史上3人目のPL40代フィールドプレーヤー、ケビン・フィリップスが39歳で決めたハットトリック【ハットトリック・ヒーローズ】
2020.08.26 01:00 Wed
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、元イングランド代表FWケビン・フィリップス氏がクリスタル・パレス時代に決めたハットトリックだ。
1999-2000シーズンにサンダーランドでプレミアリーグ得点王、年間最優秀選手に輝き、イングランド代表でもプレーしたフィリップス氏は、2013年1月にブラックプールからのレンタルでクリスタル・パレスに加入。チームをプレミアリーグ復帰へと導いた。
2013年3月5日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)第36節のハル・シティ戦では当時39歳ながらハットトリックを達成している。
52分には右サイドを突破したFWウィルフリード・ザハの折り返しに右足で合わせると、波に乗ったフィリップスは直後の53分にもザハのパスを受け、ペナルティーアーク手前から右足を一閃。GKの頭上を越えるシュートがゴールネットに突き刺さった。
クリスタル・パレスの昇格に貢献したフィリップス氏は、シーズン後にクラブと1年契約を締結し、プレミアリーグでは史上3人目の40代フィールドプレーヤーとなった。
今回は、元イングランド代表FWケビン・フィリップス氏がクリスタル・パレス時代に決めたハットトリックだ。
◆ケビン・フィリップスが圧巻のミドルシュート含む3ゴール
1999-2000シーズンにサンダーランドでプレミアリーグ得点王、年間最優秀選手に輝き、イングランド代表でもプレーしたフィリップス氏は、2013年1月にブラックプールからのレンタルでクリスタル・パレスに加入。チームをプレミアリーグ復帰へと導いた。
2013年3月5日に行われたチャンピオンシップ(イングランド2部)第36節のハル・シティ戦では当時39歳ながらハットトリックを達成している。
昇格を争うチーム同士の一戦となったこの試合、前半アディショナルタイムに相手DFのハンドでPKを得ると、フィリップスが相手GKに触れられながらもゴールにねじ込む。
52分には右サイドを突破したFWウィルフリード・ザハの折り返しに右足で合わせると、波に乗ったフィリップスは直後の53分にもザハのパスを受け、ペナルティーアーク手前から右足を一閃。GKの頭上を越えるシュートがゴールネットに突き刺さった。
クリスタル・パレスの昇格に貢献したフィリップス氏は、シーズン後にクラブと1年契約を締結し、プレミアリーグでは史上3人目の40代フィールドプレーヤーとなった。
ケビン・フィリップスの関連記事
クリスタル・パレスの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
クリスタル・パレスの人気記事ランキング
1
鎌田大地の獲得も主導したパレス敏腕SDが電撃辞任…新天地はサウジアラビアに
クリスタル・パレスを電撃辞任した敏腕スポーツディレクター(SD)が、サウジアラビアに向かうことになった。 クリスタル・パレスは17日、SD職を務めていたダギー・フリードマン氏(50)が、海外で新たな役職に就くため同クラブを離れると発表した。 現役時代にスコットランド代表FWとして活躍したフリードマン氏は、2000年から2008年までパレスに在籍。現役引退後は古巣のユースチームで指導者を歴任したほか、2011年にはファーストチームの暫定指揮官も務め上げた。その後、ボルトン、ノッティンガム・フォレストで指揮官を務め、2017年にパレス史上初となるSD職に就いた。 以降はMFエベレチ・エゼ、DFマーク・グエイ、MFアダム・ウォートンらパレスでイングランド代表デビューを飾った逸材の発掘に寄与したほか、2024年2月にオリバー・グラスナー監督の招へいなど優れた手腕を発揮していた。また、日本代表MF鎌田大地の獲得を主導していた。 なお、イギリス『talkSPORT』などで働くジャーナリストのベン・ジェイコブズ氏によれば、フリードマン氏はサウジアラビア2部のアル・ディルイーヤの新SDに就任することになる。 2025.03.18 17:10 Tue2
ボルシアMGの主砲プレアにクリスタル・パレスら複数クラブが関心か
ボルシアMGの元フランス代表FWアラサン・プレア(32)に複数クラブが関心を示しているようだ。フランス『フット・メルカート』が報じている。 リヨンの下部組織出身のプレアは、オセール、ニースを経て2018年にボルシアMGへ完全移籍で加入。加入以降は7シーズン中、4シーズンでリーグ戦2桁ゴールを達成するなど、公式戦230試合67ゴール52アシストという見事な数字を残してきた。 センターフォワードを主戦場に、左右のウイングでもプレー可能な万能型アタッカーは、個での打開力やストライカーらしい動き出しの良さ、シュート精度を武器にボルシアMGの攻撃をけん引している。 報道によると、2026年まで契約を残すものの、今季もブンデスリーガで10得点5アシストと衰え知らずの活躍を見せており、すでにプレミアリーグやリーグ・アン、サウジアラビア、トルコの複数クラブが獲得に名乗りを上げている模様。 特に鎌田大地の所属するクリスタル・パレスがプレアの動向を注視しており、今夏にFWジャン=フィリップ・マテタ(27)が退団することがあれば、後釜として獲得に動く可能性があると伝えている。また、元イタリア代表FWチーロ・インモービレ(35)の活躍にあまり納得していないトルコのベシクタシュもプレアのパフォーマンスを高く氷解しているようだ。 2025.04.04 17:45 Fri3
クリスタル・パレスがコロンビア代表DFムニョスをヘンクから完全移籍で獲得…かつては伊東純也ともプレー
クリスタル・パレスは30日、ヘンクのコロンビア代表DFダニエル・ムニョス(27)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2027年夏までの3年半。1年間の延長オプションがついているという。背番号は「12」となる。 コロンビアのアトレティコ・ナシオナルでキャリアをスタート。2020年7月にヘンクへと完全移籍した。 日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)ともチームメイトとしてプレー。右サイドバックで主にプレーするムニョスは、ヘンクで公式戦通算148試合19ゴール20アシストを記録。今シーズンもジュピラー・プロ・リーグで17試合5ゴール1アシストを記録。ヨーロッパ・カンファレンス・リーグ(ECL)で5試合1ゴールを記録するなどしていた。 コロンビア代表としても2021年6月にデビュー。23試合でプレーしている。 ムニョスはクラブを通じてコメントしている。 「このような歴史あるクラブ、クリスタル・パレスのようなビッグクラブにここに来ることができて光栄だ。とても興奮しているし、とても幸せで、ピッチに立つのが待ちきれない」 「これは僕にとって夢が叶ったことだと思いますし、その任務を果たせることを願っている」 2024.01.30 18:40 Tue4
バイエルンやPSGら強豪4クラブ、クリスタル・パレスのジェシー・デリー17歳に熱視線…U-18チームでは27戦20発
クリスタル・パレスのU-19イングランド代表MFジェシー・デリー(17)に、欧州のトップクラブが熱視線を送っているという。 ジェシー・デリーは、日本代表MF鎌田大地が所属するC・パレスのU-18チームに登録されるワイドアタッカーまたはセンターフォワード。 世代別イングランド代表の常連で、これまでトップチーム帯同はないが、昨秋からはU-18チームに籍を残しつつ、軸足がU-21チームへ。昨年12月までにU-18で公式戦27試合20得点を叩き出し、U-21に引き上げられた格好だ。 そんなジェシー・デリーに対し、イギリス『フットボール・インサイダー』によると、バイエルン、ユベントス、アトレティコ・マドリー、パリ・サンジェルマン(PSG)が熱視線。実際にスカウトをイギリスへ派遣しているという。 まだプロ契約を締結していないなか、同紙いわく「C・パレスU-21は選手層が非常に厚い」とのこと。ジェシー・デリーがトップチームでプレーするメドは立たず、上述のクラブらは獲得のチャンスを小さくないと睨んでいるそうだ。 2025.02.11 16:15 Tue5