一体何を確認? 鬼才ビエルサが敵地乗り込んだ際にアーセナルの集合写真に熱視線
2021.02.15 08:00 Mon
リーズ・ユナイテッドを率いるマルセロ・ビエルサ監督が敵地で行われたアーセナル戦のスタジアム入場の際に奇妙な行動を見せた。ビエルサ監督は、その独特な戦術、トレーニングメソッドなど、“エル・ロコ(変人)”の異名を持つフットボール界屈指の癖の強さを持つ指揮官だ。
そのアルゼンチン人指揮官は14日に行われたプレミアリーグ第24節で、エミレーツ・スタジアムに乗り込んだ際に、スタジアム内に飾られている今シーズンのアーセナルの集合写真をじっくりと見入る謎の行動を見せた。
スタジアム入りの様子を映した中継映像に映ったビエルサ監督は、スタジアムの通路に飾られていた対戦相手の集合写真の前で立ち止まると、何が気を引いたのかは不明だが、じっくりと写真を確認していた。
選手の顔などを確認したいのであれば、スマートフォンやタブレット、パソコン、あるいは書類で選手名鑑を見れば事足りる上、今季の対戦は2度目ということもあり、研究熱心な同監督が改めて確認する必要はないと思われる。
その意図は“エル・ロコ”のみが知るところだが、勝手に推測するのであれば、MFメスト・エジルなど開幕時からいなくなった選手を確認したのか、集合写真の並びを通じて各選手の関係性などに思いをはせていた、といったところか。あるいは、アウェイゲームの際に必ず確認しているルーティーンという可能性もありそうだ。
ちなみに、肝心の試合はFWピエール=エメリク・オーバメヤンにハットトリックを決められるなど、2-4の黒星となっている。
そのアルゼンチン人指揮官は14日に行われたプレミアリーグ第24節で、エミレーツ・スタジアムに乗り込んだ際に、スタジアム内に飾られている今シーズンのアーセナルの集合写真をじっくりと見入る謎の行動を見せた。
選手の顔などを確認したいのであれば、スマートフォンやタブレット、パソコン、あるいは書類で選手名鑑を見れば事足りる上、今季の対戦は2度目ということもあり、研究熱心な同監督が改めて確認する必要はないと思われる。
だが、ビエルサ監督はその集合写真をじっくりと確認しており、そこには何らかの意図があったはずだ。
その意図は“エル・ロコ”のみが知るところだが、勝手に推測するのであれば、MFメスト・エジルなど開幕時からいなくなった選手を確認したのか、集合写真の並びを通じて各選手の関係性などに思いをはせていた、といったところか。あるいは、アウェイゲームの際に必ず確認しているルーティーンという可能性もありそうだ。
ちなみに、肝心の試合はFWピエール=エメリク・オーバメヤンにハットトリックを決められるなど、2-4の黒星となっている。
Leeds boss Marcelo Bielsa checking out the Arsenal squad photo upon arrival at the Emirates! pic.twitter.com/DL669eZBcS
— Football Daily (@footballdaily) February 14, 2021
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▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon4
色褪せない! 異次元過ぎるベルカンプの絶妙トラップ、伝説のゴールに再脚光!
元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ氏が決めた伝説のスーパーゴールが20周年を迎えた。 ベルカンプ氏は2006年に引退するまで10年をアーセナルで過ごし、プレミアリーグ315試合で87ゴール94アシストを記録。アーセナルで得点に直接関与した数では、ティエリ・アンリ氏(249)に次ぐ数字を残している。 伝説のストライカーが20年前の同時期、2002年3月のニューカッスル戦で見せた衝撃のスーパーゴールは、ファン投票によりプレミアリーグ開幕から25年間のベストゴールに選ばれている。 相手を背にした状態で斜めのパスを受けたベルカンプは、ファーストコントロールでDFと入れ替わる。トラップと同時に相手を裏街道で抜き去り、その後の一対一も冷静に沈めた。 オランダ代表として79キャップを数えるベルカンプ氏は、アヤックスでゴールを量産し1993-94シーズンからインテルでプレー。2年後にアーセナルへと加わり、無敗優勝した2003-04シーズンをはじめとした3度のプレミアリーグ優勝や4度のFAカップ優勝など、コミュティシールドも合わせると「11」のタイトル獲得に貢献した。 同氏は昨年2月27日に設立されたプレミアリーグ殿堂『Hall of Fame』にも、殿堂入りプレーヤーとして同年5月に選出されている。 <span class="paragraph-title">【動画】このトラップを見よ!ペルカンプの伝説のゴールをもう一度…!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="in" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/OnThisDay?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#OnThisDay</a> in 2002...<br><br> Dennis Bergkamp. Say no more. <a href="https://t.co/ldD2ewtJiz">pic.twitter.com/ldD2ewtJiz</a></p>— Arsenal (@Arsenal) <a href="https://twitter.com/Arsenal/status/1234457602588905475?ref_src=twsrc%5Etfw">March 2, 2020</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.03.03 21:15 Thu5