バレンシア、今季絶望ガライ代役にレアル・マドリー若手CBハビ・サンチェス狙う!
2020.02.22 17:35 Sat
バレンシアが今季絶望のアルゼンチン代表DFエセキエル・ガライの穴埋め補強としてレアル・マドリーのスペイン人DFハビ・サンチェス(22)の獲得に動いているようだ。スペイン『アス』が報じている。
バレンシアは今月2日、セルタ戦で負傷したガライが右ヒザのじん帯損傷で今シーズン中の復帰が絶望的であることを発表した。
この緊急事態を受けて、同クラブは先日にバルセロナがレガネスからデンマーク代表FWマルティン・ブラースヴァイトを獲得した際に用いた、移籍期間外の代替選手獲得が可能となる救済措置を利用して穴埋め補強を目指している。
スペイン『アス』が伝えるところによれば、その有力候補がマドリーからバジャドリーにレンタル移籍中のハビ・サンチェスだという。
すでに両クラブは交渉の席に付いており、バレンシア側は買い取りオプション付きの今シーズン終了までのレンタル移籍を打診し、マドリー側もこのオファーを受け入れる構えのようだ。また、マドリーはバレンシアが今夏に完全移籍で買い取った場合、買い戻し条項を契約に含めることを検討しているという。
今シーズンはバジャドリーに1年間のレンタル移籍で加入したが足首のケガの影響もあり、ここまでコパ・デル・レイ1試合の出場に留まっている。そのため、仮にバレンシアとマドリーが合意に至った場合、バジャドリーはレンタル契約解消を受け入れる構えだ。
バレンシアは今月2日、セルタ戦で負傷したガライが右ヒザのじん帯損傷で今シーズン中の復帰が絶望的であることを発表した。
この緊急事態を受けて、同クラブは先日にバルセロナがレガネスからデンマーク代表FWマルティン・ブラースヴァイトを獲得した際に用いた、移籍期間外の代替選手獲得が可能となる救済措置を利用して穴埋め補強を目指している。
すでに両クラブは交渉の席に付いており、バレンシア側は買い取りオプション付きの今シーズン終了までのレンタル移籍を打診し、マドリー側もこのオファーを受け入れる構えのようだ。また、マドリーはバレンシアが今夏に完全移籍で買い取った場合、買い戻し条項を契約に含めることを検討しているという。
2005年からマドリーの下部組織に在籍するハビ・サンチェスは、189cmの大型センターバック。2018年10月にトップチームデビューを飾り、昨季は公式戦5試合に出場した。
今シーズンはバジャドリーに1年間のレンタル移籍で加入したが足首のケガの影響もあり、ここまでコパ・デル・レイ1試合の出場に留まっている。そのため、仮にバレンシアとマドリーが合意に至った場合、バジャドリーはレンタル契約解消を受け入れる構えだ。
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