ユナイテッド、チェルシーが強奪を狙うU-20イングランド代表MF慰留へ動く
2020.03.27 17:34 Fri
マンチェスター・ユナイテッドは、U-20イングランド代表MFアンヘル・ゴメス(19)の契約更新へ向けて動いているようだ。イギリス『メトロ』がユナイテッド関係者の情報をもとに報じている。
ユナイテッドでも活躍した元ポルトガル代表FWナニの従兄弟として知られるA・ゴメスは、6歳からユナイテッドのアカデミーに在籍。2列目を主戦場に繊細なボールタッチを生かした密集地帯での局面打開、オープンスペースでのダイナミックなプレーも得意とする攻撃的MF。
また、ユナイテッドのリザーブチームやU-20イングランド代表では、背番号10番を背負うなど国内外からも注目を集めている。
2017年5月にクラブ史上最年少(16歳と263日)でプレミアデビューを飾った逸材だが、今シーズンはトップチームでの出場機会が6試合のみ。この状況に本人も不満を示していると言われている。
また、A・ゴメスとユナイテッドの現行契約は今シーズン終了までとなっており、慰留を希望するクラブは継続的に契約延長交渉を行っている。ただ、ユナイテッド・アカデミーチーフのニッキー・バット氏は先月、その交渉が“難航”していることを認めている。
フランク・ランパード監督就任以降、イングランド代表MFメイソン・マウント(22)、U-21イングランド代表DFリース・ジェームズ(20)など若手の積極起用が目立つチェルシーは、A・ゴメスにとって魅力的な新天地とも言える。
ただ、ユナイテッドは同世代のU-21イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(18)やU-21オランダ代表MFタヒス・チョン(20)に比べてフィジカル面で未熟なA・ゴメスを大器晩成型と捉えており、近い将来の重要な主力候補とみなしている。
そのため、ライバルクラブへの流出を避けるため、条件面を改善した新たな契約延長オファーを準備しているという。
ユナイテッドの関係者筋からの情報によると、ユナイテッドはすでに週給2万5000ポンド(約330万円)の2年契約をオファーしていたが、選手サイドがこれを固辞。そして、同クラブは今回前述のオファーに3年目の延長オプションを含め、週給を3万ポンド(約400万円)に引き上げた新オファーで契約成立を目指しているようだ。
ユナイテッドはA・ゴメスのプライオリティーは幼少期から育ったクラブへの残留だと考えており、契約交渉の引き延ばしはより高額なサラリーを引き出すためだと考えているという。ただ、2012年に同じようなシチュエーションでフランス代表MFポール・ポグバがユベントスに流出した苦い経験を教訓に、今回の新オファー掲示に踏み切ったようだ。
なお、ユナイテッドを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督は今季限りでの退団が濃厚と言われながら、先月にクラブと新契約を結んだチョン同様にA・ゴメスの残留を望んでいる。
「彼が近い将来および長期的に、マンチェスター・ユナイテッドにとって必要な選手であることを納得させるように説得していきたい」と、コメントしていた。
19歳の逸材はポグバに倣って新天地を求めるか、あるいはチョンに倣って残留の道を選択するのか。今後の動向に注目が集まる。
ユナイテッドでも活躍した元ポルトガル代表FWナニの従兄弟として知られるA・ゴメスは、6歳からユナイテッドのアカデミーに在籍。2列目を主戦場に繊細なボールタッチを生かした密集地帯での局面打開、オープンスペースでのダイナミックなプレーも得意とする攻撃的MF。
また、ユナイテッドのリザーブチームやU-20イングランド代表では、背番号10番を背負うなど国内外からも注目を集めている。
また、A・ゴメスとユナイテッドの現行契約は今シーズン終了までとなっており、慰留を希望するクラブは継続的に契約延長交渉を行っている。ただ、ユナイテッド・アカデミーチーフのニッキー・バット氏は先月、その交渉が“難航”していることを認めている。
『メトロ』が伝えるところによれば、この状況を受けて、過去にバルセロナからの関心も噂された19歳に対して、チェルシーが獲得に興味を示しているという。
フランク・ランパード監督就任以降、イングランド代表MFメイソン・マウント(22)、U-21イングランド代表DFリース・ジェームズ(20)など若手の積極起用が目立つチェルシーは、A・ゴメスにとって魅力的な新天地とも言える。
ただ、ユナイテッドは同世代のU-21イングランド代表FWメイソン・グリーンウッド(18)やU-21オランダ代表MFタヒス・チョン(20)に比べてフィジカル面で未熟なA・ゴメスを大器晩成型と捉えており、近い将来の重要な主力候補とみなしている。
そのため、ライバルクラブへの流出を避けるため、条件面を改善した新たな契約延長オファーを準備しているという。
ユナイテッドの関係者筋からの情報によると、ユナイテッドはすでに週給2万5000ポンド(約330万円)の2年契約をオファーしていたが、選手サイドがこれを固辞。そして、同クラブは今回前述のオファーに3年目の延長オプションを含め、週給を3万ポンド(約400万円)に引き上げた新オファーで契約成立を目指しているようだ。
ユナイテッドはA・ゴメスのプライオリティーは幼少期から育ったクラブへの残留だと考えており、契約交渉の引き延ばしはより高額なサラリーを引き出すためだと考えているという。ただ、2012年に同じようなシチュエーションでフランス代表MFポール・ポグバがユベントスに流出した苦い経験を教訓に、今回の新オファー掲示に踏み切ったようだ。
なお、ユナイテッドを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督は今季限りでの退団が濃厚と言われながら、先月にクラブと新契約を結んだチョン同様にA・ゴメスの残留を望んでいる。
「彼が近い将来および長期的に、マンチェスター・ユナイテッドにとって必要な選手であることを納得させるように説得していきたい」と、コメントしていた。
19歳の逸材はポグバに倣って新天地を求めるか、あるいはチョンに倣って残留の道を選択するのか。今後の動向に注目が集まる。
アンヘル・ゴメスの関連記事
マンチェスター・ユナイテッドの関連記事
記事をさがす
|
アンヘル・ゴメスの人気記事ランキング
1
珍しい?! メッシが相手選手とのユニフォーム交換を申し出
パリ・サンジェルマン(PSG)のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが対戦相手のユニフォームを求める珍しいシーンがあった。 PSGは6日、リーグ・アン第23節でリールとのアウェイゲームに臨むと、ここまで11位と低迷する昨シーズンの王者を相手に5-1の快勝。メッシもリーグ戦では第14節のナント戦以来となるゴールを含む1得点1アシストの活躍を見せた。 そのメッシが対戦相手である若手DFのユニフォームを欲したと、アルゼンチン『Tyc Sports』が伝え、話題を呼んでいる。 リールのイングランド人DFアンヘル・ゴメスは試合後、通用口でメッシにユニフォームが欲しいと申し出たようだ。メッシは申し出に快く応じ、シャツを脱いで渡すと、受け取ったアンヘル・ゴメスは礼を言って去ろうとした。 だが、メッシは笑いながらアンヘル・ゴメスを引き留める。与えるだけではなく、ユニフォーム"交換"を申し出た。 メッシが自分のユニフォームを欲するとは思ってもいなかったアンヘル・ゴメスは、驚きつつも大慌てで自分のシャツを脱ぐ。それを渡すと、2人は握手をし、あらためてそれぞれのドレッシングルームへと下がっていった。 ファンから求められた場合は当然渡すだけの一方通行となってしまうが、選手間であれば交換が可能だ。これまでにもバルセロナ時代にエルチェのGKエドガル・バディアからユニフォームを求められた際、お返しを求めた例がある。 過去のインタビューでは「一度だけジネディーヌ・ジダンに頼んだことがある」と語っているように、自分から相手のユニフォームを求めることは少ないメッシ。今回もこのような形で相手をリスペクトする姿勢を示したため、メッシが相手チームのユニフォームを欲するという稀有な姿を見られることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】珍しい光景?!メッシが対戦相手のユニフォームを要求</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">Así se dio el cambio de camisetas entre Leo Messi y Angel Gomes, tras el partido en la <a href="https://twitter.com/hashtag/Ligue1xESPN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Ligue1xESPN</a>. ¿Lo mejor? El jugador de Lille se iba sin entregarle la suya al 30: no podía creerlo. <br><br> Video exclusivo de <a href="https://twitter.com/PSG_inside?ref_src=twsrc%5Etfw">@PSG_inside</a> <a href="https://t.co/z76YXqtaiQ">pic.twitter.com/z76YXqtaiQ</a></p>— SportsCenter (@SC_ESPN) <a href="https://twitter.com/SC_ESPN/status/1490788750133182473?ref_src=twsrc%5Etfw">February 7, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.02.08 22:10 Tue2
フランスで活躍するイングランド代表MFをウェストハムが注視? 中盤の補強を目指す
フランスでプレーするイングランド代表MFをプレミアリーグクラブが狙っているようだ。イギリス『ガーディアン』が伝えた。 狙われているのはリールに所属するイングランド代表MFアンヘル・ゴメス(24)。2024年9月にイングランド代表デビューを果たし、4キャップを記録している。 アンヘル・ゴメスはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2019年7月にファーストチームに昇格。ユナイテッドでは公式戦10試合に出場も、2020年8月にリールへフリーで完全移籍。移籍直後にポルトガルのボアヴィスタにレンタル移籍を経験も、2021-22シーズンからはリールでプレーしている。 ここまでリールでは公式戦134試合で10ゴール19アシストを記録。リーグ・アンでも105試合で4ゴール16アシストを記録している。 今シーズンはケガもあって欠場する試合も多いが、公式戦20試合で2ゴール1アシスト。ただ、今シーズン終了後に契約が満了を迎え、新たな挑戦を求めているとのことだ。 グレアム・ポッター監督は1月に監督に就任。ポゼッションを司るアンカータイプの選手を求めており、アンヘル・ゴメスがターゲットに浮上しているようだ。 世代別のイングランド代表としては欧州王者にもなったアンヘル・ゴメス。母国に戻り、その輝きをさらに放つことができるのか、動向に注目だ。 2025.03.06 19:35 Thuマンチェスター・ユナイテッドの人気記事ランキング
1
“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る
▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon2
元ユナイテッドSDがFAに復帰…新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任
元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨年12月にユナイテッドのSDをわずか5カ月で退任したアシュワース氏。それ以前にはブライトン&ホーヴ・アルビオン、ニューカッスルで手腕を発揮しており、国内外のクラブからのオファーも想定されていたが、2018年まで6年間に渡って勤務していたFAに復帰することになった。 アシュワース氏は、セント・ジョージズ・パークの再開発を監督し、2028年に開催されるユーロ2028の共催に向け、競技施設とピッチの改善を目指す。 さらに、この新役職は、男子フットボールのテクニカルディレクターであるジョン・マクダーモット氏と緊密に連携するとともに、FAの最高経営責任者(CEO)であるマーク・ブリンガム氏とも連携する。 また、イングランド国内の地元出身のコーチの育成にも携わる予定だという。 2025.05.15 16:30 Thu3
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon4
ユナイテッドを「史上最悪のチームかも」と評したアモリム監督…発言には疑問の声も「評論家のようだ」「誰もが弱いと知ってはいるが…」
元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・ユナイテッドのルベン・アモリム監督が発したコメントを批判した。 今シーズン、中々不振から抜け出せずにいるユナイテッド。開幕から思うような結果を残せずにいると、3シーズン目を迎えていたエリク・テン・ハグ監督を昨年10月に解任した。 その後、クラブはスポルティングCPで辣腕を振るっていたアモリム監督を招へい。しかし、状況は厳しいままであり、先週末に行われたプレミアリーグ第22節ではブライトン&ホーヴ・アルビオン相手に1-3の完敗。順位は13位に低迷しており、浮上のきっかけを掴めずにいる。 そのブライトン戦後、失望を露わにしたアモリム監督は「プレミアリーグ10試合で2勝。我々はマンチェスター・ユナイテッド史上最悪のチームかもしれない。(メディアが)見出しを欲しがっているのは知っているが、(最悪のチームと)認めて変える必要があるからこそ言うんだ。さあ、見出しをつけてくれ」とコメント。これが物議を醸すこととなった。 イギリス『スカイ・スポーツ』でキャラガー氏は、アモリム監督の発言を批判。確かに現在のユナイテッドは弱いとしつつ、他ならぬ指揮官が公の場でそれを認めるメリットはないと断じている。 「私はギャリー・ネビルほどマンチェスター・ユナイテッドの歴史に詳しいわけではないが、監督の発言としては最も奇妙で馬鹿げたものの一つだと言わざるを得ないだろう」 「なぜあんなコメントをしたのか…あれは私のような評論家の立場でするようなコメントだ。監督はそれに対して、擁護するべき立場だろう。彼があのコメントによって何を得るのか、どんな利益があるのかがわからない」 「我々は誰もが、マンチェスター・ユナイテッドは弱いチームだと知っている。彼らはホームでブライトンにまたも敗北した。厳しいシーズンであることも、弱いチームであることもわかっている。彼は気を緩めてしまったのだろう。そしてこのコメントは、残りのシーズン中ずっと彼の頭から離れないはずだ」 「彼は記者たちに『見出しをあげるよ』と言った。監督として、なぜそんなことをしたいのかが私にはわからない。チームが今後自信をつけるのには役立たないだろう」 「私が言いたいのは、監督は今からシーズン終了までロッカールームに入って、どこが相手でも勝つ自信を選手に与えられるよう鼓舞できるのかということだ。監督は、自分たちが史上最悪のチームの一つだと言ったのだからね。彼がそれで何を得られるのか、私にはまったくわからない」 2025.01.21 17:20 Tue5