鳥栖や湘南でコーチを務めた金熙虎氏が40歳で他界…2011年のJ1昇格にも貢献、今季は韓国2部で指導
2021.07.08 15:50 Thu
サガン鳥栖や湘南ベルマーレでコーチを務めた韓国人指導者の金熙虎(キム・ヒホ)氏が7日に他界した。40歳の若さだった。大学までは選手としてプレーしていた金熙虎氏は、スポーツ分野で有名なウェールズ大学カーディフ校大学院のコーチング科学の修士課程を修了。2008年に韓国人として初めてUEFA公認B級コーチライセンスを取得した。
なお、ライセンス取得時は現在マンチェスター・ユナイテッドで指揮を執るオーレ・グンナー・スールシャール氏やウェールズ代表のライアン・ギグス監督、解説者として活躍するギャリー・ネビル氏らと同期だった。
2010年に鳥栖のコーチに就任。尹晶煥監督(現ジェフユナイテッド千葉監督)の下でもコーチを務め、2011年にはJ2を2位で終えチームのJ1昇格に貢献する。
その後、韓国でソウルイーランドFC、釜山アイパーク、城南FCのコーチを務めると、2018年に湘南のコーチに就任。2019年から再び鳥栖でトップチームコーチやヘッドコーチ、アカデミコーチを務め、2020年にソウルイーランドFCへと戻っていた。
「この度突然の金煕虎氏の訃報にふれ、心からお悔やみ申し上げます」
「2010年、サガン鳥栖にコーチとして就任され、J1昇格やサガン鳥栖の成長を、優しいまなざしで、言葉で、心で寄り添い支えていただいたことは、今もクラブの大切な礎となっています」
「さらにクラブが前進して行く姿をお見せしたかったのですが、本当に残念で、寂しく、悲しい気持ちです。一緒に共有し歩んできた時間を、これからも大切につないでいくことで、ヒホさんへの感謝としてお伝えし続けたいと思います」
「本当にありがとうございました。そして、いつまでもサガン鳥栖を見守り続けてください。先に旅立つヒホさんの冥福を祈り、謹んでお悔やみ申し上げます」
また、ソウルイーランドFCも追悼した。
「金熙虎コーチが我々のもとを離れました。故人の冥福を祈り、遺族の方々にも謹んでお悔やみ申し上げます」
ソウルイーランドFCには、元日本代表MF小林祐希が1日に加入したばかりだった。
なお、ライセンス取得時は現在マンチェスター・ユナイテッドで指揮を執るオーレ・グンナー・スールシャール氏やウェールズ代表のライアン・ギグス監督、解説者として活躍するギャリー・ネビル氏らと同期だった。
その後、韓国でソウルイーランドFC、釜山アイパーク、城南FCのコーチを務めると、2018年に湘南のコーチに就任。2019年から再び鳥栖でトップチームコーチやヘッドコーチ、アカデミコーチを務め、2020年にソウルイーランドFCへと戻っていた。
鳥栖はクラブを通じて追悼のメッセージを残している。
「この度突然の金煕虎氏の訃報にふれ、心からお悔やみ申し上げます」
「2010年、サガン鳥栖にコーチとして就任され、J1昇格やサガン鳥栖の成長を、優しいまなざしで、言葉で、心で寄り添い支えていただいたことは、今もクラブの大切な礎となっています」
「さらにクラブが前進して行く姿をお見せしたかったのですが、本当に残念で、寂しく、悲しい気持ちです。一緒に共有し歩んできた時間を、これからも大切につないでいくことで、ヒホさんへの感謝としてお伝えし続けたいと思います」
「本当にありがとうございました。そして、いつまでもサガン鳥栖を見守り続けてください。先に旅立つヒホさんの冥福を祈り、謹んでお悔やみ申し上げます」
また、ソウルイーランドFCも追悼した。
「金熙虎コーチが我々のもとを離れました。故人の冥福を祈り、遺族の方々にも謹んでお悔やみ申し上げます」
ソウルイーランドFCには、元日本代表MF小林祐希が1日に加入したばかりだった。
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サガン鳥栖は27日、DF宮大樹(24)の第一子となる長男誕生を報告した。 宮はヴィッセル神戸から鳥栖に今季加入。今季はここまで明治安田生命J1リーグ6試合に出場している。第一子誕生を受け、クラブ公式サイトを通じて次のようにコメントした。 「この度、私事ではございますが第一子となる長男が誕生したことをご報告いたします。難しい状況の中、元気に生まれてくれた息子、頑張ってくれた妻に本当に感謝しています。家族のためにもより責任を持ち、精進していきたいと思います」 2020.09.27 17:45 Sun4
J昇格請負人だったウーゴ・マラドーナの訃報/六川亨の日本サッカー見聞録
昨年末のこと、残念なニュースが飛び込んできた。一昨年末に亡くなったディエゴ・マラドーナの末弟であるウーゴ・マラドーナ(52歳)が急逝したとの報道だ。死因はナポリにある自宅で心臓発作を起こしたらしい。 ディエゴ自身もこれまで放映された映画やアマゾンTVが放送しているドラマなどで、ナポリ時代に薬物に手を出したことを告白している。もしかしたらウーゴも同じ道を辿ったとしたら、兄ディエゴは“英雄"だったかもしれないが、ファミリーにとってナポリ時代は悔やまれてならない。 ウーゴの存在を身近に知ったのは、92年に浜松市をホームにするPJMフューチャーズに加入した時だった。 PJMは、アメリカ人のポール・J・マイヤーが開発した人材育成のための能力開発システムで、当時、本田技研の研修を担当していた桑原勝義氏が興味を持ったことから“おとぎ話"はスタートした。桑原は藤枝東高時代に高校選手権で優勝し、その後は日本代表にも選ばれた好選手で、本田サッカー部の監督も歴任した(現JFL理事長)。 桑原氏の夢は、一貫した育成システムで育てた選手を2002年のW杯で日本代表に送り込むことだった。そのために本田を辞め、87年にクワバラスポーツクラブと、本田サッカー部の選手を中心にしたPJMフューチャーズを立ち上げた。 当初の予定は7年後の94年にJSL(日本サッカーリーグ)1部入りを果たすことだったが、時代はJリーグ創設へと動き出した。 Jリーグ入りへ、静岡からはJSL1部のヤマハと本田に加え、県リーグ所属の清水クラブ(後の清水エスパルス)の4チームが名乗りを上げた(その後は中央防犯、現アビスパ福岡もJリーグ入りを表明)。後発であり劣勢が否めないPJMにとって、Jリーグ入りへ起死回生の策だったのが当時29歳のディエゴ・マラドーナの獲得だった。 90年7月、PJMフューチャーズのオーナーでありPJMジャパンの社長の有田平は「移籍金は20億円以上、年俸も希望次第」と発表した。しかしナポリとの契約が93年5月まで残っていたため、マラドーナの獲得は夢のまま終わった。 そんなPJMフューチャーズに転機が訪れたのは東海リーグに昇格した91年、マラドーナ3兄弟の末弟であるウーゴを獲得したことだった。兄に似てずんぐりむっくりの体型のウーゴは、「背番号10は兄ディエゴのためにとっておく」と話していた。ディエゴの夢である「兄弟3人(ラウルとウーゴ)でプレーする」ための布石ではないかと報道されることもあった。 残念ながら兄ディエゴは90年イタリアW杯後の91年にコカイン服用の疑いでイタリア警察から告発され、FIFAからは15ヶ月の出場停止処分を受け、兄弟が揃って日本でプレーする夢はかなわなかった。 それでもウーゴはPJM(後の鳥栖フューチャーズ)でプレーした92年から94年の3年間(東海リーグとJFL)で49試合出場31ゴール、95年は福岡ブルックスに移籍し、JFLでは27試合出場で27ゴールを奪ってJリーグ昇格に貢献、97年には札幌でもチームをJリーグ昇格へと導いた。 偉大すぎる兄と比較されながらも、そのひたむきなプレーは鳥栖や福岡、札幌のファン・サポーターの脳裏に焼き付いているのではないだろうか。遅ればせながら、哀悼の意を表します。 2022.01.10 12:30 Mon5