引く手数多のヴラホビッチ、フィオレンティーナ会長は残留希望「彼が残ってくれることを願っている」

2021.08.19 16:58 Thu
Getty Images
フィオレンティーナで会長を務めるロッコ・コンミッソ氏が、セルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチの去就について語った。『フットボール・イタリア』が伝えている。
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パルチザン・ベオグラードのアカデミー出身であるヴラホビッチは、18歳となった2018年夏にフィオレンティーナへ加入。190cmの屈強な体躯と優れた得点感覚を武器にチームの主軸に定着すると、昨シーズンのセリエAで37試合21ゴールの成績を残し、一躍ビッグクラブから注目の的となった。ヴラホビッチに対しては、アトレティコ・マドリー、トッテナム、マンチェスター・シティなどが獲得に関心を示しており、今夏移籍の可能性が高いと一部メディアからは報じられている。
一方で、イタリア『Radio Bruno』に出演したコンミッソ氏は、同選手の残留を希望していると明言。選手本人も残留に乗り気ではあるものの、さまざまな要因が絡むと複雑になるとも語った。

「私は最初から、(最終的にユベントスへ移籍した)フェデリコ・キエーザと同じように、ヴラホビッチをキープしたいと話してきた」
「先日、ヴラホビッチ本人とも話をしたよ。彼はフィレンツェに滞在したいと思っている。ただし、そこに家族や代理人、他クラブからのオファーが関係すると何とも…」

「彼が最終的にどこに行くかはわからない。ただ私は、彼が残ってくれることを願っており、そうなるとも思っている」

また、コンミッソ氏は2019年6月に会長に就任してからクラブが2シーズン続けて2桁順位に終わっており、ファンから批判を浴びていることに反論。プロジェクトは継続されていると強調し、クラブを手放す可能性を否定した。

「私が就任する直前、フィオレンティーナは16位でシーズンを終えていた。そこから1年で10位に引き上げたことを、ファンに思い出させたいね。セリエAで最も重要なクラブの1つを買収した後、1年で6つも順位を上げることができた外国人オーナーは他にいない」

「何度も言っているように、(13位に終わった)昨シーズンは残念な結果に終わった。しかしだからといって、誰かが我々のプロジェクトの失敗を語ることは許されない」

「もし誰かが私をフィレンツェから追い出したいと思うなら、前に出てきてこのクラブを買うといい。実際にお金を持って門を叩く人はいないだろうがね。今のところ、私が聞いたのは安いゴシップくらいのものだ」

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