行き先は神戸ではない? シュツットガルト退団報道の元ドイツ代表FWゴメスはアメリカ行きか

2020.06.06 12:20 Sat
Getty Images
かつてバイエルンやドイツ代表でも活躍、現在はドイツ2部のシュツットガルトに所属するFWマリオ・ゴメス(34)が新天地へと旅立つようだ。

自身が下部組織時代を過ごしたシュツットガルトでプレーするゴメスは、今シーズンはブンデスリーガ2部で20試合に出場し6ゴール1アシストを記録。チームは現在自動昇格圏の2位につけている状況だ。

しかし、ゴメスとシュツットガルトの契約は今月末までとなっているが、それを延長することはないようだ。

ドイツ『シュツットガルター・ナーハリヒテン』によると、シュツットガルトは昇格した場合にチームを生まれ変わらせる考えがあり、ベテランとなったゴメスはその構想には入っていないようだ。
そのため、ゴメスは残り5試合でシュツットガルトを退団。しかし、現役は引退せず、新天地へと向かうこととなり、それはアメリカになる可能性があるようだ。

『シュツットガルター・ナーハリヒテン』は、昨年11月にゴメスへアジアからオファーがあると報道。中国やUAE、トルコなどからの興味がある中、Jリーグのヴィッセル神戸も関心を寄せていると報じていた。
現在もゴメスにはオファーがいくつか届いており、その中で有力なものがアメリカだとしている。

キャリアを通じてブンデスリーガでは328試合170ゴール45アシストを記録。ドイツ代表でも78試合で31ゴールを記録しているゴメス。Jリーグに来れば大きな得点源となりそうだが、去就は果たして。

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フリーのムバッペやヴィニシウスに目もくれずのゴラッソ 18歳エンドリッキにクルトワ「外したら締めていた(笑) 」

レアル・マドリーのブラジル代表FWエンドリッキが大舞台で真価を発揮した。 レアル・マドリーは17日のチャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第1節でシュツットガルトをホームに迎え撃ち、3-1の勝利。一時は追いつかれ、終盤に入ったが、そこからの2発で王者らしく白星スタートに成功した。 そのなかで、80分からCL初出場の“ブラジルの神童”がインパクト。90+5分のカウンターで自陣から自ら持ち上がると、バイタルエリア中央から左足ミドルを突き刺して、チームにとってトドメの3ゴール目を奪った。 18歳58日のエンドリッキはこれがCL初ゴールで、レアル・マドリーにとってラウール・ゴンザレス氏の18歳113日を上回る史上最年少得点記録更新の一発に。SNS上では「何なんあのバケモン」「本物やな」などの声が上がる。 ゴールまでを振り返っても、左右にキリアン・ムバッペとヴィニシウス・ジュニオールがフリーで待つ状況というなか、自らシュートに持ち込んだとあって、メンタルの強さも感じさせた。 スペイン『マルカ』によると、この試合のマン・オブ・ザ・マッチに輝いたティボー・クルトワがエンドリッキに言及。パスをすればもっと楽にゴールできる状況だったとあって「外したら、彼を締めていた(笑) でも、彼はゴールを決めたし、誰もが口を噤むだろうね」と冗談を飛ばしつつ、その力を認めた。 「彼には自信があって、すごく強力なシュートを打てる。ヴィニシウスやムバッペにパスを出さなかったあたりも彼のキャラクターを示しているよ」 <span class="paragraph-title">【動画】CL初ゴールのエンドリッキ、フリーのムバッペやヴィニシウスに目もくれず!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="4mkJVIjUpj4";var video_start = 150;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.18 15:58 Wed

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