スイスのユーティリティプレイヤー、F・フライのハットトリック【ハットトリック・ヒーローズ】
2020.09.10 09:00 Thu
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、スイスのバーゼルに所属するスイス代表MFファビアン・フライが決めたハットトリックだ。
バーゼルの下部組織出身のF・フライは、2007年にファーストチームに昇格。元日本代表FW柿谷曜一朗(現セレッソ大阪)ともプレーした。2015年にはマインツへ移籍し、今度は日本代表FW武藤嘉紀(現ニューカッスル)ともプレーしたが、2017年冬にバーゼルへと復帰している。
バーゼルでは公式戦通算369試合に出場し52ゴール60アシストを記録しているF・フライだが、2020年2月8日に行われたスイス・スーパーリーグ第21節のチューリッヒ戦ではハットトリックを達成している。
その後、リードを2点として迎えた試合終盤の80分には、中央で相手DFを引き付けたFWアルトゥール・カブラルのお膳立てからF・フライが右足で沈め、試合を決めると、84分には絶妙なタイミングで2列目から飛び出すと、味方のパスをダイレクトで押し込み、ハットトリックとしている。
2019-20シーズンのF・フライは、ボランチでの起用が多かったものの、公式戦54試合に出場し18ゴール12アシストと圧巻の攻撃性能を発揮。キャリアハイの数字を残している。
今回は、スイスのバーゼルに所属するスイス代表MFファビアン・フライが決めたハットトリックだ。
◆スイスのユーティリティプレイヤー、F・フライのハットトリック
バーゼルの下部組織出身のF・フライは、2007年にファーストチームに昇格。元日本代表FW柿谷曜一朗(現セレッソ大阪)ともプレーした。2015年にはマインツへ移籍し、今度は日本代表FW武藤嘉紀(現ニューカッスル)ともプレーしたが、2017年冬にバーゼルへと復帰している。
バーゼルでは公式戦通算369試合に出場し52ゴール60アシストを記録しているF・フライだが、2020年2月8日に行われたスイス・スーパーリーグ第21節のチューリッヒ戦ではハットトリックを達成している。
バーゼルのキックオフの流れから右サイドに送ったロングボールが通ると、中央に折り返し、最後はF・フライが詰めていきなりの先制に成功する。
その後、リードを2点として迎えた試合終盤の80分には、中央で相手DFを引き付けたFWアルトゥール・カブラルのお膳立てからF・フライが右足で沈め、試合を決めると、84分には絶妙なタイミングで2列目から飛び出すと、味方のパスをダイレクトで押し込み、ハットトリックとしている。
2019-20シーズンのF・フライは、ボランチでの起用が多かったものの、公式戦54試合に出場し18ゴール12アシストと圧巻の攻撃性能を発揮。キャリアハイの数字を残している。
ファビアン・フライの関連記事
バーゼルの関連記事
記事をさがす
|
|
バーゼルの人気記事ランキング
1
【CLグループA総括】ユナイテッド貫禄突破、バーゼルが躍進
▽昨季ヨーロッパリーグ(EL)王者であるマンチェスター・ユナイテッドを筆頭に、ポルトガル王者のベンフィカ、スイス王者のバーゼル、そして予選から勝ち上がってきたロシアリーグ2位のCSKAモスクワが同居したグループAでは、ユナイテッドが貫録の首位通過。そして、注目の2位争いはバーゼルが制した。 ■グループA順位表■ [勝ち点/勝/引/負/得失点] 1.マンチェスター・ユナイテッド[15/5/0/1/9] 2.バーゼル[12/4/0/2/6] 3.CSKAモスクワ[9/3/0/3/-2] 4.ベンフィカ[0/0/0/6/-13] ◆貫禄の首位通過~マンチェスター・ユナイテッド~<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171212_20_tw.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽EL王者のユナイテッドは開幕から4連勝を達成し、4試合を終えた時点でほぼ首位通過を決定づけた。ただ、第5節でバーゼルに敗れたことで実際に突破を“確定”させたのは最終節だったため、ラスト2試合でローテーションしきれなかった点は誤算だった。それでも、5勝を記録したあたりは、欧州での勝ち方を熟知しているモウリーニョ監督らしい安定感だ。CL決勝トーナメント進出は実に4シーズンぶりとなるレッド・デビルズ。セビージャとの対戦が決まっている中、名門復活をアピールするためにはリーグ戦だけでなくCLでもきっちりと8強入りすることが必要だ。 ◆スイスの雄が快挙~バーゼル~<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171212_20_tw2.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽スイスの雄が快挙を成し遂げた。初戦でユナイテッドに0-3で敗戦したことを引きずることなく、第2節ではホームでベンフィカを5-0と一蹴。これで自信をつけたチームは、第3節にCSKAモスクワとのアウェイ戦を2-0で制した。また、第5節でもホームでユナイテッドに試合終盤、DFミヒャエル・ラングのゴールで1-0の勝利。これには、テニス界のレジェンドであるロジャー・フェデラーも「信じられない瞬間だね、言葉で言い表せないよ! ワォ! おめでとう」と母国クラブの快挙を称えた。ユナイテッド戦をのぞけば失点数はわずかに「2」。決勝トーナメント1回戦ではマンチェスター・シティと戦うことが決まったが、組織的な守備とインテンシティの高さを武器に、ジャイアントキリングを再現したい。 ◆好スタートも一歩及ばず~CSKAモスクワ~<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171212_20_tw3.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽勝ち点9を獲得したCSKAモスクワだが、一歩及ばず3位フィニッシュ。初戦、ベンフィカとのアウェイ戦を2-1でモノにし、このグループの2位争いを面白くした。ただ、アウェイで2勝した一方、ホームで手にした勝ち点が3と、本来は大きなアドバンテージとなるホーム戦で勝ち点を積み重ねることができなかった点は痛く、ヴァシリ&アレクセイのベレズツキ兄弟やイグナシェビッチらベテラン勢も国内リーグならまだしも、この舞台ではスピードとアジリティ不足となっており、欧州で躍進するためには世代交代が必要な時期だろう。 ◆今大会最大のネガティブ・サプライズ~ベンフィカ~<div style="text-align:center;"><img src="http://image.ultra-soccer.jp/800/image/get20171212_20_tw4.jpg" style="max-width: 100%;" class="yui-img"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>▽ベンフィカは6戦全敗の最下位で、今大会最大のネガティブなサプライズとも言える結果に終わった。初戦のホーム戦を落とし、2戦目のバーゼル戦では0-5の大敗。そこからユナイテッドとの2連戦だっただけに、モチベーションを維持することも難しかっただろう。GKエデルソン、DFリンデロフ、DFセメドら主力の流出はやはり痛かったが、それでもネームバリューではCSKAモスクワとバーゼルを上回っていた。ルイゾンやサルビオ、サマリス、セフェロビッチら本来チームを牽引すべき選手たちの低調なパフォーマンスが結果に響いた。 2017.12.13 18:00 Wed2
ハーランド&南野流出のザルツブルク、19歳スイス代表WGオカフォルを獲得!
ザルツブルクは3日、バーゼルのスイス代表FWノア・オカフォル(19)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2024年6月までとなっている。 左右のウイングでプレーするレフティーのオカフォルは、バーゼルの下部組織出身で2018年5月にプロデビュー。それ以降、バーゼルでは公式戦54試合に出場して7ゴール5アシストを記録。今季はここまで公式戦24試合の出場で3ゴール2アシストを記録していた。また、2019年6月にはスイス代表デビューを飾っていた。 ザルツブルクでは攻撃の核であったFWアーリング・ハーランドがドルトムントへ、MF南野拓実がリバプールへそれぞれ1月に移籍していた。 2020.02.04 03:30 Tue3
RCランスがバーゼルで躍動した逸材MFディウフ獲得! ギラヴォギ弟ら2選手も加入
RCランスは6月30日、バーゼルからU-21フランス代表MFアンディ・ディウフ(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2028年6月30日までの5年となる。 ディウフはスタッド・レンヌの下部組織出身の187cmの左利きのMF。2021年5月に行われた古巣パリ・サンジェルマン戦でプロデビューを飾ったが、同クラブでは思うように出場機会を得られず。 昨年7月にスイスの名門バーゼルへレンタル移籍すると、その新天地では持ち味の攻守両面でのダイナミズムを発揮。守備では長いリーチと球際の強さを生かしたボール奪取、攻撃ではスピードとテクニックを生かした推進力のある運びで局面を打開。2022-23シーズンは公式戦57試合に出場し、3ゴール7アシストを記録。国内リーグでは苦しんだものの、カンファレンスリーグではベスト4に躍進したチームを主力として支えた。 今夏にレンヌからバーゼルへの完全移籍移行が確定していたものの、ランスへ完全移籍し、1年での母国帰還となった。 なお、ディウフのプレースタイルを鑑みると、アル・ナスル移籍決定的なコートジボワール代表MFセコ・フォファナの後釜を担う可能性が高そうだ。 また、新シーズンはチャンピオンズリーグに参戦するランスは、同選手の獲得に先駆けてナンシーのフランス人MFネイル・エル・アイナウィ(21)、パリFCのギニア代表FWモルガン・ギラヴォギ(25)の完全移籍での獲得を発表している。 ちなみに、右ウイングを主戦場とするギラヴォギは、元フランス代表MFジョシュア・ギラヴォギの実弟だ。 2023.07.01 14:23 Sat4
大不振で最下位に沈む名門バーゼルがセレスティーニ氏を新監督に招へい
バーゼルは10月31日、スイス人指揮官のファビオ・セレスティーニ氏(48)を新監督に迎えたことを発表した。契約期間は今季終了までとなっている。 かつてザンクトパウリ時代に日本代表FW宮市亮を指導していたティモ・シュルツ監督の下、新シーズンを迎えたバーゼルだったが、開幕からリーグ戦7試合でわずか1勝と低迷すると、9月末にシュルツ監督を解任。 その後はスポーツディレクターのハイコ・フォーゲル氏が、暫定監督を務めていたが、チームは4連敗でリーグ最下位と大不振に陥っていた。 後任として招へいされたセレスティーニ氏は、2013年にマラガの監督に就任したベルント・シュスター氏のアシスタントコーチとして指導者キャリアをスタート。その後、イタリアのテッラチーナでトップチーム初監督を務めると、ローザンヌ=スポルトやルガーノ、ルツェルンで監督を歴任。 直近では、2022年11月からFCシオンの監督を務めていたが、今年3月に成績不振で解任されていた。 2023.11.01 01:30 Wed5
