【J1開幕直前クラブガイド】寂しい選手補強も、上積みで生まれ変われるか《浦和レッズ》

2020.02.18 22:40 Tue
©超ワールドサッカー
FUJI XEROX SUPER CUP 2020、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)、YBCルヴァンカップとすでに公式戦が開幕。そんな中、J1リーグが最後に開幕を迎える。

超ワールドサッカー編集部が、チームのノルマや補強達成度、イチオシ選手、そして、東京オリンピックを翌年に控える注目の五輪候補をお届け。第5弾として、昨季のJ1・14位浦和レッズを紹介する。

◆補強動向《D》※最低E~最高S

【IN】
DFトーマス・デン(22)←メルボルン・ビクトリー(オーストラリア)/完全移籍
MF伊藤涼太郎(21)←大分トリニータ/復帰
MF武田英寿(18)←青森山田高校/新加入
FWレオナルド(22)←アルビレックス新潟/完全移籍

【OUT】
GK岩舘直(31)→クリアソン新宿(関東1部)/完全移籍
DF森脇良太(33)→京都サンガF.C./完全移籍
DF大城蛍(19)→ガイナーレ鳥取/期限付き移籍
DF茂木力也(23)→愛媛FC/期限付き移籍→完全移籍
MF池髙暢希(19)→カターレ富山/期限付き移籍
MF井澤春輝(20)→鹿児島ユナイテッドFC/期限付き移籍
MF山田直輝(29)→湘南ベルマーレ/期限付き移籍→完全移籍
FWオナイウ阿道(24)→横浜F・マリノス/完全移籍




昨シーズンは、ACLでファイナリストになりながらも、J1リーグでは大ブレーキとなった浦和。しかし、新シーズンの補強はあまり進まなかった。

新体制発表会に出席した新戦力は、2019シーズンのJ2リーグ得点王となったFWレオナルド(←アルビレックス新潟)
と大分トリニータから復帰したMF伊藤涼太郎のみ。青森山田高校のMF武田英寿は大会真っ只中だったために不参加となったが、復権を目指すチームとしては寂しい発表会となった。
土田尚史スポーツダイレクター(SD)は更なる補強を誓ったものの、なかなか話が進まず。1月28日にU-23オーストラリア代表DFトーマス・デン(←メルボルン・ビクトリー)が加入したものの、昨シーズンからの変化という点では物足りない印象だ。

一方で、試合に出場していた中では退団選手がDF森脇良太(→京都サンガF.C.)のみとなり、戦力ダウンもしていない。指揮官も大槻毅監督が続投となり、昨シーズンからの大きな変化がないままシーズンを迎え、要所で最小限の補強となった。

◆補強ではなく上積みで生まれ変われるか《ACL出場権争い》
(C)CWS Brains,LTD.

2018シーズンはACL出場権を争いながらも5位に終わった浦和。しかし、前述の通り2019シーズンは散々なシーズンとなった。

ACLでは決勝まで勝ち進むも、アル・ヒラル(サウジアラビア)の前に敗れ準優勝。リーグ戦は前半戦から結果を残せずにいると、後半戦はさらに悪化。17試合でたったの2勝と寂しいと言わざるを得ない結果となった。

選手の補強は進まなかったものの、昨シーズンまでの戦力はキープ。変化がないことに若干の不安を覚えるが、上積みという点ではリーグ戦とカップ戦に集中できる今シーズンは復権のチャンスとも言える。

選手の年齢層が高くなって来ており、万全の状態で1シーズンを戦えるメンバーが揃わない可能性はあるが、各ポジションに若手を獲得。早い段階で結果を残せることが、チームを加速させるだろう。

YBCルヴァンカップでは、ベガルタ仙台を相手に5-2で快勝。新加入のFWレオナルドが2ゴール、FW杉本健勇も昨シーズンの公式戦26試合で記録した2ゴールに早くも並ぶなど、順調なスタートを切った。

今シーズンは4バックを採用し、これまでの3バックから[4-4-2]へとシフト。この策がハマる予感はあり、勢いに乗れば上位争いも不可能ではないだろう。

◆超WS編集部イチオシ選手
FWレオナルド(22)
(C)CWS Brains,LTD.

イチオシ選手はアルビレックス新潟から今シーズン加入してきたFWレオナルドだ。

2018年にJ3のガイナーレ鳥取へやって来たレオナルドは、31試合24ゴールを記録しJ3得点王に。その実力が評価され新潟へと移籍すると、2019年はJ2で38試合28ゴールを記録しJ2得点王に。2年連続で得点王のタイトルを獲得した。

そのままJ1へと個人昇格を果たし、狙うは3年連続となる得点王のタイトル。3リーグ連続で得点王となれば史上初の出来事であり、レオナルドの活躍次第で浦和の順位も左右されるだろう。

ここ数シーズンFW興梠慎三に頼り切りだった得点力がさらに増すことが、浦和を後押しする。

◆注目の東京五輪世代!
DF橋岡大樹(20)
(C)CWS Brains,LTD.

夏に予定されている東京オリンピック世代の選手としてピックアップするのは、DF橋岡大樹だ。

浦和の下部組織出身の橋岡は、2018年にトップチームへ昇格。すると、すぐさま試合で起用され、J1リーグで25試合に出場し1ゴール、YBCルヴァンカップで5試合、天皇杯で4試合に出場した。

プロ2年目となった2019シーズンはケガで離脱する期間もあったが、J1で18試合2ゴール、ACLでは8試合2ゴールと経験を積み、U-23日本代表だけでなく12月にはEAFF E-1サッカー選手権に臨む日本代表にも選出。2試合に出場した。

今シーズンは、これまで務めたウイングバックからサイドバックへとポジションを下げることに。しかし、果敢に前線へ上がり攻撃に絡む姿勢は変わらない。東京オリンピック出場に向けては、ライバルも多いポジションであり、浦和で結果を残さなければ、メンバー外の可能性も。若き力で、浦和の復権を後押しし、自身の五輪出場に繋げられるかに注目だ。

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