ウニオン・ベルリンの躍進支える守護神ルセ「カリウスとの競争が僕をより良くした」

2020.11.10 15:39 Tue
Getty Images
ウニオン・ベルリンのドイツ人GKアンドレアス・ルセがGKロリス・カリウスとのポジション争いを歓迎している。ドイツ『キッカー』が伝えた。

昨季からブンデスリーガに昇格したウニオン・ベルリンは今季のここまで7試合を消化し、3勝3分け1敗で5位の位置につける躍進。加えて、ここまでの得点数「16」はバイエルンに次ぐリーグ2位の数字となっている。

そんな好調の攻撃陣を後ろで支える守護神が、今夏にアウグスブルクから移籍してきたルセだ。アウグスブルクでは控えの扱いだったが、ウニオン・ベルリンではリバプールから移籍してきたカリウスとのポジション争いを制して、ここまで公式戦全試合に出場している。
ドイツ『kicker meets DAZN』に出演したルセは、好調ながら注目度の低いチームについて「過大評価されるよりは過小評価の方が良い。今は僕にとって好きな状態だ」と語るとともに、今夏に移籍を決断した理由も明かした。

「アウグスブルクで過ごした4年間は素晴らしかった。とても楽しい時間を過ごしたよ。ただ、クラブが僕を完全に信頼してくれているという感覚は一度もなかった」
「プロのフットボーラーである以上、柔軟性は持たなければならないと思う。1つの場所にしがみつくことはできないんだ」

また、ルセはインタビューのなかで自身が加入した後に移籍が発表されたカリウスについても触れており、熾烈なポジション争いが自分を成長させると考えているようだ。

「クラブに加入した初日から、まだ(GK補強の)動きはあると思っていた。それについては、クラブもはっきり伝えてくれていたしね」

「ポジション争いのストレスはないよ。ロリスの存在は僕に危機感を抱かせてくれる。彼がいるおかげで僕は悪くなるどころか、むしろ良くなっているんだ」

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ウニオン・ベルリン、降格リーズからアメリカ代表MFアーロンソンをレンタルで獲得…CL出場に向け補強

ウニオン・ベルリンは9日、アメリカ代表MFブレンデン・アーロンソン(22)がリーズ・ユナイテッドからレンタル移籍で加入することを発表した。 アメリカ生まれのアーロンソンは、フィラデルフィア・ユニオンで育ち、2019年1月からファーストチームでプレー。その後、2021年1月にレッドブル・ザルツブルクに完全移籍。2022年7月にリーズへと完全移籍で加入した。 ザルツブルクでは公式戦66試合で13ゴール15アシストを記録。リーズでは、公式戦40試合で1ゴール3アシストを記録した。 プレミアリーグで36試合に出場するなど、大きな経験を積んだが、チームは19位でチャンピオンシップ(イングランド2部)に降格。それもあり、ウニオン・ベルリンへと加入し、新シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)にも出場することとなる。 アーロンソンはクラブを通じてコメントしている。 「ユニオンの歩みと近年の成功は、アメリカ、オーストリア、イギリスでも注目を集めている。1年前は、自分がここにいて、ウニオンからチャンピオンズリーグにも出場できるなんて信じられなかった」 「僕は喜びと自信を持って来年を楽しみにしており、また成功したシーズンを過ごせるようサポートしたいと思っている」 ちなみに、弟であるMFパクステン・アーロンソン(19)はフランクフルトに所属。兄の移籍により、ブンデスリーガでの兄弟対決が実現する可能性がありそうだ。 2023.07.10 00:30 Mon

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