「すべてを出し切りたい」 カップ戦決勝に意気込むヘンダーソン、ロシアのウクライナ侵攻には「とても恐ろしい」

リバプールのイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが決勝への意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。リバプールは27日にウェンブリー・スタジアムで行われるEFLカップ(カラバオカップ)決勝において、チェルシーと対戦。勝てば2011-12シーズン以来のEFLカップ優勝となり、クラブにとっては2シーズンぶりのメジャータイトル獲得となる。試合前の記者会見に出席したキャプテンのヘンダーソンは、ここで優勝できれば残るシーズンにも良い影響を与えるだろうとコメント。普段通りのプレーをして、トロフィーを勝ち取りたいと意気込んだ。
「今シーズンのなかで大きな意味を持つ試合になる。シーズンの早い段階でトロフィーを手にすれば、チームに大きな活力を与えられるだろう。カップ戦ファイナルは絶対に勝ちたい試合であり、トロフィーを持ち帰れるよう全力を尽くしたい」

「いつものように1試合1試合を大切に、全力を尽くして、シーズンの終わりに自分たちがどのような状態にあるか見極めるしかない。フットボールがいかに早く変化するかは理解している。それでも今、僕たちはいい状態にあり、この調子でシーズン終了まで続けていく必要がある」「ファイナルの舞台であっても、普段と何も変わりはない。カップ戦ファイナルであれば、いろいろなことが起こると思うが、他の試合と同様に90分間、あるいは延長戦でも何でも絶対に全力を尽くす。目の前の仕事に集中して、チームとして何をすべきか、個人として何をすべきか考えなければね」

「もちろん、これまでのキャリアで得てきた決勝戦の経験は役に立つだろう。僕はいつも、こうした舞台が初めての若い選手たちを助けたいと思っている。ただフットボールをして、ファイナルの舞台に立つことを楽しみ、チームとしてすべてを出し切りたい」

また、ヘンダーソンはロシアのウクライナ侵攻を受け、チャンピオンズリーグ(CL)決勝の開催地がサンクトペテルブルクからパリに変更となったことにも言及。決定は正しいと見解を示しつつ、戦争への恐怖を語った。

「もちろん、開催地変更は正しい決断だと思う。本当に、今は誰にとっても恐ろしい状況だ。 正直言って、この件について話すほど僕は頭が良くないが、何が起こっているかを考えると恐ろしいね」

「僕たちはできる限りゲームに焦点を当て、自分たちがしていることに集中する必要がある。それでも、ニュースを見て、何が起こっているのかを目にすると、とても恐ろしい」