【J1開幕直前クラブガイド】主力残留+逆転補強 青黒の復権イヤーになるか《ガンバ大阪》

2020.02.21 13:15 Fri
twitterfacebookhatenalinegplus
photo
©︎J.LEAGUE
FUJI XEROX SUPER CUP 2020、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、YBCルヴァンカップとすでに公式戦が開幕。そんな中、J1リーグが最後に開幕を迎える。

超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届け。第12弾として、昨季のJ1・7位ガンバ大阪を紹介する。

◆補強動向《B》※最低E~最高S
【IN】
GK一森純(28)←ファジアーノ岡山/完全移籍
GK石川慧(27)←サガン鳥栖/完全移籍
GK猿田遥己(20)←柏レイソル/期限付き移籍
DF昌子源(27)←トゥールーズ(フランス)/完全移籍
DF新里亮(29)←ジュビロ磐田/期限付き移籍
DFタビナス・ジェファーソン(21)←川崎フロンターレ/期限付き移籍
DFオ・ジェソク(30)←FC東京/復帰
DF黒川圭介(22)←関西大学/新加入
DFシン・ウォノ(18)←ボイン高(韓国)/新加入
MF市丸瑞希(22)←FC岐阜/復帰
MF山本悠樹(22)←関西学院大学/新加入
FW小野裕二(27)←サガン鳥栖/完全移籍
FW川﨑修平(18)←ガンバ大阪ユース/昇格
FW唐山翔自(17)←ガンバ大阪ユース/昇格
FW塚元大(18)←ガンバ大阪ユース/昇格
FWパトリック(32)←サンフレッチェ広島/期限付き移籍→完全移籍

【OUT】
GK田尻健(26)→ガイナーレ鳥取/完全移籍
GK林瑞輝(23)→レノファ山口FC/期限付き移籍
GK谷晃生(19)→湘南ベルマーレ/期限付き移籍
GK鈴木椋大(25)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き移籍→完全移籍
DF青山直晃(33)→鹿児島ユナイテッドFC/完全移籍
DFペ・スヨン(21)→忠南牙山(韓国)/完全移籍
DF米倉恒貴(31)→ジェフユナイテッド千葉/期限付き移籍→完全移籍
DF野田裕喜(22)→モンテディオ山形/期限付き移籍→完全移籍
MFマルケル・スサエタ(32)→メルボルン・シティ(オーストラリア)/完全移籍
MF高江麗央(21)→FC町田ゼルビア/期限付き移籍
MFダビド・コンチャ(23)→レアル・ソシエダ(スペイン)/期限付き移籍満了
MF鈴木雄斗(26)→川崎フロンターレ/期限付き移籍満了
MF藤本淳吾(35)→退団
MF高宇洋(21)→レノファ山口FC/期限付き移籍延長
FW呉屋大翔(26)→柏レイソル/完全移籍
FW一美和成(22)→横浜FC/期限付き移籍
FW高木彰人(22)→松本山雅FC/期限付き移籍



今オフシーズンは昨年から戦力アップに成功したと言って良い。今ストーブリーグの当初は一森純の獲得以降、音沙汰無しが続き、白羽の矢を立てた奈良竜樹と和泉竜司も鹿島アントラーズと競合の末、敗北。後手を踏んだが、オフシーズン後半戦に大きく巻き返した。

新年に入り、プラチナ世代の小野裕二を獲得すると、補強ポイントに挙がるセンターバックとして新里亮をレンタル。さらに、どのチームも新シーズンに向けた動きが沈静化した2月になり、日本代表DF昌子源を“電撃”獲得する起死回生の一手で今オフの動向を派手に締めた。

言わずもがな、実力、実績、統率力を兼備する昌子の獲得はかなり大きい。一方、移籍の憶測が浮上した小野瀬康介と三浦弦太は揃って留まり、昨年の主力組からの流失者もゼロ。黒川圭介と山本悠樹の即戦力大卒ルーキーも加わり、復権に期待膨らむ立ち回りを披露した。

また、長きにわたり、数多くのタレントを輩出し続けるユースから唐山翔自、塚元大、川崎修平の3選手を昇格させ、将来を見据えた補強もしっかり敢行。トータル的にプラス面が多いオフシーズンだった。

◆復権に繋がるか、“攻撃的な守備”《ACL出場権争い》
©︎CWS Brains,LTD.

近年のJ1リーグで関西の雄に君臨したG大阪だが、昨季も残留争いという現実に直面。最終的にトップハーフ入りの7位で終戦したが、4年連続の無冠に終わった。その主な原因は、一貫性と安定感を欠いた戦い方と、全体10位の48失点を記録した守備面。なかでも、4位タイの54得点を誇った攻撃面と裏腹、失点の多さは苦戦に繋がった。

そんな宮本体制3年目の今季、[3-5-2]の布陣を継続するチームはキャンプからより“攻撃的な守備”をテーマに掲げ、ハイプレス戦術に挑戦。ただ、今季初の公式戦となる16日に行われたルヴァンカップの柏レイソル戦ではそのハイプレスが機能せず、0-1で敗れ、試合の流れや相手の出方に応じた柔軟な戦い方の必要性が浮き彫りになった。

とはいえ、失点後の戦いぶりは悲観的なものでなく、圧倒的に攻め立てた後半を含めて、相手GKの好守がなければ勝機もあった。今季におけるチームとしての方向性も表れた戦いだっただけに、形を成すベースにどれだけハイプレス戦術を馴染ませ、長年の課題であるエンジンのかかりの遅さを払拭できるかがポイントになりそうだ。

宮本体制3年目になり、方向性の浸透だけでなく、戦力も充実度が高まる今季。チームとして5年ぶりのタイトルを目指すシーズンになるが、まずはここ数年、遠ざかる上位争い、そしてACL出場権争いを目標に復権の歩みをスタートさせたい。

◆超WS編集部イチオシ選手
FW宇佐美貴史(27)
©︎J.LEAGUE

イチオシ選手は宇佐美貴史だ。

昨夏、3年ぶりのG大阪復帰を果たした宇佐美。徐々に本来の輝きを取り戻してみせ、14試合7ゴールを記録したG大阪の生え抜きエースにとって、今季は開幕から愛する青黒のユニフォームに袖を通してのシーズンとなる。

その宇佐美はプレシーズンの段階から切れ味鋭いパフォーマンスを継続。1試合4ゴールの活躍を披露する試合もあるなど、目を引く輝きをは放ち続けた。

そうした充実感溢れる調整期間を経ての今季、G大阪ジュニアユース時代の同期である昌子がバックラインの新戦力として加入。後ろのリーダーとして期待される昌子とともに、宇佐美も攻撃陣の急先鋒として、チームの復権を担いたい。

◆注目の東京五輪世代!
MF福田湧矢(20)
©︎J.LEAGUE

G大阪の東京五輪世代として注目したいのは高卒プロ3年目の福田湧矢だ。昨季まで米倉恒貴、マルケル・スサエタが背負った背番号「14」を今季から受け継ぐ福田は2年目の昨季、17試合に出場。最終節の浦和レッズ戦でJ1初ゴールを挙げた。

その活躍を受け、昨年末のU-22ジャマイカ代表戦で世代別日本代表招集も経験。G大阪所属の一美和成や高江麗央、高宇洋ら同世代が相次ぎ武者修行に出るなか、トップチームで熾烈なポジションに身を置き、着実に成長を遂げている。

そんな福田の主な持ち味は、果敢な仕掛けと運動量、そして、ユーティリティ性だ。とりわけ、ウィングバックを含めて複数エリアをこなせる万能性は、よりプレーの精度を高められれば、東京五輪行きに向けて大きな強みになり得る。

まずはタレント集うG大阪で熾烈なポジション争いを勝ち抜き、定期的な出場機会を得られるか。右ウィングバックのライバルとなる小野瀬は今季、2トップの一角でもプレーする試合も増えそうなだけに、そのチャンスを生かしたい。
コメント
関連ニュース
thumb

プレミアリーグでも「Black Lives Matter」人種差別撤廃への動きが拡大

アメリカのミネアポリスで黒人男性のジョージ・フロイドさんが白人警察官の暴行により死亡した事件を受け、人種差別撤廃を支援する動きが広がっている。 フロイドさんは5月25日、白人警官に取調べを受ける中、警官によりヒザで首を9分近く圧迫され、そのまま帰らぬ人となった。 この痛ましい事件は、アメリカを中心に人種差別的な事件として抗議活動に発展。「Black Lives Matter」運動のデモが起こっている。 この件を受け、サッカー界はもちろんのこと、多くのアスリートやチームなどが人種差別撤廃団体を支援するための寄付や声明を発表している。 NBAのスーパースターで、現在はシャーロット・ホーネッツのオーナーを務めているマイケル・ジョーダン氏は5日、ナイキが展開する「ジョーダン・ブランド」との共同声明を発表し、人種差別撤廃に取り組む団体を支援するため、今後10年間にわたって計1億ドル(約110億円)を寄付することを発表した。 同日には、NFLのニューイングランド・ペイトリオッツのオーナーであるロバート・クラフト氏も地元の活動団体に100万ドル(約1億1000万円)を寄付すると発表。さらに、NFL全体でも10年にわたって2億5,000万ドル(約266億9,000万円)を寄付することを11日にしている。 また、アメリカサッカー連盟(USSF)も国歌演奏時の起立強制を廃止した。元々、この規約は2016年に白人警察官による黒人射殺事件が起こった際にスポーツ界に広がった、国歌演奏中の起立を拒否してヒザをつき、抗議の意思を示す行為に対抗して連盟が設けたものであった。 さらに、その波は海を越え、17日に再開を予定しているプレミアリーグでも、リーグ再開後の最初の試合では、ユニホームの背中に選手名ではなく、「#BlackLivesMatter」というメッセージを入れるという。 人種差別撤廃への動きは個人からチーム、そしてリーグへと拡大。新型コロナウイルスという見えざる敵に一丸となって世界中が立ち向かう中で起きた明確に見える敵との戦いは、さらに発展する可能性があるだろう。 《超ワールドサッカー編集部》 2020.06.12 22:00 Fri
twitterfacebook
thumb

コロナ禍でのメディア取材は一体どうなる? 選手以上に感染防止策が必要か

16日に約2カ月ぶりに再開したブンデスリーガに続き、その他の4大リーグも6月以降のリーグ再開に向け歩みを進めている。 もちろん、まだまだ予断を許せる状況ではなく、一部の選手からはリーグ再開に反対する声や健康面で不安の声が上がっている。そうした中、メディアの側からすると、再開後の取材がどうなるのかという点も気になるところだ。 ドイツサッカーリーグ機構(DFL)は、ブンデスリーガ再開にあたり、膨大な安全プロトコルを策定していた。取材についても多くの規定があり、メディアの数は1試合につき総計10人に絞られた。さらに、選ばれた記者は試合前にPCR検査を受けることが義務付けられている。 16日のフランクフルトvsボルシアMGの一戦では、ドイツ国内の2大通信社、全国紙の2紙、『キッカー』、『ビルト』に加え、ホーム・アウェーの地元紙が各2紙と10人全てがドイツメディアとなった。日本人選手の試合でも、日本メディアは入れない徹底ぶりだ。 スタジアムはスタジアム内部、スタンド、そしてスタジアム外敷地の3つのゾーンに分けられ、メディアはスタンドエリアに配置されたため、選手の個別対応や取材等は行う事ができなかった。 仮にマスクを着用し、ソーシャル・ディスタンスを保ったとしても、以前のように、クラブ施設内やメディアルームなどでの取材を行うのはかなり先になりそうだ。 Jリーグも、各クラブが選手取材を行っているものの、その全てがWEB会議システムを使ってのものだ。まだ、画面越しに選手の表情は見られるためましだが、直接選手と顔を合わせて話すことができないとなれば、熱量や細かな心情を汲み取ることはまずできない。 また、18日からトレーニングを再開したラ・リーガも、メディアは一切入れず。ラ・リーガ側がトレーニング時の動画や写真をサーバーにあげて、それを各メディアが使うという形式を採用している。リーグ再開が実現した場合でも、現時点で取材形式がどうなるかは発表されていないが、ブンデスリーガ同様に、中断前とは大きく変更されることは間違いなく、感染防止策が徹底されることだろう。 その他、7月上旬の開幕を目指すアメリカのメジャーリーグ・ベースボール(MLB)では、本土が広いだけにもともと飛行機移動が基本となっている。各チームの番記者たちはチームの遠征に同行し、取材を行っていたが、少しでも接触者を減らすことが考えられる中、そういった取材もオンラインに移行する可能性が指摘されている。 まずは、日常を取り戻す第一歩として、ブンデスリーガ再開を喜びたいところだが、我々メディアが影響を受けるのはこの先。どのような形で情報を伝えていけるのか、試行錯誤は続きそうだ。 <div id="cws_ad">《超ワールドサッカー編集部》</div> 2020.05.21 21:15 Thu
twitterfacebook
thumb

ブンデスリーガが先陣を切って再開…各国でスポーツ活動の制限が緩和の流れ

16日にドイツのブンデスリーガが他国の先陣を切って再開された。 世界的に流行する新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で3月途中からヨーロッパのフットボール界ではほぼすべてのリーグが中断さていた。それでも、ロックダウン(都市封鎖)を含めた各国政府の措置が功を奏し、徐々に感染拡大が収まっていったことで、現在では段階的に制限が解除されている。 16日に再開されたブンデスリーガに加え、デンマーク・スーペルリーガが28日、ポルトガル・プリメイラリーガは6月4日、トルコのスュペル・リグが6月12日、ロシア・プレミアリーグが6月21日にそれぞれ再開することが決定しており、ヨーロッパを中心にリーグ再開の動きが目立っている。 この流れはサッカー界に限った話ではなく、ツアーが7月まで中止されることが決まっているテニス界でも各国でローカル大会が開催されている。 3日にはドイツ、8〜9日にはアメリカでエキシビション大会が行われ、オーストリアやチェコでも同様の大会が計画されている。また、18日にはアメリカのカリフォルニア州、テキサス州、ニューヨーク州の知事が、無観客を条件にスポーツの試合開催に向けてゴーサインを出した。 ニューヨーク州の新型コロナウイルス感染者数は全米で最多だが、15日から部分的に経済活動を再開しており、制限緩和の方向で進んでいる。 日本でも、14日には47都道府県のうち39県で新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が解除。さらに、21日には残りの8都道府県のうち、大阪府、京都府、兵庫県の関西の2府1県の宣言解除がなされる見込みだ。 Jリーグの村井満チェアマンは先月、「緊急事態宣言下では無観客試合を含めて試合再開は難しいと認識している」と発言しており、緊急事態宣言の解除がリーグ再開の大きな目安となることは間違い無いだろう。その方針は変わらず、19日の会見でも政府見解、そして専門家の見解を受けて方針を決めると話していた。 活動再開後、試合に向けたコンディション作りのための練習期間も必要となるが、その時は確実に近づいているのかもしれない。 <div id="cws_ad">《超ワールドサッカー編集部》</div> 2020.05.20 22:00 Wed
twitterfacebook
thumb

ブンデス再開の裏で…収入減が見込まれる下部リーグは想像以上に大きな打撃も

16日にヨーロッパ5大リーグの先陣を切って再開されたブンデスリーガ。無観客試合での開催ではあったが、ついにフットボールが戻ってきたことに心踊らせるサポーターは多かったのではないだろうか。 しかし、ブンデスリーガ以外のほとんどのリーグは再開に向けて様々な手段を模索している段階。さらに、再開できたとしても各リーグ及び各クラブは大幅な収益減が見込まれている。 5大リーグの中でも最も巨額のお金が動くプレミアリーグでは、6月中旬でのリーグ再開を目指しているが、シーズンが無観客で再開となった場合でも、国内外の放送局に対し、およそ3億4000万ポンド(約450億円)を返済する必要があると見られている。イギリス『BBC』によれば、放映権料の返済を含め、仮にプレミアリーグが再開されなければ7億7600万ポンド(約1032億円)の巨額な損失が生まれるとしている。 プレミアリーグ同様に6月中旬でのリーグ再開を目指すセリエAは、放映権を持つ『スカイ・スポーツ』が、レガ・セリエAに対して、2019-20シーズンの放映権に関して、残りの分割払いを行わないことを書面で送ったと報じられている。これは、リーグと放送局側の交渉のスタートでしかないが、放映権料の減額などは大いにあり得るだろう。 また、イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィナ会長は「セリエAのシーズンを終了した場合、7〜8億ユーロ(約812億〜927億円)を失うことになる。無観客でプレーした場合、損失は3億ユーロ(約348億円)になり、ファンを入れて再開した場合は損失は1〜1億5000万ユーロ(約116億〜174億円)になる」と述べており、改めてその影響の大きさを認識させられている。 そして、フランス政府の決定を受けてシーズン打ち切りを決定したリーグ・アンでは、同リーグの主要放送局の1つである『Canal +』が、今後支払予定だったテレビ放映権料1億6200万ユーロ(約192億円)を支払わないことをすでに通達している。フランス・プロリーグ機構(LFP)はこの放映権料の支払い分について、フランス政府と融資を受け取るための交渉を行っている。 ここまで、莫大な放映権料が支払われるトップリーグについて話してきたが、さらに問題となるのは、それがない下部リーグ、そしてそのクラブだ。それらのクラブは放映権料がない分、収益の多くを入場料やグッズ売上、スポンサーとの契約に頼っている状況。しかし、その金額も大きくないこと、またスポンサー企業もトップクラブの比ではない規模であることから、企業側の経営難がスポンサー撤退などに繋がる可能性も大いにある。 このことは、サッカー界だけの問題ではない。アメリカ『AP通信』によると、今シーズンのメジャーリーグ・ベースボール(MLB)を無観客で行った場合、MLBのチームが通常の収入の40%損失を見込んでいるのに対し、マイナーリーグのチームの収益は80%の損失に及んでしまう可能性がある。 トリプルAからルーキーリーグまで7段階で構成されているマイナーリーグ。メジャーリーグの登録40人枠を目指して日々切磋琢磨しているが、その過酷さは有名。バスでの長距離移動はもちろんのこと、給与も高くない。また、MLB球団の傘下でありながら、大半は独立資本であるため、経営規模は小さいものとなっている。 そういった財政的に問題を抱えるクラブは、各国政府の一時解雇措置や選手の給与カットなどで凌いでいる場合が多いが、この影響は何も今だけにとどまらない。無観客開催も新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大が防げない状態では長期間続くことになり、クラブ、球団の財務を圧迫する。また、前述の放映権やスポンサー契約料なども、これまで通りの規模で開催ができないとなれば、減額される可能性も大いにある。プロスポーツの中の下部リーグ、マイナーリーグとなると、チーム存続と言う大きな問題に直面する日もそう遠くはなさそうだ <div id="cws_ad">《超ワールドサッカー編集部》</div> 2020.05.18 21:00 Mon
twitterfacebook
thumb

ブンデスリーガは5人交代制、MLBは両リーグDH…再開時に求められるスポーツ界の柔軟な対応

いよいよ16日に約2カ月ぶりの再開を迎えるブンデスリーガ。ヨーロッパ5大リーグにおいて先陣を切るドイツだが、そこには新たなルールも適用される。 国際サッカー連盟(FIFA)は、過密日程と選手の調整不足を考慮し、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)主導のもと、これまでの3人交代制から5人に拡大することを決定している。なお、交代できるタイミングは3回までとなっており、同時に選手を代える必要はでてくる。 新型コロナウイルスの影響によりルール変更される競技はサッカーだけではない。開幕できていないアメリカのメジャーリーグ・ベースボール(MLB)では、ナショナルリーグにも指名打者(DH)制が導入される見込であることが分かった。 MLBはナショナルリーグとアメリカンリーグの2つのリーグで構成。ナショナルリーグはダルビッシュ有が所属するシカゴ・カブスや秋山翔吾が所属するシンシナティ・レッズが所属しており、アメリカンリーグは大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルスや前田健太が所属するミネソタ・ツインズ、田中将大が所属するニューヨーク・ヤンキースなどが所属している。 日本のセ・リーグ、パ・リーグのように分かれているMLBでは、通常アメリカンリーグにのみDH制が設けられている。 しかし、今季のMLBは新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、開幕が延期。7月中の開幕を目指しているが、開幕する場合でも変則日程での開催が見込まれており、ダブルヘッダーなど過密日程が予想される。 開幕前のキャンプの短縮化など、選手のコンディション調整不足も指摘されており、ただでさえ投手の負担にうるさいMLBだが、より投手の負担を軽減するためのDH制導入となるようだ。 MLBは、DH制以外にも、出場選手登録をベンチ入り30人、入れ替え可能なベンチ外メンバー約20人と、通常の26人枠から大幅に拡大する見通しで、チーム内に新型コロナウイルスの感染者が出た場合でも対応できる態勢を整えている。 他にも、ゴルフでは、米国ゴルフ協会とゴルフの規則を定める「R&A企業グループ」が手引きを公表。グリーン上で旗ざお(ピン)を抜かないことや、砂をならす道具のバンカーレーキを撤去するため、バンカーの砂はクラブや足を使って可能な限り整えることなどを推奨している。 また、試合と少し離れたところでは、Jリーグが14日、2020シーズンに関して、明治安田生命J2リーグおよび同J3リーグにおける「JリーグU-21選手出場奨励ルール」の適用を見送ると発表した。 「JリーグU-21選手出場奨励ルール」とは、シーズン中におけるU-21年代の日本人選手の総出場時間の基準値を定め、基準値を超えたクラブに奨励金を支払うことでU-21選手のリーグ戦出場を促そうというもの。次代の日本サッカーを担う優秀な選手を輩出することを目的として、2020年度から導入が決定していた施策だ。しかし、財務的な影響やチーム編成の状況を鑑みた結果、見送ることが決定した。 前代未聞の事態だけに、リーグ側もあらゆる想定の下で再開プランを練っている。ピッチで選手が躍動する姿を見せることがサポーターへの最大の恩返しになるだけに、臨機応変な対応をした上でリーグが再開されることを望むばかりだ。 <div id="cws_ad">《超ワールドサッカー編集部》</div> 2020.05.15 23:45 Fri
twitterfacebook