ケインも驚きのモウリーニョ解任劇…「知ったのは発表の5〜10分前」

トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインがジョゼ・モウリーニョ氏の監督解任劇を語った。トッテナムは19日、モウリーニョ氏の監督解任を発表。タイトルがかかったカラバオカップ決勝のマンチェスター・シティ戦が25日に迫るなかでの解任劇とだけあって、大きな衝撃が走った。そんなポルトガル人指揮官に自身のSNSを通じて感謝の意を表した選手の1人であるケインだが、選手たちにとっても驚きの解任劇であり、リリースの直前まで知らされていなかったようだ。
カラバオカップ決勝に先駆けたイギリス『スカイ・スポーツ』の独占インタビューでモウリーニョ氏の解任について発表直前まで知らされず、2人の間に良好な関係が築かれていたと述べた。

「正直、驚かされた。あの日の朝に着いて、発表の5〜10分前に初めて知ったんだ。カラバオカップの決勝戦に集中して、準備をしているところだったが、これがフットボールというものだ」「僕自身、ここで何人かの監督が解任されるのを経験した。いち選手として、監督の解任を期待したことなんてないが、それもこの競技の一部で、対処していかなければいけないんだ」

「ジョゼとは素晴らしい関係が築かれていた。次の仕事が何であれ、僕は幸運を祈っている。でも、彼も僕らと同様、フットボールが熾烈な戦いの場であるのをわかっているはず。前を向くしかない」

今季もトッテナムのエースとして輝きを放つケインはまた、今季終了まで暫定的な指揮を託されたライアン・メイソン氏にも言及。かつてチームメイトだった指揮官との成功を願った。

「ライアンはとても素晴らしい。彼からしたら、明らかに奇妙なことで、いきなり知らせがきて、仕事を引き受けるというちょっとしたジェットコースターみたいな展開だった」

「彼は本当に見事なぐらいによくやっていると思う。何よりもサウサンプトン戦での初勝利は大きな瞬間だったね。おかげで、誰もがカップ戦の決勝に士気を高められたんだ」

「僕とライアンは親友で、もう付き合いも長い。ピッチの内外で本当に仲が良いんだ。彼がこのような機会を得て世界有数のクラブで監督としての経験を積めて、とても嬉しい」

「日曜日のゲームに勝って、一緒に特別な時間を過ごせたら良いね」