藤枝vs岐阜が合計7得点の壮絶な打ち合いに! 今治は新助っ人外国人が初ゴール【明治安田J3第8節】

2022.05.04 17:50 Wed
明治安田生命J3リーグ第8節の4試合が、4日に各地で行われた。

藤枝総合運動公園サッカー場で行われた藤枝vs岐阜は、壮絶な打ち合いとなった。前半は互いに何度か枠内シュートを放つも、GKの活躍もありゴールは生まれなかったものの、後半から怒涛の展開に。

まずは立ち上がりの50分、藤枝が自陣左サイドからクリアするようにボールを前線へ蹴ると、処理にもたつく岐阜DF藤谷から横山がボールを攫う。その際に藤谷に倒されPKを獲得。これを横山が決めてホームチームが先制した。さらにその1分後、自陣右サイドから足の長いスルーパスが前線に送られると、中間で味方がこれをスルーし、受けた押谷がゴール前へ。最後は見事なループシュートを決めて、追加点を挙げた。
立て続けに2失点した岐阜。しかし、68分に投入された藤岡が躍動する。73分、ボックス中央でパスを受けた藤岡は、反転とともに右足を振り抜き、強烈なシュートをゴール右上に突き刺すと、その1分後にも左サイドを抉った味方のマイナスクロスをボックス左で合わせたのは藤岡。今度は丁寧にグラウンダーのシュートをゴール左に流し込み連続得点。藤岡の投入から一気に同点に追いついた。

互いにわずか1分で2点を取った両チーム。今度は同じ1分で1点ずつ奪い合うことに。80分、藤枝はボックス左から鈴木が上げたクロスがボックス右の小笠原に繋がり、その折り返しを久保が合わせて勝ち越し。しかし81分、ピッチ中央から左サイド深くへロングボールを送った岐阜は、相手のクリアを高い位置で村田が奪い、右足でクロスを供給。これに藤岡が合わせてハットトリックを達成。再び同点に追いついた。
この時点で試合は3-3。そして迎えた後半アディショナルタイム、藤枝は敵陣右サイド中央から久保がアーリークロスを上げると、途中出場の土井が合わせて三度勝ち越し。これが決勝点となり、藤枝が4-3の激しい打ち合いを制した。

Pikaraスタジアムで行われた讃岐vs今治の四国ダービーでは、今治の新助っ人外国人が活躍した。前半から互いに決定機を作るも、試合は0-0のまましばらく推移。その中で今治は3月25日に加入が発表されたラルフ・セウントイェンスを後半から投入する。

これが3試合目の出場となったオランダ人FWは、48分に味方のクロスを右足で合わせて早速チャンスに絡む。その直後には、今度は194cmの体躯を生かしたポストプレーで中川のシュートシーンを演出。

そして迎えた65分、近藤がボックス左からクロスを入れると、野口が頭で折り返したところをラルフ・セウントイェンスが右足で押し込みゴール。この移籍後初ゴールが決勝点となり、今治が勝利を収めた。

なお、八戸vs相模原および鳥取vs愛媛は、それぞれ相模原と愛媛で新型コロナウイルスクラスターが発生し、選手不足に陥った影響で延期未定が決まっている。

◆第8節
▽5/4
アスルクラロ沼津 1-0 AC長野パルセイロ
藤枝MYFC 4-3 FC岐阜
カマタマーレ讃岐 0-1 FC今治
松本山雅FC 0-0 ギラヴァンツ北九州
福島ユナイテッドFC 0-1 いわきFC

▽5/5
Y.S.C.C.横浜 vs テゲバジャーロ宮崎
鹿児島ユナイテッドFC vs カターレ富山

▽中止
ヴァンラーレ八戸 vs SC相模原
ガイナーレ鳥取 vs 愛媛FC

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