【質疑応答③】闘莉王が感謝する選手とは…現在の日本代表にも言及
2019.12.01 22:20 Sun
京都サンガF.C.に所属する元日本代表DF田中マルクス闘莉王(38)が、12月1日に都内で記者会見を行い、今シーズン限りでの現役引退を表明した。
──日本に来ることとなったルーツであるおじいちゃんおばあちゃんから聞かされていた日本の印象があったから長く頑張れたのか
「みなさんが知っての通り、僕は1998年に来日したわけで、その時は携帯もなくインターネットもなく情報もものすごく少ない中で日本に来ることとなりました。おばあちゃんもおじいちゃんも戦前にブラジルに移民したわけで、あの時の日本と1998年の日本の違いがあまりにも多すぎて、そういった環境的なアドバイスは当てになることはあまりなかったです。でも、おばあちゃんにずっと言われていたことは、『日本人魂』、『人に対するリスペクト』、そういうところはブラジルとは違う。そう行ったところから学びなさいと言われていました。本当に口酸っぱく言ってくれたことが、日本に来てみて、少しでも文化がわかるようになり、少しでも言葉を話すようになり、そのおばあちゃんの言葉の意味が膨らんでいきました。こういうことを言ってくれていたんだなと、21年、3月になれば22年になるんですけど、いたらいるほど『日本人魂』、『人に対するリスペクト』は大切なんだなと感じます」──引退すると伝えて、家族から投げかけられた言葉は
「妹がいるんですけど、年に1回くらい帰って、帰るたびに両親の歳のとり具合を見ると、妹に任せきりだなと、すごく罪悪感を感じます。もう、60過ぎで両親には、200歳くらいまで生きてほしいんですが、それは不可能です。少しでも、そばにいて支えてやりたいと思います。22年間もいれば、すごく親友だった親戚や、最後を見届けなかったたくさんの人たちがいるわけで、その苦しい思いというのは本当に何をやっていても心からは取り出せません。元気なうちに帰って、少しでも22年間居なかったことをできる限り、取り戻したいと思います。今まで『辞めるぞ』とお父さんに言っては、ずっと反対されてきましたが、やっと『帰ってこい』って言ってくれたので少しでも面倒見れるように、楽しい時間を過ごせるように、時間をかけてやっていきたいと思います」
──印象に残っている選手は
「ありがたいことに真っ直ぐに生きてきたせいかわかりませんけど、仲間より兄弟のような選手がこのサッカーではたくさんできました。血は繋がってないですが、心はすごくリンクしているような感じが会うたびに感じます。本当に数えきれない、名前をあげれば誰かのことを忘れてしまいそうで、ちょっと失礼だなと思います。ですが、自分もたまに失礼なことをするので、名前言わしてもらいます」
「ナラ(楢崎正剛)さんであったり、岡野(雅行)さん、ヒラ(平川忠亮)さん、北嶋(秀朗)さん、巻(誠一郎)くんも、小川(佳純)くんも、数えきれないほどの人がいます。どこ行っても、どのチームにも1回飲んだだけで、またこの人と飲みたくなる。この人と楽しい時間を過ごしたくなる。というたくさんの人たちがいる中で本当によそ者を受け入れ、たくさんの支えをしてもらった仲間たちが、切っても切れない縁だと思います。名前を挙げさせてもらったんですけど、数えきれないほどの選手がいます。代表の監督でもある森保(一)さんにも、入団した当時から食事を連れて行ってもらい、藤本主税であったり、奥野(僚右)さんであったり尾崎(勇史)さんであったり、いろんな人たちにお世話になって、心から感謝しないといけないなと思っています」
「自慢に聞こえてくるかもしれませんが、未だにベスト16の壁を1番近くに超えそうだったのが、2010年の代表だと思います。前回の西野(朗)監督の活躍も素晴らしい、目に光るものがあったなかで自分と戦った数少ない選手が残っているわけで、やっぱり簡単な壁ではないことはわかっていますし、あの短期間でみんな一体感を出し、お互いを信頼し、少しでもチームとして戦えるかという難しい短い期間だと思うんですけど、まだ引っ張ってもらいたいという気持ちはあります。やっぱり、ベテランの力は必要だと、そこはどこにも欠かせないことだと思っていますけど、その人たちも背中で見せて頂こうと期待しています。僕も岡田さんが日本人監督だった、西野さんも日本人の監督だった、今の森保さんも日本人の監督で、この日本魂というのを是非、表に出して活躍していただきたいと。もっともっと子供達が日本代表になりたいなと。このチームを応援したいなと。やっぱ楽しいなと。代表だけではなくJリーグも盛り上げてほしいと思います」
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日系ブラジル人の父とイタリア系ブラジル人の母を両親に持つ闘莉王は、1998年にサッカー留学で渋谷幕張高校に入学。それ以降、20年以上を日本で過ごし、2003年には日本国籍を取得した。そんな闘莉王は、単身で海を渡らせてくれた家族に感謝を述べた後、現役時代はなかなかできなかった親孝行を積極的に行っていくことを明かした。また、印象に残っている選手や、現在の日本代表についてもコメントした。──日本に来ることとなったルーツであるおじいちゃんおばあちゃんから聞かされていた日本の印象があったから長く頑張れたのか
「みなさんが知っての通り、僕は1998年に来日したわけで、その時は携帯もなくインターネットもなく情報もものすごく少ない中で日本に来ることとなりました。おばあちゃんもおじいちゃんも戦前にブラジルに移民したわけで、あの時の日本と1998年の日本の違いがあまりにも多すぎて、そういった環境的なアドバイスは当てになることはあまりなかったです。でも、おばあちゃんにずっと言われていたことは、『日本人魂』、『人に対するリスペクト』、そういうところはブラジルとは違う。そう行ったところから学びなさいと言われていました。本当に口酸っぱく言ってくれたことが、日本に来てみて、少しでも文化がわかるようになり、少しでも言葉を話すようになり、そのおばあちゃんの言葉の意味が膨らんでいきました。こういうことを言ってくれていたんだなと、21年、3月になれば22年になるんですけど、いたらいるほど『日本人魂』、『人に対するリスペクト』は大切なんだなと感じます」──引退すると伝えて、家族から投げかけられた言葉は
「妹がいるんですけど、年に1回くらい帰って、帰るたびに両親の歳のとり具合を見ると、妹に任せきりだなと、すごく罪悪感を感じます。もう、60過ぎで両親には、200歳くらいまで生きてほしいんですが、それは不可能です。少しでも、そばにいて支えてやりたいと思います。22年間もいれば、すごく親友だった親戚や、最後を見届けなかったたくさんの人たちがいるわけで、その苦しい思いというのは本当に何をやっていても心からは取り出せません。元気なうちに帰って、少しでも22年間居なかったことをできる限り、取り戻したいと思います。今まで『辞めるぞ』とお父さんに言っては、ずっと反対されてきましたが、やっと『帰ってこい』って言ってくれたので少しでも面倒見れるように、楽しい時間を過ごせるように、時間をかけてやっていきたいと思います」
「ありがたいことに真っ直ぐに生きてきたせいかわかりませんけど、仲間より兄弟のような選手がこのサッカーではたくさんできました。血は繋がってないですが、心はすごくリンクしているような感じが会うたびに感じます。本当に数えきれない、名前をあげれば誰かのことを忘れてしまいそうで、ちょっと失礼だなと思います。ですが、自分もたまに失礼なことをするので、名前言わしてもらいます」
「ナラ(楢崎正剛)さんであったり、岡野(雅行)さん、ヒラ(平川忠亮)さん、北嶋(秀朗)さん、巻(誠一郎)くんも、小川(佳純)くんも、数えきれないほどの人がいます。どこ行っても、どのチームにも1回飲んだだけで、またこの人と飲みたくなる。この人と楽しい時間を過ごしたくなる。というたくさんの人たちがいる中で本当によそ者を受け入れ、たくさんの支えをしてもらった仲間たちが、切っても切れない縁だと思います。名前を挙げさせてもらったんですけど、数えきれないほどの選手がいます。代表の監督でもある森保(一)さんにも、入団した当時から食事を連れて行ってもらい、藤本主税であったり、奥野(僚右)さんであったり尾崎(勇史)さんであったり、いろんな人たちにお世話になって、心から感謝しないといけないなと思っています」
──南アフリカ・ワールドカップで共闘したGK川島永嗣やDF長友佑都が代表として活躍していることについて。また、日本サッカーがどのようになってほしいか
「自慢に聞こえてくるかもしれませんが、未だにベスト16の壁を1番近くに超えそうだったのが、2010年の代表だと思います。前回の西野(朗)監督の活躍も素晴らしい、目に光るものがあったなかで自分と戦った数少ない選手が残っているわけで、やっぱり簡単な壁ではないことはわかっていますし、あの短期間でみんな一体感を出し、お互いを信頼し、少しでもチームとして戦えるかという難しい短い期間だと思うんですけど、まだ引っ張ってもらいたいという気持ちはあります。やっぱり、ベテランの力は必要だと、そこはどこにも欠かせないことだと思っていますけど、その人たちも背中で見せて頂こうと期待しています。僕も岡田さんが日本人監督だった、西野さんも日本人の監督だった、今の森保さんも日本人の監督で、この日本魂というのを是非、表に出して活躍していただきたいと。もっともっと子供達が日本代表になりたいなと。このチームを応援したいなと。やっぱ楽しいなと。代表だけではなくJリーグも盛り上げてほしいと思います」
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