ムードメーカーでもあるDF橋岡大樹「素でやっている部分が多い」、金メダルも意識「獲れるという自信も1人1人から感じられる」

東京オリンピックに向けた事前合宿に臨んでいるU-24日本代表。DF橋岡大樹(シント=トロイデン)がオンラインのメディア取材に応じた。

6月22日に18名のメンバーが発表された東京オリンピック代表。しかし、IOC(国際オリンピック委員会)が登録選手数を18名から22名に変更することを正式に決定。バックアップメンバー4名も登録メンバー入りすることとなった。

合宿3日目を迎えた中、橋岡は本大会前の合宿について「大会に向ける気持ちはみんな強いなと感じましたし、僕自身もそうですが、金メダルを獲ってやる、獲れるという自信も1人1人から感じられます。練習から良い雰囲気でできていると思います」とコメント。チームは良い雰囲気で活動できているようだ。
改めて東京五輪代表メンバーに選ばれたことについては「やれることはやったという部分があって、あとは結果を待つだけでした。選ばれて嬉しかったですし、すぐに自分がやることを明確にして、チームのために全力で良い準備をすることに頭を切り替えました」と、選ばれた瞬間から本大会に向かっていたと語った。

橋岡はムードメーカーとしても大きな役割を果たしているところがあるが「自覚はあまりないというか、みんなにそう言われますけど、素でやっている部分が多いので、そういう部分を言ってもらえるのはものすごく嬉しいですし、ムードメーカーというところでもチームの中で大事だと思います」とコメント。「それだけじゃなく良さをプレーの面で試合で出していきたいと思います」とピッチでもしっかりとパフォーマンスを出したいと語った。ただ、ムードメーカーも必要だと語り、「チームが良い雰囲気じゃない時も、悪く言えば空気が読めないと思われるかもしれないですけど、そういう時こそ、そういう人が必要だと思います」とコメント。「みんながどんよりしているときに1人でもバカできるじゃないですが、雰囲気を良くするために考えている行動だと思っているので、良い雰囲気づくりができたらと思います」と、チームの空気を作る存在になりたいと語った。

右サイドバックとセンターバックでプレーする橋岡。共にオーバーエイジのDF酒井宏樹(浦和レッズ)、DF吉田麻也(サンプドリア)と大きな壁が立ちはだかる。それでも「酒井宏樹選手はみんなが言われるようにものすごい高い壁だとは自分でも思っています。もちろん、自分も良さとして対人の強さやアグレッシブさは強みだと思うので、そこを練習からアピールして、常にチャンスを伺って、チャンスが来た時に良い結果を残すということがチームにとっても自分にとっても大事だと思います」とコメント。練習からしっかりアピールしたいと語った。

また「オリンピックという大会では、チーム力が大切だと思うので、出ている人、出ていない人がどれだけ練習でハードワークして良い準備ができているかだと思います」と語り、「そこは常に良い準備をしたいと思います」と準備を整えることに集中していくとした。