグ・アンで30試合に出場。最終節を残してヨーロッパリーグ、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ出場の可能性を有する5位のチームの3バックの中心として活躍していた。 2022.05.19 01:54 Thuマルセイユの人気記事ランキング
1
飛んできたのは“豚の頭”、19年前のエル・クラシコを覚えているか?
ピッチに投げ入れられた最も衝撃的なものはなんだろうか。 21日に行われたリーグ・アン第14節のリヨンvsマルセイユでは、スタンドから中身が入った状態のペットボトルが投げ入れられた。これがMFディミトリ・パイエの左耳付近を直撃し、パイエは頭を押さえながら倒れ込んでしまう。試合は一時中断を経て、中止にまで追いやられる事態となっていた。 19年前のエル・クラシコ、2002年11月23日に行われたカンプ・ノウでのバルセロナvsレアル・マドリーの一戦では、豚の頭がピッチに投げ入れられたのを覚えているだろうか。 元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴは2000年夏にバルセロナからレアル・マドリーへという禁断の移籍を決行。バルセロナのファンからは猛烈な反感を買っていた。前述のクラシコで、マドリーの一員としてカンプ・ノウに足を踏み入れたフィーゴに対してはブーイングの嵐。ライターやコインなども投げ入れられた。 その中でも異色だったのが豚の頭だ。CKでボールをセットした際に、あるバルセロナのファンがフィーゴに向かってそれを投擲。当たりはしなかったものの、様々な意味で衝撃を与えたことは間違いなかった。 当時のクラシコは一時中断こそしたものの、試合は継続。ゴールレスに終わっている。何事もなかったために、笑い話として語れるものの、ケガにつながっていれば大きな問題に発展していたことは間違いないだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】ピッチに投げ入れられた豚の頭</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">On this day in 2002, Barcelona fans threw a pig's head at Luis Figo before he took his corner at the Camp Nou <br><br>Figo left Barca for Real Madrid two years earlier. <a href="https://t.co/j3ZgOQ85dW">pic.twitter.com/j3ZgOQ85dW</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1463119883055599616?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.11.24 22:10 Wed2
インテルがルイス・エンヒキと5年契約で個人間合意か、残すはマルセイユとの交渉に
インテルがマルセイユのブラジル人FWルイス・エンヒキ(23)の獲得に迫っているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。 母国ブラジルのトレッス・パッソスでキャリアをスタートしたルイス・エンヒキ。レンタル先のボタフォゴFRで台頭し、バイエルンやユベントスの関心も集めたなか、2020年にマルセイユへ完全移籍した。 その新天地では左右のウイング、右ウイングバックを主戦場に準主力を担った一方、ボタフォゴへのレンタル移籍も経験。ローンバックした2023-24シーズン後半戦で定位置を掴むと、ロベルト・デ・ゼルビ新監督を迎えた今季は開幕から完全な主力を担い、ここまで公式戦30試合9ゴール7アシストを記録している。 そんなルイス・エンヒキには、今夏にウイングバックの強化に動いているインテルが注目。『フット・メルカート』によると、すでに選手個人とは2030年までの5年契約で合意に至ったとのこと。 また、クラブ間では2400万ユーロ+ボーナス400万ユーロの総額2800万ユーロ(約45億4000万円)のオファーを提示。しかし、3000万~3500万ユーロ(約48億6400万~56億7500万円)を要求するマルセイユ側との交渉はまだ続いているという。 なお、ルイス・エンヒキにはインテルのほかにも、バイエルンが関心を示していたが、選手がインテルへの移籍を希望したため破談に終わったと報じられていた。 2025.04.22 09:15 Tue3
フランス出身のベナセルがマルセイユに電撃移籍、買取OP付きレンタル
マルセイユは3日、ミランのアルジェリア代表MFイスマエル・ベナセル(27)を買い取りオプション付きレンタルで獲得したことを発表した。レンタル料は100万ユーロ(約1億6000万円)、今季終了後に買い取る際の移籍金は1200万ユーロ(約19億2000万円)にボーナス300万ユーロ(約4億8000万円)とのこと。 フランス出身で地元のアルル=アヴィニョンでプロキャリアをスタートさせたベナセルは、アーセナルを経て2017年夏に加入したエンポリで飛躍。 2019年夏にミランに加入し、公式戦178試合出場8ゴール12アシストを記録。2021-22シーズンのスクデット獲得に貢献していた。 しかし2023年5月に右ヒザを負傷して以降はケガに泣かされ、今季はふくらはぎの負傷によって公式戦8試合の出場に留まっていた。2日のインテルとのダービーでは先発していたが、ハーフタイムに交代となっていた中での電撃移籍となった。 2025.02.04 08:20 Tue4
ガスペリーニ監督直々のご指名…アタランタがアルゼンチン代表CBバレルディに関心
アタランタがマルセイユのアルゼンチン代表DFレオナルド・バレルディ(25)に関心を寄せ始めたようだ。 バレルディは最新のアルゼンチン代表メンバーに名を連ねるセンターバック。19歳で加入したドルトムントには定着できず、20-21シーズンからマルセイユへ移り、今季はヨーロッパリーグ(EL)準決勝・アタランタ戦に出場した。 左右両足を遜色なく操るビルドアップ能力、対人能力、リーダーシップ等はいま欧州で高く評価されているようで、つい先日にはフランス国内で「バレルディにアトレティコ・マドリーから関心」との報道も。 イタリア『カルチョメルカート』によると、どうやらアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、自らの目で確かめた上でバレルディを気に入った様子。具体的な情報はないが、大変大きな感銘を受けた様子と伝えられる。 イタリア系でパスポートも保有するバレルディの市場価値は推定2000万ユーロ(約33.9億円)、マルセイユとの契約は2026年6月までとなっている。 2024.06.13 13:55 Thu5