苦境のクーマンが公式会見で異例の対応! 質疑応答拒否に加え、忍耐求める声明を読み上げ
2021.09.22 23:23 Wed
バルセロナを率いるロナルド・クーマン監督がカディス戦に向けた公式会見の場で、メディアからの質問を拒否する異例の対応を見せた。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。
これを受け、クラブはクーマン監督の更迭を視野に入れ、すでに後任探しをスタートしたと見られている。
そういった苦境の中、23日に控えるラ・リーガ第6節のカディス戦に向けた公式会見に出席したクーマン監督は、会見の冒頭に事前に用意してきた短い声明を読み上げると共に、メディアからの質問を拒否する意向を宣言する異例の対応を見せた。
「クラブの財務状況はスポーツ面の問題に関係しており、その逆もまた然りだ。つまり、大きな投資をせずに、フットボールチームを再建しなければならないということだ。それには相応の時間が必要だ」
「我々が抱えている若い才能は、数年後には世界的なスターになる可能性がある。チームを再構築上での良い部分は、チャビやイニエスタの時代のように、若いプレーヤーにもチャンスがあることだ。しかし、我々は忍耐を求めている」
「ラ・リーガで上位に入ることは成功と言えるだろう。ヨーロッパのフットボールは若いプレーヤーにとって良い学びの場と言えるが、チャンピオンズリーグで奇跡(優勝)を期待することはできない。バイエルン戦の敗北は、そのような観点から見なければならない」
「我々が行っているプロセスは、スカッドを無条件で支持することを意味する」
「言葉でも行動でも、我々が行っているプロセスを支持する。記者たちがこのプロセスを理解していることも私は知っている」
「このような状況はクラブの歴史上、決して初めてのことというわけではない。この困難な時期に、皆さんのサポートを期待している。チームとしては、ホームでのグラナダ戦でのファンからのサポートに満足している」
今シーズンここまでのバルセロナの現状に関しては、前経営陣の放漫経営の影響に加え、度重なる負傷者と必ずしもクーマン監督一人の責任とは言えない。だが、現在の苦境を脱するためには、やはりピッチ上でチームが見せるパフォーマンスとそれに伴う結果しかない…。
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就任2年目のクーマン監督だが、今夏はクラブの深刻な財政難の影響もあり、エースFWリオネル・メッシら主力が大量に流出。その一方で、新戦力補強はFWセルヒオ・アグエロらフリー加入の選手などに留まり、難しい序盤戦を過ごしている。とりわけ、チャンピオンズリーグ(CL)初戦ではバイエルンに0-3のスコア以上の惨敗を喫すると、直近のグラナダ戦では今季未勝利の相手に対して、ホームで痛恨の1-1のドロー。加えて、後半半ば過ぎにDFジェラール・ピケをフォワードとして起用し、クラブの攻撃哲学に反するロングボール、クロス一辺倒の戦いぶりがファン、識者の不興を買っていた。そういった苦境の中、23日に控えるラ・リーガ第6節のカディス戦に向けた公式会見に出席したクーマン監督は、会見の冒頭に事前に用意してきた短い声明を読み上げると共に、メディアからの質問を拒否する意向を宣言する異例の対応を見せた。
「クラブと監督は再構築のプロセスを遂行中だ」
「クラブの財務状況はスポーツ面の問題に関係しており、その逆もまた然りだ。つまり、大きな投資をせずに、フットボールチームを再建しなければならないということだ。それには相応の時間が必要だ」
「我々が抱えている若い才能は、数年後には世界的なスターになる可能性がある。チームを再構築上での良い部分は、チャビやイニエスタの時代のように、若いプレーヤーにもチャンスがあることだ。しかし、我々は忍耐を求めている」
「ラ・リーガで上位に入ることは成功と言えるだろう。ヨーロッパのフットボールは若いプレーヤーにとって良い学びの場と言えるが、チャンピオンズリーグで奇跡(優勝)を期待することはできない。バイエルン戦の敗北は、そのような観点から見なければならない」
「我々が行っているプロセスは、スカッドを無条件で支持することを意味する」
「言葉でも行動でも、我々が行っているプロセスを支持する。記者たちがこのプロセスを理解していることも私は知っている」
「このような状況はクラブの歴史上、決して初めてのことというわけではない。この困難な時期に、皆さんのサポートを期待している。チームとしては、ホームでのグラナダ戦でのファンからのサポートに満足している」
今シーズンここまでのバルセロナの現状に関しては、前経営陣の放漫経営の影響に加え、度重なる負傷者と必ずしもクーマン監督一人の責任とは言えない。だが、現在の苦境を脱するためには、やはりピッチ上でチームが見せるパフォーマンスとそれに伴う結果しかない…。
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