【ラ・リーガ第30節プレビュー】代表戦明けでバルサvsセビージャ! マドリード勢はCL控える中での難しい一戦に
2022.04.02 12:00 Sat
インターナショナルマッチウィーク前に行われた第29節では、全世界注目のエル・クラシコでバルセロナがレアル・マドリーを敵地で4-0で撃破。ただ、2位セビージャの取りこぼしもあり、優勝戦線への影響は最小限に留まった印象だ。
FIFAウイルスが懸念される代表戦明けの初戦だが、ウルグアイ代表DFアラウホを除き、国際親善試合や予選の消化試合を戦った選手が多く心身ともに消耗は少ない。週明けにはフランクフルトとのヨーロッパリーグ(EL)の戦いを控えるが、実力差、中3日という条件を考えれば、この一戦に全力を注げるはずだ。
対するセビージャは直近リーグ戦3試合連続ドロー、得意とするELではウェストハムに敗れて敗退と、今シーズンに入って最も厳しい時期を過ごしている。相変わらず守備の堅さは健在も、直近の公式戦5試合中3試合で無得点と攻撃の不振は深刻だ。また、今回の代表ウィークでは3人の主力を送り込んだモロッコ代表がタフなW杯最終予選を戦い、頭部の裂傷と脳震とうが疑われる守護神ブヌは、デンマーク代表でふくらはぎを痛めたMFデラネイと共に今回の大一番を欠場する可能性もある。そういった満身創痍の中、苦手とするカンプ・ノウでの戦いで勝ち点3を獲得できるか。
クラシコではエースFWベンゼマの不在を受け、MFモドリッチとMFバルベルデをダブルトップ下のような形で起用する[4-2-4]の奇策が全く嵌らず、ベルナベウで屈辱の大敗を喫したエルブランコ。これにより、アンチェロッティ監督の去就問題が再燃するなど、パリ・サンジェルマン勝利の余韻から最悪な形で覚めることになった。あくまで週明けのCLチェルシー戦の優先度が高いが、不穏な空気を鎮める上では格下相手の勝利が必須。復帰確実なベンゼマを中心に敵地でセルタにきっちり勝ち切って、良い形でチェルシー戦を迎えたい。
そのレアル・マドリー同様に週明けにCLマンチェスター・シティ戦を控えるリーグ4位のアトレティコ・マドリー(勝ち点54)は、降格圏の19位に低迷するアラベス(勝ち点22)を相手にリーグ6連勝を狙う。前節のラージョ戦ではFWアンヘル・コレアの一発退場で2試合連続数的不利の戦いを強いられたが、カピタンMFコケの今季初ゴールを最後まで守り抜き、らしいウノセロでの勝利を手にした。格上シティとの対戦を考えれば、この試合で主力を温存したいところだが、5位ベティス(勝ち点50)との勝ち点差は拮抗しており、まずはこの試合に集中したい。
上位陣と共に今節注目が集まるのは、ルイス・ガルシア・プラサ前監督を解任し、元日本代表指揮官のハビエル・アギーレ新監督を招へいした18位のマジョルカ(勝ち点26)。現在、泥沼の6連敗中のチームは、15位のヘタフェ(勝ち点29)との残留争いシックス・ポインターに臨む。
マジョルカでの初陣となるアギーレ監督は、日本代表帰りのMF久保建英を今回の古巣対戦でどのような形で起用するのか注目したいところだ。
なお、ヘタフェはキケ・フローレス監督の招へい後、全く別のチームのように勝ち点を積み重ねてきたが、直近は6試合未勝利(2敗4分け)と低迷。そのため、マジョルカにも十分にチャンスはあるはずだ。
その他では逆転でのトップ4を目指す5位のベティス、6位のレアル・ソシエダ(勝ち点48)の2チームの戦いにも注目したい。
《ラ・リーガ第30節》
▽4/2(土)
《21:00》
ヘタフェ vs マジョルカ
《23:15》
レバンテ vs ビジャレアル
《25:30》
セルタ vs レアル・マドリー
《28:00》
アトレティコ・マドリー vs アラベス
▽4/3(日)
《21:00》
アスレティック・ビルバオ vs エルチェ
《23:15》
ベティス vs オサスナ
《25:30》
グラナダ vs ラージョ
バレンシア vs カディス
《28:00》
バルセロナ vs セビージャ
▽4/4(月)
《28:00》
レアル・ソシエダ vs エスパニョール
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熾烈を極めたカタール・ワールドカップ(W杯)の最終予選、プレーオフを経て、約2週間ぶりに再開される今節のラ・リーガでは、3位のバルセロナ(勝ち点54)と、2位のセビージャ(勝ち点57)による上位対決に注目が集まる。バルセロナは前節、敵地で行われた今季3度目のクラシコをFWオーバメヤンのドブレーテを含む4ゴールで圧勝。ここ最近劣勢を強いられた宿敵相手に7戦ぶりの白星を収め、リーグ連勝を5試合に更新した。その勢いに乗って臨む今節は、前回対戦で1-1のドローに終わったセビージャを相手に2位浮上を目指す。対するセビージャは直近リーグ戦3試合連続ドロー、得意とするELではウェストハムに敗れて敗退と、今シーズンに入って最も厳しい時期を過ごしている。相変わらず守備の堅さは健在も、直近の公式戦5試合中3試合で無得点と攻撃の不振は深刻だ。また、今回の代表ウィークでは3人の主力を送り込んだモロッコ代表がタフなW杯最終予選を戦い、頭部の裂傷と脳震とうが疑われる守護神ブヌは、デンマーク代表でふくらはぎを痛めたMFデラネイと共に今回の大一番を欠場する可能性もある。そういった満身創痍の中、苦手とするカンプ・ノウでの戦いで勝ち点3を獲得できるか。
依然として10ポイント近く差を付けるものの、3位と2位チームの直接対決での潰し合いを期待する首位のレアル・マドリー(勝ち点66)は、7日にチャンピオンズリーグ(CL)のチェルシー戦を控える中、11位のセルタ(勝ち点36)を相手にクラシコ大敗を払しょくする勝利を目指す。
クラシコではエースFWベンゼマの不在を受け、MFモドリッチとMFバルベルデをダブルトップ下のような形で起用する[4-2-4]の奇策が全く嵌らず、ベルナベウで屈辱の大敗を喫したエルブランコ。これにより、アンチェロッティ監督の去就問題が再燃するなど、パリ・サンジェルマン勝利の余韻から最悪な形で覚めることになった。あくまで週明けのCLチェルシー戦の優先度が高いが、不穏な空気を鎮める上では格下相手の勝利が必須。復帰確実なベンゼマを中心に敵地でセルタにきっちり勝ち切って、良い形でチェルシー戦を迎えたい。
そのレアル・マドリー同様に週明けにCLマンチェスター・シティ戦を控えるリーグ4位のアトレティコ・マドリー(勝ち点54)は、降格圏の19位に低迷するアラベス(勝ち点22)を相手にリーグ6連勝を狙う。前節のラージョ戦ではFWアンヘル・コレアの一発退場で2試合連続数的不利の戦いを強いられたが、カピタンMFコケの今季初ゴールを最後まで守り抜き、らしいウノセロでの勝利を手にした。格上シティとの対戦を考えれば、この試合で主力を温存したいところだが、5位ベティス(勝ち点50)との勝ち点差は拮抗しており、まずはこの試合に集中したい。
上位陣と共に今節注目が集まるのは、ルイス・ガルシア・プラサ前監督を解任し、元日本代表指揮官のハビエル・アギーレ新監督を招へいした18位のマジョルカ(勝ち点26)。現在、泥沼の6連敗中のチームは、15位のヘタフェ(勝ち点29)との残留争いシックス・ポインターに臨む。
マジョルカでの初陣となるアギーレ監督は、日本代表帰りのMF久保建英を今回の古巣対戦でどのような形で起用するのか注目したいところだ。
なお、ヘタフェはキケ・フローレス監督の招へい後、全く別のチームのように勝ち点を積み重ねてきたが、直近は6試合未勝利(2敗4分け)と低迷。そのため、マジョルカにも十分にチャンスはあるはずだ。
その他では逆転でのトップ4を目指す5位のベティス、6位のレアル・ソシエダ(勝ち点48)の2チームの戦いにも注目したい。
《ラ・リーガ第30節》
▽4/2(土)
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《25:30》
セルタ vs レアル・マドリー
《28:00》
アトレティコ・マドリー vs アラベス
▽4/3(日)
《21:00》
アスレティック・ビルバオ vs エルチェ
《23:15》
ベティス vs オサスナ
《25:30》
グラナダ vs ラージョ
バレンシア vs カディス
《28:00》
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▽4/4(月)
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