「家庭の事情」により鹿児島のパパス監督が退任「大好きな仕事を辞め、苦しむ家族のそばにいるという判断を下しました」

2021.05.28 12:50 Fri
©︎J.LEAGUE
鹿児島ユナイテッドFCは28日、アーサー・パパス監督(41)が退任することを発表した。

クラブの発表によると、パパス監督は「家庭の事情」を理由に、双方合意の上で退任することが決定したとのことだ。なお、大島康明ヘッドコーチが暫定的に監督に就任。後任は改めて発表されるとのことだ。

オーストラリア出身のパパス監督は、U-18オーストラリア代表のアシスタントコーチやU-23インド代表の監督など世代別の代表チームの他、ニューカッスル・ジェッツFCやオークリー キャノンズFCなどでアシスタントコーチを務めていた。
2019年にはアンジェ・ポステコグルー監督の下で、横浜F・マリノスのコーチに就任するとJ1優勝を経験。2020年にはヘッドコーチに就任し、今シーズンから鹿児島で指揮を執っていた。

パパス監督は、クラブの戦い方として掲げた「勇猛果敢で攻撃的なサッカー」の表現に向けトレーニングと試合を重ね、ここまで2勝2分け3敗の勝ち点8で9位に位置。志半ばでの退任となった。
パパス監督はクラブを通じてコメントしている。

「この度、家族との距離を縮めるために、鹿児島を離れてオーストラリアに帰ることを決断しました。残念ながら、このパンデミックの状況は、両国間の移動という点で改善されておらず、距離はますます大きくなっています。時間の経過とともにこの状況がどんどん自分を苦しめていきました。そして私にとって家族は重要な柱であり、大好きな仕事を辞め、苦しむ家族のそばにいるという判断を下しました」

「鹿児島に到着して以来、社長、ゼネラルマネージャー、スタッフおよび選手の皆さん、そして何よりもすてきな街と、温かくフレンドリーな人々の絶対的な信頼とサポートに助けられてきました。鹿児島には特別な人がいて、このクラブは人をとても大切にし、人とビジョンのおかげで日々進歩し、特別なプロジェクトの一員でいれたことは自分の誇りでした」

「私は監督として、これほどエキサイティングなサッカーをするチームを指揮し、楽しんだことはありませんでした。私たちのサッカーはゲームを支配し、高いインテンシティで攻撃的であり、時には報われたり、レッスンを学ぶこともありましたが、常に信じ、一生懸命働き、一緒に進んできました」

「鹿児島に住んでみて初めて、なぜ日本で最も温かく、フレンドリーな街と見なされているのかがわかり、いつまでも心に残る場所であります」

「将来、世界が正常に戻ったときに、また皆さんに出会えることを願っています。鹿児島の人たちは特別で、いつも私の心の中にあります!」

また、クラブの代表である徳重剛氏も事情を説明。コロナ禍での苦渋の決断だったとした。

「この度は、突然の報告となりますことをお詫び申し上げます。5月26日(水)夕刻、アーサー・パパス監督から私に申し出がありました」

「シーズン当初からご家族に体調が優れない方がおられる旨の報告は受けておりましたが、この度、緊急的な手術が必要になりました。仮に手術が無事に終わったとしても、その後も彼のサポートが必要になる可能性があり、また、コロナ禍で出入国するにも各国で隔離措置等が必要な状況で自由に往来が出来ない状況です」

「このような状況下で、当クラブの監督としての業務を集中して遂行できる状態にないとのことで退任したい旨の申し出でした。クラブとしては、突然の申し出であり大変残念でありますが、まずは本人の希望とご家族の快復を最優先すべきと考えましたので、苦渋の決断ではありますが、この申し出を受理することと致しました」

「アーサー・パパス監督は、クラブの短期的および長期的なビジョンのなかで、プロジェクトを進めている途中での退任となりますが、鹿児島に新たなフットボールの礎を築いて頂いたことに感謝申し上げます」

「今後も遠隔でも鹿児島のために尽力して頂くことも協議しております。ご家族の快復とアーサー・パパス氏の今後の活躍を祈念致します。ファン・サポーターや関係各位の皆様には、ご理解を頂けますと幸いです」

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「家庭の事情」により鹿児島のパパス監督が退任「大好きな仕事を辞め、苦しむ家族のそばにいるという判断を下しました」

鹿児島ユナイテッドFCは28日、アーサー・パパス監督(41)が退任することを発表した。 クラブの発表によると、パパス監督は「家庭の事情」を理由に、双方合意の上で退任することが決定したとのことだ。なお、大島康明ヘッドコーチが暫定的に監督に就任。後任は改めて発表されるとのことだ。 オーストラリア出身のパパス監督は、U-18オーストラリア代表のアシスタントコーチやU-23インド代表の監督など世代別の代表チームの他、ニューカッスル・ジェッツFCやオークリー キャノンズFCなどでアシスタントコーチを務めていた。 2019年にはアンジェ・ポステコグルー監督の下で、横浜F・マリノスのコーチに就任するとJ1優勝を経験。2020年にはヘッドコーチに就任し、今シーズンから鹿児島で指揮を執っていた。 パパス監督は、クラブの戦い方として掲げた「勇猛果敢で攻撃的なサッカー」の表現に向けトレーニングと試合を重ね、ここまで2勝2分け3敗の勝ち点8で9位に位置。志半ばでの退任となった。 パパス監督はクラブを通じてコメントしている。 「この度、家族との距離を縮めるために、鹿児島を離れてオーストラリアに帰ることを決断しました。残念ながら、このパンデミックの状況は、両国間の移動という点で改善されておらず、距離はますます大きくなっています。時間の経過とともにこの状況がどんどん自分を苦しめていきました。そして私にとって家族は重要な柱であり、大好きな仕事を辞め、苦しむ家族のそばにいるという判断を下しました」 「鹿児島に到着して以来、社長、ゼネラルマネージャー、スタッフおよび選手の皆さん、そして何よりもすてきな街と、温かくフレンドリーな人々の絶対的な信頼とサポートに助けられてきました。鹿児島には特別な人がいて、このクラブは人をとても大切にし、人とビジョンのおかげで日々進歩し、特別なプロジェクトの一員でいれたことは自分の誇りでした」 「私は監督として、これほどエキサイティングなサッカーをするチームを指揮し、楽しんだことはありませんでした。私たちのサッカーはゲームを支配し、高いインテンシティで攻撃的であり、時には報われたり、レッスンを学ぶこともありましたが、常に信じ、一生懸命働き、一緒に進んできました」 「鹿児島に住んでみて初めて、なぜ日本で最も温かく、フレンドリーな街と見なされているのかがわかり、いつまでも心に残る場所であります」 「将来、世界が正常に戻ったときに、また皆さんに出会えることを願っています。鹿児島の人たちは特別で、いつも私の心の中にあります!」 また、クラブの代表である徳重剛氏も事情を説明。コロナ禍での苦渋の決断だったとした。 「この度は、突然の報告となりますことをお詫び申し上げます。5月26日(水)夕刻、アーサー・パパス監督から私に申し出がありました」 「シーズン当初からご家族に体調が優れない方がおられる旨の報告は受けておりましたが、この度、緊急的な手術が必要になりました。仮に手術が無事に終わったとしても、その後も彼のサポートが必要になる可能性があり、また、コロナ禍で出入国するにも各国で隔離措置等が必要な状況で自由に往来が出来ない状況です」 「このような状況下で、当クラブの監督としての業務を集中して遂行できる状態にないとのことで退任したい旨の申し出でした。クラブとしては、突然の申し出であり大変残念でありますが、まずは本人の希望とご家族の快復を最優先すべきと考えましたので、苦渋の決断ではありますが、この申し出を受理することと致しました」 「アーサー・パパス監督は、クラブの短期的および長期的なビジョンのなかで、プロジェクトを進めている途中での退任となりますが、鹿児島に新たなフットボールの礎を築いて頂いたことに感謝申し上げます」 「今後も遠隔でも鹿児島のために尽力して頂くことも協議しております。ご家族の快復とアーサー・パパス氏の今後の活躍を祈念致します。ファン・サポーターや関係各位の皆様には、ご理解を頂けますと幸いです」 2021.05.28 12:50 Fri
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来季のC大阪に大迫塁が修行先から復帰 「いわきFCという素晴らしいクラブで1年間培ってきたものを活かし…」

セレッソ大阪は28日、MF大迫塁(20)の来季復帰を発表した。 神村学園高等部3年次の高校サッカー選手権で福田師王とともにベスト4入りに貢献した大迫。2023年からC大阪でプロ入りし、今季から出番を求め、いわきFCに育成型期限付き移籍を決断した。 いわきでは定位置奪取といかなかったが、本職のボランチではなく、左ウイングバックを基本に明治安田J2リーグ14試合でプレー。第9節の横浜FC戦ではゴールもマークした。 来季からC大阪を率いるアーサー・パパス新監督のもとでアピールを目指すレフティは意気込みを語っている。 「セレッソ大阪に復帰する事になりました大迫塁です。いわきFCという素晴らしいクラブで1年間培ってきたものを活かし、セレッソ大阪の勝利のために戦います。応援よろしくお願いします」 一方のいわきでは「1年間たくさんのご声援をありがとうございました。1年間という短い間でしたが、多くのことを学び成長することが出来ました。いわきFCのエンブレムを背負い、共に戦えたことをとても誇りに思います。これからも日本サッカーを一緒に盛り上げていけるように、頑張ります!」とコメントした。 2024.12.28 11:50 Sat
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得点力不足解消へ質と大胆さ求める東京Vの城福監督、C大阪戦へ「足を振れる選手はチャンスを逃してほしくない」

東京ヴェルディの城福浩監督が、25日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第12節のセレッソ大阪戦に向けた会見を実施した。 東京Vは前節、アウェイで行われた川崎フロンターレ戦を0-0のドローで終えた。 前々節のヴィッセル神戸戦で大きな課題となった“戦う”部分で明確な改善を示し、上位相手に前半はボールの主導権も掌握。ただ、課題である得点力に関して、決定機はおろかシュート3本に終わり、改善には至らなかった。 C大阪戦に向けた23日の会見では、開幕からある意味で語り尽くされている得点力改善に向けての話がメインに。 そのなかで城福監督は「伝えるバランスがよくなかった」とまず川崎F戦での自身の反省を口に。 「ゴール前のところというのは継続してやってきているので、映像ぐらいで終わらせていたところがあった。そこは自分の反省するところで、準備してきたものが正直に出てしまったというか、ミドルサードのところまではボールを握れたけれど、そこからの自分たちの狙いどころというのは、自分の強調具合が足りなかったんだなと、ゲームを見ながら思いました」 「我々がどんな特徴を持った、どんなサッカーをするんだ。尖ったものは何なのかという部分で、それはひとつではないですし、攻守にいくつも意識をさせながらやらせるという意味では、少なくともこの前の川崎戦で成果はあったんですけれども、伝えるバランスとしては自分がよくなかったんだなと思わされた試合でもありました」 その反省を踏まえて最後の局面での選手の自主性は引き続き活かしつつも、より具体的な掲示を行ったという。 チームとして狙いどころや形を意識した上で、「傍から見たらヴェルディは繋いでいるだけじゃないかと見えますけど、細かく見ると、1つのパスが緩くなければ、1つのコントロールがピタッとハマれば、次はビッグチャンスになる。そうならないのは、一つひとつのパスのスピードだったり、コースやコントロールがちょっとずれている。そこは突き詰めないといけない」と際の部分での質の改善。 さらに、前線の選手を中心に「足を振る」という部分でよりアグレッシブな姿勢を求めている。 「ここ最近我々のシュートの場面が少ない理由のひとつは、もちろんシュートフェイントというのは悪くない。だけども、本当のシュートフェイントというのは、シュートを打ってこそシュートフェイントになる。自分が振れると思ったときに、シュートフェイントをしたら、相手は引っかかる。ただ、それで次に持ち出したときに自分の体重が乗っているかというと、乗らない状態で足を振ることになるようなシーンが、このチームはいま多い」 「いい状態で体重が乗った状態で一振りして、ディフェンスに当たってコースが変わって得点になるかというシーンはほとんどないです。相手に当たろうが何しようがゴールに向かって足を振るというようなシーンというのがちょっと少なすぎるので、足を振れる選手はとにかくチャンスを逃してほしくない。誰に当たろうが、コースが変わってキーパーが防げないぐらいの威力のあるボールを打てるチャンスというのはたくさんあるはずなので、それぐらいのゴールへの迫力や執念というのは、見せられるような準備をしたいなと思っています」 また、その得点力不足と関連する部分でもあり、0-0のドローが目立つ現状について指揮官は「悔しい思い、足りないものもあると思い知らされている」と課題を認めながらも「そこだけは絶対に譲ってはいけない」と、改めて自身がチームに求める基準を明確に訴えた。 「もちろん僕らは相手より多く点を取って勝ちたい。しかし、我々が絶対外してはいけないのは、自分たちのいまのスキルと経験値といまのフィジカルでやれることというのは、絶対にサボらないこと」 「やれないことを要求するのではなくて、それこそ靴1足分の寄せであったりとか、ヘディングを全部勝つつもりでやるとか、シュートブロックに顔を背けないとか。我々がいまやれることをやり切るのがリーグで一番にならない限り、僕はこのリーグで戦うのは正直難しいと思っています」 「相手によらず、我々がやれるベストをやった結果が失点ゼロというのは、歓迎すること。得点ゼロは歓迎しないですけれども、失点がゼロであれば、勝ち点1を取れる。そこは適当でいいから、とにかく点を取ってくれというスタンスでこのチームがやると、おそらくは非常に苦しいシーズンになる。J1はそんなに甘くないので、お互いにやり合うような経験値と能力を出し合うような試合を全試合やったら、おそらくこの舞台に居続けることは難しいと思っています」 「自分たちがやるべきことをやり切って、結果としてそれがゼロになる。見方によって攻撃の能力やエネルギーをちょっと削ってしまっているんじゃないかという見方もある。ただ、我々はそこをいいかげんにしたら、まずはこの舞台にいられないと。そこだけは絶対に譲ってはいけない。その上で得点を取るためのハードワークをプラスしてやっていく。そのエネルギーが枯渇したのであれば、バトンを渡していけばいいと。この順番というか、このスタンスだけは変えてはいけないと思っています」 リーグ6戦ぶりを目指す今節はアーサー・パパス新監督を迎え、よりアグレッシブなスタイルへの転向を図る14位のC大阪と対戦。 城福監督は横浜F・マリノス時代にアンジェ・ポステコグルー監督(現トッテナム)の下でコーチを務めた敵将にその影響を感じつつ、「あれだけハードワークをした後の攻撃に関しては、本当にレベルが高い」とその攻撃面を警戒した。 「非常に志向するものがハッキリしていると思います。前線の3人が外国籍の選手で非常に特徴的で、その3人に求めるものとともに、それ以外がいかにハードワークをしてチームとしてバランスを取るかというところを、追い求めているチーム」 「個のレベルは去年の僕らのアウェイゲームでは、本当にボールを回されて、これでもかというぐらいやられた。その個の力とともに今年に関しては強度が上がっている。大枠のイメージで言えば、ポステコグルー監督がやっていたマリノスのサッカーの強度に非常に似ていると。あの頃の前線からのインテンシティと全員に求めるものというのは、非常に強度が高かった。おそらくはああいうものをチームに要求しようとしているのではないかなというふうに思います。それに応え得る、各々のポジションで個のレベルがあるので、あれだけハードワークをした後の攻撃に関しては、本当にレベルが高いと思っています」 そのC大阪戦に向けてはMF森田晃樹の戦列復帰よって、MF齋藤功佑、MF平川怜を含めた中盤3選手の起用法がひとつの注目ポイントとなる。 川崎F戦では齋藤を1列前のシャドーで起用し、万能型MF3人の同時起用のオプションも採用。ボール保持やチャンスメークの質という部分では今後に向けて新たな武器となる予感もある。 その点について指揮官も「彼らを共存させることというのは、ひとつの大きな選択肢になる」とコメント。その他のポジションを含め、チームとして最大値を出すための最適解を模索していく考えだ。 「どんな選手にとってもそうですけど、組み合わせによってその良さを最大に出さない限り、その組み合わせによってシュリンクするというか、意識が薄れる部分もある。これを尖らせようとしたら、こっちが尖らないというところで、全部の中間を取ると真ん丸のチームになる。これが一番つまらないので、いずれにしてもどういう組み合わせを選択するにしても、その最大値を出すことに尖らないと、このチームの怖さを出せないと思います。そういう選択をしたときには、その最大値を出せるような工夫をしたいなと思います」 「1トップとシャドーだけではなくて、ウイングバックがどういうタイプであるか、どこまで入っていけるか。ボランチの1人がボックスの中まで入っていけるのかと。ボランチの1人がボックスの中に入っていくということは、センターバック3枚が後ろでカウンターの準備だけをしていていいのかと。そこは全部に繋がってくるので、我々とすればどういうリスクが発生し得ると、そのリスクをみんなで認識しながら最大値を出していくというところは、組合わせも含めて考えていかなければいけないと思います」 6戦ぶりの白星を目指すホームゲームでは指揮官の最大値を出すための用兵、得点力不足解消に向けたチームのアプローチに大きな注目が集まるところだ。 2025.04.24 19:30 Thu
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4連勝中の神戸に3発完勝のC大阪が今季初のリーグ連勝を飾る!【明治安田J1第15節】

明治安田J1リーグ第15節のヴィッセル神戸vsセレッソ大阪が6日にノエビアスタジアム神戸で行われ、1-3でアウェイのC大阪が勝利した。 2週間ぶりのゲームとなった直近のファジアーノ岡山戦を宮代大聖、井手口陽介のゴールで完勝し、リーグ戦4連勝を飾った5位神戸(勝ち点21)。上位追走へこのままの勢いをキープしたいチームは、その試合から先発を3人変更。扇原貴宏、本多勇喜、鍬先祐弥に代えて汰木康也、齊藤未月、カエターノをスタメンで起用した。 一方、直近の京都サンガF.C.では2点ビハインドをひっくり返し逆転勝利を飾った15位C大阪(勝ち点16)。好調の神戸に対し、アーサー・パパスは京都戦から先発を4人変更。ルーカス・フェルナンデスやチアゴ・アンドラーデ、中島元彦らに代えてラファエル・ハットンや香川真司、進藤亮佑らをスタメンで起用した。 試合は開始早々のに神戸がチャンスを作る。6分、相手DFの中途半端なクリアをボックス右で奪った佐々木大樹の折り返しをエリキが右足で合わせたが、こ その後は拮抗した展開が続く中、神戸は43分にチャンス。中盤でのボール奪取から佐々木が右サイドのスぺースへパスを送ると、これを受けたエリキのクロスに宮代大聖が飛び込んだがわずかに届かず。 ゴールレスのまま前半終了かと思われたが、神戸は追加タイムにスコアを動かす。追加タイム1分、広瀬陸斗の右CKをファーサイドで収めた宮代が絶妙なトラップでDFをかわし左足を振り抜くと、このシュートがゴール右隅に突き刺さった。 このまま前半終了かと思われたが、その直後にC大阪が追いつく。追加タイム2分、敵陣左サイドで相手DFの中途半端なクリアを奪ったハットンの横パスをバイタルエリア手前で受けた喜田陽がゴール前へロングパス。これを走り込んだ上門知樹が左足ボレーで流し込んだ。 1-1で迎えた後半は一進一退の展開が続く中、C大阪は58分に上門と古山兼悟を下げて中島元彦とルーカス・フェルナンデスを、75分に奥田勇斗を下げて柴山昌也を投入。 すると83分、自陣からドリブルで持ち上がった髙橋仁胡のロングパスで左サイドを駆け上がった中島がボックス左から折り返しを供給すると、中央のハットンが落としたボールを柴山がダイレクトシュート。左ポストに当たったボールがゴールに吸い込まれた。 勝ち越しに成功したC大阪は、試合終了間際の96分にもボックス右から侵入したハットンがゴールネットを揺らし、3-1で勝利。敵地で神戸に完勝のC大阪が今季初のリーグ戦連勝を飾った。 ヴィッセル神戸 1-3 セレッソ大阪 【神戸】 宮代大聖(前46) 【C大阪】 上門知樹(前47) 柴山昌也(後38) ラファエル・ハットン(後51) 2025.05.06 16:50 Tue

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J3鹿児島にスタジアム問題が浮上、「新スタジアム整備」の報告をJリーグに求められる…クラブライセンス不交付の可能性も

鹿児島ユナイテッドFCが、クラブライセンス取得に向けてJリーグから通達を受けたことを報告。スタジアム問題が浮上している。 今シーズンは明治安田生命J3リーグで14試合を終え、2位につけている鹿児島。J2への復帰が期待されている状況だ。 かつてJ2に所属したこともある中、2024シーズンはJ1クラブライセンス取得に向けて準備を進めているという。しかし、Jリーグから新スタジアム整備の状況確認のため、資料提出を求められたことを報告した。 鹿児島によれば、2020年のかごしま国体に向け、ホームの白波スタジアムの大規模改修を行っていたが、これはJリーグスタジアム基準「新設及び大規模改修を行うスタジアムについては、原則として屋根はすべての観客席を覆うこと」を満たさないものとなっていたとのこと。2018シーズンのJ2クラブライセンス申請時に指摘があったが、当時、ホームタウン内に新たなスタジアムを整備する構想が存在しており、鹿児島県および鹿児島市からもJリーグに対して整備実現に向けて取り組んでいく意向が文書にて表明されたことを踏まえ、二重投資を避けるという趣旨を汲んでもらっていたという。 当時はJ2クラブライセンスが交付され、2020シーズンからは例外規定によりJ1クラブライセンスが交付されているが、そこから6年が経過しても新スタジアム整備の基本計画が策定されていないこと、白波スタジアムの改修が選択肢の1つになる可能性があることなど、新スタジアム整備に向けた動きが停滞している可能性があると指摘されたという。 そのため、今後のクラブライセンス判定においては、経緯と現状を踏まえて不交付になる可能性があるとのこと。最悪のケースでは、順位の条件を満たしても昇格する権利を失うこともある状況だ。 Jリーグからは「新スタジアム整備に向けての弊クラブの活動報告および活動計画」、「鹿児島県および鹿児島市の意向表明書」の2つの資料を提出するように求められたとのことだ。 鹿児島は「目標としている「J3優勝・J2復帰」に向け、現在1位のチームとの勝点2差とJ2昇格圏内におり、県民市民の皆様の大きな期待に応えるために、ライセンス取得は必須であります。 引き続き関係各所と協議を重ね、クラブライセンス取得、新スタジアムの整備そしてサッカーを通じた鹿児島の発展に向けて邁進して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします」としている。 2023.06.23 12:35 Fri
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鹿児島MF田上裕が今季限りで引退…在籍10年で5部からJ2への昇格経験

鹿児島ユナイテッドFCは29日、MF田上裕(33)が今シーズン限りで引退することを発表した。 田上は宮崎産業経営大学を卒業後、日本フットボールリーグ(JFL)のFC刈谷やFC琉球(現J2)を経て、2010年に鹿児島の前身クラブであったFC KAGOSHIMA(当時鹿児島県1部)に加入。その後、クラブと共に九州サッカーリーグ、JFL、とカテゴリーを上げていき、2013年には主力としてJリーグ参入に貢献した。 J3で1年目となった2016年は公式戦26試合に出場。だが、翌シーズンから出場機会を減らしていき、今シーズンは明治安田生命J2リーグで8試合、天皇杯で1試合の出場となっていた。 キャリア通算はJ2リーグで8試合、J3リーグで36試合、天皇杯で3試合。プロ生活に終止符を打った田上はクラブ公式サイトで以下のようにコメントしている。 「日頃より鹿児島ユナイテッドFCへの熱い応援、サポート、心より感謝致します。私、田上裕はこの度、契約満了に伴い今シーズンをもちましてサッカー選手を引退することになりました」 「愛する鹿児島にJリーグのクラブを作るために鹿児島県リーグのFC KAGOSHIMAに入団させていただいて10年!辛いこともいっぱいありましたし、諦めかけたことだってありましたが、いつも熱く応援して下さったファン・サポーターの皆さま、いつも純粋な瞳で見つめてくれる子どもたち、どんな時も信じてついてきてくれた家族、私は皆さんの気持ちに支えられてピッチの上で全力で戦い続けられました」 「九州リーグ昇格、JFL昇格、J3昇格、J2昇格と4回の昇格を皆さんと共に喜ぶことができて、私は幸せでした。自分だけでは絶対に夢を諦めてしまっていたと思います。才能なんてない落ちこぼれの自分にエネルギーを与えてくれたこと、夢を叶えさせてくれたこと、本当に感謝しています」 「『鹿児島にJリーグなんて無理に決まっている』と言われて悔しくて泣いたこともあるけど、今、鹿児島にはJリーグがあって、子どもたちが目標にするチームがあります。たった数人しか観客がいなかった10年前から、今では1万人もの方で鴨池のスタンドが埋まるまでになりました。これは私たち選手だけで掴んだものではなくて、共に戦って下さった皆さまがいるから、みんなの夢が実現したんだと思います。これからも鹿児島ユナイテッドFCは、鹿児島を愛するすべての人にとってかけがえのない存在として桜島のようにあり続けてくれると信じています」 「私はもう選手として鴨池のピッチを走ることはありません。ここで引退することに志半ばという寂しさ悔しさもあるけど、いつか訪れる時が「今」だったのだと思います。これからも鹿児島ユナイテッドFCは支えて下さる皆さんと共に走り続けていくと思います。鹿児島ユナイテッドFCをどうかよろしくお願い致します」 「今まで田上裕と共に戦ってくれたすべてのチームメイト、スタッフ、ファン、サポーター、スポンサーの皆さま、本当は一人一人に『ありがとうございました。感謝しています』とお伝えしたいのですが、まずはこの場を借りてお礼を言わせて下さい」 「10年間共に戦って下さった皆さま、そしてこれまでの33年間の人生で出会って下さったすべての人に感謝しています。ありがとうございました!!! これからも田上裕は、鹿児島を元気にするために、自分の道を死ぬ気で走ります!本当にお世話になりました。『日々感謝No,33』」 2019.11.29 20:20 Fri
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鹿児島が今治退団のFWアンジェロッティを獲得!「自分の全てを捧げたい」

鹿児島ユナイテッドFCは27日、FC今治からブラジル人FWアンジェロッティ(26)が完全移籍で加入すると発表した。 アンジェロッティは2021年、レッドブル・ブラガンチーノから柏レイソルに完全移籍で加入。2シーズンを過ごし、2023年には大宮アルディージャへの期限付き移籍も経験した。 今シーズンは今治に完全移籍となると、明治安田J3リーグで17試合に出場するもゴールはなし。チームはクラブ初のJ2昇格を果たしたものの、11月に1年での退団が発表されていた。 新天地が鹿児島に決定したアンジェロッティは、クラブを通じてコメントしている。 「このチームに加入できたことを嬉しく思います。来年はサポーターの皆さんの為にもたくさんの勝利の年にしたいと思います。その為に自分の全てを捧げたいと思います」 2024.12.27 10:55 Fri
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FC大阪が選手への誹謗中傷に声明「法的措置も視野に入れて動いております」…昇格争う鹿児島に敗戦後

FC大阪は6日、選手への誹謗中傷について声明を発表した。 問題は5日に行われた明治安田生命J3リーグ第30節の鹿児島ユナイテッドFCの試合後に発生した。 J2昇格を争う上位対決の中、チームは2-3で敗戦。手痛い敗戦となった中、試合後にはSNS上でFC大阪の選手に対し、誹謗中傷の投稿があったという。 FC大阪は声明を発表。法的措置も視野に入れているとした。 「10月5日(木)に東大阪市花園ラグビー場第1グラウンドで開催された「2023明治安田生命J3リーグ第30節 FC大阪 vs 鹿児島ユナイテッドFC」の試合終了後に、SNS上でFC大阪の選手に対し、誹謗中傷の投稿がありました」 「現在、Jリーグとも協議し、今回の案件に関して法的措置も視野に入れて動いております」 「いかなる理由があっても誹謗中傷、侮辱、脅迫は、決して許されることではなく、内容は極めて悪質なものであり、看過することはできません」 「敵味方問わず相手に対するリスペクトの気持ちを大切に、今一度ご自身のSNS・インターネット上での発信を見つめなおし、改めてマナーある発信にご協力お願いいたします」 2023.10.06 17:20 Fri
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JFL降格の岩手、鹿児島退団のFW藤本憲明とYS横浜からMF中里崇宏を獲得

いわてグルージャ盛岡は7日、鹿児島ユナイテッドFCからFW藤本憲明(35)とY.S.C.C.横浜からMF中里崇宏(34)を完全移籍で獲得した。 青森山田高校、近畿大学ときて、佐川印刷で社会人時代を過ごした藤本は2016年にJ3参入の鹿児島に移籍。その鹿児島で2年連続のJ3得点王に輝き、2018年から大分トリニータに移ると、12ゴールの活躍でJ1昇格に貢献した。 そして、2019年夏からヴィッセル神戸に移籍し、同年の天皇杯優勝メンバーに。2021年夏から清水エスパルスにレンタル移籍すると、翌年の神戸復帰を挟み、2023年から鹿児島に舞い戻った。 鹿児島復帰1年目はJ3で32試合で5ゴールを決め、J2復帰に貢献。今季はここまで29試合で5ゴールを挙げていたが、シーズン終了後に退団が発表されていた。 中里は東京ヴェルディの下部組織出身で、ジュニア、ジュニアユースと昇格。その後、流通経済大学付属柏高校、流通経済大学へと進学し、2012年に横浜FCに加入した。 水戸ホーリーホックや韓国の江原FC、鈴鹿ポイントゲッターズでプレーした後、2023シーズンにYS横浜に加入。2年目を迎えた昨季はJ3で31試合1得点を記録、YBCルヴァンカップで2試合に出場していた。 両者はクラブを通じてコメントしている。 ◆藤本憲明 「いわてグルージャ盛岡をサポート支援してくれているスポンサー企業のみなさん、 いつも応援してくれているファンサポーターのみなさん、はじめまして藤本憲明です」 「昨シーズンは僕自身も降格を経験し悔しい思いをしました。同じ悔しい経験を胸に1年で昇格する為にチームとサポーター、岩手県がひとつになる必要があります。そう簡単に勝てる戦いなんてひとつもないですし、すぐに上がれるほど甘いリーグでもありません」 「僕たちは盛岡冷麺のコシのように強く戦い、岩手山を登るかのように一歩一歩地に足をつけ頂を目指し、その先にある優勝つまり中尊寺金色堂のように輝く金メダルを獲得し、昇格します!!ファンサポーターのみなさんは盛岡さんさ踊りより声を枯らして手を叩き盛り上げてください!!僕たち、みなさんたちならできます、岩手県ごと盛り上げて今までにない最高のグルージャをみんなで創り上げましょう!!高校以来の東北が楽しみです。今年はへび年年男がんばります!!」 「余談なんですけど、グルージャ加入を決め、年が明けた夜にお風呂につかってたんです。その時に目の前に髪の毛がふらふらっと見えたんで、すくって取ろうと思ったらたまたま形がGやったんです。これはグルージャの「G」や、運命的でした。それだけです」 「ここまで読んでくれたそこのあなたはもう藤本ファミリーのとりこです。必ず僕のユニフォームを来てスタジアムに来てください、待ってます!!全員で覚悟を決めて戦い続けましょう!!」 ◆中里崇宏 「いわてグルージャ盛岡に関わる全ての皆様、初めまして!中里崇宏です。昇格に貢献出来るようベストを尽くします。応援宜しくお願いします。」 2025.01.07 13:42 Tue

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