負傷離脱の大山啓輔の名前が…J2残留の瀬戸際にいる大宮、山形戦でのエントリー手続き不備を謝罪

2021.11.16 17:43 Tue
©︎J.LEAGUE
大宮アルディージャは16日、選手のエントリー不備について謝罪した。

大宮は14日に、明治安田生命J2リーグ第39節でモンテディオ山形戦を戦った。

熾烈な残留争いをする中、チームは土壇場の被弾で3連敗中。なんとしても勝利が欲しいアウェイゲームだった。
この試合では、大宮が発表したスターティングメンバーには大山啓輔が入っていたが、その後クラブが石川俊輝に訂正していた。

しかし、Jリーグの公式の登録メンバーでは大山のまま。その大山は10月24日に右ヒザ内側側副じん帯損傷と診断され、今季中の復帰が無くなったばかりで、プレーすることは不可能だった。
クラブの発表とJリーグ公式の発表が異なるために、大きな混乱を招いたが、最終的には大山のままとなり、18名の登録が17名に。試合は4試合連続で試合終盤に被弾。勝ち試合を引き分けにしていた。

大宮は、クラブのエントリー手続きに不備があったとし、大事な一戦での稚拙なミスを謝罪した。

「11月14日(日)に行われた、2021明治安田生命J2リーグ第39節・モンテディオ山形戦 [14:00キックオフ@NDソフトスタジアム山形] において、試合エントリーに必要な申請手続きの不備により、メンバー17名で試合を迎えざるを得ない状況となりました」

「また、クラブ公式SNS等とJリーグ公式サイト等の発信内容に相違が生じたことで、ファン・サポーターの皆さまをはじめ、多くの皆さまに多大なるご心配をお掛けし、心よりお詫び申し上げます」

「今回の事案をクラブとして重大に受け止め、今後同様の事案が絶対に発生しないよう、クラブ内でしっかりと再発防止に取り組んでまいります」

「あらためまして、ファン・サポーターの皆さま、パートナー企業の皆さま、日頃よりご支援、ご声援をいただいている全ての関係者の皆さまにお詫び申し上げます」

現在大宮は17位に位置。しかし、降格圏の19位ギラヴァンツ北九州との勝ち点差は「1」という状況。残り3試合で残留を掴めるかの瀬戸際にいる。

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