モウリーニョ時代の不遇を振り返るユナイテッドのショー「いつも自分を信じていた」
2021.02.10 17:48 Wed
マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFルーク・ショーが、不遇の時期を振り返っている。イギリス『ミラー』が伝えた。
ショーは2014年にサウサンプトンからユナイテッドに移籍。当時10代としては史上最高額となる移籍金で加入したこともあり、高い期待がかけられていた。しかし、2016年夏に指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督(現トッテナム)からは、度々批判を受けたこともあり対立。出場機会が減少していた。
その後、オーレ・グンナー・スールシャール監督が就任するとポジションを奪還。今シーズンは同じポジションにDFアレックス・テレスがやってきたものの、公式戦27試合に出場しており、主軸の座を掴んでいる。
ショー本人も現在の状況には満足感を示しており、イギリス『BBC』に出演した際は「僕はいつも自分を信じていた」とコメント。不遇の時期にも、自分を見失わなかったと語っている。
「もしかすると、『彼はユナイテッドを去るだろう』と思われていた時期があったかもしれない。でも、僕はいつか自分がチームに戻り、戦うことができると信じていた。自分のクオリティーを人々に示すことができると信じていたんだ」
また、ショーはモウリーニョ監督時代の心境についても言及。あの時期のおかげで今の成長があると明かしている。
「あの時は自分の言葉を伝えられず、難しかったよ。多くの人が僕を応援してくれていたのは分かっていたから、ただ頭を下げて静かにしている必要があった」
「人々は僕について否定的な意見を持っていた。でも、僕はそれを学びの時期と捉えたんだ。おかげでピッチ上だけでなく、ピッチ外でも向上できたと思っているよ」
「常にいくつかの疑問は持たれるものだ。ケガは不運だったけど、ここで自分が重要な選手になれると信じているし、自分の力を見せたいと思っている。願わくは、これを続けて人々の間違いを証明していきたいね」
ショーは2014年にサウサンプトンからユナイテッドに移籍。当時10代としては史上最高額となる移籍金で加入したこともあり、高い期待がかけられていた。しかし、2016年夏に指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督(現トッテナム)からは、度々批判を受けたこともあり対立。出場機会が減少していた。
その後、オーレ・グンナー・スールシャール監督が就任するとポジションを奪還。今シーズンは同じポジションにDFアレックス・テレスがやってきたものの、公式戦27試合に出場しており、主軸の座を掴んでいる。
「もしかすると、『彼はユナイテッドを去るだろう』と思われていた時期があったかもしれない。でも、僕はいつか自分がチームに戻り、戦うことができると信じていた。自分のクオリティーを人々に示すことができると信じていたんだ」
「今はそれができつつあると感じているよ。でも、まだまだこれからだ。僕はまだ若く、改善する時間はあるからね」
また、ショーはモウリーニョ監督時代の心境についても言及。あの時期のおかげで今の成長があると明かしている。
「あの時は自分の言葉を伝えられず、難しかったよ。多くの人が僕を応援してくれていたのは分かっていたから、ただ頭を下げて静かにしている必要があった」
「人々は僕について否定的な意見を持っていた。でも、僕はそれを学びの時期と捉えたんだ。おかげでピッチ上だけでなく、ピッチ外でも向上できたと思っているよ」
「常にいくつかの疑問は持たれるものだ。ケガは不運だったけど、ここで自分が重要な選手になれると信じているし、自分の力を見せたいと思っている。願わくは、これを続けて人々の間違いを証明していきたいね」
ルーク・ショーの関連記事
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
ルーク・ショーの人気記事ランキング
1
アル・ナスルが元ブラジル代表DFアレックス・テレスとの契約解除、トルコの複数クラブからアプローチか
アル・ナスルは2日、元ブラジル代表DFアレックス・テレス(31)との双方合意による契約解除を発表した。 2023年7月にマンチェスター・ユナイテッドからアル・ナスルへと完全移籍した攻撃的サイドバックのテレス。ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドとの再会を果たすと、1年目からレギュラーとして公式戦34試合3ゴール5アシストを記録し、2024-25シーズンも開幕から公式戦4試合でフル出場していた。 契約は2025年6月まで残っていた31歳DFだが、ポルトガル『O Jogo』によると、新天地を探しているとのこと。かつてプレーしたトルコの複数クラブからアプローチを受けているという。 ガラタサライで欧州のキャリアを開始し、インテル、ポルトを経て2020年10月にユナイテッド入りしたテレス。ユナイテッドでは、イングランド代表DFルーク・ショーの牙城を崩せず、最後のシーズンはレンタル先のセビージャで戦っていた。 <span class="paragraph-title">【動画】C・ロナウドを前に決めた直接FKも!アル・ナスルがアレックス・テレスに別れ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="en" dir="ltr">AlNassr can announce that the Brazilian star Alex Telles has left the Club by mutual agreement.<br><br>Thanks for everything, Alex <br> <a href="https://t.co/lLQCzv0mfM">pic.twitter.com/lLQCzv0mfM</a></p>— AlNassr FC (@AlNassrFC_EN) <a href="https://twitter.com/AlNassrFC_EN/status/1830572106754539766?ref_src=twsrc%5Etfw">September 2, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.02 22:15 Mon2
近年再びケガと向き合うルーク・ショー、若きライバル加入に今年で30歳…在籍11年目のユナイテッドで正念場か
イングランド代表DFルーク・ショー(29)がマンチェスター・ユナイテッドで正念場か。イギリス『ミラー』が伝える。 サウサンプトン時代の2014年に18歳でW杯を経験、直後にユナイテッド入りしたショー。最初の数年はケガで満足にプレーできなかったなか、2018年あたりから安定して出られるようになり、最終ラインの主力を担ってきた。 しかし、昨シーズンからケガと向き合う時間が再び長くなり、その昨季は公式戦出場15試合、今季はここまで3試合98分間のみ。ヒザやふくらはぎ、筋肉系などなど、あらゆる故障により、ベンチ入りもできていない。 そんななか、ユナイテッドはレッチェからデンマーク代表MFパトリック・ドルグ(20)を獲得。ドルグはショーと同じく左サイドバックをこなす左利きで、7日のFA杯4回戦、レスター・シティ戦での先発デビューが予想されている。 対するショーは10日に練習復帰する見込みとのことだが、今季で在籍11年目、7月には30歳を迎えるというなか、ドルグ加入で正念場か。 『ミラー』いわく、ショーはサウサンプトンでプロキャリアがスタートして以降、合計1738日、4年半以上を負傷離脱。明確な負傷による欠場は累計76試合にのぼるという。 2025.02.06 19:30 Thu3
2015年の大ケガで「足を失う寸前だった」…ルーク・ショーが激白
▽マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表DFルーク・ショー(23)が3年前にフットボールキャリアの危機に瀕していたことを激白した。イギリス『メトロ』が報じた。 ▽ショーは、2015年9月に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージのPSV戦で、相手のタックルを受けて右足を複合骨折。術後約6カ月の長期離脱を余儀なくされた影響もあり、復帰後もパフォーマンスレベルを上げられず、不本意なシーズンが続いた。 ▽その間にジョゼ・モウリーニョ監督の構想外も取り沙汰されたショーだが、今シーズンはここまでプレミアリーグ開幕から全4試合に先発。レスター・シティとの開幕戦でプロ初得点となる一発も挙げ、ついに今月の代表ウィークでイングランド代表復帰も果たした。 ▽今シーズンのここまで完全復活をアピールし続けるショーは、自身のキャリアを揺るがした2015年の大ケガを次のように回想。足を失う最悪の事態もあり得たことを明かした。 「足を失う寸前だった。それを医者から教えてもらったのは6カ月後。それまで知らなかった」 「その当時、彼らは僕を飛行機で帰らせようと考えていたみたいだ。そうしていたら、血栓ができて、足を失っていたかもしれない」 「僕は足の2箇所を骨折していたから、そこを切開してできた血栓を取り除いてもらわないといけなかった」 「僕はそうした経験で本当に強くなった。右足もケガ前と同じ状態だ。でも、引退を考えたことがないと言ったら嘘になる」 「それが離脱中の出来事だ。深刻なケガで何度も苦しい時期があった。でも、それに屈せず、家族と話をして、乗り越えることを決めた」 「すごくハードだったよ。長くリハビリに励み、毎日同じことを繰り返した。そのケガのせいで、何にもできなったぐらいだ」 「イライラしたけど、僕の家族が大きな支えになってくれた。僕の周りは素晴らしい人々がいて、友達や家族が助けてくれた」<div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr><a href="https://prf.hn/click/camref:1011l3PkH/adref:innews_p" terget="_blank">プレミアリーグを観るならDAZN!<br />1カ月のお試し無料視聴はコチラから!</a><hr></div> 2018.09.05 13:55 Wed4
「彼は本当に悲しんでいる」アモリム監督が再離脱マウントに言及「専門医の診察を受ける予定」
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、再離脱となったイングランド代表MFメイソン・マウントの状態に言及した。『ESPN』が伝えている。 マウントは15日に行われたプレミアリーグ第16節のマンチェスター・シティで先発出場。しかし、筋肉系のトラブルによって自らピッチに座り込み、14分に負傷交代を余儀なくされた。 19日にEFLカップ(カラバオカップ)準々決勝のトッテナム戦を控えるなか、アモリム監督は前日会見の場でイングランド代表MFの状態に言及。 「彼は出場できない」とこの試合での欠場を明言するとともに、専門家の診断を受ける予定であることを明かした。 「どれくらいの期間になるか見極める。彼は今日(18日)専門医の診察を受ける予定で、状態を確認する」 「(長期離脱の可能性は)現時点ではない。今日詳しいことがわかるはずだ」 マウントは2023年夏にチェルシーから加入して以降、フルタイム出場はわずかに1度のみ。今季はプレータイムを慎重にコントロールしながらコンディションを徐々に上げていたなか、今回は痛恨の離脱となった。 「彼は本当に悲しんでおり、ドレッシングルームでも本当に悲しんでいた。我々は彼を助けなければならない」と、無念の思いを汲んだ指揮官。 「プレーヤーが多くのケガを抱え、このスケジュールでチーム全員でのトレーニングがあまりない状況では、本当に必要な負荷をかけ、運動でそれをこなそうとするが、同じではない」 「それは大変で、負荷を維持し、移動しなければならないが、移動中はトレーニングができず、彼らにとって本当に大変だ。マウントやルーク・ショーのようなプレーヤーを回復させる、より良い方法を見つけようとしている。数週間、数カ月後には、彼らは多くのことに対処できるようになるはずだ」 2024.12.19 16:35 Thu5
心機一転ラッシュフォードに“ユナイテッドで苦しんだ”旧友から声援続々...サンチョ、マクトミネイ、フィル・ジョーンズなど
元イングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード(27)に対し、かつての仲間たちが続々とエールを送っている。 3日、マンチェスター・ユナイテッドからアストン・ビラへの半年レンタルがとうとう正式発表されたラッシュフォード。イングランド代表への返り咲きはもちろん、キャリアそのものを立て直すべく、ビラでの奮闘が大事となる。 ラッシュフォード本人も3日、「移籍を実現させてくれた関係者に感謝している。早くビラでプレーしたい」などとSNSで抱負。 これに対し、真っ先に「強い彼が戻ってくる」と反応したのが、ユナイテッドからチェルシーへレンタル移籍中のジェイドン・サンチョ。ラッシュフォードと同様、指揮官との軋轢で士気が低下し、新天地へ…サンチョはラッシュフォードへの連帯意識が強いのかもしれない。 また、ユナイテッドのアレハンドロ・ガルナチョ、ルーク・ショーは「頑張れラッシュ」「兄弟よ、幸運を祈る」と投稿し、昨夏ナポリへと去ったことが結果的に大正解だったスコット・マクトミネイもラッシュフォードにエール。 そのほか、フィル・ジョーンズ氏、ドニー・ファン・デ・ベーク、エリック・バイリーと、それぞれ理由は異なれど苦しい思いをしながらユナイテッドを去っていった旧友が、ラッシュフォードの投稿に反応、エールを送っている。 2025.02.04 16:15 Tueマンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
ユナイテッドが10万人収容の新スタジアム構想を発表! 現スタジアムの隣に建設…ファーガソン元監督も想い「新たな歴史を作れる新しいホームを」
マンチェスター・ユナイテッドは11日、新スタジアム建設構想を発表した。 ユナイテッドは、オールド・トラッフォード地区の再開発の中心として新スタジアムを建設する構想を発表。10万人収容を考えているという。 このスタジアムの再開発プロジェクトは、イギリスの経済に年間73億ポンド()の追加利益をもたらす可能性があり、コミュニティと地域全体に大規模な社会的、経済的利益をもたらすという。 新たに9万2000人の雇用と、1万7000の新築住宅の創出。年間180万人の新たな訪問者の誘致が期待されている。 この地区の設計を任された建築グループはフォスター+パートナーズ。イメージを発表し、これがより詳細な実現可能性、協議、設計、計画作業のためのマスタープランとなるという。 ユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏は今回のプランについて説明している。 「今日は、再生されたオールド・トラッフォードの中心に、世界最高のサッカースタジアムを建設するという、信じられないほどエキサイティングな旅の始まりだ」 「現在のスタジアムは過去115年間素晴らしい働きをしてきましたが、世界のスポーツ界の最高のアリーナには遅れをとっている。既存の敷地の隣に建設することで、オールド・トラッフォードの本質を保ちながら、歴史あるホームからほんの数歩のところに、ファンの体験を一変させる真に最先端のスタジアムを建設することができる」 「また、新しいスタジアムがオールド・トラッフォード地区の社会的、経済的再生の触媒となり、建設段階だけでなく、スタジアム地区が完成した後も永続的に雇用と投資を生み出す機会となることも重要だ」 「政府は、特にイングランド北部でのインフラ投資を戦略的優先事項と位置付けており、我々は国と地域にとって重要なこのプロジェクトでその使命を支援できることを誇りに思う」 ユナイテッドの黄金期を支え、現在のオールド・トラッフォードで数々のタイトルを獲得。イングランドサッカー史上最も成功した監督としても知られるサー・アレックス・ファーガソン氏も今回の構想にコメントしている。 「マンチェスター・ユナイテッドは、ピッチ内外で行うこと全てにおいて常に最高を目指すべきだ。それは我々がプレーするスタジアムも含む。オールド・トラッフォードには個人的にたくさんの特別な思い出があるが、我々は勇気を出してこの機会を捉え、未来にふさわしい、新たな歴史を作れる新しいホームを建設しなければならない」 <span class="paragraph-title">【動画】10万人収容、ユナイテッドの新スタジアムイメージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="PkNR9-i7Q5k";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.11 22:12 Tue2
「オファーについてクラブと話した」昨夏退団の可能性もあったブルーノ・フェルナンデス、チームと話し合い残留「クラブの将来に僕を含めるかを聞いた」
マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが、チームを退団する可能性があったと明かした。イギリス『BBC』が伝えた。 ユナイテッドのキャプテンを務めるブルーノ・フェルナンデス。今シーズンはチーム最多の15ゴールを決めており、チームを牽引している。 13日に行われたヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・2ndレグのレアル・ソシエダ戦では、ハットトリックの活躍を見せチームのベスト8入りに大きく貢献していた。 そのブルーノ・フェルナンデスだが、昨年夏にはユナイテッドを退団する可能性もあったと告白。オファーが届き、チームに移籍するのかどうかを尋ねたと明かした。 「僕は移籍のオファーがあったので、クラブと話をした。クラブを去るか残るかの可能性について話し合った」 「彼らは僕に何を求めているかを言った。僕はただ、クラブの将来に僕をまだ含めているかどうかを尋ねただけだ。当時、僕はエリク・テン・ハグとも話した」 「彼もクラブも、僕がチーム再建の大きな部分を占めていると考えているとハッキリ言ってくれた。僕たちは成功できると思った」 ユナイテッドとしては当然手放す気などなかったというブルーノ・フェルナンデス。チームこそ大きく低迷しているが、その中でも奮闘しているキャプテンがいなければどうなっていたことかわからない状況だ。 ただ、その中でもかつてクラブでキャプテンを務めたロイ・キーン氏は、「才能だけでは不十分」であり「戦士ではない」と非難。ブルーノ・フェルナンデスが、偉大なる先輩について語り、自分は自分のキャプテンを目指すとした。 「ロイ・キーンはクラブにとって素晴らしいキャプテンだった。誰もが言うように最高のキャプテンの1人だ」 「僕は彼のプレーを見る機会はあまりなかった。ここ数年だけだけど、彼はクラブのために全てを勝ち取った偉大な選手だった。彼は誰からも非常に尊敬されており、僕も心から尊敬している」 「彼は番組で意見を述べなければならないが、それが彼が僕について考えていることだ。誰かの真似はしたくない。チームメイトのためにできる限り最高のキャプテンでありたいし、自分が知る限り最善の方法でみんなを助けたい」 2025.03.14 23:30 Fri3
テン・ハグ監督続投は「間違いだった」、混迷ユナイテッドの共同オーナーが厳しいクラブ事情を公表「改善しないとクリスマスにクラブの資金は…」
マンチェスター・ユナイテッドの共同オーナーであるジム・ラトクリフ氏が、自分たちの失敗やクラブの厳しい財政について率直に語った。 今シーズンはエリク・テン・ハグ監督の下でシーズンに臨むも、開幕から大不振が続くユナイテッド。今夏に契約延長したばかりのテン・ハグ監督を10月末にあっさり解任し、ルベン・アモリム監督を招へいしたが、ここまでチームの調子は一向に上向かず、プレミアリーグでは14位に沈んでいる。 問題はピッチ内にとどまらず、ピッチ外でも。ユナイテッドは過去3年間で3億ポンド(約574億円)近く、5年間では3億7000万ポンド(約708億円)の損失を抱えており、このままではプレミアリーグの収益性と持続可能性に関する規則(PSR)へ抵触する危険性もある。 ラトクリフ氏ら上層部は早急な財政改善に動いており、大規模なコストカットを敢行。数百人の従業員解雇やチケット代値上げなどに踏み切っているが、これに対してはサポーターからの反発も起きている状態だ。 イギリス『BBC』のインタビューに応じたラトクリフ氏は、現在の厳しい財政事情や、自分たちの失策について説明。特にテン・ハグ監督を続投させたこと、長い時間を費やしてニューカッスルからスポーツ・ディレクター(SD)のダン・アシュワース氏を招へいしながら5カ月で退任となったことについては、素直に非を認めている。 「我々は完璧ではなく、旅の途中であり、いくつかのミスもあった。それでも、基本的に我々がやっていることはすべてクラブにとって正しいことだと思っている」 「エリク・テン・ハグとダン・アシュワースに対する判断は間違いだったと認める。そこに情状酌量の余地はあったと思うが、結局それは間違いだった。私はそれを認め、謝罪したい」 「エリクに関する決定を下した時間として、我々経営陣が就任してからまだ5分も経っていなかった気がする。そして3カ月後、間違いがより明らかになった。我々は間違っていたが、前に進んだよ。我々はそれを修正し、現在は非常に異なる状況にいると思う」 「正直に言って、最近は新聞を読むのがあまり好きではない。不人気なのはわかっているし、この変化の時期は人々にとって居心地が悪く、我々が下す決断の中には不快なものもあるだろう。しかし、マンチェスター・ユナイテッドを再び安定した状態に戻すためには、そうした決断が必要だ。再びトロフィーを獲得するのを見たいなら、こうしたことをすべてやらなければならない」 「私は現時点で不人気だと認識している。だが、そうなる覚悟はできているし、我々がやっていることは正しいことだと信じているんだ。だから、しばらくは不人気でも耐えられる」 「マンチェスター・ユナイテッドは軌道から外れてしまった。我々は軌道に戻す必要がある。我々の施策によって軌道に戻り、将来的にはリバプールやレアル・マドリーと同じレベルに到達できるはずだ」 「困難な状況に陥ったとき、人々は少しの回復力と勇気を示し、弱気にならないようにし、戦いながらその状況を乗り越える必要がある。それが我々のすべきことだ。簡単な答えとして、もし我々がそうしたことをしなければ、クリスマスにクラブの資金は尽きてしまう」 また、ラトクリフ氏は前体制が獲得した多くの選手に対する不満も吐露。これからスカッドは整理されることを示唆する一方で、中々結果を出せていないルベン・アモリム監督に対しては信頼を口にしている。 「クラブは(前体制で)アントニーを買い、カゼミロを買い、オナナを買い、ホイルンドを買い、サンチョを買った。これらすべては過去のものであり、好むと好まざるとにかかわらず、我々はそれらを受け継いだ。今はそれを整理しなければならない。今はチェルシーでプレーしているサンチョのため、我々は彼の給料の半分を支払っているんだ」 「過去から離れ、未来の新しい場所へ移行するには時間がかかる。中にはユナイテッドにふさわしくない選手、おそらく給料が高すぎる選手もいるだろう。我々は全面的に責任を負うが、説明責任を果たすチームを作り上げるのには時間がかかる」 「我々は過去から未来へ移行する変革の時期を迎えている。ご存じの通り、チームには素晴らしい選手も何人かいる。我々のキャプテンは素晴らしいフットボーラーだ。間違いなく、ブルーノ(・フェルナンデス)は必要な選手だと思っている」 「ルベン(・アモリム)が出場できるチームを実際に見てみると、正直言って彼は本当に良い仕事をしている。彼は傑出した若手監督だと、本当に思っているよ。優秀な指揮官であり、長くここにいるだろう」 「彼はほとんどの偉大な監督がそうであるように、感情的な人物だ。ルベンは完璧ではないと思うが、私は絶大な支持をしている。そして彼は、試合に勝つことに全力を尽くす人々でいっぱいのロッカールームを望んでいる。彼は、その姿勢を100%持っていない人々を容認しない」 2025.03.11 10:30 Tue4
「かなり完成されている」初先発起用に応えた18歳DFヘヴン、アモリム監督が期待寄せるも「プレミアリーグではやるべきことがたくさんある」
マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が、期待のU-19イングランド代表DFエイデン・ヘヴンらについて語った。クラブ公式サイトが伝えている。 13日、ポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスのハットトリックの活躍もあり、レアル・ソシエダを破ってヨーロッパリーグ(EL)準々決勝進出を決めたユナイテッド。16日にはプレミアリーグ第29節で、レスター・シティとのアウェイゲームに臨む。 ソシエダ戦ではイングランド代表DFハリー・マグワイアらの負傷欠場もあり、今冬アーセナルから加入したヘヴンが初先発。18歳をフル出場させたアモリム監督は、レスター戦を前にした会見でさらなる試練を乗り越えていくことに期待した。 「この調子が続けば彼はプレーしていくだろう。もちろん彼は若く、今シーズンはそれほど出場していない。U-21チームでは45分間だけだし、ここ(ファーストチーム)では数分。それからフル出場だった」 「彼が自信を持っている点は非常に気に入っている。スピードも素晴らしいし、ボックス内の守備も上手い。かなり完成されていると思う」 「だが、プレミアリーグではやるべきことがたくさんある。さまざまなタイプの選手と対戦することになるし、さまざまな形で試されるだろう。我々はこのすべてにうまく対処しようとしている。彼はまだ本当に若いからだ」 また、練習復帰している元イングランド代表MFメイソン・マウントに関してアモリム監督は、「彼がどれほど苦しんでいるか知っている」「ベンチには入ると思う」とのこと。「5分でもプレーできれば完璧だ」と慎重に復帰させていく考えを明かしている。 2025.03.15 18:50 Sat5