3位キープのローマ、フォンセカ監督は「前半のパフォーマンスは完璧」とチーム称賛

ローマのパウロ・フォンセカ監督が、リーグ3位をキープしたチームへの手応えを語った。クラブ公式サイトが伝えている。

ローマは1月31日に行われたセリエA第20節で、ヴェローナと対戦。前回の対戦では選手の登録違反によって不戦敗となったこのカード、リベンジを果たしたいローマは前半だけで3ゴールをマーク。後半1失点を喫したものの、3-1で危なげなく勝利した。

この結果、ローマは3位キープに成功。試合後のインタビューに応じたフォンセカ監督は、際立ったパフォーマンスを見せたチームを称えている。
「私は常にバランスを保つ必要がある。ある有名な監督が『どの監督も常に(解任されたときに備え)スーツケースを用意しておくべきだ』と言っていた。それは我々にとって、私にとってもいつも重要だ。私は常に冷静さを保ち、仕事に集中してきた」

「第一に、我々はリーグ最高の守備力を誇る相手に、ゴールを決めたと言う必要があるだろう。ヴェローナのような本当に強いチームを相手に、3ゴールも決めるのは簡単ではないんだ」「この試合のため、アプローチを変える必要があることをチームは理解していた。前半のパフォーマンスは完璧だったと思う。必要な調整ができたからこそ、本当に良いチームを相手に3点も奪えたんだ」

「コッパ・イタリア敗退によって、1週間をかけて準備する時間があった。とても重要だったと思う。3日おきに試合をしていると、選手たちがしっかり回復するのは難しい。今週は、毎日のトレーニングによって良い状態で試合に臨めた。それが良い結果をもたらしたんだ」

また、フォンセカ監督は、現在自身との不和によりチームから外れているFWエディン・ジェコに言及。同選手の復帰については言葉を濁しつつ、チームは1人の選手に依存していないと強調した。

「(ジェコの質問に対して)良い質問だ。しかし、今重要なのは今夜のチームが何をしたかだと思う。(ジェコについて)話す機会もやってくるだろう。しかし、今は選手たちが何をしたかを振り返りたい」

「チームは一人の選手に依存していないと示せた。我々は明確なアイデンティティを持っており、個人に依存していないと実感できるのはいいことだ。ジェコの問題があるからこういう話をしているのではない。だが、このチームの最大の特徴は、皆で取り組んでいける点なんだ」