パリ五輪世代を率いる大岩剛監督、サプライズ選出について「旬である選手を可能であれば積極的に招集したい」
2022.03.17 17:10 Thu
17日、ドバイカップU-23に臨むU-21日本代表が発表された。
パリ・オリンピックを目指すU-21日本代表。アジア予選も今年控える中、初の公式大会としてドバイカップに出場する。
海外組も招集し、現時点でのベストメンバーを招集した大岩剛監督。今回のメンバー編成について、オンラインの会見でコメントした。
「IMD(インターナショナル・マッチ・デー)ですけど、コロナ禍で色々なクラブ事情もありますが、協力的な姿勢を示してくれたクラブには感謝したいと思います」
「ただ、我々このドバイカップにおいては、2年ぶりに公式の国際大会に参加するということなので、レベルの高いメンバーで参加したいという意向を各クラブに伝えさせていただき、汲み取ってくれた各クラブには非常に感謝しています。J1、J2のスケジューリング、海外組の現状をしっかりと加味してメンバーを選んだつもりです」
海外組では、クラブ内のクラスター発生を受けて2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)デビューを果たしたDF内野貴史(デュッセルドルフ)が招集された。
ジェフユナイテッド千葉の下部組織からそのままドイツへと渡っている異色の経歴。今回の招集については「海外でプレーしている選手たちをたくさんリサーチしていますが、今シーズンからデュッセルドルフに入団して、U-23でプレーしていました。ここ最近の彼への評価、先日出場した試合を見ながら、JFAの国際部というのがあり、職員からのリサーチ、田中碧もいるのでコミュニケーションを含めてです」とコメント。「メンバー表を見ても分かる通り、IMDでも手薄なポジションでもあるので、彼のプレーぶりもしっかりと評価した上で、彼に参加を要請しました」と、デビュー戦を含め、パフォーマンスをしっかりと見て決めたとした。
ただ、この世代の大会は限られており、なかなかベストメンバーを揃えることは難しい。大岩監督もその点に言及し、「招集回数は限られていますが、その中で内野選手の話が出ましたが、その時に旬である選手、活躍している選手は海外、国内とわずですが、その時に招集可能であれば積極的に招集していきたいと思います」とコメント。「その中で、環境を整えて成果を出すというのがコーチングスタッフの役割なので、チームビルディング、コンセプトを含めてビルディングしながらまとめ上げていくという機会にしたいと思います」と、チーム作りを一歩ずつ進めていきたいとした。
また今回のドバイカップについても「IMDですのでA代表と同じようなスケジューリングの中で、過密スケジュールで海外に行って、連戦を戦って、帰ってきてクラブでまた活躍する。A代表であるべき姿だと思っている」と、A代表になれば必然的にこなさなければいけないスケジュールで動けることが貴重だとコメント。「海外でやる貴重でタフな国際試合を経験できることには非常ん感謝していますし、選手たちにはこの機会、逞しさ、タフさ、戦術理解を伝えていければと思っています」と、さらに海外で行え、公式大会で経験できることは大きいとした。
改めてドバイカップの目的については「肉体的にも精神的にもタフであってほしいということ。それはアジア予選を含めて、非常に過密な中でやりますし、選手1人としてもタフでなければいけないです」と語り、「チームとして、グループとしてもタフでなければいけないということは大前提として選手たちに伝えていきたいです」と、タフさをしっかりと求めていきたいとした。
また「オン・ザ・ピッチの中で戦術的なことで言えば、彼らが色々な高いレベルのステージに立った時、ポジションに関わらず、どのポジションでも必要なスピード、技術的な要求、戦術的な要求がたくさん出てくると思うので、私としても複数のポジションができる、チームとしての戦術理解、攻撃の戦術理解、守備の戦術理解というものは、しっかりレベルの高いものを要求していきたいと思いますし、それがA代表につながったり、個人個人の成長にもつながると思うので、そこをやっていきたいです」と、選手たちが高いレベルに行くためのサポートをしっかりとしていきたいとした。
その点ではGKの3名はクラブでは出場機会がほとんど得られていない状況のメンバーとなった。大岩監督は「チームの中においてもGKというポジションは特殊であり、チームにとっては欠かすことのできないポジションです」とし、「FPとの融合は試合を通じてでしか得られないものがたくさんあるので、彼ら個人としても普段試合に出られないかもしれないですが、FPと戦術を共有するという機会にしてもらいたいです」と、試合での経験に加え、フィールドプレーヤーとの感覚をすり合わせてもらいたいとした。
特にポルトガルの名門ベンフィカでプレーする小久保玲央ブライアンに対しては「私が見るチームでは初招集となります。彼の経験というものをチームに落とし込んでもらえればと思います」と、高いレベルのものをチームにもたらせて欲しいとも語った。
この世代では個が強い選手も多く招集されているが、キャプテンについては「苦しい時に頼りになる、苦しい時に力を発揮できる、チームを鼓舞できる選手にキャプテンを託したいです」とし、「そういう、メンタルを持った選手がたくさんいるので、リーダーシップを取る姿を見たいですし、そういう選手はタフで厳しい試合に向かっていける選手だと思うので、見ていきたいと思います」と、どのような振る舞いを見せるかも楽しみだとした。
パリ・オリンピックを目指すU-21日本代表。アジア予選も今年控える中、初の公式大会としてドバイカップに出場する。
「IMD(インターナショナル・マッチ・デー)ですけど、コロナ禍で色々なクラブ事情もありますが、協力的な姿勢を示してくれたクラブには感謝したいと思います」
「ただ、我々このドバイカップにおいては、2年ぶりに公式の国際大会に参加するということなので、レベルの高いメンバーで参加したいという意向を各クラブに伝えさせていただき、汲み取ってくれた各クラブには非常に感謝しています。J1、J2のスケジューリング、海外組の現状をしっかりと加味してメンバーを選んだつもりです」
「先日スタートしましたが、1歩前進をして、今後2歩、3歩、4歩と前進していけるメンバーだと思って選出しているので、自信を持って、彼らとドバイカップを戦いたいと思っています」
海外組では、クラブ内のクラスター発生を受けて2.ブンデスリーガ(ドイツ2部)デビューを果たしたDF内野貴史(デュッセルドルフ)が招集された。
ジェフユナイテッド千葉の下部組織からそのままドイツへと渡っている異色の経歴。今回の招集については「海外でプレーしている選手たちをたくさんリサーチしていますが、今シーズンからデュッセルドルフに入団して、U-23でプレーしていました。ここ最近の彼への評価、先日出場した試合を見ながら、JFAの国際部というのがあり、職員からのリサーチ、田中碧もいるのでコミュニケーションを含めてです」とコメント。「メンバー表を見ても分かる通り、IMDでも手薄なポジションでもあるので、彼のプレーぶりもしっかりと評価した上で、彼に参加を要請しました」と、デビュー戦を含め、パフォーマンスをしっかりと見て決めたとした。
ただ、この世代の大会は限られており、なかなかベストメンバーを揃えることは難しい。大岩監督もその点に言及し、「招集回数は限られていますが、その中で内野選手の話が出ましたが、その時に旬である選手、活躍している選手は海外、国内とわずですが、その時に招集可能であれば積極的に招集していきたいと思います」とコメント。「その中で、環境を整えて成果を出すというのがコーチングスタッフの役割なので、チームビルディング、コンセプトを含めてビルディングしながらまとめ上げていくという機会にしたいと思います」と、チーム作りを一歩ずつ進めていきたいとした。
また今回のドバイカップについても「IMDですのでA代表と同じようなスケジューリングの中で、過密スケジュールで海外に行って、連戦を戦って、帰ってきてクラブでまた活躍する。A代表であるべき姿だと思っている」と、A代表になれば必然的にこなさなければいけないスケジュールで動けることが貴重だとコメント。「海外でやる貴重でタフな国際試合を経験できることには非常ん感謝していますし、選手たちにはこの機会、逞しさ、タフさ、戦術理解を伝えていければと思っています」と、さらに海外で行え、公式大会で経験できることは大きいとした。
改めてドバイカップの目的については「肉体的にも精神的にもタフであってほしいということ。それはアジア予選を含めて、非常に過密な中でやりますし、選手1人としてもタフでなければいけないです」と語り、「チームとして、グループとしてもタフでなければいけないということは大前提として選手たちに伝えていきたいです」と、タフさをしっかりと求めていきたいとした。
また「オン・ザ・ピッチの中で戦術的なことで言えば、彼らが色々な高いレベルのステージに立った時、ポジションに関わらず、どのポジションでも必要なスピード、技術的な要求、戦術的な要求がたくさん出てくると思うので、私としても複数のポジションができる、チームとしての戦術理解、攻撃の戦術理解、守備の戦術理解というものは、しっかりレベルの高いものを要求していきたいと思いますし、それがA代表につながったり、個人個人の成長にもつながると思うので、そこをやっていきたいです」と、選手たちが高いレベルに行くためのサポートをしっかりとしていきたいとした。
その点ではGKの3名はクラブでは出場機会がほとんど得られていない状況のメンバーとなった。大岩監督は「チームの中においてもGKというポジションは特殊であり、チームにとっては欠かすことのできないポジションです」とし、「FPとの融合は試合を通じてでしか得られないものがたくさんあるので、彼ら個人としても普段試合に出られないかもしれないですが、FPと戦術を共有するという機会にしてもらいたいです」と、試合での経験に加え、フィールドプレーヤーとの感覚をすり合わせてもらいたいとした。
特にポルトガルの名門ベンフィカでプレーする小久保玲央ブライアンに対しては「私が見るチームでは初招集となります。彼の経験というものをチームに落とし込んでもらえればと思います」と、高いレベルのものをチームにもたらせて欲しいとも語った。
この世代では個が強い選手も多く招集されているが、キャプテンについては「苦しい時に頼りになる、苦しい時に力を発揮できる、チームを鼓舞できる選手にキャプテンを託したいです」とし、「そういう、メンタルを持った選手がたくさんいるので、リーダーシップを取る姿を見たいですし、そういう選手はタフで厳しい試合に向かっていける選手だと思うので、見ていきたいと思います」と、どのような振る舞いを見せるかも楽しみだとした。
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