「最初に来て、最後に帰る」後半戦好調維持のミラン、ピオリ監督がイブラヒモビッチの影響を明かす
2020.08.10 21:50 Mon
ミランのステファノ・ピオリ監督が、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチの去就に言及した。
ピオリ監督は、シーズン途中にマルコ・ジャンパオロ前監督の後を引き継いで就任。当初はなかなか結果が出なかったものの、2020年に入ってからは好調を維持。特に中断明けは12試合で9勝3分けと勝ち点を伸ばし、6位でシーズンを終え、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得していた。
チームの復調もあり、ラルフ・ラングニック氏を招へいする動きがあった中で契約延長を勝ち取り、2020-21シーズンも指揮を執ることが決定した。
そのピオリ監督が、イタリア『ラ・レプブリカ』でチームの後半戦を支えたイブラヒモビッチについて言及。チームのメンタリティを変えたと語った。
「2020年に入ってからは、アタランタだけが我々より多くのポイントを獲得した。前半素晴らしい試合をして負けたのは、ダービーだけだ」
「彼の年齢について話すのは間違っている。100%プロフェッショナルだ。全てのトレーニングセッションで真剣さを見せ、競争力について若手に教えていた」
「彼は最初にやって来て、最後に帰る。これらはとても強いシグナルだ。ズラタンのその役割をとてもリスペクトしている。彼は競争力を高めてくれた」
「彼は我々と一緒に続けるべきだと、我々みんなが信じている」
また、チームを退団するとの噂もあるイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマについても言及。高い評価を下している。
「21歳だが、彼はすでに経験を積んでいる。最近の試合ではキャプテンも務めていた」
「彼は世界で3、4人に入る最高のGKの1人だ」
ピオリ監督は、シーズン途中にマルコ・ジャンパオロ前監督の後を引き継いで就任。当初はなかなか結果が出なかったものの、2020年に入ってからは好調を維持。特に中断明けは12試合で9勝3分けと勝ち点を伸ばし、6位でシーズンを終え、来シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得していた。
チームの復調もあり、ラルフ・ラングニック氏を招へいする動きがあった中で契約延長を勝ち取り、2020-21シーズンも指揮を執ることが決定した。
「2020年に入ってからは、アタランタだけが我々より多くのポイントを獲得した。前半素晴らしい試合をして負けたのは、ダービーだけだ」
「シーズン中は、すべてがスムーズに進むわけではない。しかし、彼は全てを簡単にしてしまう」
「彼の年齢について話すのは間違っている。100%プロフェッショナルだ。全てのトレーニングセッションで真剣さを見せ、競争力について若手に教えていた」
「彼は最初にやって来て、最後に帰る。これらはとても強いシグナルだ。ズラタンのその役割をとてもリスペクトしている。彼は競争力を高めてくれた」
「彼は我々と一緒に続けるべきだと、我々みんなが信じている」
また、チームを退団するとの噂もあるイタリア代表GKジャンルイジ・ドンナルンマについても言及。高い評価を下している。
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