UEFA会長、EFLカップ廃止のススメ
2020.03.07 06:46 Sat
欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンデル・チェフェリン会長が、イングランドサッカーにEFLカップ廃止を勧めている。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。
毎年その“超”が付くほどの過密日程が問題視されているイングランドサッカー。プレミアリーグのほか、FAカップとEFLカップの3つの大会を並行して戦わなければならず、特にトップクラブの指揮官たちからは苦言があふれている。
今シーズンは、とりわけリバプールにその負担が大きく圧し掛かり、昨年の12月半ば、チャンピオンズリーグ王者として参加したカタールで行われるクラブ・ワールドカップと、EFLカップのアストン・ビラ戦がモロ被りしてしまう事態に。結局、アストン・ビラ戦はリザーブの若手を起用することになったのだが、チームは5-0の大敗を喫している。
その際にはリバプールのユルゲン・クロップ監督から「EFLが適切な解決策を練る必要がある。できなければボイコットする」と発言。また別の場面では、選手を殺しかねないとして「犯罪だ」とまで言い放っている。
そんな中、チェフェリン会長からEFLカップの廃止を促す声が上がった。「大会の廃止は皆にとって良いことであると誰もが知っている」としながらも、多くのクラブが大会によって得られる収益を頼っていることや、歴史ある大会の廃止が伝統を重んじる英国人にあまり歓迎されないかもしれないということを懸念しているようだ。
毎年その“超”が付くほどの過密日程が問題視されているイングランドサッカー。プレミアリーグのほか、FAカップとEFLカップの3つの大会を並行して戦わなければならず、特にトップクラブの指揮官たちからは苦言があふれている。
今シーズンは、とりわけリバプールにその負担が大きく圧し掛かり、昨年の12月半ば、チャンピオンズリーグ王者として参加したカタールで行われるクラブ・ワールドカップと、EFLカップのアストン・ビラ戦がモロ被りしてしまう事態に。結局、アストン・ビラ戦はリザーブの若手を起用することになったのだが、チームは5-0の大敗を喫している。
そんな中、チェフェリン会長からEFLカップの廃止を促す声が上がった。「大会の廃止は皆にとって良いことであると誰もが知っている」としながらも、多くのクラブが大会によって得られる収益を頼っていることや、歴史ある大会の廃止が伝統を重んじる英国人にあまり歓迎されないかもしれないということを懸念しているようだ。
一方フランスでは、EFLカップにあたるクープ・ドゥ・ラ・リーグを2020-21シーズンから開催しないことが決定しており、ドイツ、スペイン、イタリアなどでもカップ戦は1つのみとなっている。
アレクサンデル・チェフェリンの関連記事
リバプールの関連記事
EFLカップの関連記事
|
|
アレクサンデル・チェフェリンの人気記事ランキング
1
UEFAのチェフェリン会長が任期満了での退任を表明、2027年の会長選に立候補しないことを明言「半年前に決断した」
欧州サッカー連盟(UEFA)は8日に総会を開催。アレクサンデル・チェフェリン会長が、次期選挙に立候補しないことを表明した。 8日にパリで開催された総会。チェフェリン会長は、構想が立てられているスーパーリーグについて改めて反対の姿勢を示した中、自身が会長から退くことを表明した。 チェフェリン氏は2027年に行われる会長選に立候補しないことを表明。「私は半年前に決断した。組織には新鮮な血、変化が必要だ」とコメント。「家族や友人と話し合った。そして決断した。2027年以降は続けない」と、現在の任期が満了すると共に退任することを明言した。 チェフェリン氏は、スロベニア出身で弁護士という肩書きもある。2005年に地元のフットサルクラブの理事として関わり始めると、アマチュアクラブの理事も務め、2006年から2011年までオリンピア・リュブリャナでも仕事を果たした。 2011年にスロベニアサッカー協会の会長に就任。さらに国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会のメンバーにも入った。 2016年9月、第12回UEFA臨時総会にて第7代の会長に選出。10年を越えて退任することを決断した。 2024.02.08 21:50 Thu2
新フォーマットのCLは大成功? UEFA会長は「完璧な成功」と自信…シティvsレアルはイギリスで400万人超が視聴する記録も
2024-25シーズンからチャンピオンズリーグ(CL)を含めて新フォーマットに変更となった欧州サッカー連盟(UEFA)の大会。アレクサンデル・チェフェリン会長は、多くの人々が満足感を持っていると語った。 CLやヨーロッパリーグ(EL)、UEFAカンファレンスリーグ(ECL)は、これまで4チームが1つのグループとなり、8つのグループで戦うグループステージと、ラウンド16以降のノックアウトステージという形式で行われてきた。 しかし、2024-25シーズンから大会方式を一新。出場チームが4チーム増えて36チームとなり、1つのリーグに変更。CLとELは各チームが8つの異なるチームとホームとアウェイで4試合ずつ戦い、ECLは6つの異なるチームと対戦。上位8チームがラウンド16に進出し、9位から24位までのチームがラウンド16に向けたプレーオフを戦う方式となった。 すでにラウンド16の進出チームが決まり、各大会のラウンド16以降の組み合わせも決定した中、チェフェリン会長は母国スロベニアの新聞『DELO』にCLの手応えを語った。 「私は肯定的な反応しか聞いていない。当初は、変更があるたびに登場する待機していた批評家に注目が集まっていた」 「今では99%の人々が、リニューアルされたチャンピオンズリーグに満足していると私は推測している」 「この大会は以前よりもさらに予測不可能で、最後の瞬間まで出場権を獲得できるかどうかは誰にもわからなかった。これは完璧な成功であり、チャンピオンズリーグの視聴率は素晴らしいものとなっている」 実際に今シーズンは、これまでの方式であれば確実にラウンド16に進んでいたと言っても良いレアル・マドリーやマンチェスター・シティ、パリ・サンジェルマン(PSG)、バイエルンなどがプレーオフに回る事態に。さらに、そのプレーオフでは、マドリーvsシティのビッグマッチも誕生するなど、大会全体を見れば山場がいくつもでき続ける状況となり、消化試合が生まれなくなったと言って良いだろう。 実際にイギリス国内におけるマドリーvsシティの視聴は、1stレグで400万人を超え、イギリスにおける『Amazon Prime』のライブスポーツイベントのストリーミング記録を更新していた。 一方で、選手の福祉やエリート層とその他のサッカー界の貧富の格差拡大を巡っては批判されることも。試合数が増えることで、国内リーグにも影響が出るのではないかと、サポーターも危惧している部分はあった。 2025.02.25 12:30 Tue3
ロシアの復帰に期待、FIFA会長が停戦交渉が進む中で言及「復帰となれば全てが解決する」
国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長が、ロシアの復帰に期待を寄せた。 ロシアは、2022年2月にウクライナへの軍事侵攻を行い、3年が経過した現在もまだ続いている状況だ。この軍事侵攻を受け、ロシア代表とロシアのクラブはFIFA、そして欧州サッカー連盟(UEFA)の大会から追放されている。 そんな中、3月にはアメリカが仲介し、ロシアとウクライナの和平交渉がサウジアラビアで行われ、停戦に向けて話が進められている状況だ。 FIFAは3日、セルビアのベオグラードで第49回通常総会を開催。その中でインファンティーノ会長はロシアの早期復帰への期待を口にした。 「ウクライナの和平交渉が進む中、早く次の段階に進み、サッカー界にロシアも復帰できることを期待している。そうすれば全てが解決することになるからだ」 「我々が応援し、祈るべきはそれだ。なぜなら、それがフットボールの本質だからだ。分断ではなく、女子、男子を団結させ、どこにいても人々を団結させることなのだ」 停戦が合意されれば、ロシアの復帰への道が開けるが、UEFA執行委員会の過半数が賛成しなければならず、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長は3日に自身の立場を改めて表明した。 「これまで何度も言ってきたように、戦争が終われば彼らは再入国を認められるだろう」 まずは停戦合意が先ではあるが、ロシアが国際サッカーの舞台に戻ってくる日も近づいているようだ。 2025.04.04 13:15 Friリバプールの人気記事ランキング
1
浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!
▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu2
リバプールのレジェンドGKローレンス氏が77歳で死去
▽リバプールのレジェンドGKであるトミー・ローレンス氏が10日、77歳で死去した。 ▽1957年10月に17歳でリバプールとプロ契約を結んだローレンス氏は、トップリーグで2度の優勝、FAカップで1度の優勝に貢献。名将ビル・シャンクリー体制となって低迷期からの脱却を図っていた時代のリバプールを支えた守護神だった。 ▽リバプールでは1971年に退団するまで公式戦390試合に出場した。 2018.01.11 01:00 Thu3
アンチェロッティ、ファン・ダイクの危険タックルに「ビデオを見ればレッド」
▽ナポリを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、11日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のグループC最終節リバプール戦での判定に不満を示した。イギリス『スカイ・スポーツ』が指揮官のコメントを伝えた。 ▽決勝トーナメント進出を懸けた3位のリバプール(勝ち点6)、首位のナポリ(勝ち点9)によるグループC最大の大一番。試合は前半34分にFWモハメド・サラーのゴールで先制に成功したリバプールが、試合終盤のナポリの猛攻をGKアリソン・ベッカーのビッグセーブで凌ぎ、1-0で勝利。この結果、同時刻開催で勝利したパリ・サンジェルマンが首位通過、リバプールが2位通過を果たし、ナポリは3位敗退でヨーロッパリーグ(EL)に回ることになった。 ▽ただ、同試合では前半立ち上がりの13分にリバプールDFヴィルヒル・ファン・ダイクがナポリFWドリエス・メルテンスに見舞ったハードチャージに関する判定がひとつのターニングポイントになった。 ▽同場面ではルーズボールに反応したファン・ダイクがスライディングでクリアを試みた際、先にボールに触ったものの、後方で反応していたメルテンスの左脛の内側に足裏を見せたハードチャージを見舞った。幸い、メルテンスに大きなケガはなかったが脛の骨折やヒザ、足首のじん帯を損傷する可能性もある非常に危険なプレーだったと言わざるを得なかった。 ▽結局、主審はファン・ダイクが先にボールを触っていたとの判断からイエローカードの掲示に留まったが、試合後の公式会見に出席したアンチェロッティ監督はビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が用いられれば、退場の可能性が高かったとの持論を展開した。 「ビデオで確認すれば、レッドカードだった」 「VARに関する大きくの議論があるが、VARがチャンピオンズリーグに来るのはあまりに遅すぎた」 ▽一方、ファウルの当事者となったファン・ダイクは自身のプレーの正当性を主張している。イギリス『インデペンデント』がオランダ代表DFのコメントを伝えた。 「それは全く悪いチャレンジだったとは思っていない。不運なことに私は彼と接触してしまったが、自分に彼を傷つける意図やあのような接触を意図していなかった」 「僕はボールにチャレンジしていたし、スリッピーなピッチで滑った結果、彼に接触してしまった。ただ、それもフットボールのひとつの側面だ」 ▽今回のプレーに関しては識者の間でも意見が分かれる難しい判断だったが、ナポリ側とすれば、同選手の退場か否かで試合の流れが大きく変わっていたと考えており、VARの有無を含めて少し不公平な判定と感じたようだ。 ▽なお、欧州サッカー連盟(UEFA)は先日にCL決勝トーナメントからのVAR導入を発表している。 ◆危険なプレーに間違いはないが… https://twitter.com/tancredipalmeri/status/1072818266563862528 2018.12.12 23:17 Wed4
高価なものなんかいらない! 心優しきマネ「少しでもみんなに還元する」
リバプールに所属するセネガル代表FWサディオ・マネが金銭の使い方についての考えを述べている。スペイン『アス』が『nsemwoha.com』を引用して伝えた。 昨季、チャンピオンズリーグ(CL)を制したリバプール。その攻撃の一角を担っているマネは、2016年夏にサウサンプトンから加入して以降、瞬く間にトッププレイヤーへと駆け上がっていった。 多くのスター選手たちと同じように高額な給与を貰っているマネだが、それを私利私欲のために使わず、貧困に困っている人々の助けになってほしいと、謙虚な姿勢をみせた。 「フェラーリ10台、高価な腕時計20個、自家用ジェット2機…そんなもの必要かい?」 「僕は貧しくて畑で働かなくてはならなかったんだ。裸足でサッカーをし、教育など多くのことができなかった中で必死に生き抜いたよ」 「今はサッカーのおかげで稼いだお金で人々を助けることができるよ。学校やスタジアムを建て、貧困に苦しむ人々に衣服や靴、食料を提供したり、貧しい地域に住む家庭に月々70ユーロ(約8000円)を寄付したりすることができる」 「高級車、高級住宅、旅行、飛行機さえいらない。僕がこれまで受けたものを少しでもみんなに還元することを望んでいるよ」 2019.10.18 17:40 Fri5
