1カ月ぶりのリーグ戦は上辻の今季初得点で大宮VENTUSが先制も、鴨川弾で千葉レディースが追い付きドロー【WEリーグ第11節】

2021.12.18 20:40 Sat
延期となっていた「2021-22 Yogibo WEリーグ」第11節、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースvs大宮アルディージャVENTUSが18日にフクダ電子アリーナで行われ、1-1のドローに終わった。
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当初は4日に第11節の5試合が予定されていたが、新型コロナウイルスのオミクロン株発生を受けて、日本政府が海外からの帰国者に14日間の検疫を設けた。そのため、なでしこジャパンのオランダ遠征に参加した選手とスタッフ、各国の代表選手がリーグ戦に参加できないため、全クラブの公平性を担保するために延期となっていた。一足早く代替日が決まった4位・千葉レディースvs7位・大宮VENTUSの一戦は、ボールをつなごうとする大宮VENTUSに対して千葉レディースが前線からプレッシャーを掛けることで主導権を掌握。曽根七海のミドルなどで積極的に大宮VENTUSゴールへ迫ると、22分には高い位置で相手のパスをカットした鴨川実歩のクロスに岸川奈津希が頭で合わせた。
ボールは持てるが前線へと収まらない大宮VENTUSを後目にショートカウンターからチャンスを作る千葉レディース。前半の終了間際にも鴨川が立て続けにミドルを放ち、後半のアディショナルタイムにはゴールまでの混戦から曽根が粘ってシュートを放つが、左ポストに嫌われ、ゴールレスで試合を折り返す。

後半はハーフタイムの修正により、大宮VENTUSペースでの入りとなった。上辻佑実の落としから得点ランキングトップタイの井上綾香が狙ってペースをつかむと、53分にはカウンターから先制点を奪取。井上が距離を運んで仲田歩夢へ預けると、パスを受けた上辻がボックス手前の左から右足を一閃。意表を突いた一撃が右のトップコーナーを射抜き、上辻の今季初ゴールで大宮VENTUSがゲームを動かした。
先制を許した千葉レディースは南野亜里沙、藤代真帆の2枚替えで再び主導権を取り戻そうと試みる。75分に大澤春花が囲まれながらも強引にフィニッシュに持ち込むと、これで潮目が変わったか直後に鴨川が同点ゴール。前半同様、前線からプレッシャーが大宮VENTUSのパスミスを誘発し、ボックス中央にこぼれたボールを右足で蹴り込んで試合を振り出しに戻した。

追い付かれた大宮VENTUSもベンチワークで応戦。81分に髙橋美夕紀、村社汐理を投入すると、早々に髙橋がクロスからフィニッシュを見せ、86分には上辻が敵陣中央から左足でロングシュートを狙う。ボールは前に出ていたGKの手をかすめ、ポストに当たってバウンド。ゴールラインを割っているようにも見えたが、判定はノーゴールとなった。

千葉レディースも終了間際に南野がゴール前フリーで狙ったものの、シュートは枠を捉えられず。約1カ月ぶりとなったリーグ戦は、1-1の痛み分けに終わっている。

◆Yogibo WEリーグ 第11節

▽12/18(土)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 1-1 大宮アルディージャVENTUS

【千葉レディース】
鴨川実歩(後30)
【大宮VENTUS】
上辻佑実(後8)

▽未定

ノジマステラ神奈川相模原 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
AC長野パルセイロ・レディース vs マイナビ仙台レディース
アルビレックス新潟レディース vs 三菱重工浦和レッズレディース
サンフレッチェ広島レジーナ vs INAC神戸レオネッサ

WE ACTION DAY(今節試合なし)
ちふれASエルフェン埼玉

◆順位表(第11節暫定)
勝ち点(試合数/勝/分/負/得失点)

1.INAC神戸レオネッサ 25(9/8/1/0/+15)
2.マイナビ仙台レディース 16(9/4/4/1/+7)
3.三菱重工浦和レッズレディース 16(9/5/1/3/+6)
4.ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 16(10/4/4/2/+1)
5.日テレ・東京ヴェルディベレーザ 14(9/4/2/3/+7)
6.AC長野パルセイロ・レディース 11(9/3/2/4/-2)
7.大宮アルディージャVENTUS 11(10/2/5/3/-6)
8.サンフレッチェ広島レジーナ 9(9/2/3/4/-4)
9.アルビレックス新潟レディース 8(9/2/2/5/-6)
10.ノジマステラ神奈川相模原 6(9/1/3/5/-7)
11.ちふれASエルフェン埼玉 6(10/1/3/6/-11)

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WEリーグ優秀選手30名が発表! 20得点の得点王・清家貴子ら連覇の浦和から10名が選出、ベテランの元なでしこも受賞

2023-24シーズンのWEリーグ優秀選手賞30名が発表された。 三菱重工浦和レッズレディースが見事に連覇を果たしたシーズン。12クラブの監督と選手の投票結果をもとに、優秀選手30名が決定した。 最多の選出は連覇を果たした浦和から10名。20ゴールを記録し得点王にも輝いたなでしこジャパンのFW清家貴子やキャプテンのMF柴田華絵、なでしこジャパンのDF石川璃音らが選出された。 また、2位のINAC神戸レオネッサは7名が選出され、なでしこジャパンのGK山下杏也加、DF守屋都弥、DF北川ひかる、FW田中美南が受賞した。 3位の日テレ・東京ヴェルディベレーザも6名が受賞。FW藤野あおばらが名を連ねた。 また、ベテラン勢でも今シーズン限りでの引退を表明した大宮アルディージャVENTUSのDF鮫島彩、得点力も見せたアルビレックス新潟レディースのMF川澄奈穂美が受賞している。 この30名の中から、最優秀選手賞、ベストイレブンが選ばれることに。6月7日(金)の「2023-24WEリーグアウォーズ」で発表される。 ◆2023-24WEリーグ優秀選手賞受賞選手(30名) GK 1.池田咲紀子(三菱重工浦和レッズレディース/31歳) 21試合(1886分)14失点 31.野田にな(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/20歳) 14試合(1260分)10失点 1.平尾知佳(アルビレックス新潟レディース/27歳) 21試合(1890分)17失点 1.山下杏也加(INAC神戸レオネッサ/28歳) 18試合(1620分)10失点 DF 3.石川璃音(三菱重工浦和レッズレディース/20歳) 20試合(1690分)0得点 16.水谷有希(三菱重工浦和レッズレディース/28歳) 22試合(1674分)0得点 17.遠藤優(三菱重工浦和レッズレディース/26歳) 22試合(1968分)2得点 3.鮫島彩(大宮アルディージャVENTUS/36歳) 22試合(1908分)0得点 20.岸みのり(ちふれASエルフェン埼玉/29歳) 22試合(1980分)1得点 3.村松智子(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/29歳) 20試合(1767分)2得点 2.守屋都弥(INAC神戸レオネッサ/27歳) 21試合(1874分)3得点 3.土光真代(INAC神戸レオネッサ/28歳) 22試合(1918分)0得点 5.三宅史織(INAC神戸レオネッサ/28歳) 22試合(1951分)1得点 13.北川ひかる(INAC神戸レオネッサ/27歳) 22試合(1890分)6得点 MF 5.伊藤美紀(三菱重工浦和レッズレディース/28歳) 22試合(1707分)6得点 6.栗島朱里(三菱重工浦和レッズレディース/29歳) 18試合(1352分)1得点 18.柴田華絵(三菱重工浦和レッズレディース/31歳) 22試合(1924分)0得点 19.塩越柚歩(三菱重工浦和レッズレディース/26歳) 20試合(1402分)3得点 10.鴨川実歩(ジェフ千葉レディース/26歳) 20試合(1530分)5得点 7.北村菜々美(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/24歳) 20試合(1689分)6得点 8.菅野奏音(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/23歳) 20試合(1626分)1得点 10.木下桃香(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/21歳) 22試合(1876分)4得点 19.川澄奈穂美(アルビレックス新潟レディース/38歳) 20試合(1609分)3得点 10.成宮唯(INAC神戸レオネッサ/29歳) 22試合(1858分)5得点 11.中嶋淑乃(サンフレッチェ広島レジーナ/24歳) 21試合(1710分)1得点 FW 11.清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース/27歳) 22試合(1868分)20得点 15.島田芽依(三菱重工浦和レッズレディース/22歳) 22試合(1251分)9得点 11.藤野あおば(日テレ・東京ヴェルディベレーザ/20歳) 21試合(1721分)9得点 9.田中美南(INAC神戸レオネッサ/30歳) 22試合(1965分)8得点 9.上野真実(サンフレッチェ広島レジーナ/27歳) 22試合(1850分)11得点 2024.06.04 08:30 Tue
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浦和がS広島Rとの上位対決でしっかり勝利! C大阪のFW矢形海優は古巣マイ仙台相手にハットの大暴れ、大宮Vは新潟Lに敗れ今季公式戦未勝利が続く【SOMPO WEリーグ】

9日、2024-25 SOMPO WEリーグ第8節の3試合が行われた。 開幕から無敗をキープしているサンフレッチェ広島レジーナ(16pt/3位)は、2連覇中の王者・三菱重工浦和レッズレディース(10pt/4位)と対戦した。 試合消化数が1試合違う中、先日はWEリーグ クラシエカップの準決勝でも対戦することが決定した両者。上位対決となった中、試合はこう着状態となる。 前半はゴールレスとなった中、先にスコアを動かしたのは浦和だった。61分、左サイドを崩すと、栗島朱里の中央へのパスを藤﨑智子がダイレクトではたくと、塩越柚歩がボックス手前からダイレクトでシュート。ゴール右上に素晴らしいシュートが決まり先制した。 均衡を破った浦和は73分にも試合を動かす。左CKを獲得すると塩越のクロスをニアサイドで島田芽依がヘッド。これが決まり、リードを2点に広げる。 今シーズン無敗のS広島Rはリードを2点とされた中、79分に右サイドから崩すと、柳瀬楓菜、塩田満彩、渡邊真衣、塩田と繋ぎ、ボックス内でパスを受けた上野真実が流し込んで1点を返すことに。しかし、反撃もここまでに終わり、2-1で浦和が勝利を収め広島は初黒星となった。 6位のセレッソ大阪ヤンマーレディース(8pt/6位)はマイナビ仙台レディース(4pt/10位)とアウェイで対戦。エースが大暴れを見せた。 4分、自陣からの脇阪麗奈のロングボールが背後に飛ぶと、抜け出した矢形海優がそのままボックス内に持ち込み、右足で蹴り込んだ。矢形は古巣相手のゴールとなった。 幸先良く先制すると35分にもC大阪が加点。右CKを獲得すると、脇阪のクロスを白垣うのがニアでヘッド。これがファーに流れると、矢形が押し込み、リードを2点に広げる。 C大阪が2点リードして折り返した後半はなかなかゴールが生まれず。それでも86分、脇阪の裏へのボールに反応した浅山茉緩がボックス右から折り返すと、フリーの矢形が落ち着いて蹴り込みハットトリック達成。シーズン2度目のハットトリックとなった。 恩返し弾を3つも受けたマイ仙台だったが、87分に意地を見せることに。ノックス右でスローインを受けた津田愛乃音がキープから仕掛けてグラウンダーのクロス。これを走り込んだ遠藤ゆめが蹴り込み1点を返すも、1-3でC大阪が勝利を収めた。 もう1試合は今季の公式戦で唯一の未勝利である大宮アルディージャVENTUS(3pt/11位)とアルビレックス新潟レディース(7pt/8位)の対戦。苦しい戦いが続いている大宮Vだったが、この試合も難しい戦いに。7分、このゲーム最初のCKから上尾野辺めぐみが左足でクロスを入れると、ボックス内で混戦に。杉田亜未がシュートを放つとDFがブロックも、こぼれ球を園田瑞貴が蹴り込み新潟Lが先制。そのまま0-1で逃げ切り勝利を収め、大宮Vは今シーズンの初白星が未だにない泥沼状態となっている。 <h3>◆2024-25 SOMPO WEリーグ第8節</h3> ▽11/9(土) マイナビ仙台レディース 1-3 セレッソ大阪ヤンマーレディース 【マイ仙台】 遠藤ゆめ(後42) 【C大阪】 矢形海優(前4、前35、後41) 三菱重工浦和レッズレディース 2-1 サンフレッチェ広島レジーナ 【浦和】 塩越柚歩(後16) 島田芽依(後28) 【S広島R】 上野真実(後34) 大宮アルディージャVENTUS 0-1 アルビレックス新潟レディース 【新潟L】 園田瑞貴(前7) ▽11/10(日) 《11:30》 ジェフユナイテッド市原・千葉レディース vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 《12:00》 ちふれASエルフェン埼玉 vs INAC神戸レオネッサ 《14:00》 AC長野パルセイロ・レディース vs ノジマステラ神奈川相模原 2024.11.09 18:25 Sat

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