コロナ影響でティアニーのシティ戦出場は困難か…アルテタが現状説明
2020.10.15 19:57 Thu
アーセナルに所属するスコットランド代表DFキーラン・ティアニーのマンチェスター・シティ戦出場は現時点で難しいようだ。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。
ティアニーは今月のインターナショナルマッチウィークでスコットランド代表に招集されていた。
だが、7日にスコットランドサッカー協会(SFA)は、新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応を示したサウサンプトンMFスチュアート・アームストロングと同部屋だったティアニーと、セルティックDFライアン・クリスティを濃厚接触者と認定し、2週間の自主隔離措置を講じた。
ティアニー自身はSFAが定めるソーシャル・ディスタンスなどのガイドラインを遵守し、これまでの検査で陰性が確認されている。だが、コロナウイルスに関する各種ルールは国や地域ごとに大きく異なるため、現時点では前述の隔離期間が明け、陰性が確認されない限り、起用は不可能な状況だ。
17日に敵地で行われるプレミアリーグ第5節のシティ戦を控える中、公式会見に出席したアーセナルのミケル・アルテタ監督は、チームにとって重要な主力選手であるティアニーの起用の可否について説明。
「これは非常に複雑な状況だ。自分たちのプレーヤーを国外に派遣してコントロールを失っている」
「幾つかの当局はプレミアリーグとは異なる規制を設けている」
「我々はまだ幾つかの話し合いをしているところだが、今日(15日)の午後にはより多くの情報が得られるはずだ」
「ただ、個人の医学的な状況についてはこれ以上話せない」
最後に、スペイン人指揮官はシティ戦でティアニーがプレー可能かどうか問われると、「そうなることを願っている」と、切なる願いを口にした。
ティアニーは今月のインターナショナルマッチウィークでスコットランド代表に招集されていた。
だが、7日にスコットランドサッカー協会(SFA)は、新型コロナウイルス(COVID-19)の陽性反応を示したサウサンプトンMFスチュアート・アームストロングと同部屋だったティアニーと、セルティックDFライアン・クリスティを濃厚接触者と認定し、2週間の自主隔離措置を講じた。
17日に敵地で行われるプレミアリーグ第5節のシティ戦を控える中、公式会見に出席したアーセナルのミケル・アルテタ監督は、チームにとって重要な主力選手であるティアニーの起用の可否について説明。
現在、クラブ、SFA、スコットランド当局との話し合いの中で解決策を探っていることを明かした。
「これは非常に複雑な状況だ。自分たちのプレーヤーを国外に派遣してコントロールを失っている」
「幾つかの当局はプレミアリーグとは異なる規制を設けている」
「我々はまだ幾つかの話し合いをしているところだが、今日(15日)の午後にはより多くの情報が得られるはずだ」
「ただ、個人の医学的な状況についてはこれ以上話せない」
最後に、スペイン人指揮官はシティ戦でティアニーがプレー可能かどうか問われると、「そうなることを願っている」と、切なる願いを口にした。
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