シュマイケルがデ・ヘアをフォロー 「彼は依然としてワールドクラス」
2020.07.24 13:45 Fri
マンチェスター・ユナイテッドのスペイン代表GKダビド・デ・ヘアに対して、元守護神からフォローの声が挙がっている。
ここのところのイージーなミスの増加により、批判を浴びがちなデ・ヘア。先のFAカップ準決勝のチェルシー戦でもイングランド代表MFメイソン・マウントが放ったほぼ正面のミドルシュートを弾き切れず、失点に絡み、さらなる非難の的になっている。
その低調ぶりに批判の矛先が向くスペイン人守護神だが、ユナイテッドのレジェンドOBであり、元デンマーク代表GKのピーター・シュマイケル氏はイギリス『スカイ・スポーツ』で後輩守護神を擁護した。
現役時代の1991〜1999年までユナイテッドの守護神として活躍したシュマイケル氏は「ジャーナリストや評論家を軽視しているわけじゃないが、実際にゴールマウスを守った経験は彼らにない」と述べると、こう続けた。
「ミスやエラーに分類分けがちで、ときにそれが正しい場合もあるが、大半は周りが作った物語。それがときに危険な物語となり、突如として盛り上がって、ダビドのような選手に降りかかってくる。彼に同情する。何年にもわたり、アンビリーバブルな活躍を披露してきたのだから。どんなGKでも悪い時期を経験するものだ」
「私はディーン・ヘンダーソンのように素晴らしいシーズンを送る選手の成長を心から願っている。彼のことを考えると、もう1、2年ぐらいシェフィールド・ユナイテッドに残って、今まで通りのプレーを続けて、それから準備をしてほしい。しかし、ダビド・デ・ヘアは依然としてワールドクラスの守護神だ」
ここのところのイージーなミスの増加により、批判を浴びがちなデ・ヘア。先のFAカップ準決勝のチェルシー戦でもイングランド代表MFメイソン・マウントが放ったほぼ正面のミドルシュートを弾き切れず、失点に絡み、さらなる非難の的になっている。
その低調ぶりに批判の矛先が向くスペイン人守護神だが、ユナイテッドのレジェンドOBであり、元デンマーク代表GKのピーター・シュマイケル氏はイギリス『スカイ・スポーツ』で後輩守護神を擁護した。
「ミスやエラーに分類分けがちで、ときにそれが正しい場合もあるが、大半は周りが作った物語。それがときに危険な物語となり、突如として盛り上がって、ダビドのような選手に降りかかってくる。彼に同情する。何年にもわたり、アンビリーバブルな活躍を披露してきたのだから。どんなGKでも悪い時期を経験するものだ」
また、レンタル先のシェフィールド・ユナイテッドで成長を遂げ、新たな守護神としてユナイテッド帰還の待望論が強まるイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンを評価しつつ、デ・ヘアが依然として「ワールドクラスの守護神」だと主張した。
「私はディーン・ヘンダーソンのように素晴らしいシーズンを送る選手の成長を心から願っている。彼のことを考えると、もう1、2年ぐらいシェフィールド・ユナイテッドに残って、今まで通りのプレーを続けて、それから準備をしてほしい。しかし、ダビド・デ・ヘアは依然としてワールドクラスの守護神だ」
ピーター・シュマイケルの関連記事
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
ピーター・シュマイケルの人気記事ランキング
1
シュマイケル氏持論「イングランドには未だにシーマンを超えるGKは存在しない」
かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏が、イングランド代表のGK事情に言及している。 ここ数年、若手の台頭が著しいスリーライオンズだが、守護神問題は長年の課題となっている。ガレス・サウスゲイト監督はGKジョーダン・ピックフォードをファーストチョイスとしているが、所属先のエバートンではミスが散見されており、評判は高くない。 バーンリーのGKニック・ポープやマンチェスター・ユナイテッドのディーン・ヘンダーソンも確かな技術は持っているものの、前者は所属チームの調子が上がらず、後者は控えに甘んじている。 そんな中、シュマイケル氏がイギリス『タイムズ』のインタビューで、上記3選手を比較しながら、元アーセナルでイングランド代表では75キャップを誇るデイビッド・シーマン氏が、近年では最も優れた守護神だったと持論を展開した。 「ここで話しているのは3人のGKについてだ。一人(ピックフォード)はイングランド代表で3年間プレーしているが、プレミアリーグではミスを続けている。これは一般的な評価だ」 「もう一人(ヘンダーソン)は代表では全くプレーしていない。昨シーズンはシェフィールド・ユナイテッドでプレーした。そしてもう一人(ポープ)はバーンリーの選手。プレミアリーグでは最下位の方だ」 「イングランドに守護神が最後にいたのはいつかって?」 「ジョー・ハートがいるじゃないか。なぜ彼が背番号「1」ではないんだ? まだ33歳で、おそらく全盛期だろう」 「だが私にとってのこの質問に対する答えはデイビッド・シーマンになるだろう。おそらく彼が最後の守護神だ」 2020.10.13 20:03 Tue2
プレミアリーグ殿堂入りの3名が発表! ファーディナンド、チェフ、アダムスが選出
プレミアリーグは3日、レジェンド3人が『Hall of Fame(殿堂入り)』に選出されたことを発表した。 今回、新たに殿堂入りを果たしたのは、元イングランド代表DFリオ・ファーディナンド氏、元チェコ代表GKペトル・チェフ氏、元イングランド代表DFトニー・アダムス氏の3名となる。 今回の3名は世界中のファンによるオンライン投票と15人の候補から選考委員会によって選出された。 ファーディナンド氏は、ウェストハム、リーズ・ユナイテッド、マンチェスター・ユナイテッドでセンターバックとして活躍。プレミアリーグで504試合に出場し11ゴール8アシスト。守備面では189試合のクリーンシートを達成。6度のプレミアリーグ優勝をユナイテッドで達成していた。 17歳でハリー・レドナップ監督の下、ウェストハムでデビュー。その後の活躍は知っての通りだ。 チェフ氏は、チェルシーとアーセナルでプレー。プレミアリーグで443試合に出場し202回のクリーンシートを達成した。 アシストも2つ記録しており、4度のプレミアリーグ優勝。ゴールデングローブも4回受賞している。 スパルタ・プラハから加入したデビューシーズンの2004-05シーズンは、35試合でクリーンシートを24試合達成。これは現在も1シーズンのGK記録となっている。また、202試合のクリーンシートはリーグ史上最多でもある。 アダムス氏はアーセナル一筋でプレーした偉大なキャプテンであり、ディフェンスリーダー。255試合に出場し、12ゴール9アシスト。クリーンシートは115回。プレミアリーグのタイトルは2回獲得している。 1983年にアーセナルでデビューし、プレミアリーグ発足前にも2度優勝を経験。フル出場した試合の48.5%がクリーンシートで、これは200試合以上出場している選手で最も高い確率となっている。 1992年に創設されたプレミアリーグはすでに約30年の歴史を刻んできている。そして、同リーグは昨年にこれまでの数十年間で同リーグの輝かしい歴史に貢献を果たしてきた偉大なプレーヤーたちを称える目的で『Hall of Fame』の創設を決定した。 ここまでアラン・シアラー氏、ティエリ・アンリ氏の初代殿堂入りの2名を含め、多くの名だたるレジェンドが選出。今年は、元マンチェスター・ユナイテッド監督のサー・アレックス・ファーガソン氏、元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏が既に殿堂入りしており、この3名が加わることとなる。 ◆歴代殿堂入り (敬称略) 【2021年】 アラン・シアラー ティエリ・アンリ エリック・カントナ ロイ・キーン デイビッド・ベッカム デニス・ベルカンプ フランク・ランパード スティーブン・ジェラード 【2022年】 パトリック・ヴィエラ ウェイン・ルーニー イアン・ライト ピーター・シュマイケル ポール・スコールズ ディディエ・ドログバ ヴァンサン・コンパニ セルヒオ・アグエロ 【2023年】 サー・アレックス・ファーガソン アーセン・ヴェンゲル リオ・ファーディナンド ペトル・チェフ トニー・アダムス 2023.05.03 23:30 Wed3
セルティックが38歳守護神シュマイケルとの契約を1年延長! 今季加入で公式戦全34試合にフルタイム出場中
セルティックが22日、デンマーク代表GKカスパー・シュマイケル(38)との契約延長を発表。1年延長により、来シーズンも残留する。 若手時代は自身と同じデンマーク代表GKにして、あまりにも偉大な父、ピーター・シュマイケル氏と比較されたシュマイケル。 それでもレスター・シティでのプレミアリーグ優勝が呪縛を解き放ち、同クラブで通算479試合出場のレジェンドに。今やキャップ数も父ピーター氏の「129」に迫る「118」である。 今季からセルティックと1年契約を結び、ここまでの公式戦全34試合にフルタイム出場。すでにリーグカップ制覇でタイトルも獲得した。 2025.01.22 20:55 Wedマンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
「ワカバヤシだ!」ユナイテッドGKの“帽子姿”に世界中のサポーターから反応
マンチェスター・ユナイテッドに所属するイングランド代表GKディーン・ヘンダーソンのプレースタイルが話題になっている。 ユナイテッドは18日、プレミアリーグ第32節でバーンリーとホームで対戦。ヘンダーソンはリーグ戦6試合連続先発出場を果たした。 オフサイドにより取り消しとなったものの、開始20秒過ぎに不用意な飛び出しからネットを揺らされたヘンダーソンは、日光が気になったのか、後半からは赤地にクラブのエンブレムが描かれた“帽子”を着用。イングランドで帽子をかぶるGKはほとんどおらず、その珍しい姿は大きな話題を呼んだ。 ヘンダーソンはシェフィールド・ユナイテッド時代にも帽子をかぶってゴールマウスを守ったことがあるが、アメリカ『Bleacher Report』が帽子姿を公開すると、「似合ってないけど可愛い」「帽子をかぶるGKは減った」などの意見が寄せられた。 中でも、「ワカバヤシだ!」「ワカバヤシ・ヘンドー」など、漫画『キャプテン翼』に登場する、帽子がトレードマークのGK若林源三になぞらえる声が多く、そのことに驚く日本人のファンの声もあった。 ヘンダーソンは50分に左CKの場面で相手DFジェームズ・タルコウスキにゴールを許したものの、ユナイテッドは後半だけで3ゴールを記録。リーグ5連勝を達成している。 <span class="paragraph-title">【画像】若林源三を彷彿とさせる“帽子姿”のヘンダーソン</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Dean Henderson brought out the cap for the second half <a href="https://t.co/yQrtMpjOPY">pic.twitter.com/yQrtMpjOPY</a></p>— B/R Football (@brfootball) <a href="https://twitter.com/brfootball/status/1383822300311478273?ref_src=twsrc%5Etfw">April 18, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.04.19 20:30 Mon2
ベッカム&ギャリー・ネビルがイギリス4部クラブ買収! ギグスやスコールズら92年組がオーナーだったサルフォード・シティの共同オーナーに
EFLリーグ2(イングランド4部)に所属するサルフォード・シティは8日、かつてマンチェスター・ユナイテッドやイングランド代表で活躍したデイビッド・ベッカム氏とギャリー・ネビル氏が率いるコンソーシアムに買収されたことを発表した。 マンチェスターのサルフォードに拠点を置くサルフォード・シティは、マンチェスター・ユナイテッドで活躍し92年組として知られるライアン・ギグス氏、ポール・スコールズ氏、ニッキー・バット氏、フィリップ・ネビル氏が2014年にオーナーとなり、5シーズンで4回の昇格を経験した。 2018-19シーズンにEFLリーグ2に昇格を果たしたが、そこから上には上がれておらず。今シーズンもEFLリーグ2で8位となり、昇格プレーオフを最終節で逃す形となっていた。 そんな中、ベッカム氏、ギャリー・ネビル氏に加え、アメリカ在住の実業家のデクラン・ケリー氏、マーヴィン・デイヴィス卿がグループに入っている。 サルフォード・シティによれば、新たな株主たちはクラブと施設に多額の投資を行うという約束が入っているとのことだ。 なお、ギグス氏、スコールズ氏、バット氏、フィル・ネビル氏は引き続き「テクニカル、フットボール、コマーシャル、リクルート、SCFC財団」の各部門でクラブに関与していくとのこと。92年組が勢揃いすることとなった。 また、新しいコンソーシアムは、インドを拠点とするドリーム・スポーツ・グループ、コリン・ライアン、フランク・ライアン、ニック・ウッドハウス、シュラビン・ミッタルを含む9人の株主で構成されている。 ベッカム氏は「私はサルフォードで育った。そこで過ごした日々には、本当に素敵な思い出がある。この場所と人々は、私のサッカー人生の初期において、とても重要な役割を果たしてくれた。サルフォード・シティは地域社会の中心であり、豊かな歴史を誇る。その新たな章に加わることができ、大変嬉しく思う」とコメントしている。 ギャリー・ネビル氏も「サルフォード・シティに情熱を注いでいる。多様な才能と専門知識を持つメンバーが、サッカーへの愛で結ばれた、他に類を見ないパートナーシップだ。サッカーが最優先だが、今後4~5年でクラブを持続可能な方向へ導くことが不可欠だ。この旅の次の段階が待ちきれない」と、かつての仲間とともにチームを発展させていくことを誓った。 2025.05.08 20:55 Thu3
元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任
元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu4
ロナウド崇拝ガルナチョはアルゼンチン代表で浮いている? 先輩パレデスが証言
マンチェスター・ユナイテッドのFWアレハンドロ・ガルナチョは、クラブの偉大なる先輩を崇拝するあまり、アルゼンチン代表で少し浮いてしまっているようだ。 現在、ガルナチョはアルゼンチン人の母親の母国であるアルゼンチンのA代表でプレー。ただ、自身はマドリードで生まれ育ち、2020年からイングランドでプレーしており、その他の選手に比べてアルゼンチン人としての意識はやや希薄だ。 通常、ガルナチョの年代のアルゼンチン人選手はリオネル・メッシを崇拝するものだが、同選手のアイドルはそのメッシの最大のライバルであるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドだ。 スペイン時代はヘタフェ、アトレティコ・マドリーのカンテラに在籍していたが、その当時にレアル・マドリーで全盛期を過ごしたロナウドの印象は鮮烈で、同選手が自身の所属するユナイテッドに帰還を果たした際には誰よりも興奮した選手の一人だった。 さらに、先日のエバートン戦で圧巻のバイシクルシュートでのゴールを決めた際にガルナチョは、崇拝するロナウドの代名詞であるゴールセレブレーションを披露していた。 そういった振る舞いは所属クラブでは好意的に受け止められるものの、メッシが崇拝されるアルビセレステスにおいては異質と見られ、少し意地悪な先輩たちからはイジりの対象となっている。 ローマに所属する同国代MFレアンドロ・パレデスは、アルゼンチン『DSports』でガルナチョと周囲の選手たちのやり取りを明かしている。 「僕らは彼にそのこと(ロナウド崇拝)について冗談を言ったよ。彼はとてもシャイで、返事をしない。ちょっとかわいそうな奴で、僕らが彼を狂わせてしまったみたいだね」 「また、僕らは彼にグループが何なのかについても話したよ。何とかして彼らにグループの一員であると感じてもらい、快適に感じてもらえるよう努めている。ただ、今回の場合、彼はとても緊張していてうまく話すことができなかった」 「でも、彼が言ったように、僕は彼がロナウドを自分のアイドルだと思っていて、いつも彼を追いかけていて、プレーもかなり似ている。それはある意味で普通のことでもあり、それによって何かが起こるわけではない」 「もちろん、彼が代表チームに来るときは、僕らのチームというものがあり、彼も少し変わらなければならないね」 アルゼンチン代表においてロナウド崇拝は決してタブーというわけではないが、代表でのプレーやコミュニケーションを円滑に進める上でガルナチョはその愛をやや抑えつつ、周囲とより良好な関係を築いていきたいところだ。 2023.12.14 23:33 Thu5