残留に向け勝ち点2を落としたフルアム、パーカー監督はVARの判定に不満「プレーしようとしなかったかどうかは関係ない」

2021.04.19 16:30 Mon
Getty Images
フルアムスコット・パーカー監督が、アーセナル戦について振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。

チャンピオンシップ(イングランド2部)から昇格したフルアムは、今シーズンのここまで32試合を戦い、勝ち点「26」で降格圏に沈んでいる。

残留ラインを目指す上で勝利が必要な中、アーセナル戦では守備に重点を置いて戦うと、VARの助けもありゴールレスで後半に向かう。
するとPKを獲得して先制すると、そのまま終盤へ。最後はアーセナルに押し込まれることになると粘り続けるも、アディショナルタイム7分にエディ・エンケティアにゴールを許し、1-1の引き分けに終わった。

パーカー監督は試合後のインタビューで、アーセナルの同点ゴールについて言及。VARのチェックが入った中でゴールが認められる展開に。このシーンでは、DFロブ・ホールディングが完全にオフサイドポジションにいたが、プレーに関与されていないと認めれたが、そんなことはないと見解を語った。
「クレイグ(・ポーソン主審)は気付いていなかったと思う」

「ピッチ上の彼にとってはあっという間の出来事だった。ラインズマンがオフサイドポジションにいる選手がいると話したのは知っている」

「私が混乱しているのは、ホールディングが我々のGKから2ヤード、ゴールラインから3ヤード離れたところにおり、その位置関係が我々のGKに影響を与えているということだ」

「我々には、ボックス内をコントロールするという点では、最高のGKがいる。彼はホールディングがオフサイドポジションにいることに気がついていないので、それに反応しなければならなかった」

「今、何が言われるかを知っている。彼はボールにプレーしようとしなかっただろうと。彼がプレーしようとしなかったかどうかは関係ない。彼はゴールから2ヤード離れており、選手はミリ秒単位で反応する。それが私の焦点だ」

「多分ルールによって、出てくる声明によって、それは正しい決定だが、我々全員がサッカーに深く関わってきた。私は長い間サッカーをしてきた。だから、そうではないと思う」

これにより勝ち点1の積み上げに終わったフルアム。残留ラインのバーンリーは1試合消化が少ない中で勝ち点差「6」となっている状況だ。

残り5試合になった中で、残留争いに向けて非常に厳しい状況となっているが、残り試合に向かって準備を進めていくとした。

「チャンスはない。ただ、希望を失ったことは絶対にない。今日の違いは、私が納得できなかった最後のゴールだった。最後のキックだ」

「3ポイントを獲得できたとしたら、ストーリーは違っていた。このチームは、シーズンを通して、試合に勝つこと、ビッグクラブを相手に結果を出せることを示してきた」

「もちろん、信念はある。差は6ポイントだ。なぜ信念がないと言われるか。もちろん、我々は落胆しているし、私も落胆している。この2週間は、本当に辛かった」

「我々は明日の朝、目を覚まし、グローブを付け直し、もう一度戦い続け、勝ち点を稼ぎたいと思う」

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