決勝点はOGもバレンシア圧倒のアトレティコが6連勝!《ラ・リーガ》

2020.11.29 02:31 Sun
Getty Images
ラ・リーガ第11節、バレンシアvsアトレティコ・マドリーが28日にメスタージャで行われ、アウェイのアトレティコが0-1で勝利した。

2試合消化が多い首位レアル・ソシエダを勝ち点3差で追う2位のアトレティコ。前節は、バルセロナ相手に攻守両面で圧倒する1-0の会心の勝利を収め、シメオネ体制でのリーグ戦における対バルセロナ初勝利を飾った。直近のチャンピオンズリーグ(CL)ではロコモティフ・モスクワ相手に0-0のドローとやや勢いを削がれたが、パフォーマンス自体は安定している。
リーガ6連勝で暫定首位浮上を目指す9位のバレンシアとのアウェイゲームでは、バルセロナ戦から先発2人を変更。カラスコとフェリックスに代えてロージ、レマルと2人のレフティーを起用した。

バルセロナ戦に続き[5-3-2]の布陣で臨んだアトレティコは立ち上がりからホームチームを押し込んでいく。ポジション奪取に向けてアピールしたレマルが前線で積極的にボールを引き出しながら、13分には利き足とは逆の右足で際どいシュートを放つ。

一方、守備的な入りを見せながらも前半はカウンターからフィニッシュまで持ち込めていたバレンシアは22分、右サイドのユヌス・ムサの仕掛けで一度相手を押し込むと、中央のソレールからの浮き球パスに反応したラチッチがボックス左から左足のダイレクトシュート。これがニア下を捉えるもGKオブラクが見事な反応ではじき出した。
その後はアトレティコのペースが続き、38分にはライン間でボールを引き出したレマルが左足の強烈なミドルシュートを放つが、ここはGKドメネクのビッグセーブに遭う。さらに、前半終了間際にもマルコス・ジョレンテが強烈なミドルシュートを放つが、これもわずかに枠の左へ外れた。

結局、前半を0-0で折り返したアトレティコはロージを下げて切り札のフェリックスをハーフタイム明けに投入。さらに、相手を押し込んでいく中、54分にはボックス右を深くえぐったジョレンテの折り返しがDFに当たってこぼれたところをレマルがすかさず左足でシュートに行くが、ここはDFヴァスのブロックに遭う。

後半も攻め込むものの、最後の場面で粘る相手守備に手を焼く中、シメオネ監督はカラスコや古巣初対戦のコンドグビアなど、積極的に交代カードを切っていく。すると、79分には意外な形から待望の先制点が生まれる。ボックス左で仕掛けたカラスコの高速クロスがゴール前の密集を抜けると、ファーサイドにいたDFラトの足に当たったボールがゴールネットを揺らした。

幸運な形から貴重な先制点を挙げたアウェイチームは虎の子の1点を守り切る選択を行う。試合終盤にかけては相手がボールを握る時間が長くなるも、ここまでわずか2失点の守備陣がアタッキングサードでは全く仕事をさせず。

そして、難所メスタージャで競り勝ったアトレティコはリーグ6連勝を飾り、首位のソシエダに勝ち点で並んだ。
関連ニュース

今季で契約満了のエルモソ、アトレティコ退団へ…複数クラブと交渉中

アトレティコ・マドリーの元スペイン代表DFマリオ・エルモソ(28)は、今夏の移籍が有力のようだ。スペイン『Relevo』が報じた。 2019年夏にエスパニョールから加入して以来、センターバックや左サイドバックとしてアトレティコの最終ラインを支えてきたエルモソ。2020-21シーズンにはラ・リーガ制覇に貢献し、ここまでクラブ通算165試合に出場している。 しかし、アトレティコとの契約は今シーズン限り。新契約締結に向け、2023年6月などに交渉を重ねたというが、エルモソは納得できるオファーを受け取ることができず、契約満了での今夏退団が既定路線のようだ。 現在はヨーロッパの数クラブやその他のクラブと交渉を行っているようで、決断のメドは4月中旬とのこと。4月末にはある程度行き先が定まると予想されている。 なお、エルモソ自身はラストとなる可能性が高いアトレティコでの今シーズンに集中。ラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)でできる限りの好成績を目指し、その後、キャリアの岐路を迎えることになりそうだ。 2024.03.26 23:04 Tue

アトレティコやサウジのクラブから関心も…レヴァンドフスキにバルサ退団の意思なし

バルセロナのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(35)には、複数クラブからの関心があるようだ。 ドルトムントやバイエルンでは大エースとして君臨してきたレヴァンドフスキ。2022年夏にバルセロナへ加入してからもゴールを量産し続けると、加入1年目から公式戦46試合33得点8アシストの活躍でラ・リーガ優勝に貢献した。 今シーズンはややペースが落ちながらも、公式戦39試合20ゴール9アシストを記録。ただし、チャビ・エルナンデス監督が退任を発表したクラブが新体制に舵を切った場合、レヴァンドフスキの売却を選択肢に入れる可能性もある。 そんな中で、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると、レヴァンドフスキには同じラ・リーガのアトレティコ・マドリーや、サウジアラビアのクラブからの関心があるとのことだ。 ただし、レヴァンドフスキ自身にはかねてから公言する通り、バルセロナを離れる意思はなし。2026年夏までの契約を全うするつもりであり、オファーはすべて拒否しているようだ。 バルセロナ側が今夏にどのような対応をとるかは不透明だが、よほどのことがない限り希代のストライカーは来季もラ・リーガでプレーすることになるだろう。 2024.03.26 17:20 Tue

アトレティコ、クラブに忠誠誓うコケと2025年まで契約延長!

アトレティコ・マドリーは25日、元スペイン代表MFコケ(32)との契約を2025年6月30日まで延長したことを発表した。なお、今回の契約には1年間の延長オプションが付随している。 2000年にアトレティコ・マドリードの下部組織に入団したコケは、2009年に行われたバルセロナとのリーグ戦でトップチームデビュー。卓越した戦術眼、テクニック、身体能力、闘争心を併せ持つ万能型MFは、2011年12月に就任したディエゴ・シメオネ監督の下、チームの“心臓"として活躍。 ここまで公式戦625試合に出場し、クラブ最多出場記録を更新し続けるコケは、ラ・リーガ、ヨーロッパリーグ、UEFAスーパーカップを2度ずつ制するなど、近年のアトレティコのタイトル獲得に大きく貢献してきた。 新契約にサインしたコケは、クラブがSNSで公開したビデオの中で以下のように喜びを語った。 「僕の故郷であるこのクラブを去る機会は何度もあったが、僕はそれを望まなかった。一番楽しい時、一番いい時期に去るなんてありえないからね。最も困難な瞬間にもいなければならないが、良い瞬間を楽しむ方法も知っていなければならない」 「この素晴らしい時期にアトレティコのキャプテンになれたことは大きな誇りだ。ミゲル・アンヘル・ジルCEOとクラブは、僕がジュニアユースだった頃から多大な努力をしてくれた。思い出以上に、チームメイト、ガビ、ファンフラン、ゴディン、シメオネ、それから地元の人たち…ファンのみんなと一緒にネプトゥーノを戻りたい。実質的に引退できる日までここで続けられるよう、双方にとって良い契約を結べた。アトレティは僕の人生だ」 2024.03.25 23:50 Mon

長期戦覚悟で約49億円まで値下げへ…バルセロナがフェリックスの買取OP付き再レンタル希望

バルセロナはポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(24)を来シーズンもレンタルすべく動いているようだ。スペイン『スポルト』が報じた。 今シーズン、アトレティコ・マドリーから買い取りオプションなしの1年間のレンタルでバルセロナへ移籍しているフェリックス。左ウイングを主戦場に、ここまで公式戦34試合で9ゴール5アシストとまずまずの活躍を見せている。 バルセロナはそんなフェリックスを来シーズンも戦力として数えたいようで、3000万ユーロ(約49億3000万円)以下の買い取りオプションが付帯するレンタル移籍を希望しているとのこと。ファリックス自身もアトレティコに戻るつもりはなく、もう1年バルセロナでプレーしたいと考えている模様だ。 一方のアトレティコは、バルセロナ、もしくはサウジアラビアのクラブへの売却を希望。しかし、バルセロナに移籍金を支払う意思はなく、サウジアラビア行きに関してはフェリックスが望んでいないという。 交渉を主導する代理人のジョルジュ・メンデス氏は、バルセロナとアトレティコの双方が納得する形で決着をつけたいようだが、アトレティコはフェリックスを6500万ユーロ(約106億9000万円)と評価。再レンタルは受け入れたとしても、3000万ユーロ以下での買い取りオプションを希望するバルセロナとは大きな隔たりがある。 また、バルセロナはこの交渉において自分たちの方が有利なことを自覚しているとのこと。時間が解決し、アトレティコが折れる可能性があることから、決着を焦っていないという。 2019年夏にベンフィカから推定1億2600万ユーロ(約207億3000万円)でフェリックスを獲得したアトレティコ。契約は2029年6月まで残しているが、破格の買い取りオプションが付帯したレンタル移籍を認めることになるのだろうか。 2024.03.23 17:14 Sat

アトレティコ戦で退席処分のチャビ監督が2試合ベンチ入り禁止処分…

バルセロナを率いるチャビ・エルナンデス監督に2試合のベンチ入り禁止処分を科された。 バルセロナは、17日に行われたラ・リーガ第29節でアトレティコ・マドリーとアウェイで対戦。3-0の快勝で上位対決を制し、2位に浮上していた。 チャビ監督は同試合の40分に微妙な判定に不満を示し、第4審判への執拗な抗議によってレッドカードを貰い、退席処分となっていた。 試合後、バルセロナはチャビ監督に制裁を加えないよう求めたが、スペインサッカー連盟(RFEF)の競技委員会はこれを却下。 競技委員会の声明によれば、今回の件では競技規則第127条が適用され、「チャビ監督に2試合のベンチ入り禁止、クラブに700ユーロ、違反者に600ユーロの罰金」が科せられた。 この裁定によりチャビ監督は、30日に行われるラ・リーガ第30節のラス・パルマス戦と4月13日に行われる第31節のカディス戦の欠場が決定したが、4月21日にサンティアゴ・ベルナベウ行われる首位レアル・マドリーとの“エル・クラシコ”ではベンチ入りできることとなった。 2024.03.21 23:30 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly