ビジャレアルがエース&2人の若武者躍動で5戦ぶりの白星! 久保は今季公式戦初の出場機会なし…《ラ・リーガ》
2020.12.20 04:32 Sun
ラ・リーガ第14節、オサスナvsビジャレアルが19日にエル・サダールで行われ、アウェイのビジャレアルが1-3で勝利した。なお、ビジャレアルMF久保建英はベンチ入りも今季の公式戦で初めて出場機会はなかった。
直近4試合連続ドローと足踏みが続く4位のビジャレアル(勝ち点22)は、最下位オサスナ(勝ち点11)とのアウェイゲームで5戦ぶりの白星を目指した。前節のベティス戦からは先発2人を変更し、イボーラが長期離脱となったアンカーに本職センターバックのフォイスを置き、久保に代わってジェレミ・ピノを起用した。
互いに勝ち切れない試合が続いていることもあり、慎重な戦いが予想されたが、思わぬワンサイドゲームとなった。開始7分、ビジャレアルはパウ・トーレスの持ち上がりで局面を変えてフェル・ニーニョを経由したボールがペナルティアーク付近のトリゲロスに渡る。ここでジェラール・モレノの動き出しに合わせた絶妙なスルーパスが通ると、ゴール左角度のないところからジェラール・モレノの左足のチップキックがゴールネットに吸い込まれた。
早い時間帯の先制点で勢いづくアウェイチームは売り出し中の若手アタッカーコンビが魅せる。まずは19分、前線で相手DFアリダネと入れ替わってゴール前に抜け出しかけたフェル・ニーニョが後ろから抱え倒されると、決定機阻止との判定でアリダネにレッドカードが掲示されて数的優位を手にする。
続く29分には左サイドで果敢に仕掛けたジェレミ・ピノからの絶妙な斜めのスルーパスに飛び出したフェル・ニーニョが冷静にGKとの一対一を制し、嬉しいプリメーラ初ゴールを挙げた。
18歳のジェレミ・ピノ、20歳のフェル・ニーニョの躍動によって余裕の試合運びが可能となったビジャレアルは以降も相手を押し込み続ける形で危なげなく前半を終えた。
さらに、迎えた後半、過密日程を考慮してエストゥピニャン、フォイスを下げてハーフタイム明けにハウメ・コスタ、モイ・ゴメスを投入したビジャレアルは、立ち上がりから決定機を創出。モイ・ゴメスやジェラール・モレノが際どいシュートで3点目に迫る。
点差を縮められるも未だ1点のリードと数的優位があるアウェイチームだが、直近の連続ドローの影響か、ここから相手に押し込まれる難しい状況を強いられる。
この流れを変えたいエメリ監督はジェレミ・ピノ、フェル・ニーニョに代えてチュクウェゼ、ペーニャを続けてピッチに送り込むと、この交代が3点目をもたらす。86分、左サイドに抜け出したペーニャが右足アウトサイドで折り返しを入れると、ゴール前に走りこんだジェラール・モレノがスライディングしながら利き足とは逆の見事な右足のハーフボレーで合わせた。
その後、最後の交代カードにセンターフォワードのミジャンを投入し、逃げ切りを図ったビジャレアルは今度こそ相手の攻撃をきっちり封じてこのまま3-1で試合をクローズ。
頼れるエースに加え、2人の若武者の活躍が光ったビジャレアルは、最下位相手の順当な勝利で5戦ぶりの白星を手にした。
直近4試合連続ドローと足踏みが続く4位のビジャレアル(勝ち点22)は、最下位オサスナ(勝ち点11)とのアウェイゲームで5戦ぶりの白星を目指した。前節のベティス戦からは先発2人を変更し、イボーラが長期離脱となったアンカーに本職センターバックのフォイスを置き、久保に代わってジェレミ・ピノを起用した。
互いに勝ち切れない試合が続いていることもあり、慎重な戦いが予想されたが、思わぬワンサイドゲームとなった。開始7分、ビジャレアルはパウ・トーレスの持ち上がりで局面を変えてフェル・ニーニョを経由したボールがペナルティアーク付近のトリゲロスに渡る。ここでジェラール・モレノの動き出しに合わせた絶妙なスルーパスが通ると、ゴール左角度のないところからジェラール・モレノの左足のチップキックがゴールネットに吸い込まれた。
早い時間帯の先制点で勢いづくアウェイチームは売り出し中の若手アタッカーコンビが魅せる。まずは19分、前線で相手DFアリダネと入れ替わってゴール前に抜け出しかけたフェル・ニーニョが後ろから抱え倒されると、決定機阻止との判定でアリダネにレッドカードが掲示されて数的優位を手にする。
続く29分には左サイドで果敢に仕掛けたジェレミ・ピノからの絶妙な斜めのスルーパスに飛び出したフェル・ニーニョが冷静にGKとの一対一を制し、嬉しいプリメーラ初ゴールを挙げた。
さらに、迎えた後半、過密日程を考慮してエストゥピニャン、フォイスを下げてハーフタイム明けにハウメ・コスタ、モイ・ゴメスを投入したビジャレアルは、立ち上がりから決定機を創出。モイ・ゴメスやジェラール・モレノが際どいシュートで3点目に迫る。
追加点こそ奪えないものの危なげない試合運びを見せるビジャレアルだったが、ひとつのプレーをキッカケに流れを失うことに。70分、自陣ボックス内の競り合いでジェレミ・ピノのヒジが相手の顔面に当たってしまいPKを献上。これをロベルト・トーレスに決められて点差を縮められる。
点差を縮められるも未だ1点のリードと数的優位があるアウェイチームだが、直近の連続ドローの影響か、ここから相手に押し込まれる難しい状況を強いられる。
この流れを変えたいエメリ監督はジェレミ・ピノ、フェル・ニーニョに代えてチュクウェゼ、ペーニャを続けてピッチに送り込むと、この交代が3点目をもたらす。86分、左サイドに抜け出したペーニャが右足アウトサイドで折り返しを入れると、ゴール前に走りこんだジェラール・モレノがスライディングしながら利き足とは逆の見事な右足のハーフボレーで合わせた。
その後、最後の交代カードにセンターフォワードのミジャンを投入し、逃げ切りを図ったビジャレアルは今度こそ相手の攻撃をきっちり封じてこのまま3-1で試合をクローズ。
頼れるエースに加え、2人の若武者の活躍が光ったビジャレアルは、最下位相手の順当な勝利で5戦ぶりの白星を手にした。
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