ポチェッティーノ、低迷振り払う大勝に「今日の我々はファンタスティック」

2019.10.23 14:20 Wed
Getty Images
トッテナムは22日、チャンピオンズリーグ(CL)・グループB第3節でツルヴェナ・ズヴェズダと対戦し、5-0で大勝した。同試合後、マウリシオ・ポチェッティーノ監督はリバウンドメンタリティを示したチームを称賛した。

前節、バイエルンに2-7の屈辱的な敗戦を喫するなど、公式戦3試合未勝利と苦境が続くトッテナム。しかし、今季のCL初勝利を目指したツルヴェナ・ズヴェズダとのホームゲームではここまでの不振を払しょくする見事な戦いぶりを見せた。

試合開始9分にMFエリク・ラメラの右CKをエースFWハリー・ケインが頭で合わせて先手を奪うと、16分にもボックス右に抜け出したラメラのクロスをファーのFWソン・フンミンがボレーで合わせて加点。前半終了間際の44分にはMFタンギ・エンドンベレのボール奪取からのショートカウンターを再びソン・フンミンがゴールで完結させる。
後半に入っても攻撃の手を緩めないトッテナムは、この試合がクラブ通算200試合目となったラメラが57分に見事な反転シュートを決めて自身のメモリアルゲームを自らのゴールで祝うと、72分にはエンドンベレのお膳立てからケインがトドメの5点目を奪い、圧巻のパフォーマンスで今季CL初勝利を手にした。

同試合後、ポチェッティーノ監督はクラブ公式サイトのインタビューでCLにおけるクラブ最多得点差での大勝を飾った一戦を振り返っている。
「(試合前に)私は2つのことを話していた。勝ち点3のために勝利が重要であること。また、我々の自信を回復するために勝利が必要であることを」

「最高の薬は試合に勝利し、且つ良いパフォーマンスを見せることだ。そういう意味で今日の我々はファンタスティックだった。今の気分は最高ではなく、良い気分といったところだね。我々にはまだ多くのやるべき仕事があるからだ。それでも、我々は良い方向に進んでいると思う」

アルゼンチン人指揮官は勝利という結果、チームのパフォーマンスに満足感を示した一方、今回の勝利がすべてを好転させるわけではないと今後に向けて気を引き締めることも忘れていない。

「我々は落ち着く必要がある。もちろん、勝利を祝うことは重要だが、同時にチームを改善していくために今後もハードワークを続ける必要があることを全員が理解している」

「ネガティブな動きを減らすうえで重要なことは、いつでも最初の小さなステップなんだ。フットボールにおいてもね。それは全員が理解していることだ」

最後に、ポチェッティーノ監督はポジティブな要素に溢れた今回の一戦で最も嬉しかったことについて問われると、「ファンとの繋がり、プレーヤーたちの戦う姿、結果、そのすべてを嬉しく思っている。5年前、チャンピオンズリーグでプレーすることが我々の夢だったことを忘れてはいけない。同時にこのような素晴らしい施設を持つことも夢だった。だから、今日のような勝利をみんなで祝うべきだ」と、エモーショナルな言葉で締めくくっている。

なお、今回の大勝によってひとつの危機を乗り越えたトッテナムだが、今週末に行われるプレミアリーグでは難攻不落のアンフィールドで首位リバプールとのビッグマッチが控える。

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ウォーカー「欠けていたのはアシストとゴールだけ」、近年プレミアで“過小評価選手”の代表格に挙がる元スパーズMFに新たな賛辞

近年のプレミアリーグで“過小評価されていた選手”として常に名前が挙がる元スパーズMFに、新たな賞賛の言葉が送られている。イギリス『Sport Bible』が伝えている。 2022年に広州富力(現・広州城)で現役を引退した元ベルギー代表MFムサ・デンベレは、2010年8月から2019年1月までフルアムとトッテナムのロンドン2クラブで活躍。とりわけ、マウリシオ・ポチェッティーノが率いたスパーズ時代には中盤の絶対的な主力に君臨していた。 185cmの恵まれた体躯と強靭なフィジカルに加え、足元の技術が非常に高く、ボールを持てば圧倒的なキープ力と高精度の左足を駆使したドリブル、パスで易々と局面を打開。守備時もそのフィジカルを活かして簡単にボールを奪い切り、ハイレベルのボックス・トゥ・ボックスとして評価を得ていた。 ただ、少なくない負傷離脱やゴール、アシストという目に見える貢献の少なさもあって、そのパフォーマンスに見合う評価を得られなかった。 それでも、トッテナム、ベルギー代表の同僚、同時期にプレミアリーグで対峙してきた多くのライバルは、「最強のチームメイト」、「最もタフな対戦相手」といった表現で怪物MFを称賛。恩師ポチェッティーノも「フットボールの天才」と激賞したこともあった。 そのデンベレに新たな賞賛の言葉を送ったのが、マンチェスター・シティのイングランド代表DFカイル・ウォーカー。 シティとイングランド代表で多くの名手と共演してきた右サイドバックは、元イングランド代表DFのリオ・ファーディナンド氏が運営するYouTube『Vibe with FIVE』で、これまで一緒にプレーした最高の選手について問われると、元スペイン代表MFダビド・シルバと共にスパーズ時代の同僚の名前を挙げた。 まずシティの元同僚で昨夏惜しまれながらも現役を引退したエル・マーゴについては「あなたが彼に悪いボールをパスしたとしても、彼はそれを良いボールのように見せてくれる。彼はあなたをより良く見せてくれる。ダビドはとても素晴らしかったよ。ケビン(・デ・ブライネ)はオールラウンダーだけど、ダビドは個人的なプレーヤーだった」と、称賛の言葉を送った。 多くの名手を抑え、そのシルバと共にすぐさま名前が挙がったデンベレについては、「スキャンダル」との独特な表現でその才能を絶賛している。 「ダビドあるいは、ムサ・デンベレのことは何度も言ってきた。彼はスキャンダルだ。デンベレに欠けていたのはアシストとゴールだけだけど、彼には馬鹿げたほどの才能があった。そんなことは許されるべきではなかったよ(笑)」 さらに、デンベレが現在のシティにフィットするかと問われると、「100万パーセント」と確信に満ちた返答を行っている。 2024.03.27 08:00 Wed
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「僕が何をしたってあの男は…」トッテナムで主力に成長のDFスペンス、かつての指揮官コンテから受けた冷遇振り返り「謙虚になりすぎた」

トッテナムで活躍するイングランド人DFジェド・スペンスは、これまで正当な扱いを受けていなかったと不満を漏らした。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。 2022年夏に、ミドルズブラからトッテナム加入を果たしたスペンス。しかし当時の指揮官だったアントニオ・コンテ監督からは冷遇され、チームで居場所を得られず。その後、2023年夏からクラブにはアンジェ・ポステコグルー監督が就任したが、ここでも信頼を掴めなかったことでレンタル移籍が続いていた。 昨夏トッテナムへ復帰するも、ポステコグルー監督からの評価は上がらぬまま、序盤はベンチが定位置に。それでも、負傷者続出の影響もあってシーズン中盤から出場機会を掴むとついに真価を発揮し、ここまで公式戦24試合2ゴール2アシストを記録している ファンからの評価も鰻登りのスペンスだが、やはりこれまで受けていた扱いには不満だった様子。元イングランド代表DFであるリオ・ファーディナンド氏との対談の中でスペンスは、トッテナムでのこれまでのキャリアを振り返り不満を口にしつつ、ようやく掴んだ現在の充実をキープしたいと意気込んでいる。 「(コンテ監督からの扱いに)良い気分ではなかった。特にあの時、クラブにやって来た時は自信に満ち、興奮していたんだ。前所属先で昇格を勝ち取ったばかりだったしね」 「そこから、レンガの壁にぶつかったような気分になった。自信も少し打ち砕かれてしまったよ。僕は若い選手だったし、(望む補強ではなかったと)監督から聞いて良い気分にはなれないさ」 「その時は、くだらないと思っていた。良い気分でもなかった。練習に行く時だって『自分は何をやっているんだろう』と思っていたよ。僕が何をしたって、あの男(コンテ)は何も喜んでいなかったと思う」 「だから、たとえ正しいことをしたとしても、『自分は正しいことをしたのか?』という感じだった。彼はあまり褒めてくれる男ではないからね」 「監督からの評価なんて必要ないって思うようになるんだ。何があっても『あぁ』となるだけだ。彼と会話したのは、おそらく1回だけだった」 「そこから新しい監督が来れば、『よし、全員に公平なチャンスが与えられるはずだ。彼(ポステコグルー)は全員に目を向けてくれる』と思うものだろう。でも、僕の扱いを見れば本当にそうだったとは思わない。それもフットボールというゲームの一部だけどね。公平ではないんだ」 「ポステコグルー監督は基本的に、クラブから出て違うところでプレーする必要があると言っただけだった。そしてそれが、僕がリーズに行くことになったきっかけでもある」 「自分に相応しいと思うチャンスが得られないこともあるさ。でも、僕は常に自分が十分に優れていると理解していた。人々は『彼が2度目のチャンスを得て、うまくやっているのは良いことだ』と言う。でも、僕に最初のチャンスが本当にあったとは思わない」 「これこそ僕の最初のチャンスであり、それを掴んだんだ。一生懸命努力し、一貫性を保ち、準備ができていたことを嬉しく思う」 「(トッテナム加入時は)謙虚になりすぎたせいで、自分を犠牲にしていたとも思う。何もせず、何も言わなければ、物事は自然に起こると思っていたんだ。でも、時には自分を表現しなくてはならない」 「トッテナムでの最初の年、ここはトッテナムだからと考え、選手や周囲に少し敬意を払いすぎたと思う。(ミドルズブラからレンタル移籍していた)ノッティンガム・フォレストを出て、来たのはプレミアリーグのトップ6だ。『ふー、これはすごい』と思っていた」 「でも、彼らに敬意を払いすぎたせいで、自分らしくいられなかった。僕がそこに行ったとき、ハリー・ケインやソニー(ソン・フンミン)のような大物たちを見て、誰の足も踏みたくなかったんだ」 「でも、そうやって自分の本来あるべき姿を表現しなかったのが、おそらく僕の最大の失敗だった。今シーズンはそれが変わったと言えるね。もう無駄にする時間はない。取りに行かなければならない。今がその時だ」 2025.03.25 18:45 Tue

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