ベロッティを狙う獲得レース、ミランは制することができるか
2022.01.02 20:52 Sun
ミランが予てから獲得に関心を寄せているトリノのイタリア代表FWアンドレア・ベロッティ(28)だが、その道のりは簡単ではないようだ。
今冬の移籍の可能性はないと見られているが、夏に退団することは既定路線に。イタリア『カルチョ・メルカート』によれば、ミランは変わらずに強い関心を持っており、事前契約を早く結びたいと考えているようだ。
しかし、ベロッティにはナポリやフィオレンティーナなど、複数のクラブが獲得に熱心な姿勢を見せており、簡単には手にすることはできない。ミランとしては、条件面を含め、熾烈な獲得レースをリードしなければいけない状況だ。
ベロッティ本人はミランのファンであり、それを否定したことはない。相思相愛の状況ではあるが、ミランとしては気を抜かずにしっかり確保できるのか。今冬の動きに注目が集まる。
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トリノのキャプテンであり、エースとして活躍を続けるベロッティ。これまで何度も噂されてきた移籍だが、ついにその決断を下すと見られている。ベロッティとトリノの契約は2022年6月まで。残り半年を切った中で、クラブとの契約延長の話は進んでおらず、今冬には他クラブが自由に交渉がスタートできることとなった。しかし、ベロッティにはナポリやフィオレンティーナなど、複数のクラブが獲得に熱心な姿勢を見せており、簡単には手にすることはできない。ミランとしては、条件面を含め、熾烈な獲得レースをリードしなければいけない状況だ。
ミランは、40歳のFWズラタン・イブラヒモビッチと36歳のFWオリヴィエ・ジルーがストライカーを務めているが、長くは持たないと考えられる。来シーズンを見越しては、やはりベロッティは確保しておきたいところだ。
ベロッティ本人はミランのファンであり、それを否定したことはない。相思相愛の状況ではあるが、ミランとしては気を抜かずにしっかり確保できるのか。今冬の動きに注目が集まる。
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