「早く海外に行ってプレーしたい」と語る横浜FMの畠中槙之輔、モンゴル戦は「信頼を得られるように」と出場意欲

日本代表は27日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル代表戦に向けた合宿2日目を迎える。

25日に行われた韓国戦では、DF山根視来(川崎フロンターレ)のデビュー戦ゴールを含む3得点を奪い、3-0で快勝。10年前の再現を果たしていた。

韓国戦では出番がなかった日本代表のDF畠中槙之輔(横浜F・マリノス)がメディアのオンライン取材に応対した。
畠中は韓国戦について「この前の試合は外から見ていても選手他の気持ちは感じました。自分もあのピッチに立ちたかったです」と普段の本拠地で行われた一戦について出たかったと悔しさを口に。日韓戦の重要性については「これまでの過去の対戦成績を見ても韓国にすごく勝ち越されているのは事実ですが、日本がこうやってレベルが上がってきて、試合をしても勝てる時代になっなってきているので、自信、誇りを持つべきだと思います」とコメント。「それでも油断しないというのは監督や選手が言っていたので、重要な一戦だったと感じました」と、日韓戦の重要性をしっかりと感じたと語った。

次は30日にモンゴルと対戦するが「これにしっかり勝つことで自分たちの予選突破に近づくことだと思いますし、自分は試合に出られていないので、ここで出るチャンスがあれば、この前受け取った気持ちなどをしっかり表現したいと思います」とコメント。アピールについては「ここからあと数日練習はあるので、自分の持ち味をしっかりアピールして、監督に使ってもらえるように、信頼を得られるように頑張っていきたいと思います」と、韓国戦で感じたものを試合にぶつけ、試合に出たいと語った。センターバックではDF吉田麻也(サンプドリア)、DF冨安健洋(ボローニャ)がレギュラーとなっており、その他にも候補に挙がる選手は多い。ポジション争いについては「レベルとしてはまだまだ全然追いつかないですが、お手本としてやっていくことは大事ですし、学ぶこともたくさんあるので、この代表合宿だけじゃなく、マリノスに戻ってもイメージしてプレーすることで成長につながるので意識しています」と、クラブに戻っても磨いていきたいと語った。

畠中自身が成長できると感じている部分は「戦うところや駆け引きの部分」と語り、「麻也くんはキャプテンシーや一言二言があって、そこは見習っていきたいです」と語り、リーダーシップをより身に付けたいと語った。

トレーニングでは海外組の選手とも対峙することになり、Jリーグとの感覚の違いを感じている畠中。FW大迫勇也(ブレーメン)やMF鎌田大地(フランクフルト)との力は「ディフェンスとの駆け引きやタイミングの外し方、ボールの受け方1つとっても、世界でやっているだけあってJリーグともタイミングは全然違いますし、単純にうまいと思います」とコメント。「自分にとってはすごく良い練習相手というか、これからにとって良い経験値を得られるので練習していて楽しいです」と、大きな刺激になっていると語った。

一方で、通用すると感じる部分については「体を張るところはしっかり戦えていると思いますし、ビルドアップで相手のタイミングをズラしたり、前進するところやボール運びは通用していると思うので自信を持ってやっていきたいです」と語り、強みを出していきたいと意気込んだ。

その畠中も視線は海外に向いているという。「国内組、海外組と言われるのは仕方ないですが、自分が目指しているのは、早く海外に行ってプレーしたいという気持ちはあるので、早くそのレベルに到達するために頑張らないといけないなと思います」と語り、海外に移籍するためにレベルアップが必要だと語った。

そのためにJリーグでやるべきことは「Jリーグでは負け知らずになるぐらい、絶対に負けないという気持ちでやらなければという気持ちは当然あります」と語り、球際の部分での勝負では負けないとコメント。また「Jリーグでもトップレベルの外国人選手がいるので、そういった選手たちと戦って、圧倒できるように頑張っていきたいです」と、外国人選手相手にもしっかりと守備で貢献できるようになりたいと意気込んだ。

また「勝負事なのでそこはこだわっていますし、ディフェンスとしてはしっかり対峙した時にボールを取り切るだったり、相手にシュートを打たせないことはもちろんですが、その状況になる前のインターセプトも狙ってやっていきたいです。そこでも数字を出したいです」と語り、日本ではまだ数字として出ていないデュエルの勝利数やインターセプト数などもこだわりたいとした。