ユナイテッド、FDとTDを新設! ムーター氏の内部昇格にOBフレッチャー氏が就任

2021.03.10 22:35 Wed
Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドは10日、新設されたフットボール・ディレクター(FD)、テクニカル・ディレクター(TD)の2つのポストにジョン・ムーター氏、ダレン・フレッチャー氏が就任したことを発表した。
PR
サー・アレックス・ファーガソン氏の退任以降、移籍市場で苦戦を強いられているユナイテッドは、以前から新たなFDの招へいを画策。過去にはセビージャでスポーツ・ディレクター(SD)を務めるモンチ氏や、アヤックスで最高経営責任者(CEO)を務めているエドウィン・ファン・デル・サール氏、レッドブルグループで補強担当などを担ったラルフ・ラングニック氏など、多くの候補の名前が挙がっていた。
その中で最終的に新FDに迎え入れられたのは、以前からクラブ内部でアカデミーと選手補強の仕事に携わってきたムーター氏。同氏は今後、同職においてオーレ・グンナー・スールシャール監督と連携しながら補強面、その他の戦略面に関する方針を日々検討していくことになる。

一方、ユナイテッドのアカデミー出身で長年トップチームで活躍したクラブOBのフレッチャー氏は今年1月からトップチームのコーチングスタッフに就任。そして、今回新設されたTDではフットボールに関する技術的なアドバイスや、各部門の間を取り持つコミュニケーション面など、各種調整役としての役割を求められることになる。

ユナイテッドのCEOを務めるエド・ウッドワード氏はムーター氏とフレッチャー氏の就任に際して以下のようなコメントを残している。
「今回の役職に関する発表は、ここ数年絶え間なく成功を収めるために努力してきたクラブにとって、非常に重要なものだ」

「フットボール部門の運営に関しては大きく前進している。それは、アカデミー出身の優れたプレーヤーがファーストチームに昇格していること、新たなプレーヤーの獲得からも見て取れる。ジョンは、これらの部門に深く携わってきたスタッフで、育成に関する造詣も深い。そのおかげでアカデミーの若手をファーストチームに昇格させるクラブの伝統が今も続いている。彼のリーダーシップと経験を考えれば、新たな役職就任は自然なことだ」

「ダレンはプレーヤーとして傑出した存在で、アカデミーから昇格後にプレミアリーグ、チャンピオンズリーグで優勝を果たした。さらに周囲から尊敬され、クラブのDNAに流れる重要な部分を理解している。クラブで初となる新たな役職では、フットボールに関する技術的なアドバイスをもたらしてくれる。また、コミュニケーションの部分で貢献してくれるほか、フットボール哲学をもたらしてくれる」

「ジョンとダレンが新たな役職を引き受けてくれて大変嬉しく思う。2人の貢献を楽しみにしているし、今後の成功のため、オーレとスタッフと一緒になってやってくれることに期待している」

PR
関連ニュース

リバプールやユナイテッドから関心…23歳グエイはステップアップに現時点で消極的

クリスタル・パレスのイングランド代表DFマーク・グエイ(23)。今夏ステップアップor残留は現状で50-50か。 チェルシーアカデミーが輩出した、若くて実力も伴ったイングランド産のセンターバック、グエイ。リーダーシップも兼ね備えた自国タレントに対し、リバプールやアーセナル、マンチェスター・ユナイテッド、ニューカッスルが関心を寄せる。 中でも「リバプールが2024年夏の獲得に本腰?」との見立てが多いなか、イギリス『フットボール・インサイダー』がC・パレスとグエイ本人の意向をレポート。 どうやらC・パレスはオファー次第で売却もアリと考え出したようだが、グエイ自身がやや消極的。現在ヒザの負傷で離脱する一方、シーズン後にはユーロ2024が控えており、万全の状態でイングランド代表に招集されるべく、移籍のことなど考える余裕がない様子だという。 C・パレスもユーロ2024との兼ね合いを重視。大会を通じてグエイの価値が上昇する可能性もあるため、少なくとも大会閉幕の7月中旬までは売らずに残しておくプランか。 グエイは2021年夏に移籍金総額2000万ポンド(約38億9000万円)でチェルシーからパレス入り。以来、一度も契約延長がなされておらず、現行は2026年6月までとなっている。 2024.05.02 16:35 Thu

アラウホに関してバルセロナ贔屓紙が社説「矢面に立たされる彼を見るのが悲しい」「絶対に売ってはならぬ」

バルセロナのウルグアイ代表DFロナルド・アラウホ(25)に関し、スペイン『ムンド・デポルティボ』が「絶対に売ってはならぬ」と社説を立てた。 バルセロナの最終ラインで主力を担う一方、バイエルンやマンチェスター・ユナイテッドからの引き抜き噂が絶えないアラウホ。ここ最近は敗戦や失点に直結するプレーがそれに拍車をかけ、SNS上では日本人からもアラウホへの心無い言葉が投げかけられている。 カタルーニャ州のバルサ寄りメディア『ムンド・デポルティボ』は、そんなアラウホの獲得に向け、バイエルンが8000万ユーロ(約133億2000万円)の正式オファーを贔屓クラブに提示済みだと紹介。ただ、歴史を引き合いに、「売却ダメ絶対」とバルサへ呼びかける。 “今世紀初頭のバルサは勝てなかった…物事がうまくいかない時代は、いつだってラ・マシアが繁栄する余地がある。若き日のカルレス・プジョルが頭角を現し、あっち側へ行ったルイス・フィーゴを徹底マークで抑え込んだ。あの日、クレの心はプジョルで満たされた” “そんなプジョルを求め、ミランからアドリアーノ・ガッリアーニという男がやって来た” “イタリア人は序列、高額な給与、良い住宅、税制優遇…何もかもプジョルに与えるつもりだった。しかし、プジョルはミランではなくバルサを選び、バルサもプジョルを選んだ。これは、クラブ124年史で最も偉大なキャプテンが誕生した物語のキーポイントだ” “さて、現バルサはアラウホへのオファーを保留中。バイエルンの提示はおそらく8000万ユーロに達するもので、ユナイテッドの比ではない額だ” “ロナルド・アラウホ、彼に近いセンターバックは世界を見渡してもそう多くない。スピード、空中戦、勝ち気なメンタリティ、猛烈なハングリー精神…期待感に満ちた男だ。PSG戦の退場とバレンシア戦のPK献上はその勢い故なわけだが、この2つが利用される形で矢面に立たされる彼を見るのが悲しい” “バルサがオファーを受け取っている現状だから尚更だ。アラウホを売って、ファイティングポーズもカラーも彼より劣る新しい選手を連れてきたらいい? 大きな間違いだ。安物は結局大きな代償をもたらす。バルサはこれまでの経験から学んでいるはずだ” 2024.05.02 16:00 Thu

ユナイテッドの若き左SBアルバロ・フェルナンデスが修行先ベンフィカに完全移籍へ

マンチェスター・ユナイテッドのU-21スペイン代表DFアルバロ・フェルナンデス(21)がベンフィカに完全移籍するようだ。 レアル・マドリー育成出身の左サイドバックは2020年夏にユナイテッドのアカデミーに移り、昨季はプレストン・ノースエンドFCにローン移籍。今季を迎えるにあたり、アメリカツアーに帯同したが、シーズン開幕後はタイレル・マラシアに続き、ルーク・ショーも負傷離脱したにもかかわらず、出番なく、昨年9月からグラナダにローン移籍した。 そのグラナダでは公式戦14試合に出場したが、先発機会が少なく、今年1月からベンフィカにローン先を変更。ポルトガルでも完全にレギュラーの座を掴むまでに至っていないが、ここまで公式戦13試合でプレーしている。 イギリス『The Athletic』によると、このローン移籍は600万ユーロ(約10億円)+アドオン300万ユーロ(約5億円)の買取りオプションも付いてのもので、ベンフィカは完全移籍でとどめるべく、この夏に行使する模様だ。 アルバロ・フェルナンデスは2021-22シーズンのユナイテッド内でU-23年間最優秀選手に。将来が楽しみな若きタレントの1人だったが、トップチームではデビューを果たすことなく、去る運びとなるようだ。 2024.05.02 13:25 Thu

ユナイテッドでさらなる組織改革…暫定CEOとCFOが退団へ

マンチェスター・ユナイテッドが4月30日にさらなる経営陣の交代を発表した。 ジム・ラトクリフ氏が共同オーナーとなってから組織改革が続くユナイテッド。現場レベルでもスカッド刷新などの報道があるなか、暫定最高経営責任者(CEO)のパトリック・スチュワート氏と最高財務責任者(CFO)のクリフ・バティ氏が双方の合意により、今季限りでクラブを去る旨を明らかにした。 スチュワート氏は昨年11月に退団したリチャード・アーノルド氏に代わり、暫定的なCEOに。CEO職は来る夏までジャン・クロード・ブラン氏に引き継がれ、シティ・フットボール・グループ(CFG)から入閣内定のオマル・ベラダ氏にバトンが託される。 また、2016年から財務を司ったバティ氏の後任はロジャー・ベル氏に。ラトクリフ氏は「パトリックとクリフの両氏に対しては我々がクラブを知り、歓迎されるようにサポートしてくれたのを個人的に感謝している。新たな経営チームの編成に向け、前進するという両氏の決断を尊重する」と綴った。 なお、ユナイテッドではジェイソン・ウィルコックス氏が新たなテクニカルディレクター(TD)に。新スポーツディレクター(SD)として、ニューカッスル・ユナイテッドからダン・アシュワース氏の招へいに向けた動きも報じられる。 2024.05.01 15:55 Wed

刷新話のユナイテッドで大黒柱も安泰ではない? ブルーノ「先はあまり考えていないけど…」

マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデス(29)が将来に言及した。イギリス『デイリー・メール』が報じている。 2020年1月にスポルティングCPから加入して以降、中心であり続け、今季もここまで公式戦45試合で15得点11アシストのブルーノ。今やキャプテンとしての役割も託され、1人で何役もこなす。 まさに大黒柱だが、チームの内部では共同オーナーに就任したジム・ラトクリフ氏のもとで組織改革が続き、現場レベルでも戦力整理が噂に。絶対軸のブルーノもオファー次第でといわれる。 そうしたなか、ブルーノはポルトガル『DAZN』で揺れ始めた将来を問われたようで、「今はほかを考えたりなんてしていない」とし、状況次第でユーロ2024が終わってから検討しうると述べた。 「その件は明らかに僕の一存というわけじゃないよね? 選手としてはいつだってここにいたいという思いが必要だけど、同時に残ってほしいと思われないといけない。今のところ、どっちもあると感じる」 「先はあまり考えていないけど、今季は明らかに個人的にも、全体的にも僕が期待したレベルに達していないからだ。FAカップを制してシーズンを締めくくる可能性がまだあって、その後にすごく大事なユーロを控えている」 「だから、正直に言わせてもらうなら、プレミアリーグで続けられないのを考えるとすれば、ユーロが終わってから。FAカップ決勝とユーロに向けた集中力を奪うものなんてないからだ。今はそれ以上に大事なものは何もない」 2024.05.01 12:55 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly