サッカーの未来を心配するビエルサ監督「常に商業化されており、競技の質は低下している」

2021.11.30 15:36 Tue
Getty Images
リーズ・ユナイテッドマルセロ・ビエルサ監督が日程に苦言を呈した。イギリス『ミラー』がコメントを伝えている。

30日に行われるプレミアリーグ第14節でクリスタル・パレスと対戦するリーズ。今年最後の試合となる来月28日のアストン・ビラ戦まではあと7試合が予定されており、パレス戦からは平均4日に1試合というハイペースでリーグを戦うことになる。

ビエルサ監督は、プレミアリーグに留まらず、近年のサッカー界で問題になっている試合過多の現状を非難。商業化が進むことによって競技の魅力が薄れてしまっていると指摘した。
「はっきりしているのは、金儲けのために日程が計画されており、競技の発展や試合への準備について考えられていないということだ」

「私はサッカー界の将来に大きな疑問を抱いている。なぜならサッカーは常に商業化されており、競技の質はさらに低下しているからだ」
「試合数を増やすことが基本となっているが、チームがより良い結果を出すための条件が整っているかどうかは無視されているのだ。私は定められたカレンダーに従っているが、この日程は厳しいと思う」

「だからこそ、競技の質が低下する一方なのに商業化を促進するのは意味がないと言っているのだ」

また、ビエルサ監督の苦言は来年のカタール・ワールドカップ(W杯)にも。現地の天候を懸念し、例年とは異なり11月~12月にかけて開催されるが、ヨーロッパではシーズン真っ只中のため、過密日程に拍車がかかる。

「プレミアリーグに所属する選手のうち半数がW杯に参加することになるだろう。リーグはW杯開幕の10日前に中断される」

「サッカーで最も熱狂を生むW杯でも、選手や監督にとっては、チームを準備するための最低限の可能性しか提供されない。これでは毎試合の内容が悪くなるだけだ」

「W杯は4年に1度のスペクタクルな舞台であり、他国への尊敬を発信する場でもあるが、その大会を悪化させていては意味がない」

「偶然にも、1986年のメキシコW杯で選手たちが試合中の気温の高さに不満を漏らしていたときの記事を見つけた。それに対する答えは、『選手たちは自分たちに与えられた仕事に集中すべきだ』というものだった」

「確かに、それぞれが自分のすることに意見を持つべきだ。多くの場合、私たちは必要以上に多くを語ってしまう。今回は私も語りすぎているが、サッカーが悪化するのを見るのは非常に悲しいよ」

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