【ラ・リーガ第15節プレビュー】首位マドリーと3位セビージャの上位対決! チャビ体制連勝狙うバルサはビジャレアル戦
2021.11.26 19:00 Fri
                先週末に行われた第14節では快勝のレアル・マドリーがゴールレスドローで取りこぼしとなったレアル・ソシエダを抜き首位に浮上。また、チャビ初陣となったエスパニョールとのダービーを制したバルセロナ、アトレティコ・マドリーが勝ち点3を手にしている。
11月最後となる今節では首位のレアル・マドリー(勝ち点30)と、3位のセビージャ(勝ち点28)による上位対決に注目が集まる。
前節、格下グラナダ相手にDFメンディの今季初ゴールなどで大量4ゴールを挙げて4-1の快勝を収めたアンチェロッティ率いるチーム。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では前回対戦で敗れたシェリフを相手にDFアラバ、MFクロース、FWベンゼマと後半序盤までに3ゴールを重ね、久々のクリーンシートも記録する3-0の完勝。インテルとの最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。そのシェリフ戦では足に軽傷を負ったアラバの状態は気がかりも、主力を早い時間帯にベンチへ下げることに成功。対戦相手に比べて準備期間は1日短いものの、悪くないコンディションで臨めるはずだ。
対するセビージャは前節、下位に沈むアラベス相手に2度のビハインドを背負う苦しい戦いを強いられたが、試合終了間際にMFラキティッチが決めた劇的同点ゴールによって辛くもドローに持ち込んだ。そして、グループ最下位で臨んだCLではホームでヴォルフスブルクを相手にMFジョルダン、FWラファ・ミルのゴールで2-0の勝利。今季CL初勝利を挙げて最終節での逆転突破に望みを繋いでいる。今回のビッグマッチに向けてはDFジエゴ・カルロスやDFヘスス・ナバスと最終ラインに負傷者が出ている中、同胞の相手エースとマッチアップするDFクンデのパフォーマンスがより重要となりそうだ。
その上位対決に比べると、バルセロナ(勝ち点20)が7位、ビジャレアル(勝ち点16)が12位と、順位表上では大きく見劣りするが、浮上のキッカケを探る両者の対決にも大きな注目が集まるところ。
対するビジャレアルは前節のセルタ戦を1-1のドローで取りこぼすと、直近のCLのマンチェスター・ユナイテッド戦では試合の大半を支配しながらも、相手守護神デ・ヘアの牙城を破れずにいると、ミス絡みで喫した2失点によって0-2の敗戦を喫した。対戦相手同様にパンチ力不足が指摘される中、コンディションにやや不安を抱えるFWジェレミ・ピノ、FWダンジュマの2選手をサポートする選手の台頭が求められるところだ。
現在、4位のアトレティコ(勝ち点26)はオサスナの堅守を攻略し、前節公式戦2試合ぶりの白星を手にした。しかし、直近のCLミラン戦ではホームで消極的な戦いに終始した中、試合終了間際に伏兵メシアスに手痛い決勝点を奪われ、0-1で敗戦。最終節を前にグループ最下位に転落している。ここ最近では攻守両面でどっちつかずの戦いぶりが目立っており、シメオネ監督としては今後の巻き返しに向けて改めてチームの方向性を示したい。今回、敵地で対峙する16位のカディス(勝ち点12)はダイレクト志向が強いチームスタイルの相手だけに、局面でのデュエルをきっちり制して自陣にブロックを敷く相手に対して、前線のアイデアを生かした攻めで崩し切りたい。
バレンシア相手に数的不利の戦いを強いられ、ゴールレスドローに終わったレアル・ソシエダ(勝ち点29)は前節終了後に2位へ転落。今節からは追う立場として仕切り直しの勝利を目指す。対戦相手の11位エスパニョール(勝ち点17)は、ヨーロッパリーグ(EL)から中2日で戦うには非常にタフな相手だが、エースのFWオヤルサバルらの戦列復帰によって前線の駒は揃ってきており、選手層の部分で相手を押し切りたい。
最後に、6戦未勝利で13位まで順位を落としたマジョルカ(勝ち点13)は、9月中旬に行われたレアル・マドリー戦を最後に2カ月間の離脱が続いていたMF久保建英がようやくチームトレーニングに復帰。古巣である19位のヘタフェ(勝ち点9)をホームで迎え撃つ今回の一戦ではメンバー入りの可能性が出てきている。チームとしては次節アトレティコ戦での復帰を予定しているが、試合展開次第では、より勝ち点を獲得しやすいヘタフェを相手に崩しの切り札として投入される可能性は十分にあるはずだ。
《ラ・リーガ第15節》
▽11/26(金)
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs グラナダ
▽11/27(土)
《22:00》
アラベス vs セルタ
《24:15》
バレンシア vs ラージョ
《26:30》
マジョルカ vs ヘタフェ
《29:00》
ビジャレアル vs バルセロナ
▽11/28(日)
《22:00》
ベティス vs レバンテ
《24:15》
エスパニョール vs レアル・ソシエダ
《26:30》
カディス vs アトレティコ・マドリー
《29:00》
レアル・マドリー vs セビージャ
▽11/29(月)
《29:00》
オサスナ vs エルチェ
                    
                                            
                                        
                                        
                                        
                                        
                    
                    
                                        
                                            11月最後となる今節では首位のレアル・マドリー(勝ち点30)と、3位のセビージャ(勝ち点28)による上位対決に注目が集まる。
前節、格下グラナダ相手にDFメンディの今季初ゴールなどで大量4ゴールを挙げて4-1の快勝を収めたアンチェロッティ率いるチーム。さらに、チャンピオンズリーグ(CL)では前回対戦で敗れたシェリフを相手にDFアラバ、MFクロース、FWベンゼマと後半序盤までに3ゴールを重ね、久々のクリーンシートも記録する3-0の完勝。インテルとの最終節を前に決勝トーナメント進出を決めた。そのシェリフ戦では足に軽傷を負ったアラバの状態は気がかりも、主力を早い時間帯にベンチへ下げることに成功。対戦相手に比べて準備期間は1日短いものの、悪くないコンディションで臨めるはずだ。
その上位対決に比べると、バルセロナ(勝ち点20)が7位、ビジャレアル(勝ち点16)が12位と、順位表上では大きく見劣りするが、浮上のキッカケを探る両者の対決にも大きな注目が集まるところ。
前節、チャビ新体制がお披露目となったバルセロナは、FWデパイのPKによるゴールでバルセロナ・ダービーに勝利したものの、多くの負傷者の影響もあり、攻守両面で課題は少なくない。直近のCLではベンフィカ相手に指揮官が志向するスタイルの一旦は垣間見えたが、崩しの局面での連携、精度向上は急務。そういった中、対戦相手のビジャレアルは同じく攻撃に問題を抱えているものの、守備の安定度は高いだけに、新指揮官が直近2試合で出た課題をいかに修正できるかが、勝利のカギを握る。
対するビジャレアルは前節のセルタ戦を1-1のドローで取りこぼすと、直近のCLのマンチェスター・ユナイテッド戦では試合の大半を支配しながらも、相手守護神デ・ヘアの牙城を破れずにいると、ミス絡みで喫した2失点によって0-2の敗戦を喫した。対戦相手同様にパンチ力不足が指摘される中、コンディションにやや不安を抱えるFWジェレミ・ピノ、FWダンジュマの2選手をサポートする選手の台頭が求められるところだ。
現在、4位のアトレティコ(勝ち点26)はオサスナの堅守を攻略し、前節公式戦2試合ぶりの白星を手にした。しかし、直近のCLミラン戦ではホームで消極的な戦いに終始した中、試合終了間際に伏兵メシアスに手痛い決勝点を奪われ、0-1で敗戦。最終節を前にグループ最下位に転落している。ここ最近では攻守両面でどっちつかずの戦いぶりが目立っており、シメオネ監督としては今後の巻き返しに向けて改めてチームの方向性を示したい。今回、敵地で対峙する16位のカディス(勝ち点12)はダイレクト志向が強いチームスタイルの相手だけに、局面でのデュエルをきっちり制して自陣にブロックを敷く相手に対して、前線のアイデアを生かした攻めで崩し切りたい。
バレンシア相手に数的不利の戦いを強いられ、ゴールレスドローに終わったレアル・ソシエダ(勝ち点29)は前節終了後に2位へ転落。今節からは追う立場として仕切り直しの勝利を目指す。対戦相手の11位エスパニョール(勝ち点17)は、ヨーロッパリーグ(EL)から中2日で戦うには非常にタフな相手だが、エースのFWオヤルサバルらの戦列復帰によって前線の駒は揃ってきており、選手層の部分で相手を押し切りたい。
最後に、6戦未勝利で13位まで順位を落としたマジョルカ(勝ち点13)は、9月中旬に行われたレアル・マドリー戦を最後に2カ月間の離脱が続いていたMF久保建英がようやくチームトレーニングに復帰。古巣である19位のヘタフェ(勝ち点9)をホームで迎え撃つ今回の一戦ではメンバー入りの可能性が出てきている。チームとしては次節アトレティコ戦での復帰を予定しているが、試合展開次第では、より勝ち点を獲得しやすいヘタフェを相手に崩しの切り札として投入される可能性は十分にあるはずだ。
《ラ・リーガ第15節》
▽11/26(金)
《29:00》
アスレティック・ビルバオ vs グラナダ
▽11/27(土)
《22:00》
アラベス vs セルタ
《24:15》
バレンシア vs ラージョ
《26:30》
マジョルカ vs ヘタフェ
《29:00》
ビジャレアル vs バルセロナ
▽11/28(日)
《22:00》
ベティス vs レバンテ
《24:15》
エスパニョール vs レアル・ソシエダ
《26:30》
カディス vs アトレティコ・マドリー
《29:00》
レアル・マドリー vs セビージャ
▽11/29(月)
《29:00》
オサスナ vs エルチェ
レアル・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
|  | 
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
    バルベルデのシュートが隣のマンション直撃!家主は悲鳴もファンは物件に嫉妬?「試合見放題じゃん」「この部屋住みたい」
レアル・マドリーのウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデが驚愕のシュートを放った。 7日にバジェカスで行われたラ・リーガ第13節のラージョ・バジェカーノ戦を2-3で落とし、今シーズンリーグ戦初の黒星を喫したマドリー。バルベルデはフル出場を果たしていた。 ラージョ戦の後半アディショナルタイムにはこんな珍事が。1点を追いかけるマドリーが左CKを獲得すると、マルコ・アセンシオのキックのこぼれ球がバルベルデのもとへと転がる。 バルベルデは難しい体勢からダイレクトでシュートを放ったが、上手く捉えられなかったボールは枠の大きく上を飛んでいくと、そのままゴール裏のないスタジアムを越え、隣接しているマンションの一室へと吸い込まれていった。 バルコニーで観戦していた家主は試合の動画を撮影していたようで、シュートが向かってくる瞬間もリアルタイムで撮影。その動画には、「そこゴールちゃう、家や」、「どこまで飛ばすんだ」といったコメントのほか、「この部屋住みたい」、「試合見放題じゃん」とサッカーファンにとっては好立地の物件を羨む声が上がっている。 なお、このボールはさすがにボールボーイも回収できず、住民がゲットしたようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】シュートが一直線に向かってくる!マンションの住民が実際に撮影していた映像</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">¿Te imaginas que un balón chutado por Fede Valverde entre por tu terraza y acaba en tu salón? <br><br>Ayer ocurrió. Hamza estaba viendo el Rayo - Real Madrid desde su balcón y...<br><br>Entramos en su casa para que nos lo cuente él mismo. <br><br> <a href="https://t.co/awKGahVOco">https://t.co/awKGahVOco</a> <a href="https://t.co/sT8JNuVyPo">pic.twitter.com/sT8JNuVyPo</a></p>— Relevo (@relevo) <a href="https://twitter.com/relevo/status/1589947999899504640?ref_src=twsrc%5Etfw">November 8, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.11.09 12:05 Wed2
    飛んできたのは“豚の頭”、19年前のエル・クラシコを覚えているか?
ピッチに投げ入れられた最も衝撃的なものはなんだろうか。 21日に行われたリーグ・アン第14節のリヨンvsマルセイユでは、スタンドから中身が入った状態のペットボトルが投げ入れられた。これがMFディミトリ・パイエの左耳付近を直撃し、パイエは頭を押さえながら倒れ込んでしまう。試合は一時中断を経て、中止にまで追いやられる事態となっていた。 19年前のエル・クラシコ、2002年11月23日に行われたカンプ・ノウでのバルセロナvsレアル・マドリーの一戦では、豚の頭がピッチに投げ入れられたのを覚えているだろうか。 元ポルトガル代表FWルイス・フィーゴは2000年夏にバルセロナからレアル・マドリーへという禁断の移籍を決行。バルセロナのファンからは猛烈な反感を買っていた。前述のクラシコで、マドリーの一員としてカンプ・ノウに足を踏み入れたフィーゴに対してはブーイングの嵐。ライターやコインなども投げ入れられた。 その中でも異色だったのが豚の頭だ。CKでボールをセットした際に、あるバルセロナのファンがフィーゴに向かってそれを投擲。当たりはしなかったものの、様々な意味で衝撃を与えたことは間違いなかった。 当時のクラシコは一時中断こそしたものの、試合は継続。ゴールレスに終わっている。何事もなかったために、笑い話として語れるものの、ケガにつながっていれば大きな問題に発展していたことは間違いないだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】ピッチに投げ入れられた豚の頭</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">On this day in 2002, Barcelona fans threw a pig's head at Luis Figo before he took his corner at the Camp Nou <br><br>Figo left Barca for Real Madrid two years earlier. <a href="https://t.co/j3ZgOQ85dW">pic.twitter.com/j3ZgOQ85dW</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1463119883055599616?ref_src=twsrc%5Etfw">November 23, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.11.24 22:10 Wed3
    ムバッペ母「交渉は終了、決めるのはキリアン」
パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表FWキリアン・ムバッペの母親が息子の去就について言及している。中東『Kora Plus』のインタビューで答えている。 新シーズン、レアル・マドリーへの加入が報じられるムバッペだが、母親であるファイザ・ラマリさんは現在の状況について以下のような見解を示している。 「PSGとレアル・マドリーのオファーはほぼ変わらない。交渉は終了したわ。今は息子の判断を待っている状況よ」 スペイン『EL PAÍS』によればレアル・マドリーは肖像権の50%譲渡を契約に入れているとのことで、この点がムバッペ側のネックになっていると見られている。 対するPSGは肖像権の100%譲渡に加え、破格のボーナスも準備している模様。ムバッペの決断が待たれるところだ。 2022.05.21 00:30 Sat4
    モウリーニョ監督、レアル時代に衝突のカシージャス氏引退に「最も偉大なGKの1人」
トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督が現役引退を表明した元スペイン代表GKのイケル・カシージャス氏との関係性について言及した。スペイン『アス』が伝えた。 昨年5月に所属するポルトでの練習中に心臓発作を起こしたカシージャスは、事実上の引退状態だった中、4日に現役引退を正式に発表。22年間の現役生活に幕を下ろした。 そんなカシージャス氏はマドリーで公式戦通算725試合の出場を誇るも、モウリーニョ監督の下では守護神の座を外されることに。その結果、両者には軋轢が生じていたとされた中、ポルトガル人指揮官はカシージャス氏の引退について言及した。 「彼の知性と完成度はに対し、常に互いをリスペクトしてきた。数年後には良い友人になれたことを意味していた」 「素晴らしいGKであり、素晴らしい男だ。レアル・マドリーの歴史、スペインの歴史、サッカーの歴史の中でも最も偉大なGKの1人だ。彼とともに、我々は全ての記録を破ってリーグ戦を優勝した」 「私が下した判断により、我々の間には難しい時期もあった。他の選手を守護神に指名したのは個人的な決定ではなく、プロとしての決定だった」 また、カシージャスが心臓発作で倒れた際にもメッセージを送っていたというモウリーニョ監督。当時は衝突していたことを認め、その関係は修復していると強調した。 「誰もが知っている。私がチームから彼を外すと決めた時に対立していた。それは自我の衝突ではなく、マドリーのキャプテンとマドリーの監督としての対立だった。この決定をするのは簡単ではなかった」 「彼もまたこれを受け入れるのに簡単ではなかった。しかし、我々の関係はポジティブだ。多くの人が考えているようなものではない」 2020.08.05 16:00 Wed5
    






