3季連続FA杯決勝進出のチェルシー、トゥヘル監督はチーム称賛「一瞬たりとも集中を切らさなかった」

2022.04.18 11:02 Mon
Getty Images
チェルシーのトーマス・トゥヘル監督が、FAカップ決勝進出を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。
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チェルシーはウェンブリー・スタジアムで17日に行われたFAカップ準決勝でクリスタル・パレスと対戦した。
前半こそこう着した展開のままハーフタイムに入ったものの、後半に入ると65分にMFルベン・ロフタス=チークが豪快なシュートを突き刺し先制点を記録。勢いに乗るチームはMFメイソン・マウントが76分にゴールを決めてリードを広げると、その後も試合を支配し続け2-0で勝利した。

この結果、チェルシーは3シーズン連続のFAカップ決勝進出が決定。2月に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝に続き、再びリバプールとの対戦となる。

試合後トゥヘル監督は、規律ある戦いを披露したチームを称賛。また、貴重な先制点を挙げたロフタス=チークを称えている。
「クリスタル・パレスがカウンターを仕掛けないよう試合をコントロールするため、我々はいくつかのことに注意する必要があった。非常に正しい規律のもとでプレーしなければならなかった」

「攻撃を仕掛ける一方で、スペースを閉じる必要があった。彼らは今日、フォーメーションを変えてきていた。だから、我々が事前に考えていたようなスペースはなかった」

「我々はボールを持ったときに非常に規律正しく、相手もまたボールを持てないなかで規律正しくプレーしていた。見ていてもっともエキサイティングな試合ではなかったかもしれない。とはいえ、マドリード帰りの我々にとって厳しいスケジュールのなか、集中力と規律を保つのは大変だった。だから、一瞬たりとも集中を切らさなかったことを誇りに思う」

「ロフタス=チークにとって大きな出来事であることを願う。彼は普段とても落ち着いていて物静かな男だが、ゴール後に跳び跳ねて喜んでいるのを見た。この自信を体やプレーに植え付けることが、次のステップになるだろう。自分がどれだけ影響力を持てるか実感して、練習場で我々にだけでなく、スタジアムで皆に自分の可能性を示せるはずだ」

また、トゥヘル監督は決勝で対戦するリバプールにも言及。EFLカップのリベンジを果たすため、できる準備をしたうえで試合に臨みたいと語った。

「彼らとの(EFLカップの)決勝ではすべてを出し尽くして、最後のPK戦で負けてしまった。アンラッキーだったと思う。昨シーズンもFAカップ決勝でここに来たが、また来ることになる。FAカップは世界でもっとも伝統的なカップ戦であり、ウェンブリーで開催される」

「世界でもっとも強いチームの1つであり、傑出したフォームを持つチームと対戦するのだから、十分な準備をするだろう。タフな試合になるだろうが、彼らにとって大変な試合になるよう努力する」

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