三笘薫と久保建英は「阿吽の呼吸がある」も「なかなかやらせてもらえなかった」、横内監督の選手評
2021.03.26 23:18 Fri
U-24日本代表は26日、SAISON CARD CUP 2021でU-24アルゼンチン代表と東京スタジアムで戦い、0-1でアルゼンチンが勝利した。東京オリンピックにも出場するアルゼンチンを迎えての一戦。前半にMFマティアス・バルガスがボックス内右を仕掛けてクロスを上げると、最後はFWアドルフォ・ガイチがヘディングで合わせて先制ゴールを決めた。
日本は何度かアルゼンチンゴールに迫るも、試合巧者ぶりを見せたアルゼンチンが勝利を収めている。
試合後、オンライン会見に臨んだ横内昭展監督は選手個々について言及した。
まず1トップに入ったFC東京のFW田川亨介については「デュエルの面では前線で戦っていて、守備もしっかりCB、相手のディフェンスラインにプレッシャーをかけてくれたと思いますし、縦パスを引き出すためによく動いてくれていました」とデュエル面は評価。しかし、「ただ簡単には相手もボールを入れさせてくれないので、数多くのボールを引き出せませんでしたが、その努力はしてくれたと思います」と、局面を変えようと努力していることを評価した。
また、大きな注目を集めたMF三笘薫(川崎フロンターレ)とMF久保建英(ヘタフェ)の共演については「2人ともそれぞれのプレーを尊重しあっている面が強いと思います」とコメント。「そういう意味では、コミュニケーションというか阿吽の呼吸があると思います」と2人の関係性を評価した。
しかし、「ただ、それが効果的に数多く発揮できたかというと、アルゼンチンになかなかやらせてもらえなかったという感じです」とし、相手の前に効果的なプレーはあまりなかったとした。
また、三笘が途中交代、久保がフル出場となったことについては「試合を見て判断しました。三笘に関しても久保に関しても、途中で薫を交代させるとか、建英を90分出すなど最初から考えていたわけではなく、僕の判断で決めました」とし、試合中に判断したと明かした。
さらに、この試合ではクラブと同様に左サイドバックでプレーした旗手怜央(川崎フロンターレ)については「怜央と三笘の関係は、クラブでも非常に良い関係でプレーしているので、コンビネーションは期待していました」と左サイドでのコンビに期待していたとコメント。「ただ、今後ずっとそこで起用するかというと、まだそこまで考えてはいないです」と今後もサイドバックで起用するかどうかは分からないと語った。
「もともと前線の選手としてプレーしていました。クラブではそこの位置で輝いていたので、そこで起用して、彼の攻撃の良さを出してもらおうかと思いました」とし、今回はクラブでやっていることを見せて欲しかったとした。
日本は何度かアルゼンチンゴールに迫るも、試合巧者ぶりを見せたアルゼンチンが勝利を収めている。
まず1トップに入ったFC東京のFW田川亨介については「デュエルの面では前線で戦っていて、守備もしっかりCB、相手のディフェンスラインにプレッシャーをかけてくれたと思いますし、縦パスを引き出すためによく動いてくれていました」とデュエル面は評価。しかし、「ただ簡単には相手もボールを入れさせてくれないので、数多くのボールを引き出せませんでしたが、その努力はしてくれたと思います」と、局面を変えようと努力していることを評価した。
また、「もちろん彼は背後への飛び出しとかストロングポイントを持っていますし、それをやはり生かしてほしいです」と語り、「ただそればっかりでスペースを消された時などはポストに入ってボールを収める、味方に預けてもう一回背後を取るというところの精度はもう少し上げてほしいと思います」とし、攻撃面では物足りない印象だったようだ。
また、大きな注目を集めたMF三笘薫(川崎フロンターレ)とMF久保建英(ヘタフェ)の共演については「2人ともそれぞれのプレーを尊重しあっている面が強いと思います」とコメント。「そういう意味では、コミュニケーションというか阿吽の呼吸があると思います」と2人の関係性を評価した。
しかし、「ただ、それが効果的に数多く発揮できたかというと、アルゼンチンになかなかやらせてもらえなかったという感じです」とし、相手の前に効果的なプレーはあまりなかったとした。
また、三笘が途中交代、久保がフル出場となったことについては「試合を見て判断しました。三笘に関しても久保に関しても、途中で薫を交代させるとか、建英を90分出すなど最初から考えていたわけではなく、僕の判断で決めました」とし、試合中に判断したと明かした。
さらに、この試合ではクラブと同様に左サイドバックでプレーした旗手怜央(川崎フロンターレ)については「怜央と三笘の関係は、クラブでも非常に良い関係でプレーしているので、コンビネーションは期待していました」と左サイドでのコンビに期待していたとコメント。「ただ、今後ずっとそこで起用するかというと、まだそこまで考えてはいないです」と今後もサイドバックで起用するかどうかは分からないと語った。
「もともと前線の選手としてプレーしていました。クラブではそこの位置で輝いていたので、そこで起用して、彼の攻撃の良さを出してもらおうかと思いました」とし、今回はクラブでやっていることを見せて欲しかったとした。
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「ひと手間掛けてくる」森保一監督が引退表明の遠藤保仁に言及、広島時代は優勝争いのライバル、日本サッカーの発展への貢献に感謝し今後にエール「指導者としても頑張ってほしい」
日本代表の森保一監督が、現役引退を発表した元日本代表MF遠藤保仁について語った。 9日、ジュビロ磐田に所属する遠藤が現役引退を発表。突然の発表は世間を驚かせることとなった。なお、古巣ガンバ大阪のトップチームコーチに就任する。 横浜フリューゲルス、京都サンガF.C.、G大阪、磐田でプレーした遠藤。J1通算672試合103得点を記録しており、出場試合数は歴代最多を誇っている。 また、日本代表としても2006年、2010年、2014年と3度のワールドカップ(W杯)に出場し、南アフリカW杯のデンマーク代表戦では直接FKを叩き込むなど世界を沸かせ、通算152試合で15得点を記録。こちらも日本代表歴代最多の出場数となっている。 Jリーグだけでのプレーながら、世界と渡り歩いた遠藤。Jリーグ、リーグカップ、天皇杯、AFCチャンピオンズリーグと全てのタイトルをG大阪時代に獲得するなど、名実共にレジェンドと言える。 その遠藤の引退に際し、アジアカップに臨むためカタールにいる森保監督がメディアの取材で言及。偉大な選手の引退を受け、日本サッカーの発展に多大なる協力をしてくれたと感謝した。 「日本のサッカー界に多大な貢献を本当にしてくれたと思いますし、日本のサッカーの発展に選手として素晴らしい貢献をしてくれた遠藤元選手だと思います」 「代表でも歴代1位の試合数で代表も支えてくれて、日本が世界で戦えるということ、今につなげてくれた素晴らしい戦いを見せてくれたと思います」 「国内のサッカー、Jリーグであったり育成の選手たちに技術力の高さと、ポジショニングというところ、先を読む力など、選手として身体能力で勝負するタイプではなかったと思いますが、クレバーにサッカーの楽しさを教えてくれて、技術、予測力が必要だということは、色々な選手や指導者に影響を与えてくれ、見ているサポーターや観客の皆さんにサッカーの魅力を伝えてくれたと思います」 「飄々とやっていますが、コツコツとずっとやり続けるということ、試合中もずっと動き続けて、今も走行距離は長いと思いますし、見た目の巧さがフォーカスされるかもしれないですが、動き続ける、タフに戦い続けるということをやった上での技術力を見せてくれたと思います」 「これからも遠藤選手のような選手がたくさん生まれてくれると嬉しいですし、指導者としてもまた頑張ってほしいですし、これまでお疲れ様でした。そして、ありがとうございました」 現役最後のクラブは磐田であり、カタールW杯まで森保監督の右腕として活躍した横内昭展監督の下でプレーしていた。 森保監督は横内監督から遠藤について聞いていたとし、「最後ジュビロで横内監督の下でプレーして、色々な話を横内さんから聞きましたが、練習から手を抜かず、頑張っているということを聞きました」とコメント。「今年ジュビロがJ1を戦えるというのは、日本を引っ張ってきた選手が率先してチームのために自分ができることを見せてくれたことが繋がっているのかなと思います」と、2023シーズンの明治安田生命J2リーグで2位となったチームを支えていたと振り返った。 また、サンフレッチェ広島の監督時代には、G大阪とリーグ優勝争いを経験。2015年は2ステージ制となっており、年間順位の1位から3位がチャンピオンシップで優勝を争っていた。 広島が最終的に優勝したが、決勝の相手であるG大阪では遠藤がプレー。対戦したことを振り返り、難しい相手だったと振り返った。 「シンプルに攻めてくれば対応しやすいのに、ひと手間掛けてくるんですよね。相手のメンタルの状態を凄く読んできて、勢いを削がれて逆を突かれて、コロコロPKとか」 「2015年のチャンピオンシップで、最終的に我々が優勝させてもらいましたが、みんなが緊張感の中で勢いでプレーしているところ、彼だけが上手く流れを読みながらプレーするということは印象に残っています。緊張することは経験を積んでなのかは分からないですが、自信を持ってプレーすることが大切だと示してくれたと思います」 レジェンドでありながらも、オフシーズンということで引退会見も行わないことを決めたという遠藤。最後までらしさを貫いている中、今度は指導者としてどのような選手を輩出するのか、楽しみだ。 2024.01.11 06:45 ThuU-23日本代表の人気記事ランキング
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U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)の行動が話題を呼んでいる。 25日、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と対戦。試合は2-0で勝利を収め、良い状態でAFC U23アジアカップに臨むこととなる。 そのウクライナ戦では藤田の行動が話題に。1-0で迎えた76分、途中出場の田中聡(湘南ベルマーレ)がボックス内から左足でシュート。ゴール右のネットを揺らす見事なゴールで日本が追加点で奪った。 話題になったのはその後。田中がゴールを喜んだ中、その他の選手も大喜び。すると、藤田は何を思ったか田中にキスの嵐でゴールを祝福した。 試合後のメディア取材で藤田はキスについて「テンションがブチあがっちゃいました(笑)」と勢い余った行動だったとコメント。一方でキスをされた田中は「ちょっとキツいですね(笑)」と、熱烈なキスの嵐に戸惑っていた。 この祝福にファンは「藤田チューしすぎw」、「ジョエルの祝福笑」、「流石にやりすぎ」とコメント。流石に驚きの声が多く寄せられていた。 <span class="paragraph-title">【動画】田中聡の圧巻ゴールをキスで祝福!藤田譲瑠チマの行動が話題</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://t.co/HsjhJig8at">https://t.co/HsjhJig8at</a><a href="https://twitter.com/jfa_samuraiblue?ref_src=twsrc%5Etfw">@jfa_samuraiblue</a><a href="https://twitter.com/hashtag/jfa?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#jfa</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/daihyo?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#daihyo</a> <a href="https://t.co/c1Zdma83vR">pic.twitter.com/c1Zdma83vR</a></p>— TBS サッカー (@TBS_SOCCER) <a href="https://twitter.com/TBS_SOCCER/status/1772231508067299635?ref_src=twsrc%5Etfw">March 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.26 18:20 Tue4
レーティング: 日本代表 3-0 U-24日本代表
3日、史上初となる日本代表vsU-24日本代表の一戦が札幌ドームで行われ、3-0で日本が勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点 ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 23 シュミット・ダニエル 5.5 プレー機会はあまりなし。ハイボールの処理も冷静で、ビルドアップでプレスを掛けられても慌てることなく対応した。 (→24 中村航輔 5.5) 裏へのボールを積極的に飛び出して処理。終盤攻め込まれるが安定したプレー。 DF 2 植田直通 6 フル出場を果たし集中した守備を見せる。危ないシーンはほとんどなかった。 3 室屋成 6 積極的な上がりを見せ何度もボックス内に入っていく。守備でも強度の高いプレスを見せる。最後は負傷交代。 (→13 山根視来 -) 出場時間短く採点なし。 5 長友佑都 6 コンディションの良さを感じさせるプレーを連続。読みの鋭さと動き出しの速さで対応。板倉のミドルもブロック。 (→16 小川諒也 6) 守備では強度を高く、攻撃では積極的な上がりを見せて浅野のゴールをお膳立て。 6 谷口彰悟 5.5 3年半ぶりの日本代表選。後半の途中からはボランチとしてプレー。立ち上がりは不安定さも見せたが、時間が経過してからは安定。 MF 7 守田英正 6 球際の強さ、飛び出すタイミングと良さを出す。遠藤がいない試合でしっかりと存在感。 (→4 昌子源 5.5) 植田との鹿島コンビで2年ぶりの代表戦。一対一で抜かせないプレーを見せる。 8 原口元気 5.5 目立ったプレーはあまり見られず。それでも、ポジショニングの良さで前線の潤滑油に。 (→11 古橋亨梧 5.5) トップ下で起用されたが、浅野との関係もありあまり裏に抜けるプレーは見せられず。 9 鎌田大地 7 この試合でもトップ下でリズムを作るプレー。圧倒的な存在感を放ち41分に追加点を記録。 (→18 浅野拓磨 6) 52分に待望のゴール。小川の抜け出しに反応し、スピードを生かしてボックス内に飛び込んだ。その後のチャンスを生かしたかった。 10 南野拓実 6 右サイドでのプレーとなったが鎌田との連携の良さを見せる。2点目のシーンではロングボールを頭で落としゴールをアシスト。 (→14 伊東純也 6) 普段とは違う左サイドに入るもスピードのあるプレーと動き出しの良さを見せる。52分には小川を上手く使いゴールの起点に。 13 橋本拳人 6.5 開始早々にマークを外して日本代表初ゴール。アグレッシブな守備を見せていた。負傷交代は心配。 (→21 川辺駿 5.5) 途中出場でも強度の高い守備を見せた。 FW 15 大迫勇也 6 ニアサイドでフリックし橋本のゴールをアシスト。体を張るプレー、2列目を生かすプレーと随所にレベルの高さを見せた。 (→17 坂元達裕 5) 得意のドリブルはほとんど見られず。今後の試合で良さを見せられるかに期待。 監督 森保一 6.5 主力が半数以上居なくともオートマティックに動けるチームを作り上げた。 <span class="paragraph-title">▽U-24日本代表採点</span> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK 1 大迫敬介 5 2失点を喫した中、鎌田の2点目はなんとか止めたかった。 (→12 沖悠哉 5) 1失点も最初のシュートは反応。終始落ち着いたプレーを見せ、コーチングの声も出ていた。 DF 2 菅原由勢 5 終盤まで攻撃参加はほとんど見られなかったのが残念。酒井宏樹を脅かすプレーは見せられず。 5 町田浩樹 5.5 セットプレーではターゲットに。一対一でやられることはなかった.。 20 旗手怜央 5 高い位置をとった室屋の前に川崎Fのような攻撃参加があまり見られず。守備では粘り強さも。 (→15 古賀太陽 -) 出場時間短く採点なし。 27 橋岡大樹 5.5 前半は大迫、後半は浅野とタイプの違うFWを相手に一定のプレー。対人の強さは見せたが、予測は甘さも MF 3 中山雄太 5.5 落ち着いたプレーを見せながらも大人しさを感じた。積極的にいく板倉とのバランスもあったが崩れることはなかった。 (→17 田中碧 5.5) 遠藤航が入ってからは攻撃に比重を置いてプレー。鋭いパスを何本も見せた。 4 板倉滉 5.5 ボランチで強度の高いプレスを見せる。A代表でのミャンマー戦を戦った影響か、意識の高さを見せた。 (→6 遠藤航 -) 出場時間短く採点なし。 8 三好康児 5 前半は右サイド、後半はトップ下でプレー。積極性を見せるが決定的な仕事はできず。 (→10 堂安律 5) ボックス付近でのプレーが続きリズムを作ったが、決定的なプレーは見せられず。 11 久保建英 6 10代ラストマッチ。ボールの扱いの上手さを見せ攻撃を活性化した。気合は十分。 (→25 前田大然 5) 横浜FMでの好調ぶりは見せられず。シュートに行ける機会がなかった。 21 遠藤渓太 5 久保との連携で決定機を演出。CKのキッカーも務めるが、積極的なドリブルをもっと出したかった。 (→14 相馬勇紀 5) 普段とは違う右サイドでプレー。クロスで何度か良さを見せたが、ドリブルはあまり見られず。 FW 13 田川亨介 5 20分の決定機。スピードを生かしたプレーで抜け出すもシュート機を決められず。 (→9 林大地 5.5) 相手を背負うプレー、パスを受けてからの素早いシュートと持ち味を見せる。 監督 横内昭展 5 急遽決まった試合。OAは遠藤航のみの起用だったが、オートマティズムはまだない状況。開始早々の失点の守り方は反省すべき。難しい試合だったが、戦う姿勢は見せた。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 鎌田大地(日本代表) 1ゴールを記録。3月からの全ての試合で圧倒的な存在感。攻撃の軸としてこの試合でも違いを見せつけた。 日本代表 3-0 U-24日本代表 【日本】 橋本拳人(前2) 鎌田大地(前41) 浅野拓磨(後7) 2021.06.03 21:33 Thu5