森保監督、最終予選で大苦戦も大幅なアプローチの変更は考えず 「より強固なベースを作れるよう」

2021.10.08 08:57 Fri
©︎JFA
日本代表を率いる森保一監督が、サウジアラビア代表戦の試合後に行われたオンライン会見で、敵地での敗戦を振り返った。

日本は7日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビア代表と敵地で対戦。1-0で敗戦を喫した。
前半は柴崎岳のミドルシュートは、南野拓実のヘディング、そして一本の縦パスから大迫勇也が決定機を迎えるが、いずれもGKモハメド・アル=オワイスのセーブに阻まれる。

一方で、サウジアラビアも両サイドを中心に攻め込んできたが、日本の守備がしっかりと対応。決定機を作られる場面もあったが、無失点で凌いだ。

後半に入り互いに対策を練ると、日本が先に動き選手交代。しかし、なかなか決定機を作れないでいると、71分には柴崎のバックパスがミスとなると、一気に奪われカウンター。途中出場のフィラス・アル・ブライカンにゴールを決められ、1-0で敗れた。
同試合後、オンライン会見に出席した森保監督は、敵地での痛恨の敗戦を振り返っている。

「まずは試合全体で見てみると、ミスはもちろんありましたが、プレッシャーがかかった場面でもキーパーからボールを繋いで相手のプレッシャーをかいくぐる。そして、最後のゴールに迫るという部分は、プレッシャー下においても選手たちが非常に良くチャレンジしてくれ、我々がやろうとしていることをトライ、チャレンジしてくれたと思っています」

「時間が進むにつれて疲労が出てくると、少し(パスが)合わなくなるところが出てきましたが、そこを与えられた時間の中でトレーニング、ミーティングで選手たちに、我々はできる限り、ボールを大切にして戦うところの絵を合わせられるように、私自身選手たちに向けて関係を作るようにしていかなければならないと思っています」

また、失点に直結するミスを犯した柴崎ら主力選手に対しては、「ミスを含めてすべて私の責任」と、それまでのピッチ上での貢献を含めて擁護している。

「失点シーンを映像ですべて振り返ったわけではないので、どういったミスかはわかりませんが、あのピッチ上にいてプレーを見ていたところでは、お互いの意思疎通が合わず、ボールを下げてしまい、そこでパスがずれた結果、相手にミスを突かれた形でした」

「柴崎、その前に原口が絡んでいたと思いますが、特に最後にパスを出した柴崎に関しては、それまでの時間ハードワークをしてくれ、攻撃と守備を繋ぐ。そして、広範囲で守備に貢献してくれた部分もあり、そのミスだけで責められるものではないと思いますし、非常によくやってくれたと思います」

「ミスに関してはピッチに立たなければ、あのミスは起きていなかったので、ピッチに立たせたのは監督である私なので、そのミスを含めてすべて私の責任だと思います」

これまで世界で勝ち抜くことを目標に掲げる中、ここまでの最終予選で2敗を喫するなど、結果が出ていない状況だが、森保監督自身に大幅なアプローチの変更の考えはないようだ。

「アプローチを変えるという部分に関して、ベースの部分の方向性は間違っていないと思っていますし、進んでいく段階でこれまでも変えなければいけないような状況においては、マイナーチャンジなど少しずつ修正を加えながら、目標とするところへ向かっていこうと考えてやっています」

「そういった意味では常に進化していくために修正するところはあると思うので、また試合を振り返って、これまでの戦いを振り返って、より強固なベースを作れるように、我々にとって結果に繋がるようなことを考えていきたいと思っています」

「しかしながら、描いてきた目標に向かっていくサッカーに関しては間違っていないと思っています。もし間違っているのであれば、皆さんも含めて私自身を評価していただき、指摘していただければと思っています。そこは私がやろうとするサッカー感をチームに反映させる。そして、選手たちにプレーしてもらうことはもちろんありますが、私自身は自分のサッカー感プラス日本のサッカー発展のためになることを、選手に表現してもらおうと考えながら日々仕事をさせていただいています」

また、試合後のロッカールームでは選手たちに対して、ポジティブな声掛けを行い、次節オーストラリア戦での奮起を促している。

「選手たちは試合後にみんな悔しがっている様子が見受けられました。私が選手たちにかけた言葉は、非常に我々にとって厳しい結果となったこと。しかしながら我々がワールドカップの出場権を掴み取ることを諦めなければ、みんなは力を持っていて、我々が諦めずに努力を続けていけば、必ず残り7戦、(最終予選の)10戦すべてを終えた後には、我々がワールドカップの出場権を掴み取っているという強い気持ちで前進していこうと…」

「まずはこれまで言っていたように、ここで引きずってしまうのはプロではなく、顔を上げて次のオーストラリア戦に全力を尽くすこと、最善の準備をやっていこうということを選手たちに話しました」

また、試合後にキャプテンのDF吉田麻也がホームサポーターに対して、激高した様子を見せた一件に関しては、詳細は把握していないものの、ホームサポーターによる不適切な振る舞いがあったことを示唆している。

「吉田が(ホーム)サポーターと少し言い合いになるようなところがありました。そこはよくは見えていませんでしたが、近くにいてサウジアラビアの勝利を祝い合っていたサポーターが、吉田に向かって彼を傷付けるような行為をしていたのかと思います。言葉はわかりませんが、やはり表情や仕草で判断できる部分もあるので、吉田がそれに対して反応するところがあったと思います。それもこの敗戦の悔しさがなければ、吉田もそういう反応にはなっていなかったと思いますし、次の試合、今後の試合で出場権を勝ち取るため、まだまだエネルギーを持ち続けていると思います」
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