【J1参入プレーオフプレビュー】J2の代表チームはどっち!? 湘南が待つ決勝に駒を進めるのは?《徳島vs山形》

2019.12.08 08:05 Sun
©超ワールドサッカー
明治安田生命J2リーグ3位〜6位のチームと明治安田生命J1リーグ16位のクラブが争うJ1参入プレーオフ。1回戦ではJ2・4位の徳島ヴォルティスと6位のモンテディオ山形が勝ち上がった。

7日に行われたJ1最終節の結果、J1参入POの決勝で待ち構えるのは、湘南ベルマーレに決定。その挑戦権を懸けた戦いが、8日に行われる。

◆終盤戦の勢いそのままに挑戦権獲得へ〜徳島ヴォルティス〜
シーズン開幕から苦しい戦いを強いられた徳島。リカルド・ロドリゲス監督が率いて3年目のシーズンは調子が上がらない時期が長く続いた。
前半戦を9位で終えた徳島だったが、後半戦も序盤で苦しい状況に。第27節ではシーズン2度目の連敗を喫し、12位まで順位を下げていた。

しかし、そこから怒涛の4連勝を2回記録するなど、12戦無敗。自動昇格した横浜FCに第40節で敗れるも、最後は連勝でシーズンを終えて4位にまで浮上した。
PO1回戦では、ホームにヴァンフォーレ甲府を迎えたが、DFヨルディ・バイスのゴールで先制。すぐに追いつかれる展開となったものの、地の利を生かして1-1のドロー。2回戦に駒を進めた。

リーグ終盤の勢いそのままに、POも勝ち上がって湘南への挑戦権を手にしたいところ。チーム力で結果を残してきているだけに、リカルド・ロドリゲス監督の手腕とともに、起用された選手たちの躍動に期待だ。

◆知将に率いられ、3連勝の下剋上を目指す〜モンテディオ山形〜
一方の山形は前半戦の好調を維持できず、後半戦は全く調子が上がらなかった。

前半戦になかった連敗を後半戦だけで3度記録。終盤の5試合も2勝3敗と良かったとはいえず、ギリギリでのPO出場となった。

それでも、PO1回戦では昇格最右翼とも見られた大宮アルディージャのホームで0-2と解消。立ち上がりから鋭さを見せ、サイドアタックも合間って押し込み、後半に2得点を奪って勝利した。

山形にとっては、3連勝しかJ1への道は残されておらず、この徳島戦では2連勝目を目指すことに。相手のウィークポイントを見つけ、自分たちの戦い方で突いてくるサッカーをできるのは、木山隆之監督の手腕のおかげだろう。

今シーズンは徳島相手に1勝1分けと勝ち越しおり、その点も好材料。大宮を下した勢いそのままに、上位喰いでJ1への挑戦権を手にしたい。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆徳島ヴォルティス[3-4-2-1]
©CWS Brains, LTD.

GK:梶川裕嗣
DF:ヨルディ・バイス、石井秀典、内田裕斗
MF:田向泰輝、小西雄大、岩尾憲、杉本竜士
MF:野村直輝、清武功暉
FW:河田篤秀
監督:リカルド・ロドリゲス

◆モンテディオ山形[3-4-2-1]
©CWS Brains, LTD.

GK:櫛引政敏
DF:熊本雄太、栗山直樹、松本怜大
MF:柳貴博、本田拓也、中村駿、山田拓巳
MF:坂元達裕、山岸祐也
FW:大槻周平
監督:木山隆之

【注目選手】
◆DFヨルディ・バイス(徳島ヴォルティス)
Getty Images

徳島の注目選手は、ディフェンスリーダーのヨルディ・バイスだ。V・ファーレン長崎から期限付き移籍で加入したヨルディ・バイスは、ディフェンスの核としてチームを支えてきた。また、攻撃面でもチームを支え、PKの1得点を含む7得点を記録。セットプレー時には大きな武器となる。

何よりも、その闘争心がチームの支えになるだろう。引き分けでも…という気持ちが後ろ向きになりそうな部分でも、ピッチ上で鼓舞するはず。チームを支えられる闘将に注目だ。

◆FW山岸祐也(モンテディオ山形)
Getty Images

山形の注目選手は、大宮戦でもダメ押しゴールを記録した山岸祐也だ。シーズン途中にFC岐阜から加入した山岸は、14試合で4得点を記録。粘り強いプレーも特徴で、山形の攻撃を支える1人だ。

山形の山岸と言えば、2014年のJ1昇格プレーオフだろう。当時も6位でプレーオフに出場した山形は、準決勝でジュビロ磐田と対戦。当時の守護神である“山岸”範宏が後半アディショナルタイムに劇的なヘディングシュートを決めた。勝負強さもある山岸祐也が、“新山の神”になりJ1にまた一歩近づけられるかに注目だ。

◆J2の代表権を掴むのは!?

この勝負に勝利すれば、J2の代表チームとしてJ1・16位の湘南ベルマーレへの挑戦権を掴むことができる。

昨シーズンは東京ヴェルディが6位から下剋上を達成したが、ジュビロ磐田に敗れ昇格の夢は叶わなかった。

その点を踏まえれば、山形にも大いにチャンスがあると言えるだろう。初戦でもアウェイで大宮を下しており、3連戦アウェイでも勢いに乗ることができそうだ。

対してホームの徳島としては、引き分けという結果が頭にチラつくと危険だろう。頭に浮かんでしまえば、徐々に消極的なプレーが目立つはず。精神的に優位に立てなくならないように気をつけたいところだ。

徳島としては、やはり得意のポゼッションサッカーでチームとして崩したいところ。対する山形は、そのポゼッションサッカーをさせない前線からのプレスとハードワークが必要となる。

互いにシステムも[3-4-2-1]とミラーゲームになるだけに、サイドの攻防も重要なカギとなる。

泣いても笑っても90分で決着がつく一戦。湘南への挑戦権を掴むのは、徳島か、山形か。J1参入PO2回戦は8日(日)の13:05にキックオフを迎える。

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金沢に途中加入のMF西谷和希が契約更新、4月に徳島と契約解除「なんとしても優勝して監督を胴上げしたい」

ツエーゲン金沢は24日、MF西谷和希(31)の契約更新を発表した。 西谷は栃木県出身で、流通経済大学から2016年に栃木SCに加入。2020年に徳島ヴォルティスへ完全移籍した。 徳島で5年目となった2024シーズンだが、明治安田J2リーグの第3節以降はメンバー外が続き、4月に双方合意で契約解除。7月には双子の兄のMF西谷優希もいる金沢への加入が決まった。 金沢入り後は主力を担い、J3で18試合2得点を記録。2シーズン目を迎えることになった西谷は、クラブを通じてコメントしている。 「2025シーズンもツエーゲン金沢でプレーさせていただくことになりました。今シーズン凄く苦しんでいた僕に手を差し伸べてくれた伊藤彰監督、そしてそんな僕を暖かく迎え入れてくださったファンサポーターの皆様に凄く感謝しています」 「僕は伊藤彰監督とサッカーがしたくて金沢に来ました。なんとしても優勝して監督を胴上げしたいと思います。 そのために自分の持っている力を出し尽くして、持っていない力を努力で補い優勝するために全てをかけて闘いたいと思います」 「結果を残すことがクラブ、ファン・サポーターの方々への恩返しになると思っています。美しく熱く闘います。来シーズンも素晴らしい応援をよろしくお願いします」 2024.12.24 14:57 Tue
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徳島、問題行為のサポーターに無期限入場禁止処分…湘南戦での追悼セレモニー中に心ない発言

徳島ヴォルティスは1日、サポーターの行為に対する処分を発表した。 問題が起きたのは11月27日に行われた明治安田生命J1リーグ第37節の湘南ベルマーレvs徳島ヴォルティスの一戦。この試合では、11月23日に急逝した湘南のMFオリベイラ(23)を追悼するセレモニーがピッチで行われたが、その際に不適切な発言が確認された。 この行動に対し徳島は11月29日に岸田一宏 代表取締役社長名義で謝罪文を掲載「特定された行為者に対しては、厳正な対応をおこないます」としていたが、その処分が発表された。 徳島は、当該行為を行ったサポーターに対して、事実確認と処分内容を通告。対象者は1名であり、無期限の入場禁止処分を下すとともに、Jリーグや日本サッカー協会、その他Jクラブが主管する全ての試合への入場が禁止されることとなった。なお、応援団体登録を受理しているサポーター団体の登録者ではなかったとのことだ。 徳島は、岸田社長名義で改めて謝罪するとともに、サポーターへのマナー遵守徹底を管理していくとした。 「本日、11月27日の明治安田生命J1リーグ第37節湘南ベルマーレ戦にて「Jリーグ新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン」に抵触するとともに、あまりにも敬意を欠いた不適切な発言をおこなった行為者への処分をご報告いたしました」 「この事象によりご不快な思いや多大なるご迷惑をおかけした湘南ベルマーレのファン・サポーターの皆さま、株式会社湘南ベルマーレ様、関係者の皆さまをはじめ、湘南ベルマーレに関わる全ての皆さまに対してあらためて心より深くお詫び申し上げます。そして、Jリーグを応援いただいております全ての皆さま、全ての関係者の皆さまに心より謝罪を申し上げます」 「ファン・サポーターをはじめとする多くの皆さまは、コロナ禍で生じた様々な制限や我慢の中でも「新しい観戦様式」に基づいてルールやマナーを守った上で観戦をしていただいております。そのような中で発生した今回の行為は誠に遺憾でなりません。クラブとして、一部の心無きサポーターが引き起こした本事象は決して許すことのできない行為であると重く受け止め、無期限の入場禁止という厳正な対応をさせていただきました」 「徳島ヴォルティスではこの度の事象を厳粛に受け止め、観戦マナーや観戦ルール(ヤジ・暴言含む)、 Jリーグ禁止事項(ホーム・アウェイに関わらず)などを遵守いただけない方には厳格な対応で臨み、今後の再発防止に向けて管理・監視の徹底を図ってまいります。何卒、ご理解とご協力をいただきますよう、よろしくお願い申し上げます」 今回の件は、試合後、湘南のホーム最終ゲームということもあり試合後にセレモニーが実施。キャプテンのDF岡本拓也がオリベイラの死を悼むスピーチとともに、ファン・サポーターへの挨拶。その後、山口智監督が挨拶。静まり返ったスタジアムで言葉に詰まりながらもオリベイラに向けた言葉に耳が傾けられる中、徳島サポーターから「湘南ありがとう。湘南バイバーイ」という声が聞こえる、あり得ない事態が起きていた。 また、徳島サポーターは11月20日に行われたFC東京戦ではブーイングの行為を行い、2週続けてサポーターの問題行動が確認されていた。 <span class="paragraph-title">【動画】試合後のセレモニーで岡本拓也がオリベイラを追悼</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="SwYesnVEtco";var video_start = 383;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2021.12.01 09:48 Wed
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C大阪でも活躍した徳島MF濱田武が現役生活に終止符「17年間楽しいプロ生活をおくることが出来て幸せでした」

▽徳島ヴォルティスは25日、契約満了となっていたMF濱田武(35)が引退することを発表。また同日、セレッソ大阪が同クラブのサッカースクールコーチに就任することを伝えた。 ▽C大阪の下部組織出身の濱田は、2001シーズンに同クラブのトップチームに昇格した。2005シーズン途中からサガン鳥栖に加入した後、2007年からはC大阪に復帰。徳島には2010シーズンからの8シーズン在籍していた。プロ通算では、明治安田生命J1リーグ65試合1ゴール、J2リーグ339試合14ゴール、リーグカップ7試合1ゴール、天皇杯30試合2ゴールの記録を残している。 ▽濱田は、両クラブ公式サイトを通じて以下のようにコメントしている。 ◆徳島ヴォルティス 「私、濱田武は2017年シーズンをもちまして引退することを決意致しました。徳島ヴォルティスには8年間お世話になりました。その中でJ1昇格を達成出来たことやキャプテンをさせていただいたことは、自分にとってとても良い経験になりました。お世話になるばかりで恩返し出来ないまま徳島を離れることを申し訳なく思っています」 「これからは自分を育ててくれたセレッソ大阪の育成で自分の経験や技術を伝えていければと思っています。17年間現役で続けられたのもサポーターの皆さんはもちろん、セレッソ大阪、サガン鳥栖、徳島ヴォルティス、自分と関わる全ての皆さん、そして一番近くで応援してくれた家族、どんな時でも明るく元気な妻に助けられて続けることが出来ました。本当に感謝しています」 「17年間楽しいプロ生活をおくることが出来て幸せでした。本当にありがとうございました」 ◆セレッソ大阪 「皆さんお久しぶりです。また大好きなセレッソ大阪に帰って来ることが出来て大変嬉しく思っています。選手の頃と立場は違いますがセレッソ大阪のために頑張りたいと思います。よろしくお願いします」 2018.01.25 13:30 Thu

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