「厳しい戦いが待っている」金メダル候補のスペイン相手にドローの森保一監督「非常に良い試合をさせてもらった」
2021.07.17 23:23 Sat
U-24日本代表の森保一監督が、U-24スペイン代表戦を振り返った。
日本は17日、キリンチャレンジカップ2021でスペインと対戦し、1-1のドロー。東京オリンピック本大会前の最後の試合を終えた。
試合は立ち上がりからスペインに押し込まれる展開となり、久々に守備の時間が長くなる戦いとなった。それでもなんとか粘り強く戦っていた日本は、少ないチャンスを生かそうとプレー。すると42分にスローインの流れから久保建英が左サイドを突破。そのままボックス付近まで持ち込むと、グラウンダーのパスを中央へ。これを堂安律がダイレクトで蹴り込み、日本が先制する。
押し込まれながらも先制に成功した日本。ハーフタイムで多くの選手交代を行うと、スペインも選手交代で流れを変えにくる。するとユーロ2020で最優秀若手選手賞にも輝いたペドリが入ってから様相が一変。狭いコースを何度もパスで通されピンチを作られると、78分に同点ゴールを許してしまう。
日本は後半もカウンターから何度か決定機を迎えたが、最後まで追加点を奪えず。1-1の引き分けに終わった。
「スペインに押し込まれる時間も長くありましたが、スペインは世界のトップトップの力を持っている力だということ。その中で、粘り強く戦いながら、守備だけでなく攻撃もトライして、ゴールを目指して急ぐこと。選手たちが粘り強く戦いながら、得点チャンスを窺う戦いをしっかりやってくれたと思います」
「まだまだ圧力に対して守から攻へのところはさらに良い守備ができることと、相手が嫌がる攻撃ができるように、今日の良い経験をもとに残り期間準備していきたいと思います」
「東京オリンピックでは金メダルが目標の中、厳しい戦いが待っているということを、今日はGKは1人出場できなかったですが、多くの選手が厳しい戦いを、レベルの高い相手との戦いを経験できたことは、東京オリンピックに向けて非常に良い試合をさせてもらったと思います」
前半は飲水タイムが終えてから少しパフォーマンスが上がったが、そのあたりの選手の対応力については「飲水タイムでの私の指示はいたってシンプルで、粘り強くこのまま相手のゴールを目指していくということを選手たちに話しました」とコメント。「また、サイドの部分で、サイドチェンジから数的優位を活かして攻撃をするというところで、我々の守備はさせられていたので、サイドバックとサイドハーフの守備の連携のイメージを合わせるようにという話をしました」と、攻守両面での指示を送ったと語った。
また「試合全体を通しても監督の指示、スタッフの指示を待って対応するのではなく、状況に応じて理想と現実を把握しながら、自分たちでコミュニケーションをとって対応してくれたと思います」としっかりと考えてプレーができていたと語り、「その結果、我慢強い戦いの中でも前半はチャンスが作れて、リードすることができたと思います。選手たちのコミュニケーション能力や修正能力というのは、オリンピック本大会でもより発揮して貰えるような気がします」とレベルの高い相手にもしっかり戦えたことはプラスだと語った。
本大会に向けては「これまでのオーバーエイジが融合した後の試合は、我々がボールを握って、攻撃を仕掛けられるもので、我慢強い守備を強いられたのはホンジュラス戦では多少ありましたが、今日の試合を通して世界の強豪と戦えるようになっているなと、チームとして経験できたのは良かったです」と、レベルの高い相手としっかり戦えたことを評価。「攻められてはいましたが、個の局面で選手が責任を持って守る、コンパクトブロックから相手の攻撃を制限してボールを奪うというところは、相手が嫌がるというところ、我々も試合にも生かせるということを、スペインとの戦いで選手たちも感覚として持ってもらえたと思います」と語り、強豪相手の戦い方を確認できたことを評価した。
後半は日本の右サイド(スペインの左サイド)から崩されるシーンが多く、失点シーンも左サイドからのクロスでゴールを奪われていた。「0-1から1-1にされるところで、勝っている状況で相手の攻撃力もあるので、ボールに出ていけない状況はありました」と少し引き過ぎて奪いに行く守備ができなかったと反省。「そういった部分の対応をリトリートして、ある程度相手の攻撃を引き込みながら、守りながらも、ブロックを作って終わりではなく、ポジションを取って終わりではなく、ボール保持者に出て行くというところは修正しなければいけないところだと思います」と、ブロックを作りながらもボールを奪いに行かなければいけないと語った。
さらに、「サイドを崩された失点の場面も、サイドハーフの選手が守備の対応をしていたと思いますが、そこらへんのところは攻撃の選手が攻撃だけではなく、最後勝って行くためには守備の部分もチームとしてやっていかなければいけないということを、全選手が認識してくれたと思います」と、全員が攻守に渡ってプレーする必要があることを感じてくれたと語り、「対応は少し後手を踏んだところはあると思いますが、もっとボール保持者に行くというところ。1-1になってからは選手たちは割り切って、ボール保持者に対してプレッシャーをかけるということができて、ある程度対応できたと思っています」と、アグレッシブな守備を見せても戦えていたことを自信とすべきだと語った。
12日のU-24ホンジュラス代表戦では、約1カ月ぶりの試合となる選手が多く、コンディション面の問題も抱えていたが「コンディション面については、ホンジュラス戦で90分出た選手、長時間後半の途中まで出た選手に関しては、間違いなく今日はコンディションも上がっていたと思います」とコメント。「試合展開として我々がボールを握って相手を押し込んでいくという展開にはなかなか持ち込めなかったですが、我慢強く耐えながら攻撃に出ていけたという部分は、コンディションの部分もしっかり上がってきていることがプレーに出ていたと思います」と、コンディションが上がったからこそ、我慢しながらも先制できたと振り返った。
また「これからについては、チーム全体として90分選手たちが戦うだけのコンディションは作ってこれていると思いますので、今日はかなり高温多湿で、足元の芝も滑りやすい状況で負荷がかかっていると思うので、リフレッシュしながらも、今日の成果と課題を残りの時間でトレーニングの中で確認してチームの状態を少しでもよくしていきたいです」と語り、残り1週間を切った中でもさらにコンディションを上げていきたいと語った。
守備の時間が長い中、攻撃のチャンスがなかった訳ではない日本。ゴールは1点だったが、決定機は何度か迎えていた。その点については「選手たちがゴールに向かっていくという部分で、良い守備から良い攻撃に、勇気を持ってボールに絡むプレー。1人1人が攻撃で局面を打開することも考えながら、チームで連携連動しながら崩していくという部分で、良い形で連携連動が出てゴールが生まれたと思います」とチームとしての良さが出たゴールだと振り返った。
ただ「他にもチャンスは作れたと思いますし、より相手が困るような攻撃の回数を増やせるように、選手たちには勇気を持って攻撃にトライしてほしいと思います。また、勇気や頑張りだけではなく、早い判断力と予測能力を持って、日本人の良さでもあるモビリティを出して、選手たちには得点をイメージしてもらいたいと思います」とし、もっと良い判断をしてゴールに迫ってもらいたいと語った。
この試合でも追加点を決め切るという課題が残った日本。ホンジュラス戦からの課題がありながら、選手たちは考えてプレーしていたが、ゴールを決め切るということは磨いていきたいと語った。
「ホンジュラス戦もまずは前半決められるチャンスがありましたが、実際には2-0で後半に入って、後半相手が出てくる中、3点目を奪ってゲームをより有利に進めるという部分ができればと思っていましたが、時間はかかりましたけど、ホンジュラス戦では2-1となった後、押し込まれるだけにならず3-1にできたのは良かったです。さらに、より早い時間帯でリードを広げられればという反省を持って臨みました」
「1-0とリードした中で追加点のチャンスを作るという部分は、ある程度できていたと思いますが、しっかり仕留める、決定力は選手たちに求めたいと思います」
「前半も守備でボールを奪った後に、もっとボールを動かせるという場面があったりしながらも、一旦速攻ができなかった時に、ボールを動かしてサイドを使って仕掛けるというところを選手たちが工夫してくれた部分は、オリンピック本大会で相手を仕留める部分に使えるかなと」
「後半はメンバーが大きく変わってイメージを合わせることがなかなか大変だったと思いますが、守から攻への部分で大分押し込まれたままロストしていたので、相手がプレッシャーにきた中で、1つ2つ外して、決定機を作れるように選手たちが考えられるように、クオリティを上げられるように準備していきたいと思います」
これで全てのテストマッチが終了。残すは本番のみとなる。グループステージの3試合で終わらず、その先に進んで目標の金メダルへ。オーバーエイジが入ってからのチームの成長に関して、森保監督は自信を持って臨めると語った。
「6月の活動には私が参加できませんでしたが、映像を見て、コーチングスタッフに報告を聞いた中で、選手たちの成長というものは感じさせてもらっていました」
「オリンピックの準備期間から選手たちと活動していく中で、メンタル的にもフィジカル的にもたくましくなっていますし、自分のストロングなところを出す部分と対応力は成長していると思います」
「去年のコロナ禍でリーグ戦等々でなかなかできない中、レギュレーションが変わるシーズンでしたが、Jリーグにおいてはたくさんの若手がコロナ禍のレギュレーションで多く起用されて、凄くたくさんの選手が成長してきた気がします」
「ヨーロッパで活動している選手たちも去年の10月11月の時は練習ができないこともあった中で、みんなたくましく成長しているのは、コロナはあってはいけないと思いますし、肯定はできないですが、選手たちは難しい中で成長してきてくれていると実感しています」
「厳しい戦いとなることは覚悟しなければいけないですし、その中でも粘り強く戦いながら、攻撃も勇気を持って、トライしていくということができれば、必ず良い結果が出ると思っています」
「選手たちにはまずは勝つためには、勝ちにこだわることも大事ですけど、自分の力を思い切って発揮するということ、個の部分と組織力を出していければと思います」
日本は17日、キリンチャレンジカップ2021でスペインと対戦し、1-1のドロー。東京オリンピック本大会前の最後の試合を終えた。
試合は立ち上がりからスペインに押し込まれる展開となり、久々に守備の時間が長くなる戦いとなった。それでもなんとか粘り強く戦っていた日本は、少ないチャンスを生かそうとプレー。すると42分にスローインの流れから久保建英が左サイドを突破。そのままボックス付近まで持ち込むと、グラウンダーのパスを中央へ。これを堂安律がダイレクトで蹴り込み、日本が先制する。
日本は後半もカウンターから何度か決定機を迎えたが、最後まで追加点を奪えず。1-1の引き分けに終わった。
金メダル候補の最有力とも言われるスペイン相手に引き分けた日本。森保監督は試合後の記者会見で一定の手応えを感じたと語った。
「スペインに押し込まれる時間も長くありましたが、スペインは世界のトップトップの力を持っている力だということ。その中で、粘り強く戦いながら、守備だけでなく攻撃もトライして、ゴールを目指して急ぐこと。選手たちが粘り強く戦いながら、得点チャンスを窺う戦いをしっかりやってくれたと思います」
「まだまだ圧力に対して守から攻へのところはさらに良い守備ができることと、相手が嫌がる攻撃ができるように、今日の良い経験をもとに残り期間準備していきたいと思います」
「東京オリンピックでは金メダルが目標の中、厳しい戦いが待っているということを、今日はGKは1人出場できなかったですが、多くの選手が厳しい戦いを、レベルの高い相手との戦いを経験できたことは、東京オリンピックに向けて非常に良い試合をさせてもらったと思います」
前半は飲水タイムが終えてから少しパフォーマンスが上がったが、そのあたりの選手の対応力については「飲水タイムでの私の指示はいたってシンプルで、粘り強くこのまま相手のゴールを目指していくということを選手たちに話しました」とコメント。「また、サイドの部分で、サイドチェンジから数的優位を活かして攻撃をするというところで、我々の守備はさせられていたので、サイドバックとサイドハーフの守備の連携のイメージを合わせるようにという話をしました」と、攻守両面での指示を送ったと語った。
また「試合全体を通しても監督の指示、スタッフの指示を待って対応するのではなく、状況に応じて理想と現実を把握しながら、自分たちでコミュニケーションをとって対応してくれたと思います」としっかりと考えてプレーができていたと語り、「その結果、我慢強い戦いの中でも前半はチャンスが作れて、リードすることができたと思います。選手たちのコミュニケーション能力や修正能力というのは、オリンピック本大会でもより発揮して貰えるような気がします」とレベルの高い相手にもしっかり戦えたことはプラスだと語った。
本大会に向けては「これまでのオーバーエイジが融合した後の試合は、我々がボールを握って、攻撃を仕掛けられるもので、我慢強い守備を強いられたのはホンジュラス戦では多少ありましたが、今日の試合を通して世界の強豪と戦えるようになっているなと、チームとして経験できたのは良かったです」と、レベルの高い相手としっかり戦えたことを評価。「攻められてはいましたが、個の局面で選手が責任を持って守る、コンパクトブロックから相手の攻撃を制限してボールを奪うというところは、相手が嫌がるというところ、我々も試合にも生かせるということを、スペインとの戦いで選手たちも感覚として持ってもらえたと思います」と語り、強豪相手の戦い方を確認できたことを評価した。
後半は日本の右サイド(スペインの左サイド)から崩されるシーンが多く、失点シーンも左サイドからのクロスでゴールを奪われていた。「0-1から1-1にされるところで、勝っている状況で相手の攻撃力もあるので、ボールに出ていけない状況はありました」と少し引き過ぎて奪いに行く守備ができなかったと反省。「そういった部分の対応をリトリートして、ある程度相手の攻撃を引き込みながら、守りながらも、ブロックを作って終わりではなく、ポジションを取って終わりではなく、ボール保持者に出て行くというところは修正しなければいけないところだと思います」と、ブロックを作りながらもボールを奪いに行かなければいけないと語った。
さらに、「サイドを崩された失点の場面も、サイドハーフの選手が守備の対応をしていたと思いますが、そこらへんのところは攻撃の選手が攻撃だけではなく、最後勝って行くためには守備の部分もチームとしてやっていかなければいけないということを、全選手が認識してくれたと思います」と、全員が攻守に渡ってプレーする必要があることを感じてくれたと語り、「対応は少し後手を踏んだところはあると思いますが、もっとボール保持者に行くというところ。1-1になってからは選手たちは割り切って、ボール保持者に対してプレッシャーをかけるということができて、ある程度対応できたと思っています」と、アグレッシブな守備を見せても戦えていたことを自信とすべきだと語った。
12日のU-24ホンジュラス代表戦では、約1カ月ぶりの試合となる選手が多く、コンディション面の問題も抱えていたが「コンディション面については、ホンジュラス戦で90分出た選手、長時間後半の途中まで出た選手に関しては、間違いなく今日はコンディションも上がっていたと思います」とコメント。「試合展開として我々がボールを握って相手を押し込んでいくという展開にはなかなか持ち込めなかったですが、我慢強く耐えながら攻撃に出ていけたという部分は、コンディションの部分もしっかり上がってきていることがプレーに出ていたと思います」と、コンディションが上がったからこそ、我慢しながらも先制できたと振り返った。
また「これからについては、チーム全体として90分選手たちが戦うだけのコンディションは作ってこれていると思いますので、今日はかなり高温多湿で、足元の芝も滑りやすい状況で負荷がかかっていると思うので、リフレッシュしながらも、今日の成果と課題を残りの時間でトレーニングの中で確認してチームの状態を少しでもよくしていきたいです」と語り、残り1週間を切った中でもさらにコンディションを上げていきたいと語った。
守備の時間が長い中、攻撃のチャンスがなかった訳ではない日本。ゴールは1点だったが、決定機は何度か迎えていた。その点については「選手たちがゴールに向かっていくという部分で、良い守備から良い攻撃に、勇気を持ってボールに絡むプレー。1人1人が攻撃で局面を打開することも考えながら、チームで連携連動しながら崩していくという部分で、良い形で連携連動が出てゴールが生まれたと思います」とチームとしての良さが出たゴールだと振り返った。
ただ「他にもチャンスは作れたと思いますし、より相手が困るような攻撃の回数を増やせるように、選手たちには勇気を持って攻撃にトライしてほしいと思います。また、勇気や頑張りだけではなく、早い判断力と予測能力を持って、日本人の良さでもあるモビリティを出して、選手たちには得点をイメージしてもらいたいと思います」とし、もっと良い判断をしてゴールに迫ってもらいたいと語った。
この試合でも追加点を決め切るという課題が残った日本。ホンジュラス戦からの課題がありながら、選手たちは考えてプレーしていたが、ゴールを決め切るということは磨いていきたいと語った。
「ホンジュラス戦もまずは前半決められるチャンスがありましたが、実際には2-0で後半に入って、後半相手が出てくる中、3点目を奪ってゲームをより有利に進めるという部分ができればと思っていましたが、時間はかかりましたけど、ホンジュラス戦では2-1となった後、押し込まれるだけにならず3-1にできたのは良かったです。さらに、より早い時間帯でリードを広げられればという反省を持って臨みました」
「1-0とリードした中で追加点のチャンスを作るという部分は、ある程度できていたと思いますが、しっかり仕留める、決定力は選手たちに求めたいと思います」
「前半も守備でボールを奪った後に、もっとボールを動かせるという場面があったりしながらも、一旦速攻ができなかった時に、ボールを動かしてサイドを使って仕掛けるというところを選手たちが工夫してくれた部分は、オリンピック本大会で相手を仕留める部分に使えるかなと」
「後半はメンバーが大きく変わってイメージを合わせることがなかなか大変だったと思いますが、守から攻への部分で大分押し込まれたままロストしていたので、相手がプレッシャーにきた中で、1つ2つ外して、決定機を作れるように選手たちが考えられるように、クオリティを上げられるように準備していきたいと思います」
これで全てのテストマッチが終了。残すは本番のみとなる。グループステージの3試合で終わらず、その先に進んで目標の金メダルへ。オーバーエイジが入ってからのチームの成長に関して、森保監督は自信を持って臨めると語った。
「6月の活動には私が参加できませんでしたが、映像を見て、コーチングスタッフに報告を聞いた中で、選手たちの成長というものは感じさせてもらっていました」
「オリンピックの準備期間から選手たちと活動していく中で、メンタル的にもフィジカル的にもたくましくなっていますし、自分のストロングなところを出す部分と対応力は成長していると思います」
「去年のコロナ禍でリーグ戦等々でなかなかできない中、レギュレーションが変わるシーズンでしたが、Jリーグにおいてはたくさんの若手がコロナ禍のレギュレーションで多く起用されて、凄くたくさんの選手が成長してきた気がします」
「ヨーロッパで活動している選手たちも去年の10月11月の時は練習ができないこともあった中で、みんなたくましく成長しているのは、コロナはあってはいけないと思いますし、肯定はできないですが、選手たちは難しい中で成長してきてくれていると実感しています」
「厳しい戦いとなることは覚悟しなければいけないですし、その中でも粘り強く戦いながら、攻撃も勇気を持って、トライしていくということができれば、必ず良い結果が出ると思っています」
「選手たちにはまずは勝つためには、勝ちにこだわることも大事ですけど、自分の力を思い切って発揮するということ、個の部分と組織力を出していければと思います」
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日本サッカー協会(JFA)は14日、日本代表が9月にアメリカ遠征を行うことを発表した。 2026年に行われる北中米ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得している日本代表。開催地でもあるアメリカでの戦いとなり、9月6日(土)にカリフォルニア州オークランドでメキシコ代表と、同9日(火)にオハイオ州コロンバスでアメリカ代表と対戦する。 メキシコ戦は日本時間で7日(日)の11時から、アメリカ戦は10日(水)の8時37分キックオフとなる。 森保一監督はJFAを通じてコメントしている。 「ワールドカップ本番を見据えた世界トップ基準の対戦相手、環境で試合を行えることに全ての関係者へ感謝申し上げます。ワールドカップに向けてチーム強化を進める私たちにとっても非常に重要な試合となりますし、我々の現在地を知る絶好の機会になります」 「今回対戦するメキシコ代表、アメリカ代表は両国とも世界的な名将に率いられた素晴らしいチームです。他方、我々SAMURAI BLUEとはFIFAランキングで順位が近く、似通った立ち位置にいると思います。これらの相手にも確実に勝ちにいき、さらに高みを目指したいと思います。2026 年のワールドカップ本番で最高の景色を見るための準備を選手・スタッフ全員で行ってまいります」 メキシコは現在FIFAランキングで17位。日本は過去5度対戦し1勝4敗と大きく負け越している。最後の対戦は2020年11月ぢホームで対戦しており、0-2で敗れていた。 アメリカはFIFAランキングで16位。過去の対戦は日本の2勝1敗と勝ち越しており、最後の対戦は2022年9月。鎌田大地、三笘薫のゴールで2-0と勝利を収めていた。 2025.05.14 08:45 Wed3
森保一監督がセレモニアルピッチに登場! 埼玉西武vs中日の交流戦で登板「ストライクを目指して、一球入魂」
埼玉西武ライオンズは16日、日本代表の森保一監督がセレモニアルピッチに登場することを発表した。 森保監督は、6月13日(金)に行われる『日本生命セ・パ交流戦』の中日ドラゴンズ戦に来場。試合前のセレモニアルピッチを担当する。 ベルーナドームで行われるこの試合に登場する森保監督。これまでにもWBCや今シーズンの開幕戦となった読売ジャイアンツvs東京ヤクルトスワローズなどでセレモニアルピッチは何度か担当しており、少年時代は野球もプレーしていた中で、今回の担当が決定した。 森保監督は西武を通じてコメントしている。 「この度良きご縁があり、埼玉西武ライオンズと中日ドラゴンズのセ・パ交流戦前のセレモニアルピッチに登板する機会を頂きまして、大変光栄に思います」 「野球、サッカーのみならず日本のスポーツ界全体を盛り上げていきたいと思っておりますので、どうぞ温かい目で私の投球を見守っていただければ嬉しいです。ストライクを目指して、一球入魂、全力で楽しみます」 <span class="paragraph-title">【動画】今季の開幕戦で始球式を担当した森保一監督のピッチングは?</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"> <a href="https://twitter.com/ntv_baseball/status/1905551082048422393?ref_src=twsrc%5Etfw">March 28, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.05.16 21:10 Fri4
「W杯を意識してやりたい」9月にアメリカ遠征の日本代表、森保一監督は初のアメリカ遠征もW杯への第一歩に「アップデートできることは多い」
日本代表の森保一監督が、9月のアメリカ遠征について言及した。 14日、「2025“Jリーグの日”特別企画発表会」が行われ、森保監督は松木安太郎さん、前園真聖さんと共に登壇した。 発表会では、今年のJリーグの日にちなんで、「Jリーグチップス」が復刻することが発表された中、イベント終了後に囲み取材に応じ、14日に発表されたアメリカ遠征について言及した。 「我々とFIFAランクも近く、世界的にも力のある両国とアメリカで試合をさせていただくということは、我々の現在の立ち位置からくる、成果と課題が分かる良い試合になると思います」 「W杯に向けても、アメリカでやるということで、ワールドカップを意識してやりたいと思います」 2026年の北中米ワールドカップ(W杯)に史上最速で出場を決めた日本。1年後の戦いを見越し、現地で開催国であるアメリカ代表、メキシコ代表との対戦が決定した。 試合はカルフォルニア州のオークランドでメキシコと対戦し、中2日でオハイオ州のコロンバスでアメリカと対戦。両都市間の距離は約3390kmとされており、試合日程と移動はW杯を想定したものとなる。 森保監督は「試合会場間の移動もあると思いますし、実際にW杯本大会を考えた時にも、移動はコンディションを保つために大きなポイントになると思いますし、ここで経験できるのは本大会により良いイメージがあるかなと思います」と語り、選手たちを含め、スタッフも本大会を想定できることは大きいと語った。 実際に試しておきたい点については「チームの戦術的なところと、選手の疲労であったり、システム上のことはその時に試合で確認したいと思います」とコメント。今回は9月に遠征するが、実際のW杯は7月に開催。「まずはアメリカで7月と9月とは気候が同じではないと思いますけど、開催国で試合ができるということは、雰囲気に馴染んで、本大会で初めて雰囲気を感じるのではなく、過去に経験したことがあるということで自信を持って臨めるようにしたいです。オフ・ザ・ピッチのところでも、色々と考えて活動していきたいです」と語り、良い経験値を積みたいとした。 また、キャンプ地も注目されるところ。何も決まっていない以上は決めようがないところではあるが「ドローの後でないとキャンプ地を決めることはできないと思いますが、イメージを持つことはできるかなと思います。そこは本大会に向けて、キャンプ地をどこを拠点にするか1つ考えないといけないとは思っています」と、ある程度の想定はできるとした。 対戦するアメリカとメキシコはここまで多く対戦はしていない2チーム。ただ、W杯常連国であり、結果も日本以上に残していることは事実。また、アメリカはマウリシオ・ポチェッティーノ監督、メキシコは元日本代表監督でもあるハビエル・アギーレ監督が指揮しており、世界的に知られる2人の監督が率いる実力国との対戦を楽しみだとした。 「世界的にも力のあるチームだと思っていますし、メキシコやアメリカは我々がFIFAランクが上で、我々が世界一を目指す、FIFAランクでもトップに近づくためには、こういうW杯出場常連国であって、力のあるチームに高確率で勝って行けるように力を付ける必要があると思います」 「戦術的なところであったり、フィジカルのところであったり、世界で戦っていく、勝っていくためにも、素晴らしい相手だなと思います。両チームとも、世界の中でも活躍している選手が多い中、世界の名将と言われるようなトップトップの監督が指揮する中で、戦術的なことも含めて、試合の中で学ぶことができて、アップデートできることは多いと思います」 6月のW杯アジア最終予選を戦い、E-1サッカー選手権を7月に戦った後のアメリカ遠征。人選も含め、どういった戦いになるか注目だ。 2025.05.14 22:30 Wed5
「今の状況を考えれば、良い結果」オーストラリア指揮官は日本戦の結果・内容に満足「大きな自信をもたらすものになれば…」
オーストラリア代表のトニー・ポポヴィッチ監督が敵地での勝ち点1という結果に満足感を示した。 オーストラリア代表は15日、北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選グループC第4節で日本代表とのアウェイゲームに臨み、1-1で引き分けた。 グラハム・アーノルド前監督の辞任を受け、今回のインターナショナルマッチウィークからサッカルーズの新指揮官に就任したポポヴィッチ監督。前節、ホームで行われた中国代表との初陣を3-1で逆転勝利し、2位浮上を果たして迎えた今節は埼玉スタジアム2002でグループ首位の日本と対峙した。 サンフレッチェ広島時代の元同僚である森保一監督との初対決にも注目が集まった一戦では、前節から6選手を入れ替え。[5-4-1]のより守備的な布陣で試合に入った。 立ち上がりから圧倒的にボールを握られて、ホームチームにハーフコートゲームを展開されたが、中央を固めながら最後の局面で高い集中力を示したオーストラリアは攻撃にこそ出られなかったものの、前半をゴールレスで終えた。 さらに、後半序盤の58分にはGKからのロングフィードを撥ね返した流れからDFルイス・ミラーの右クロスがオウンゴールを誘発し、望外の先制点を奪取。以降も集中した守備で日本の攻撃を凌いだが、76分にはFW中村敬斗の高速クロスをDFキャメロン・バージェスがクリアし切れず、オウンゴールで失点を喫した。 それでも、完全に勢いづいたホームチームの攻勢を何とか凌ぎ切ったオーストラリアは、新体制での連勝は逃したものの、グループ最強の日本を相手に敵地から勝ち点1を持ち帰る上々の結果を残した。 同試合後、ポポヴィッチ監督は交通渋滞の影響でスタジアム到着が大幅に遅れるアクシデントにも見舞われた中、現状では格上と言わざるを得ない強敵相手の勝ち点1という結果に満足感を示した。 「今の状況を考えれば、この結果は良い結果。日本は今回の予選で初めての失点をしたわけで、それと同時に日本は長い間同じメンバーでプレーしている。こちらはいろいろな変更があり、4回しかトレーニングセッションを行っていなかった。でも、それを言い訳にはしたくない。勝ち点1を取れて良かった」 「もちろん勝つためにここに来たわけだが、それでもこちらにとっては1-0で勝てるチャンスがあったけれども、同点に追い付かれてしまった。それでも、自分たちはこれからどんどんいろいろなものを構築していかなければいけない中、現状でのこの結果は良かったと言える」 「スタジアム到着に関してはいろいろ問題があった。長くても1時間半で着くと言われていたが、結局2時間15分かかってしまった。十分な準備ができず、選手たちは到着して10分で準備をして、しっかりとウォームアップもできなかったが、それも言い訳にはしない。選手もスタッフも本当にベストを尽くしてくれ、そういう状況の中でしっかり対応していい試合ができたと思う」 試合内容に関しては、戦前から日本の強力な攻撃陣に対していかに失点を防ぐかが勝ち点奪取のポイントに挙がっていた中、結果的にオウンゴールで1失点したものの、戦術面でのアプローチ、チーム全体のハードワーク含めて想定以上の成果を示した。その点について指揮官も手応えを感じている。 「もちろん日本に勝って勝ち点3を取るというのは我々の目標だが、それは簡単にできることではない。ただ今日は本当にしっかりとした固い意志を持ってディフェンダーが守ってくれた。ディフェンダーだけでなくチーム全体で本当に努力をしたと思う。自分の計算が正しければ、日本はこの3試合で14得点をしてきたと思う。また11人のスタメン全員が欧州のトップリーグでプレーをしている。そういう相手に対して、チャンスを最小化できたということは、とても良かった。もちろん、日本は質の高いチームであり、なかなか凌げなかったところもあるが、自分たちのディフェンダーが組織的に、そしてしっかりと自分たちで守りを組み立ててプレーができたと思う」 一方で、次の対戦で日本に勝利する上では守備強度を維持しつつ、カウンターを中心にフィニッシュ、チャンスの数を増やしていく必要がある。ポポヴィッチ監督も現時点でメンバー、戦術も定まらない状況において、攻撃の部分だけでなくすべての部分でチームを改善していく必要があると語っている。 「次にすべきことはやはり今度は自分たちがボールを持ったときに、そのボールをうまく生かすということ。そこは今後の努力が必要であり、それをもってして次に勝てればいいと思っている。次はさらに良いプレーをして、さらに良い結果を残したいと思う」 「自分たちにとって勝つためのシナリオを作っていくことが重要だが、チャンスが作れなかったのはオーストラリアだけでなく、どの国においても日本相手にチャンスを作るのは難しい。ただ、そのチャンスを作るというところはもちろん改善が必要だが、そこだけでなく全ての分野で改善をする必要がある」 「チャンスを作り出すというだけでなく、今日の場合はアジアでベストの日本に対して、立ち向かっていくという、そのチャレンジが非常に我々の大きな部分だったが、その結果素晴らしい試合ができたと思う。ただ、そこだけに満足せず、改善すべきところを改善していく必要がある。それでも、今日の試合が選手にとって非常に大きな自信をもたらすものになればいいと思っている」 10月の2試合で勝ち点4を積み上げ、日本戦終了時点では暫定2位をキープしたオーストラリアだが、日本を除き混戦模様のW杯出場権争いにおいて来月のサウジアラビア代表戦、バーレーン代表との連戦は非常に重要な意味を持つ。 「全てが難しい試合で、どの試合も大事」と一戦一戦を丁寧に戦う必要があると主張する指揮官だが、やはりホームで戦うサウジアラビア戦で弾みを付けたい考えだ。 「10月のインターナショナルマッチウィークは我々にとって非常に良いものになった。ヘッドコーチもスタッフも変わるという、いろんな変化があった中、ホームでの中国戦では今回の予選で初めて得点し、最初は0-1で負けていたが、最終的に3-1で逆転することができた。非常に大きな勝ちになった。そして、今回は日本という非常に素晴らしいチームを相手に、日本に初失点を与えるという形で自分たちも得点を挙げることができた」 「次回のサウジアラビア戦はホームになり、ホームサポーターが我々を力強く後押ししてくれて、ここ埼玉スタジアムのような素晴らしい雰囲気を作り上げてくれたらいいと思う。そしてサポーターの力を借りて、勝って勝ち点3をもぎ取りたい。サウジとの試合が終わったら、また次の試合というように、一つひとつの試合を丁寧に戦っていきたい」 2024.10.16 05:30 WedU-23日本代表の人気記事ランキング
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20歳の誕生日を迎えた久保建英がFC東京・長谷川健太監督に感謝、20歳の意気込みは「大人のサッカー」
U-24日本代表は、5日に控えるU-24ガーナ代表戦に向けた前日練習に臨んだ。 3日、ジャマイカ代表の来日が遅れたことで、日本代表と急遽試合を行うこととなったU-24日本代表。中1日で福岡に移動し、ガーナ戦に備える中、北海道・東北地方での暴風雨により福岡への移動に支障が起きた。 U-24日本代表は急遽、札幌ドームのウォーミングアップ場でトレニングを実施。時間を遅らせてのフライトとなり、明日のガーナ戦の地である福岡へと向かった。 メディアのオンライン取材に応対したMF久保建英(ヘタフェ)は4日が20歳の誕生日。代表合宿ではチームメイトから手荒い祝福をされることが多いが「今のところ大丈夫です」とまだ被害を受けていないとコメントした。 今回は急な試合に始まり、この日は移動が予定通りにいかないこととなった。この状況については「ポジティブに捉えていると思います」と語り、「こういう状況に本番じゃなく、本番前に想定できることは自分たちにはポジティブに働くかなと。明日が大事なので、明日に向けて逆算していかに戦えるかが試されていると思います」と語り、不測の事態にどう対応できるかが測れる良い機会だとした。 改めて昨日のA代表との試合については「チームとしては急遽試合が決まって、明日も試合があるので、思ったようなスケジュールではないというか、過密日程のなかで1つ組み込まれてしまったという感じです」とコメント。それでも「自分たちもできる限りのコンディションで臨もうとしましたが、その中でやっぱり急遽決まった試合で、メンバーもあまり決められずにというか、5日をイメージした中でコンディションが良かったメンバーが試合に出たと思います」と語り、コンディションが優先されたと語った。 ただ、良い機会だったために悔しさも露わにし「その中では折角の対決だったので、しっかり準備して100%で臨みたかったという思いはあります」とコメント。自身のパフォーマンスについては「個人的には手応えもありましたし、全然やれていないということもなく、なんならいつも練習している人たちが相手だったので、自分が壁を感じることなくやれたと思いますけど、結果で3-0で負けたことは個人的には悔しかったです」と、個人のパフォーマンスには満足感を示すも、結果として負けたことを悔しがった。 明日はU-24ガーナ代表との試合。アフリカ勢との試合となるが「初戦の相手が南アフリカで、仮想ということで組んでもらっているので、しっかり自分たちがアフリカ勢にどう対応するかを含めて、本番が近づいているのでそれを想定しているのではないかなと思います」とコメント。アフリカ勢に対してのポイントは「最近はアフリカの選手も万能で、僕たちの上位互換のような選手が何人もいますが、全体的には飛び込んでくる選手が多いなと経験から感じています」と語り、「敢えてボールを晒したり、ワンフェイント多めに入れようかなと意識しています」と、攻略法も明かした。 また、メンバーにはヘタフェで共にプレーしたMFサビト・アブドゥライが招集されている。アブドゥライについては「さっきも連絡を取りました」と語り、「個人的に仲が良くて、彼が免許なくて僕が車で迎えに行ったりする仲です。来るなら連絡くれよと言っていて、連絡をもらいました」と、互いに意識する仲のようだ。 スタイルについては「謙遜していましたが、何試合か一緒にやって、メッシ選手を潰したり臆することなく、球際もすごく強いです、練習からもバチバチやっていました」と強度の高いプレーをする選手だとし、「ヘタフェを象徴するような選手です。臆することなく自分たちも正面からぶつかることが大事だと思います」と、しっかりと向き合わないと痛い目に遭う可能性が高い相手のようだ。 この日20歳になった久保。改めて20歳になったことについては「まだあまり実感ないですけど、明日の試合から20歳で1つギアを上げて。19歳ではないので、20歳なので大人な自分をピッチ内で見せられればと思います」と、20歳になってすぐの試合に意気込みを語った。 久保の言う大人のサッカーとは「簡単にいうと、経験だったりとか、昨日の試合を途中から見ていて遠藤選手が入って落ち着いたとか、自分ならここに1人入って欲しいなというところにスッと入って前を向いてくれて、つけてくれたり、しっかり試合でどういうプレーするのかを頭に入っていると思います」とオーバーエイジとしてプレーしたMF遠藤航のプレーを挙げ、「時間帯を考えたりチーム全体を俯瞰してゲームを見るとか、余裕を持ってプレーすると言っていますが、個人だけでなく、チームの流れや時間帯を考えた余裕が大人だと思いました」と、より俯瞰で試合に絡めるようになりたいと語った。 また、FC東京の長谷川健太監督が20歳を迎えた久保にエールを送っていたが、久保にとっての長谷川監督は「自分は健太さんに選手として大きくしてもらいました。辛いことも意見が食い違うことも、健太さんの要求に自分が応えられないこともありました」と、想いを語った。 さらに「自分は18歳の誕生日でヨーロッパに行きたいという考えがあって、そのためには18歳の年に出られなかった諦めようと考えていた中で、監督がプレシーズンでチャンスをくれて、プレシーズンで結果を出せば今シーズンは使ってやると言われて、それに自分が応える事ができて、そこから東京で成長できました」とFC東京時代を回想。「結果として東京のチームを離れることになりましたけど、感謝しかないですし、健太監督に自分は大きくしてもらったと思っています」と感謝の気持ちを述べ、「監督が喜んでくれるような選手になることが恩返しだと思います」と世界で活躍する事が恩返しになるとし、改めて意気込みを語った。 2021.06.04 21:35 Fri2
U-23日本代表GK山口瑠伊がスペイン3部のレクレアティボに加入、今季は2部で1試合出場
セグンダ・ディビシオンB(スペイン3部)のレクレアティボ・ウエルバは11日、U-23日本代表GK山口瑠伊(22)の加入を発表した。 フランスと日本のハーフである山口は、フランスのロリアンの下部組織出身。2017年7月にスペインのエストレマドゥーラのBチームへ加入すると、2019年7月にファーストチームへ昇格。2019-20シーズンはセグンダ・ディビシオンで1試合、コパ・デル・レイで1試合に出場していた。 また、U-19から世代別の日本代表を経験。昨年はU-23日本代表として1試合に出場していた。 なお、山口はレクレアティボと1年間の契約を結んだとのこと。2020-21シーズンは3部で経験を積むこととなる。 2020.08.12 15:25 Wed3
日本代表対決のスタメン発表! OAの3名はベンチスタート
3日、日本代表vsU-24日本代表の一戦が札幌ドームで行われる。 キリンチャレンジカップ2021のジャマイカ代表戦が、ジャマイカ代表が来日できなかったことを受けて急遽中止に。その後、対戦相手にU-24日本代表を指名し、異例の日本代表対決が実現した。 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦う日本代表と、東京オリンピック出場に向けてメンバー選考を続けるU-24日本代表の一戦。互いに主力選手を起用して臨む。 日本代表はDF長友佑都(マルセイユ)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF南野拓実(サウサンプトン)、FW大迫勇也(ブレーメン)と日本代表の主軸を先発起用した。 一方のU-24日本代表はオーバーエイジの3名はベンチスタート。MF久保建英(ヘタフェ)、MF中山雄太(ズヴォレ)、MF板倉滉(フローニンヘン)らが起用された。 今回の試合は、フィールドプレーヤーが7名、GK1名が交代可能なレギュレーション。後半の交代枠は3回までとなるが、負傷交代の場合は含まれない。 ★日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:シュミット・ダニエル DF:室屋成、植田直通、谷口彰悟、長友佑都 MF:橋本拳人、守田英正 MF:原口元気、鎌田大地、南野拓実 FW:大迫勇也 監督:森保一 ★U-24日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:大迫敬介 DF:菅原由勢、橋岡大樹、町田浩樹、旗手怜央 MF:中山雄太、板倉滉 MF:三好康児、久保建英、遠藤渓太 FW:田川亨介 監督:横内昭展 2021.06.03 18:42 Thu4
東京五輪に臨むU-24スペイン代表は豪華! GKウナイ・シモンやペドリらユーロ2020のスペイン代表から6名が招集
スペインサッカー連盟(RFEF)は29日、東京オリンピックに臨むU-24スペイン代表メンバーを発表した。 ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、22名を指名。18名の本大会登録メンバーに加え、予備登録メンバー4名を招集した。 今回のメンバーには、ラ・リーガで主軸としてプレーし、スペイン代表としてユーロ2020に参加しているメンバーも多数選出した。 28日のラウンド16・クロアチア代表戦で痛恨のオウンゴールを喫したGKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)やマンチェスター・シティからバルセロナへと復帰したDFエリック・ガルシア、CBでコンビを組むDFパウ・トーレス(ビジャレアル)、バルセロナの新星MFペドリやMFダニ・オルモ(RBライプツィヒ)、FWミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)が招集されている。 また、レアル・マドリーのFWマルコ・アセンシオやアーセナルに2年間レンタルで出ていたMFダニ・セバージョスも招集。U-24日本代表としてプレーするMF久保建英の同僚でもあるMFマルク・ククレジャも招集された。 スペインはグループCに入り、エジプト、アルゼンチン、オーストラリアと対戦する。今回発表されたU-24スペイン代表は以下の通り。 ◆U-24スペイン代表メンバー GK アルバロ・フェルナンデス(ウエスカ) ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) アレハンドロ・ドミンゲス(ラス・パルマス) DF オスカル・ミンゲサ(バルセロナ) ヘスス・バジェホ・ラサロ(グラナダ) エリック・ガルシア(バルセロナ) パウ・トーレス(ビジャレアル) オスカル・ヒル(エスパニョール) フアン・ミランダ(レアル・ベティス) MF マルク・ククレジャ(ヘタフェ) ホン・モンカジョラ(オサスナ) マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) ダニ・セバージョス(レアル・マドリー) ミケル・メリノ(レアル・ソシエダ) カルロス・ソレール(バレンシア) ペドリ(バルセロナ) FW ブライアン・ヒル(セビージャ) マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー) ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) ラファ・ミル(ウォルバーハンプトン/イングランド) ハビエル・プアド(エスパニョール) <span class="paragraph-title">【動画】U-24スペイン代表メンバー発表ムービー!</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJVdmpoQlZmMyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.06.29 19:45 Tue5