長谷部&鎌田同僚のU-21フランス代表DF争奪戦はアーセナル優位か

2020.03.29 14:30 Sun
Getty Images
アーセナルフランクフルトに所属するU-21フランス代表DFエヴァン・エンディカ(20)の争奪戦でポールポジションに立っているようだ。イギリス『エクスプレス』が伝えた。

オセール下部組織出身で、2018年7月にフランクフルトへ加入したエンディカ。190cmの体躯を武器としたボール奪取が魅力的な選手で、センターバックを主戦場としながらも、今シーズンは左サイドバックとしても出場機会を増やしており、ここまで公式戦25試合に出場している。

そんなエンディカに対して、アーセナルのほか、ナポリやインテル、ミランなどのイタリア勢に加え、セビージャとバレンシアも関心を示しているという。だが、エンディカの代理人であるアブーバカル・トラオレ氏は昨夏にアーセナルへ移籍したFWニコラ・ぺぺと同じであり、両者の関係が良好であるため、アーセナル優位の情勢とのことだ。
さらに、選手自身もプレミアリーグ挑戦か、ブンデスリーガ残留の二択しか考えておらず、セリエAでのプレーに興味を持っていない様子。また、フランクフルトはエンディカに対して、移籍金2500万ユーロ(約30億1000万円)を要求するとみられている。

なお、センターバックの補強を目指しているアーセナルは、U-18フランス代表DFウィリアム・サリバがレンタルバックする予定となっている。

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ウィリアム・サリバ、チームメイトの自慰行為が映った過去の動画が流出…FFFが調査開始

アーセナルからニースにレンタル移籍中のフランス人DFウィリアム・サリバが、ある容疑で調査対象に挙がっているようだ。フランス『RMC Sport』が伝えている。 同選手にかけれらている容疑とは、同選手の3年前に録ったある動画が最近流出してしまった件。動画には、アンダー世代のフランス代表のジャージを着て笑うサリバの姿とともに、おそらくホテルで同部屋となったチームメイトの自慰行為が一部映ってしまっていたようだ。 この動画がどのようにネット上に流出してしまったかは不明だが、場合によっては、サリバにはわいせつ物頒布や公然わいせつなどの罪が課せられる可能性がある。 『RMC Sport』によると、これを受けてフランスサッカー連盟(FFF)が調査を開始することを決定。同連盟は「連盟とサッカー全体に有害なイメージを与えるもの」として、懲戒委員会を開くようだ。 2019年夏にサンテチェンヌからの加入が内定していたサリバは、昨季はレンタルという形でサンテチェンヌで戦い、今季からアーセナルに本格合流。しかし、ミケル・アルテタ監督の下で全く出番を得られず、ベンチ入りもEFLカップ(カラバオカップ)の1試合のみ。セカンドチームでのプレーがメインという状況が続くと、今冬にニースへのレンタルを決断した。 2021.02.10 15:09 Wed

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