「結果は変えられない」ボルシアMG指揮官がVAR判定に不満、インテルに敗れGS突破持ち越し

2020.12.02 13:17 Wed
Getty Images
ボルシアMGマルコ・ローゼ監督は、チームが敗戦に値しなかったと考えているようだ。クラブ公式サイトが伝えている。

1日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループB第5節で、ボルシアMGはインテルと対戦。現在グループ首位に立つボルシアMGは、勝てば決勝トーナメント進出が決まる一戦となった。

試合は17分に先制を許すも、ボルシアMGが前半終了間際に同点に追いつく展開に。後半に入り2失点を喫したが、76分に得点すると、83分にFWアラサン・プレアが同点ゴールを決めたかに見えた。
しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入すると判定でFWブリール・エンボロがオフサイドポジションにいたと判断され、ゴールは取り消しに。そのまま2-3のスコアで敗戦。この結果、ボルシアMGのグループステージ突破は、最終節のレアル・マドリー戦次第となった。

試合後のインタビューに応じたローゼ監督はチームが得るべき勝ち点を失ったと嘆きつつ、判定にも不満を見せた。
「我々はとてもがっかりしている。今回も良い結果を得られると考えていたし、我々はそれに値したはずだ。ミラノで戦ったインテルとの第1戦よりも、良いプレーができたと思う」

「攻撃には明らかな進歩が見られたが、今日のインテルはよく守り、多くのチャンスを許さず、決定的な場面で個人が高いクオリティを発揮していたね」

「我々にとって五分五分の判定が2つ不利になった。1-2 となる前に、マルクス・テュラムへのファウルに笛が吹かれても良かったと思う。また、プレアの3点目が取り消されたシーン、私の意見ではエンボロがGKの視界を奪っていたとは思わない」

「とはいえ、もう結果を変えることはできないからね。あとは(グループステージ最終節の)マドリー戦ではっきりさせるだけさ」

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