初の準々決勝に臨むも4失点での完敗にシェフチェンコ監督「負傷交代が分かれ目」

2021.07.04 18:25 Sun
Getty Images
ウクライナ代表アンドリー・シェフチェンコ監督が敗戦の要因を語った。ウクライナサッカー協会(FFU)が伝えている。

ラウンド16で延長戦の末にスウェーデン代表を下し、初のベスト8入りを果たしたウクライナ。3日の準々決勝ではドイツ代表を破って駒を進めたイングランド代表と対戦した。

だが、開始早々に失点を喫すると、後半にも追加点を許して0-4の敗戦。シェフチェンコ監督は試合後、「今日のゲームはアクシデントが分かれ目になったと思う」と前半でのDFセルゲイ・クリフツォフの負傷交代をターニングポイントに挙げた。
「クリフツォフは経験豊富なディフェンダーで対人にも強い。彼の負傷も影響を及ぼした。特に今日のような戦いで、イングランドに対抗できるような屈強なディフェンダーはそういない」

「イングランドは強みを生かして、とても理にかなったプレーをしていた。我々のミスを突いて後半畳みかけ、ゲームをコントロールした。我々はミスが増え、対抗することができなかった」
「イングランドは個としてもチームとしても強く、素晴らしいコーチもいるし、決勝まで行くとだろう思っている」

また、ユーロで初のベスト8入りという歴史を作ったチームに対して「パフォーマンスにはとても満足しているし、彼らの献身には感謝しかない」と述べた上で、ウクライナがさらなる高みを目指すために国内レベルの向上か、海外でプレーする選手が増える必要があると語っている。

「我々はいいところもあったけれど、基本的な部分でうまくいかないこともあった。ただ、選手たちは諦めることなく、自分たちの戦いを見せてくれたと思う」

「15年が経って、(2006年の)ワールドカップ準々決勝で敗れたチームはユーロの準々決勝まで進んだ。強固な国内大会がないと、そこにたどり着く可能性は低くなる。このレベルで競争するには、5代リーグでプレーするプレーヤーが必要だろう」

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