バロンドールを獲るべき人にJリーガー? カシージャスが一問一答で明かす

2020.06.04 22:40 Thu
Getty Images
レアル・マドリーのレジェンドである元スペイン代表GKのイケル・カシージャスが自身のツイッター(@IkerCasillas)でQ&Aを行い様々な質問に応えた。
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マドリーの下部組織で育ち、そのままトップチームの正守護神として長らくプレーしたカシージャス。マドリーでは725試合に出場し、クラブ歴代2位の出場数を誇っている。
2015年7月にポルトへと移籍し、マドリー一筋でキャリアを終えることができなかったカシージャス。今回のQ&Aでは自身のキャリアを振り返るとともに、チームメイトや夢を語った。。

──選べるなら歴代レアル・マドリーのどのチームでプレーしたい?
「もし選べるなら、“キンタ・デル・ブイトレ"と呼ばれていたチームでプレーしたい。あのころの有名な逆転劇の数々もみんな覚えているだろう。私はまだ子どもだったが、あの頃のことを覚えているよ」

──デ・シマ(10度目の欧州制覇)について
「あの優勝のときに感じたのは安堵だった。ファンのことを思うととても嬉しかった。優勝できずに長い間苦しんだことが、特別な味付けになったと思う。ヨーロッパの舞台で何年か苦しいシーズンを過ごしたが、ついに非常に重要な成功を収めることができた」

──(デ・シマを達成した)リスボンでの決勝でセルヒオ・ラモスに何と言った?
「『お前は最高だ!お前は永遠にデ・シマをクラブにもたらした男となるだろう!』と言ってキスをしたよ」
──最も調子が良かったシーズンは?
「面白いことに最も調子がよかったシーズンは、あまり試合に出られなかった2013-2014シーズンだった。それまでと比べて出場機会が減っていたし、チャンピオンズリーグ(CL)決勝でのミスはあったが、出場した24試合ではとても気持ちよくプレーできた」

──逸話を教えて
「GKとしてプレーし始めたばかりの時は、チームメイトに命令を叫ぶことが少し嫌だった。でも、後ろから指示を出すことは全てのGKにとって絶対に欠かせないことなんだ。僕らのポジションからはピッチ全体を見渡せるからね」

「でも、私は自分の中のつっかえをとるのに苦労したが、チームメイトが助けてくれた。誰が叫んできても自分たちには関係ないから指示を出してくれと言ってくれた」

──監督への転身は?
「自分が監督になるなんて考えたこともないが、挑戦する可能性はあるね。絶対にないとは言い切れないよ。今までのチームメイトで絶対に監督になんかならないと言っていた選手もいたが、結局その選手たちも監督になっているんだ。解説者にはならないと自分たちで言っていた選手も解説者になっているしね」

──スペイン代表デビューについて
「とてもよく覚えているよ。スタジアムに着いた時、カメラが僕を追ってきたこと…素晴らしい瞬間だった。代表デビューは僕の夢だったし、それを叶えたんだ。クラブで良いプレーをすることができて、(ホセ・アントニオ・)カマチョ監督がユーロ2000で私に賭けてくれたんだ」

──バロンドールを獲るべきスペイン人は?
「ラウール(・ゴンザレス)、セルヒオ・ラモス、(アンドレス・)イニエスタ、チャビ(・エルナンデス)」

──レアル・マドリーで最高の3人は?
「3人は挙げられないけど、2人はドン・アルフレド・ディ・ステファノとクリスティアーノ(・ロナウド)だ」

──一番好きなCL決勝は?
「もちろん2000年の決勝だ。私にとって初めてのCL優勝だった。(試合はマドリーがパリでバレンシアを3-0で撃破)」

──キャリア最高の瞬間は?
「1999年9月のデビュー戦だ。私の全てがそこからスタートした」

──別のリーグでプレーするなら?
「20年前のイタリアも難しいリーグだったが、イングランドでプレーしてみたかった。」

カシージャスはポルトに在籍する昨年5月に心臓発作を発症して入院となっていた。回復後もポルトに籍を置いているものの、選手登録は行わずスタッフとしてサポート。今年2月にはスペインサッカー協会(RFEF)の会長選挙に立候補しており、発表はしていないが、事実上の現役引退となっている。

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